78 / 404
由貴の過去・後編
8
しおりを挟む
颯から気をつけろって言われてから少しした頃。
「兄貴ー!なぁ、由貴さあっちの家にきてるか?」
「由貴?いや。…………そういや、最近、見ない」
「由貴のクラスの奴に聞いたら最近、無断欠席してるって」
「由貴が?」
おかしいな。
由貴、休む時は連絡してるって言ってたんだけどな。
「翼。お前、馬鹿か?」
それを颯太に言うと、馬鹿扱いされた。
「え?」
「俺言ったよな?龍廉の奴らが狙ってるって」
「颯は奴らの仕業って」
「あぁ。俺はあの子がいなくなるのは、龍廉の仕業って思ってる」
確かに。
由貴は黙っていなくなるタイプじゃない。
「探す。由貴を探すから手伝えよ、颯」
「りょーかい」
こうして、俺達は由貴探しを始めた。
由貴が痛め付けられてるとは知らずに。
「ここに、いるのか?」
「あぁ」
「行くぞ!」
「翼。手かしてもいい。ただ、由貴くんに気持ちを言うこと」
「だな。由貴、自分の気持ち自覚したみたいだしな」
「うし。行くか」
そして、俺たちは由貴のいる倉庫へ足を向けた。
俺たちが倉庫に着くと、由貴は今にも殺されそうな時だった。
「こんなぼろぼろの奴、翼いらないだろう?」
「だな。やっちゃうか?」
「多少のことならリーダーがもみ消すしな」
こいつら最低だな。
由貴をヤらせはしない。
「由貴から手を離せ!」
俺はそう言いながら、扉をあけた。
由貴は血だらけで倒れていた。
こいつら、俺の由貴に。
いい度胸してんな。
「お前らよくも由貴を痛め付けてくれたな!」
「待て!翼」
「止めるなよ?」
「馬鹿。由貴くん死んじゃうよ」
「っ颯。こいつら好きにしろ。俺は病院に行くから」
「りょーかい」
??
颯の奴なんか楽しそうだな。
「由貴。病院連れて行ってやるから少し我慢してくれな」
「つ……」
由貴は何か話そうとしたけど、上手くしゃべれないみたいだ。
「いい。寝てろ」
俺は車をぶっ飛ばして病院に向かう。
由貴は身体中に打撲と傷だけだったからしばらく入院することに。
由貴の家族には智に連絡を入れさせた。
由貴はしばらく目を覚まさなかった。
多分疲れてるからだろうからとは思うけど。
そして、由貴が目を覚ましたのは一週間たってからだった。
「兄貴ー!なぁ、由貴さあっちの家にきてるか?」
「由貴?いや。…………そういや、最近、見ない」
「由貴のクラスの奴に聞いたら最近、無断欠席してるって」
「由貴が?」
おかしいな。
由貴、休む時は連絡してるって言ってたんだけどな。
「翼。お前、馬鹿か?」
それを颯太に言うと、馬鹿扱いされた。
「え?」
「俺言ったよな?龍廉の奴らが狙ってるって」
「颯は奴らの仕業って」
「あぁ。俺はあの子がいなくなるのは、龍廉の仕業って思ってる」
確かに。
由貴は黙っていなくなるタイプじゃない。
「探す。由貴を探すから手伝えよ、颯」
「りょーかい」
こうして、俺達は由貴探しを始めた。
由貴が痛め付けられてるとは知らずに。
「ここに、いるのか?」
「あぁ」
「行くぞ!」
「翼。手かしてもいい。ただ、由貴くんに気持ちを言うこと」
「だな。由貴、自分の気持ち自覚したみたいだしな」
「うし。行くか」
そして、俺たちは由貴のいる倉庫へ足を向けた。
俺たちが倉庫に着くと、由貴は今にも殺されそうな時だった。
「こんなぼろぼろの奴、翼いらないだろう?」
「だな。やっちゃうか?」
「多少のことならリーダーがもみ消すしな」
こいつら最低だな。
由貴をヤらせはしない。
「由貴から手を離せ!」
俺はそう言いながら、扉をあけた。
由貴は血だらけで倒れていた。
こいつら、俺の由貴に。
いい度胸してんな。
「お前らよくも由貴を痛め付けてくれたな!」
「待て!翼」
「止めるなよ?」
「馬鹿。由貴くん死んじゃうよ」
「っ颯。こいつら好きにしろ。俺は病院に行くから」
「りょーかい」
??
颯の奴なんか楽しそうだな。
「由貴。病院連れて行ってやるから少し我慢してくれな」
「つ……」
由貴は何か話そうとしたけど、上手くしゃべれないみたいだ。
「いい。寝てろ」
俺は車をぶっ飛ばして病院に向かう。
由貴は身体中に打撲と傷だけだったからしばらく入院することに。
由貴の家族には智に連絡を入れさせた。
由貴はしばらく目を覚まさなかった。
多分疲れてるからだろうからとは思うけど。
そして、由貴が目を覚ましたのは一週間たってからだった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる