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由貴の過去・前編
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「由貴くん!!」
「颯太……?」
「またお前かよ」
悪かったね!!
また、俺で。
由貴くんを抱き寄せると熱あるみたいで微かに熱かった。
「体調悪いなら無茶しちゃダメでしょ?」
「大丈夫っ」
「由貴。兄貴を殺したお前が幸せになんかなれると思うなよ!」
「・・・・・・わかってる。俺が翼を殺したようなもんだ……」
,俺は気がつけばそいつの胸ぐらを掴んでいた。
「由貴くんが翼を殺した?」
「あんたには関係ないだろうがっ!」
「翼には頭の悪い弟がいたんだね」
「兄貴を知らないあんたにとやかく言われたくない」
「無知は怖いね!俺も翼のチームにいたよ。一応四天王て呼ばれていたんだけど?」
「兄貴のチームのやつが何で由貴を構うんだよ!」
そう叫ぶそいつを無視して由貴くんの手を掴んだ。
「由貴くん帰ろう?」
「先輩?」
「いいから」
「おい!勝手に由貴を連れて行くなよ」
「それは無理だね」
「由貴があんたの彼氏とか言うのか?」
そんなこと言えば由貴くんが傷つくってわかってるのに。
由貴くんに思わせぶりな態度はとっちゃいけないのに、コイツがむかつくから……。
「そうだよ。由貴くんは俺の彼氏だよ」
思わずそう言ってた。
「ごめんね」
「いいんだ。……颯太」
「何?」
「気になるか?アイツのこと」
気にならないと言えば嘘になる。
俺は由貴くんを恋愛感情として見れないとあの時言った。
たまり場に来なくなったあと何があったのか知りたい。
「知りたい。教えてよ」
「いいよ。教えてやるよ」
由貴くんはそう言って話し始めた。
「颯太……?」
「またお前かよ」
悪かったね!!
また、俺で。
由貴くんを抱き寄せると熱あるみたいで微かに熱かった。
「体調悪いなら無茶しちゃダメでしょ?」
「大丈夫っ」
「由貴。兄貴を殺したお前が幸せになんかなれると思うなよ!」
「・・・・・・わかってる。俺が翼を殺したようなもんだ……」
,俺は気がつけばそいつの胸ぐらを掴んでいた。
「由貴くんが翼を殺した?」
「あんたには関係ないだろうがっ!」
「翼には頭の悪い弟がいたんだね」
「兄貴を知らないあんたにとやかく言われたくない」
「無知は怖いね!俺も翼のチームにいたよ。一応四天王て呼ばれていたんだけど?」
「兄貴のチームのやつが何で由貴を構うんだよ!」
そう叫ぶそいつを無視して由貴くんの手を掴んだ。
「由貴くん帰ろう?」
「先輩?」
「いいから」
「おい!勝手に由貴を連れて行くなよ」
「それは無理だね」
「由貴があんたの彼氏とか言うのか?」
そんなこと言えば由貴くんが傷つくってわかってるのに。
由貴くんに思わせぶりな態度はとっちゃいけないのに、コイツがむかつくから……。
「そうだよ。由貴くんは俺の彼氏だよ」
思わずそう言ってた。
「ごめんね」
「いいんだ。……颯太」
「何?」
「気になるか?アイツのこと」
気にならないと言えば嘘になる。
俺は由貴くんを恋愛感情として見れないとあの時言った。
たまり場に来なくなったあと何があったのか知りたい。
「知りたい。教えてよ」
「いいよ。教えてやるよ」
由貴くんはそう言って話し始めた。
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