LOVE☆GAME

GAMEしようか？

9

「由貴くん。大丈夫？｣
「…………｣



はっきりいって大丈夫じゃない。



「指だけで満足だなんて言わせないよ？｣
「先輩？｣
「欲しいって言って？｣
「あっやんっ｣



わざと外して触れてくる。




「いや？いやじゃなくてもっとじゃないの？｣



先輩は俺の太股を舐めてきた。



「いっ…………｣
「痛かった？｣
「何して……｣



よく見ると先輩は太股に"跡"つけていた。



「由貴くん欲しい？欲しいなら名前で呼んで？｣
「……颯太｣
「うん？｣



俺は颯太のシャツを掴みながら言った。




「挿れて｣と。




そういうと颯太はにっこり微笑みながら額にキスをしてきた。
ジーンズから取り出したそれはすでに大きく反り勃っていた。


「触ってもいないのに｣
「由貴くんが可愛いから｣
「可愛くなんかないっ｣
「由貴くん。力まないでね｣



無理な話だった。
指とじゃ全く違うそれ。



熱の塊のそれを颯は押し当てる。


「っ｣
「痛い？ゆっくり息吐いて？｣



串刺しにされたかのような気分だった。


「いい子だね｣



まるで子供に言い聞かせるかのような言い方をする先輩。
先輩の髪にそっと触れた。




「どうしたの？まだキツい？｣
「平気だからっ｣
「平気だからどうしたの？｣


先輩は俺に言わせる。
どうして欲しいのかを。




「言わないとこのままだよ？｣
「っ…………｣
「んあっ｣



颯太はわずかに外して突いてくる。



「由貴くん。そんな可愛い声で鳴かれたら我慢できないんだけど｣
「我慢なんてするなよ！｣
「…………じゃあ動くよ？｣



そう言いながら颯太は腰を動かしていた。