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No.14
家族-6
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「ん…………」
あ、冷たい。
誰かが触ってる。
誰だろう??
春斗さんかな?
「あ、起きた?大丈夫?キツくない?」
「大丈夫です」
頭ぼーとするし、ふらふらするけど。
「…………熱あるのに?」
「寝てれば大丈夫ですから」
「悠奈ちゃん。キツい時は言ってくれなきゃわかんないよ」
春斗さんは甘えて欲しいって言う。
でも。
甘えるってよくわかんない。
昔から私は放置されていたから。
体調悪くても寝てれば治ったし。
「…………」
言って嫌われないかな?
「春斗さん」
「うん?」
「そばにいて下さい」
春斗さんは一瞬驚きはしたものの笑みを浮かべていた。
「いいよ。悠奈ちゃんがいて欲しいならずっといるから」
そう言いながら春斗さんは私の手を握って頭を撫でてくれた。
あ、冷たい。
誰かが触ってる。
誰だろう??
春斗さんかな?
「あ、起きた?大丈夫?キツくない?」
「大丈夫です」
頭ぼーとするし、ふらふらするけど。
「…………熱あるのに?」
「寝てれば大丈夫ですから」
「悠奈ちゃん。キツい時は言ってくれなきゃわかんないよ」
春斗さんは甘えて欲しいって言う。
でも。
甘えるってよくわかんない。
昔から私は放置されていたから。
体調悪くても寝てれば治ったし。
「…………」
言って嫌われないかな?
「春斗さん」
「うん?」
「そばにいて下さい」
春斗さんは一瞬驚きはしたものの笑みを浮かべていた。
「いいよ。悠奈ちゃんがいて欲しいならずっといるから」
そう言いながら春斗さんは私の手を握って頭を撫でてくれた。
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