あなたが遊びでも私は本気でした。~高校教師と女子高生の恋物語~

葉月カイト

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高校2年生•2学期

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体育祭の準備が始まり、先生に会う機会が減った。
それはそれで良かった。




みんなに変なこと言われないですむから。





運営委員も忙しかったけど。
クラス委員も忙しいんだよね。




何が足りないとか。
各競技の練習やらに追われていた。
私自身疲れているのに気づかないくらいに。
朝、なんとなくダルいなとは思っていた。





「唯月さん、顔色めっちゃ悪いで大丈夫か?」
「え?そう?大丈……」




大丈夫そう言おうとしたら立ちくらみがした。




「保健室で休むか?」
「大丈夫!みんな頑張ってるんだし」




きっと無理したのがいけなかったんだと思う。




「唯月さん。どないしたん?」
「気持ち悪い」
「なら、鷹大先生読んでくるな」




うぅ"ー。
マジ吐きそう。




しばらくして猪熊くんと鷹兄がやってきた。





「はるか気持ち悪いか?」
「鷹兄……」
「なんだ?」
「吐きそう」




我慢の限界で私はその場で吐いてしまった。



「猪熊。はるか早退させるからあの馬鹿吉仲先生に伝えてくれないか?」
「せやな。唯月さん何も心配せんでゆっくり休んどき」





猪熊くんにそう言われ私はそのまま眠りについた。








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