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高校1年生・1学期
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猪熊くんが私たちの仲間になってしばらくした頃。
私は猪熊くんに聞いてみた。
「ねぇ、猪熊君って大阪の人?」
「えっ?あぁ、俺10歳まで大阪にいたから、たまに大阪弁使ってるのはそのせい。悠也も親父たちが離婚するまで大阪にいたしな」
「ふぅん……」
実家は神奈川にあるんだって。
高校には寮に入ってるらしい。
「でも、俺久々に風也のキレっぷり見てみたかったなぁー!」
「悠也、お前ウザイ!」
「風也。俺は心配して……」
「心配かけたのは悪い思ってるけどウザイもんはウザイ!」
「何ぃー!!」
2人は仲良いよね。
まぁ。
双子だしね。
しばらく見守ってたけど。
ケンカおさまらないし。
仕方ないな。
「今は食事中!少しは静かにしてくれる」
「……ハイ」
??
なんだろう?
怯えた顔して。
それからしばらくして夏がやってきた。
「あ・つ・いー!!」
確かに今日は暑いけど、叫ぶと余計に暑くなるのに。
「仲川君。暑いって言うと余計に暑いよ。ねぇ?猪熊君」
「せやな」
「ね、暑苦しい悠也ほっといてさ、図書館に行かない?」
「暑苦しいってひどっ……ん?唯月さん?」
「えっ?」
急になんだろう??
「めちゃくちゃ顔色悪いぞ?大丈夫か?」
「大丈夫だよ」
……。
何で仲川くんにはわかるんだろう??
「それより、図書館行こう?」
「うん。行こ…う?」
やばっ。
めまいがっ。
「唯月さん!!」
気持ち悪い。
でも、心配かけれない。
「大丈夫だ、よ」
!?
仲川くん。
何してっ
「!?な、仲川君!?」
「あすか、風也。俺、唯月さんを保健室に連れて行くから」
「わかった。じゃあ、あとでおいでよ」
そのまま抱き上げられ保健室に。
この格好恥ずかしいんだけど。
「貧血?」
「あぁ。だから大丈夫だ!」
先生に言われてしばらく保健室で休むことに。
私は猪熊くんに聞いてみた。
「ねぇ、猪熊君って大阪の人?」
「えっ?あぁ、俺10歳まで大阪にいたから、たまに大阪弁使ってるのはそのせい。悠也も親父たちが離婚するまで大阪にいたしな」
「ふぅん……」
実家は神奈川にあるんだって。
高校には寮に入ってるらしい。
「でも、俺久々に風也のキレっぷり見てみたかったなぁー!」
「悠也、お前ウザイ!」
「風也。俺は心配して……」
「心配かけたのは悪い思ってるけどウザイもんはウザイ!」
「何ぃー!!」
2人は仲良いよね。
まぁ。
双子だしね。
しばらく見守ってたけど。
ケンカおさまらないし。
仕方ないな。
「今は食事中!少しは静かにしてくれる」
「……ハイ」
??
なんだろう?
怯えた顔して。
それからしばらくして夏がやってきた。
「あ・つ・いー!!」
確かに今日は暑いけど、叫ぶと余計に暑くなるのに。
「仲川君。暑いって言うと余計に暑いよ。ねぇ?猪熊君」
「せやな」
「ね、暑苦しい悠也ほっといてさ、図書館に行かない?」
「暑苦しいってひどっ……ん?唯月さん?」
「えっ?」
急になんだろう??
「めちゃくちゃ顔色悪いぞ?大丈夫か?」
「大丈夫だよ」
……。
何で仲川くんにはわかるんだろう??
「それより、図書館行こう?」
「うん。行こ…う?」
やばっ。
めまいがっ。
「唯月さん!!」
気持ち悪い。
でも、心配かけれない。
「大丈夫だ、よ」
!?
仲川くん。
何してっ
「!?な、仲川君!?」
「あすか、風也。俺、唯月さんを保健室に連れて行くから」
「わかった。じゃあ、あとでおいでよ」
そのまま抱き上げられ保健室に。
この格好恥ずかしいんだけど。
「貧血?」
「あぁ。だから大丈夫だ!」
先生に言われてしばらく保健室で休むことに。
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