63 / 151
第63話 俺、vsロンメル
しおりを挟む
「知らんなぁ。恐らくオリジナルの魔法か、何かしらのパッシブスキルだろうが……」
「申し訳ありません。私もとっさの事でよく覚えていないのです」
「ネア、ここは危険だ。遠くへ避難して欲しい」
「わかりました。ご武運を」
ネアは俺達一人ひとりに礼をし、小走りで走り去っていった。
「一体、王女様とロンメルは何処に居るんだ?」
「僕が察知したのは謁見の間です。まだ恐らくそこに」
「そうか、じゃあとっと行っちまおう」
「うむ、王女様の身が心配である。某も急いだほうが良いだろう。皆の者、某に続け!」
アンドリューが走りだすと、エスカとファースも走りだした為、俺は置いてきぼりをくらうまいと
アーサーとエルを脇に抱えて走りだす。
先行した3人の後を追い、幾つかの長廊下を抜け、追いつくと3人は巨大な扉の前で待機していた。
「何で突入しないんだ?」
「今ファースがロンメルと王女様の状態を確認しています。お兄様それが済むまで――」
「ウルルァ! カチコミだ! オラァ!」
俺は、エスカの言葉を無視し、渾身のヤクザキックでドアを蹴破り中へと入っていく。
左右を見ると護衛の兵士や臣下もやはり石像と化していた。
「なにッ!? てめぇらは!! どうやってあの魔障防壁を破った!?」
俺は王座らしき豪華な椅子にもたれながら、狼狽えている紫フードの男の台詞を無視し、王女の状態を確認する。
猿ぐつわを噛まされ、手はロープで縛られているが命に別状はなさそうに見える。
俺はアーサーとエルを離し、腕を組みつつローブの男を真っ直ぐに見据えた。
二人を離したと同時に後ろから幾人かの足音が聞こえてきた。どうやら騎士団の面々が突入してきたようだ。
「人の名前尋ねる時はまず自分からって習わなかったのか? あ? 王様になろうって人間がそんな礼儀も知らないの?」
「反逆者め! この勇者アーサーが許さないぞ!」
「う……わ悪趣味なローブ、気持ち悪い……死ねばいいのに」
「ロンメル! 愚かな奴! 貴様であればそれなりの地位に就けたものを!」
「ロンメルさん……」
「なんと、なんと馬鹿な事を。ロンメル、某はお主を――」
俺達がロンメルに対し、言いたいことを言っていると、ワナワナと手を震わせながら裾からナイフを取り出し、王女様の喉元に押し付けた。
「黙れ黙れ黙れッ! 黙らなければ王女を殺すぞ!」
「ガイドウ流剣術奥義 後牙一閃」
俺はインベントリから刀を取り出し、その場で抜刀しすぐに鞘に戻す。
「馬鹿か? 俺とてめぇの距離がどれだけ離れてると――ぎゃああああああッ!!」
「誰でも良い! 王女様を連れてここから離れろ!」
「王女様! 失礼致します!」
王女様がファースにお姫様抱っこされながら、謁見の間から出て行くのを確認する。
目の前のロンメルはというと、椅子からずり落ち、前のめりになって背中を抑えようとしていた。
「ぐああああ!!!!」
「王女様を殺そうとするとか、もう色々と終わってんな。背中からドバドバ血出てるぞ? 止血しねぇと死ぬな。これは」
「クソ馬鹿が! ここでてめぇらを皆殺しにした後、ファースをぶっ殺せば……」
俺はかかとを地面を軽く叩くと、かかとから一匹の蜘蛛が出現し、俺の手のひらへ登ってくる。
俺はそれをロンメルのすぐ側へと放る。
「なん、だ? このちっせぇ蜘蛛みたいなモンスターは?」
「それさ、エキスパンションスパイダーっつってな。主の半径1キロ圏内の声を拡大するってジョークガジェットなんだけどさ。俺はこいつを全ての住宅区や酒場、広場なんかにばら撒いてきたんだよね。何が言いたいかっつーとだな。この謁見の間に入ってきた時点で拡張機能オンにしたから、お前との今までの会話ぜーんぶ筒抜けなんだよね」
「なん……だと?」
「もう二度と王様ごっこ出来ないねぇ?」
ロンメルは側にあるエキスパンションスパイダーを握りつぶした。
「クソッ! クソがあああああああッ!!」
ロンメルが雄叫びをあげた瞬間、ロンメルの影が突如巨大化し謁見の間全体が包み込まれた。
俺は一瞬あっけにとられたがなんともないことがわかり、確認のために後ろを振り向くと
アーサー以外の騎士団の面々とエルが完全に石化していた。
「なに? 一体なにが?」
「へへへへへ、ヒャーはハハハははは!!」
俺は笑い声に釣られて前を向くと、そこには致命傷であった筈のロンメルがケタケタと笑いながら立っていた。
自らの第六感が警鈴を鳴らしている気がした。
俺は足のミニマムブースターを起動させ、アーサーの側へとバックステップする。
「お師匠様! あれは一体!?」
「わからねぇ! 突然何が起こったんだ!? それよりアーサー、お前なんともないのか!?」
「ハイ! お師匠様のくれた腕輪のおかげみたいです!」
「エルは……レジストできなかったか。失態だ! こんなことなら、エスカやエルに優秀なアクセサリーなり防具なり渡しておくべきだった!」
俺は後悔の念を抱きつつ、ロンメルを注視する。
依然としてケタケタと首を前後に揺らし、笑い転げているロンメルに言いようのない不気味さを感じた。
俺はロンメルに鑑定スキルを無詠唱で掛け、出てきた文字に驚愕する。
すべての項目がUnknownで埋まっていたのだ。
「な、に? アンノウン……だと?」
「どうなさったんですか? お師匠様?」
「ひとつ、わかった事がある。俺達の目の前にいるあれは生物じゃねぇって事だ……」
「そ、それってどういう――」
「今から俺とお前で相手すんのは正真正銘の化物って事だ! 気合入れろ! 下手打ったら俺もお前もここで死ぬぞ!」
俺は前に躍り出て、思いっきり腹の底から声を出す。
「外着ッ!」
俺の前に魔法陣が現れ、頭から順に出現し、外格がバキャッ!という音と共に外れ自動的に俺へと着装されていく。
「ゲイン様、ご機嫌麗しゅう」
「ネメシス! 悪いが反応している時間はない! ログを見てくれ!」
「全て未確認……ですか」
「そうだ! この世界に来て以来のガチエマージェンシーだ!」
「たとえ未確認でも、この地に足で立ってる。それは生物に他なりません」
「何言ってんだ! こんな時に! とんち聞くために外着したんじゃねーんだぞ!」
「元を断ってしまえば良いのでは? うってつけの武器があります。 【バースティック・マナ・ブレイカー 神威】の使用を提案致します」
「その手があったか! いやしかし、俺が撃つのか。それだと時間稼ぐのが――」
「撃つのはゲイン様ではございません。彼です」
「ええええええええええええ!?」
謎の未確認生命体となったロンメルを前に俺の絶叫が響き渡った。
「申し訳ありません。私もとっさの事でよく覚えていないのです」
「ネア、ここは危険だ。遠くへ避難して欲しい」
「わかりました。ご武運を」
ネアは俺達一人ひとりに礼をし、小走りで走り去っていった。
「一体、王女様とロンメルは何処に居るんだ?」
「僕が察知したのは謁見の間です。まだ恐らくそこに」
「そうか、じゃあとっと行っちまおう」
「うむ、王女様の身が心配である。某も急いだほうが良いだろう。皆の者、某に続け!」
アンドリューが走りだすと、エスカとファースも走りだした為、俺は置いてきぼりをくらうまいと
アーサーとエルを脇に抱えて走りだす。
先行した3人の後を追い、幾つかの長廊下を抜け、追いつくと3人は巨大な扉の前で待機していた。
「何で突入しないんだ?」
「今ファースがロンメルと王女様の状態を確認しています。お兄様それが済むまで――」
「ウルルァ! カチコミだ! オラァ!」
俺は、エスカの言葉を無視し、渾身のヤクザキックでドアを蹴破り中へと入っていく。
左右を見ると護衛の兵士や臣下もやはり石像と化していた。
「なにッ!? てめぇらは!! どうやってあの魔障防壁を破った!?」
俺は王座らしき豪華な椅子にもたれながら、狼狽えている紫フードの男の台詞を無視し、王女の状態を確認する。
猿ぐつわを噛まされ、手はロープで縛られているが命に別状はなさそうに見える。
俺はアーサーとエルを離し、腕を組みつつローブの男を真っ直ぐに見据えた。
二人を離したと同時に後ろから幾人かの足音が聞こえてきた。どうやら騎士団の面々が突入してきたようだ。
「人の名前尋ねる時はまず自分からって習わなかったのか? あ? 王様になろうって人間がそんな礼儀も知らないの?」
「反逆者め! この勇者アーサーが許さないぞ!」
「う……わ悪趣味なローブ、気持ち悪い……死ねばいいのに」
「ロンメル! 愚かな奴! 貴様であればそれなりの地位に就けたものを!」
「ロンメルさん……」
「なんと、なんと馬鹿な事を。ロンメル、某はお主を――」
俺達がロンメルに対し、言いたいことを言っていると、ワナワナと手を震わせながら裾からナイフを取り出し、王女様の喉元に押し付けた。
「黙れ黙れ黙れッ! 黙らなければ王女を殺すぞ!」
「ガイドウ流剣術奥義 後牙一閃」
俺はインベントリから刀を取り出し、その場で抜刀しすぐに鞘に戻す。
「馬鹿か? 俺とてめぇの距離がどれだけ離れてると――ぎゃああああああッ!!」
「誰でも良い! 王女様を連れてここから離れろ!」
「王女様! 失礼致します!」
王女様がファースにお姫様抱っこされながら、謁見の間から出て行くのを確認する。
目の前のロンメルはというと、椅子からずり落ち、前のめりになって背中を抑えようとしていた。
「ぐああああ!!!!」
「王女様を殺そうとするとか、もう色々と終わってんな。背中からドバドバ血出てるぞ? 止血しねぇと死ぬな。これは」
「クソ馬鹿が! ここでてめぇらを皆殺しにした後、ファースをぶっ殺せば……」
俺はかかとを地面を軽く叩くと、かかとから一匹の蜘蛛が出現し、俺の手のひらへ登ってくる。
俺はそれをロンメルのすぐ側へと放る。
「なん、だ? このちっせぇ蜘蛛みたいなモンスターは?」
「それさ、エキスパンションスパイダーっつってな。主の半径1キロ圏内の声を拡大するってジョークガジェットなんだけどさ。俺はこいつを全ての住宅区や酒場、広場なんかにばら撒いてきたんだよね。何が言いたいかっつーとだな。この謁見の間に入ってきた時点で拡張機能オンにしたから、お前との今までの会話ぜーんぶ筒抜けなんだよね」
「なん……だと?」
「もう二度と王様ごっこ出来ないねぇ?」
ロンメルは側にあるエキスパンションスパイダーを握りつぶした。
「クソッ! クソがあああああああッ!!」
ロンメルが雄叫びをあげた瞬間、ロンメルの影が突如巨大化し謁見の間全体が包み込まれた。
俺は一瞬あっけにとられたがなんともないことがわかり、確認のために後ろを振り向くと
アーサー以外の騎士団の面々とエルが完全に石化していた。
「なに? 一体なにが?」
「へへへへへ、ヒャーはハハハははは!!」
俺は笑い声に釣られて前を向くと、そこには致命傷であった筈のロンメルがケタケタと笑いながら立っていた。
自らの第六感が警鈴を鳴らしている気がした。
俺は足のミニマムブースターを起動させ、アーサーの側へとバックステップする。
「お師匠様! あれは一体!?」
「わからねぇ! 突然何が起こったんだ!? それよりアーサー、お前なんともないのか!?」
「ハイ! お師匠様のくれた腕輪のおかげみたいです!」
「エルは……レジストできなかったか。失態だ! こんなことなら、エスカやエルに優秀なアクセサリーなり防具なり渡しておくべきだった!」
俺は後悔の念を抱きつつ、ロンメルを注視する。
依然としてケタケタと首を前後に揺らし、笑い転げているロンメルに言いようのない不気味さを感じた。
俺はロンメルに鑑定スキルを無詠唱で掛け、出てきた文字に驚愕する。
すべての項目がUnknownで埋まっていたのだ。
「な、に? アンノウン……だと?」
「どうなさったんですか? お師匠様?」
「ひとつ、わかった事がある。俺達の目の前にいるあれは生物じゃねぇって事だ……」
「そ、それってどういう――」
「今から俺とお前で相手すんのは正真正銘の化物って事だ! 気合入れろ! 下手打ったら俺もお前もここで死ぬぞ!」
俺は前に躍り出て、思いっきり腹の底から声を出す。
「外着ッ!」
俺の前に魔法陣が現れ、頭から順に出現し、外格がバキャッ!という音と共に外れ自動的に俺へと着装されていく。
「ゲイン様、ご機嫌麗しゅう」
「ネメシス! 悪いが反応している時間はない! ログを見てくれ!」
「全て未確認……ですか」
「そうだ! この世界に来て以来のガチエマージェンシーだ!」
「たとえ未確認でも、この地に足で立ってる。それは生物に他なりません」
「何言ってんだ! こんな時に! とんち聞くために外着したんじゃねーんだぞ!」
「元を断ってしまえば良いのでは? うってつけの武器があります。 【バースティック・マナ・ブレイカー 神威】の使用を提案致します」
「その手があったか! いやしかし、俺が撃つのか。それだと時間稼ぐのが――」
「撃つのはゲイン様ではございません。彼です」
「ええええええええええええ!?」
謎の未確認生命体となったロンメルを前に俺の絶叫が響き渡った。
0
お気に入りに追加
1,539
あなたにおすすめの小説


World of Fantasia
神代 コウ
ファンタジー
ゲームでファンタジーをするのではなく、人がファンタジーできる世界、それがWorld of Fantasia(ワールド オブ ファンタジア)通称WoF。
世界のアクティブユーザー数が3000万人を超える人気VR MMO RPG。
圧倒的な自由度と多彩なクラス、そして成長し続けるNPC達のAI技術。
そこにはまるでファンタジーの世界で、新たな人生を送っているかのような感覚にすらなる魅力がある。
現実の世界で迷い・躓き・無駄な時間を過ごしてきた慎(しん)はゲーム中、あるバグに遭遇し気絶してしまう。彼はゲームの世界と現実の世界を行き来できるようになっていた。
2つの世界を行き来できる人物を狙う者。現実の世界に現れるゲームのモンスター。
世界的人気作WoFに起きている問題を探る、ユーザー達のファンタジア、ここに開演。
おっさんの異世界建国記
なつめ猫
ファンタジー
中年冒険者エイジは、10年間異世界で暮らしていたが、仲間に裏切られ怪我をしてしまい膝の故障により、パーティを追放されてしまう。さらに冒険者ギルドから任された辺境開拓も依頼内容とは違っていたのであった。現地で、何気なく保護した獣人の美少女と幼女から頼られたエイジは、村を作り発展させていく。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
今日から始める最強伝説 - 出遅れ上等、バトル漫画オタクは諦めない -
ふつうのにーちゃん
ファンタジー
25歳の春、転生者クルシュは祖国を出奔する。
彼の前世はしがない書店経営者。バトル漫画を何よりも愛する、どこにでもいる最強厨おじさんだった。
幼い頃の夢はスーパーヒーロー。おじさんは転生した今でも最強になりたかった。
その夢を叶えるために、クルシュは大陸最大の都キョウを訪れる。
キョウではちょうど、大陸最強の戦士を決める竜将大会が開かれていた。
クルシュは剣を教わったこともないシロウトだったが、大会に出場することを決める。
常識的に考えれば、未経験者が勝ち上がれるはずがない。
だがクルシュは信じていた。今からでも最強の座を狙えると。
事実、彼の肉体は千を超える不活性スキルが眠る、最強の男となりうる器だった。
スタートに出遅れた、絶対に夢を諦めないおじさんの常勝伝説が始まる。

神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる