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第8話 俺、依頼を受ける
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俺はギルドマスターのヴァルガスに催促され部屋の中へと入る。
「ここが、俺の部屋だとっとと入れ」
「あぁ」
「で……改めてって所なんだがお前何者なんだ? なんでこの街に来た?
お前がべらぼうに強ぇのは、実は闘う前からわかってた。ひと目でわかったぜ。こりゃ、やべぇのが来たなってな」
ニヤつきながら俺を、舐め回す様に見てくるヴァルガス。
「えっと……、俺は武者修行の為に山奥で暮らしてたんだが、全ての修行を終えたから人里に降りてきたんだ」
俺は、いつか誰かに聞かれると思ってネメシスと共に作った身の上話を話す。
「ほ~う、そうなのか。ずっと気になってたんだが、お前の面つら見てみたいんだが良いか?」
「ん? ああ、構わないよ」
「それフルプレートだろ? 外すの手伝ってやる」
「いや、大丈夫だ」
俺は後頭部の首の付け根辺りに、グッと両手の親指を押し込む。するとプシュー……と空気が漏れ出る様な音がし、小さな煙を上げると外格のヘッドが外れる。
「全く、お前を見てると退屈しねぇな」
「そりゃどうも」
「黒髪に黒目か珍しいな」
この世界の住人の髪や目は皆かなり、ハイカラな色をしている。
黒髪黒目は珍しいらしい。
「で? 話ってのはもう終いなのか?」
「いや、これからが本題よ。俺、直々にお前に依頼を出す」
「ここから西へ12キロ程行った森にいるある人物の様子を見てきて貰いてぇんだ」
「どんな奴なんだ?」
「お前みてぇにある日フラッっとこの街に現れた女だ。最初はこの街に暮らしてたんだが、20年位前に突然発狂しだしてな。この街を出て深緑の森に引きこもっちまったんだ。お前程ではねぇと思うがなかなかに強者だったぜ」
「その女のジョブは?」
「よく分からねぇ……いっつも何かしらの護衛がその女の傍らにいてな、こっちの話も聞きもせず護衛が威嚇してきやがるもんで、らちがあかねぇのよ」
「そりゃ……まさかサモナーか?」
「サモナー? なんだそりゃ?」
「い、いやこっちの話だ……。その依頼是非、受けさせてもらう」
「ここが、俺の部屋だとっとと入れ」
「あぁ」
「で……改めてって所なんだがお前何者なんだ? なんでこの街に来た?
お前がべらぼうに強ぇのは、実は闘う前からわかってた。ひと目でわかったぜ。こりゃ、やべぇのが来たなってな」
ニヤつきながら俺を、舐め回す様に見てくるヴァルガス。
「えっと……、俺は武者修行の為に山奥で暮らしてたんだが、全ての修行を終えたから人里に降りてきたんだ」
俺は、いつか誰かに聞かれると思ってネメシスと共に作った身の上話を話す。
「ほ~う、そうなのか。ずっと気になってたんだが、お前の面つら見てみたいんだが良いか?」
「ん? ああ、構わないよ」
「それフルプレートだろ? 外すの手伝ってやる」
「いや、大丈夫だ」
俺は後頭部の首の付け根辺りに、グッと両手の親指を押し込む。するとプシュー……と空気が漏れ出る様な音がし、小さな煙を上げると外格のヘッドが外れる。
「全く、お前を見てると退屈しねぇな」
「そりゃどうも」
「黒髪に黒目か珍しいな」
この世界の住人の髪や目は皆かなり、ハイカラな色をしている。
黒髪黒目は珍しいらしい。
「で? 話ってのはもう終いなのか?」
「いや、これからが本題よ。俺、直々にお前に依頼を出す」
「ここから西へ12キロ程行った森にいるある人物の様子を見てきて貰いてぇんだ」
「どんな奴なんだ?」
「お前みてぇにある日フラッっとこの街に現れた女だ。最初はこの街に暮らしてたんだが、20年位前に突然発狂しだしてな。この街を出て深緑の森に引きこもっちまったんだ。お前程ではねぇと思うがなかなかに強者だったぜ」
「その女のジョブは?」
「よく分からねぇ……いっつも何かしらの護衛がその女の傍らにいてな、こっちの話も聞きもせず護衛が威嚇してきやがるもんで、らちがあかねぇのよ」
「そりゃ……まさかサモナーか?」
「サモナー? なんだそりゃ?」
「い、いやこっちの話だ……。その依頼是非、受けさせてもらう」
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