15 / 20
15
しおりを挟む
数日後、俺たちは王都に到着した。
「ここが王都なのか」
俺は目の前に広がる光景に圧倒されていた。巨大な建物がいくつも建っており、多くの人が行き交っている……。
(これが王都か……凄いな)
俺が感動していると、フィーナとリザがやってきた。
「クロウ君! 早く行こうよ!」
「クロウさん! 行きましょう!」
2人に急かされて歩き出すと、まず最初に宿を探すことにした。そこで見つけたのが『魔法の湯』という宿屋だ。中に入ると、受付のお姉さんが出迎えてくれた。
「ようこそ!『魔法の湯』へ!」
「ああ、部屋は空いているかい?」
「はい、もちろんです! お一人様銀貨5枚になります」
(結構高いな……)
俺は財布から金貨を5枚取り出すとお姉さんに渡した。すると彼女は笑顔でこう言った。
「ありがとうございます!それではこちらが鍵になりますのでお出かけになる際にはお渡しくださいね!」
こうして俺たちは部屋を借りることができた……。そして部屋に入るなりベッドの上に飛び込んだ。するとフィーナが声を上げた。
「クロウ君! 一緒にお風呂入ろう!」
「ああ、そうだな」
俺はフィーナと一緒に服を脱ぐと風呂場へ向かった。扉を開けるとそこには大きな浴槽があり、湯気が立ち上っている……。
「クロウ君……入ろうよ」
「うん……」
2人で湯船に浸かると、フィーナが腕を組んできた。
「この温泉の効能は疲労回復にいいんだってさ! だからたっぷり浸かろうね!」
「ああ……」
2人でゆっくりと湯船に浸かる……。疲れが取れていくような感覚があり、とても気持ちが良かった……。俺はふと横を見ると、そこには裸のフィーナがいた……!
「ちょ!? なんで裸なんだよ!?」
俺が慌てて目を逸らすと、フィーナは笑った。
「あはは! もう何回も見たじゃない!」
確かにそうだが恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。すると今度はリザが入ってくる……。彼女はバスタオル一枚だけを身体に巻いていて、恥ずかしそうにしていた。
「ご主人様……私もご一緒してもよろしいですか?」
「あ、ああ……」
俺はドキドキしながらうなずくと、リザは嬉しそうに微笑んだ。そして俺にぴったりとくっつくようにして湯船に浸かると、そのまま俺にもたれかかってきた……。
(なんか変な雰囲気だな……)
俺が戸惑っていると、フィーナが笑いながら声をかけてきた。
「そうだ! せっかくだし背中流してあげるよ!」
「ああ、ありがとう」
俺はフィーナに背中を流してもらうことになった。彼女は優しく俺の身体を洗ってくれる……。その手つきはとても心地よく、思わずうっとりしてしまうほどだった……。
「クロウ君、気持ちいい?」
「ああ、最高だよ」
俺が答えるとフィーナは嬉しそうに微笑んだ。そして今度はリザが俺の前にやって来る……。
「私もやります!」
2人で背中を流し合った後、今度は3人で湯船に浸かった……。フィーナが俺に抱きついてくる……胸の感触を背中で感じた俺は顔を真っ赤にした……。しかし彼女はそんなことは気にせずに話し始める。
「今日は楽しかったね!またみんなで来たいね!」
「そうだな……」
「クロウさん!次はどこに行きますか?」
「うーん……まだ考えてないな……」
2人で話しているうちに俺は眠たくなってきた。そのままウトウトし始めると、2人も察したようでお風呂から上がることにした……。脱衣所で体を拭いて服を着て外に出ると、既に夜になっていた。俺たちは宿屋に戻るなりすぐに眠りに就いた……。
「ここが王都なのか」
俺は目の前に広がる光景に圧倒されていた。巨大な建物がいくつも建っており、多くの人が行き交っている……。
(これが王都か……凄いな)
俺が感動していると、フィーナとリザがやってきた。
「クロウ君! 早く行こうよ!」
「クロウさん! 行きましょう!」
2人に急かされて歩き出すと、まず最初に宿を探すことにした。そこで見つけたのが『魔法の湯』という宿屋だ。中に入ると、受付のお姉さんが出迎えてくれた。
「ようこそ!『魔法の湯』へ!」
「ああ、部屋は空いているかい?」
「はい、もちろんです! お一人様銀貨5枚になります」
(結構高いな……)
俺は財布から金貨を5枚取り出すとお姉さんに渡した。すると彼女は笑顔でこう言った。
「ありがとうございます!それではこちらが鍵になりますのでお出かけになる際にはお渡しくださいね!」
こうして俺たちは部屋を借りることができた……。そして部屋に入るなりベッドの上に飛び込んだ。するとフィーナが声を上げた。
「クロウ君! 一緒にお風呂入ろう!」
「ああ、そうだな」
俺はフィーナと一緒に服を脱ぐと風呂場へ向かった。扉を開けるとそこには大きな浴槽があり、湯気が立ち上っている……。
「クロウ君……入ろうよ」
「うん……」
2人で湯船に浸かると、フィーナが腕を組んできた。
「この温泉の効能は疲労回復にいいんだってさ! だからたっぷり浸かろうね!」
「ああ……」
2人でゆっくりと湯船に浸かる……。疲れが取れていくような感覚があり、とても気持ちが良かった……。俺はふと横を見ると、そこには裸のフィーナがいた……!
「ちょ!? なんで裸なんだよ!?」
俺が慌てて目を逸らすと、フィーナは笑った。
「あはは! もう何回も見たじゃない!」
確かにそうだが恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。すると今度はリザが入ってくる……。彼女はバスタオル一枚だけを身体に巻いていて、恥ずかしそうにしていた。
「ご主人様……私もご一緒してもよろしいですか?」
「あ、ああ……」
俺はドキドキしながらうなずくと、リザは嬉しそうに微笑んだ。そして俺にぴったりとくっつくようにして湯船に浸かると、そのまま俺にもたれかかってきた……。
(なんか変な雰囲気だな……)
俺が戸惑っていると、フィーナが笑いながら声をかけてきた。
「そうだ! せっかくだし背中流してあげるよ!」
「ああ、ありがとう」
俺はフィーナに背中を流してもらうことになった。彼女は優しく俺の身体を洗ってくれる……。その手つきはとても心地よく、思わずうっとりしてしまうほどだった……。
「クロウ君、気持ちいい?」
「ああ、最高だよ」
俺が答えるとフィーナは嬉しそうに微笑んだ。そして今度はリザが俺の前にやって来る……。
「私もやります!」
2人で背中を流し合った後、今度は3人で湯船に浸かった……。フィーナが俺に抱きついてくる……胸の感触を背中で感じた俺は顔を真っ赤にした……。しかし彼女はそんなことは気にせずに話し始める。
「今日は楽しかったね!またみんなで来たいね!」
「そうだな……」
「クロウさん!次はどこに行きますか?」
「うーん……まだ考えてないな……」
2人で話しているうちに俺は眠たくなってきた。そのままウトウトし始めると、2人も察したようでお風呂から上がることにした……。脱衣所で体を拭いて服を着て外に出ると、既に夜になっていた。俺たちは宿屋に戻るなりすぐに眠りに就いた……。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
166
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる