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ある日のこと、俺たちは依頼をこなすために魔物の生息地に向かっていた。今回の依頼は、とある遺跡の調査である。最近、その遺跡の内部から奇妙な音が響いてくるという報告が寄せられていたのだ。


「よし……行くぞ」


団長が先頭に立って進んでいく。俺たちもそれに続いて進んでいった。しばらく進むと、大きな扉が現れる。どうやらこれが入り口らしい。俺たちは慎重に中へと入っていった。すると……


「なんだこれ?」


そこには奇妙な人形があった。鉄で構成された人形が部屋を埋め尽くしている。


「これは一体……?」


「分からない……だが、何かありそうだ」


団長が人形に触れる。すると、突然動き始めた。そして、俺たちに襲いかかってくる!


「くっ……なぜ動いてる!」


俺は慌てて弓を構える。他のメンバーも同じように武器を構えた。


「とりあえず……倒すしかない!」


俺たちは人形たちに攻撃していく。すると、団長が叫んだ。


「これは……魔道人形だ!」


「魔道人形?」


俺は聞き覚えのない言葉に首を傾げる。すると、フィーナが説明してくれた。


「魔道人形というのは魔法によって動く人形のことです。製作にはかなりの技術と知識が必要で……そもそも使える人すら限られています」


なるほど……つまりかなり珍しいものというわけか。だが、今はそんなことを考えている場合ではない。俺たちは魔道人形たちを次々と破壊していった。そして……


「これで終わりか……」


団長が呟く。部屋の中は鉄くずだらけになっていた。


「あれ? この扉は?」


俺は部屋の隅にひっそりと佇む扉に気づく。どうやらまだ調査していない場所のようだ。団長の方を見ると、彼は頷いた。どうやら入ってもいいらしい。俺たちは扉を開けて中に入ったのだった……


「これは……なんだ?」


そこは大きな広間になっていた。そして、中央には巨大な機械が置かれている。どうやらこれが調査するべきものらしいが……


「これは……何?」


フィーナが首を傾げる。どうやら彼女も知らないようだ。俺は機械を調べ始めた。すると、団長が話しかけてくる。


「カイト、何か分かったか?」


「この機械は……恐らく記録装置のようですね」


俺は機械に書かれていた文字を見ながら答える。


「記録装置? 一体何の記録をするんだ?」


団長が尋ねてくる。俺は少し悩んだ末に答えた。


「おそらくですが……この遺跡を作り上げた人物の日記や研究成果などを記録しているのでしょう」


俺がそう説明すると、団長は納得したような表情を浮かべる。その後、俺たちはこの機械から情報を読み取る作業を始めたのだった……


「これは……すごいな」


団長が感嘆の声を上げる。俺たちはこの遺跡を作った人物の研究について調べていた。


「この技術があれば……もっと色々なものが作れるかもしれないな……」


団長は興奮しているようだった。確かに、これは革命的な発見であると言えるだろう。だが、同時に危険性も孕んでいる。もし悪用されたりしたら大変なことになってしまうだろう……俺はそんなことを考えていた。


「カイト、どうかしたか?」


団長が話しかけてくる。どうやら考え事をしていたせいで心配させてしまったようだ。俺は慌てて取り繕った。


「いえ、なんでもありません」


「そうか……ならいいんだが……」


それからしばらく調査を続け、俺たちは遺跡を後にした。


「さて……この情報をどう扱うかだな」


団長が呟く。確かに、これは大きな発見だ。だが、同時に危険も伴っている。果たしてどうするか……俺たちは頭を悩ませていたのだった……


「よし! この情報を公開しよう!」


団長が声を上げる。俺たちは驚いて彼を見た。


「いいんですか? そんな簡単に決めてしまって……」


俺は思わず尋ねる。すると、団長は笑顔で答えた。


「ああ、構わないさ。それに……この情報にはそれだけの価値がある」


団長の言葉に他のメンバーたちも賛同したようだ。俺も異論はないと思ったので了承することにする。こうして、俺たちは新たな技術を手に入れることができたのだった……
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