「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる～ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました～

11

ある日のこと、俺たちはドワーフの国へとやってきた。この国は鉱山が有名で、そこで採れる鉱石は良質なものが多いと聞く。俺たちは早速、街へと繰り出した。


「すごい賑わいだな」


街に入ると大勢の人々が行き交っているのが見えた。ドワーフたちは背が低くずんぐりとした体型をしているのが特徴だ。彼らは手先が器用であり、鍛冶や建築などの技術に優れていることで知られている。


「ご主人様！ あれを見てください！」


リザが指さす先には大きな剣があった。その刀身は美しく、まるで芸術品のような輝きを放っていた。


「すごいな……」


思わず見惚れてしまうほどの美しさだった。ドワーフの職人が作り上げたものだろう……。


「ご主人様！ あっちにもありますよ！」


2人は興奮気味に言う。俺は2人の後についていった……。


「ご主人様！ これを見てください！」


リザが指さしたのは大きな宝石だった。その輝きは美しく、見る者を魅了する力があった。


「これはすごいな……」


俺が感嘆の声を上げていると、一人のドワーフの女性が話しかけてきた。


「気に入ったかい？」


彼女は笑顔で話しかけてくる。俺はその宝石の美しさについて語った。すると彼女も嬉しそうに笑ってくれた。そして俺たちを工房へと案内してくれたのだ……。


「さあ、入っておくれ」


俺たちは中に入っていった……そこはまるで別世界のような場所だった。炉やハンマーなどの道具が綺麗に並べられており、熟練の職人技を感じさせるものだった。


「すごいな……」


2人が目を輝かせながら周囲を見回す。ドワーフの女性は自慢げに胸を張った後、俺たちに向かって言った。


「どうだい？ 何か作ってみるかい？」


俺は少し考えてから答えた。


「そうだな……何か武器を作ってもらえないか？」


「任せておくれ！」


彼女はそう言うと、俺たちからの要望を聞きながら武器を作っていく。そして数時間後、出来上がったのは美しい剣だった。刃の部分には宝石が埋め込まれており、まるで宝石が輝いているかのような輝きを放っていた。その美しさに俺たちは思わず見惚れてしまうほどだった……。


「どうだい？素晴らしい出来だろう？」


ドワーフの女性は自信たっぷりに言う。俺は感謝の言葉を伝えると代金を支払った。彼女はお金を受け取ると嬉しそうに笑ったのだった……。

その後、俺たちは街を散策する。ドワーフの職人たちは皆、手先が器用であり、様々なものを作っていた。


「あのアクセサリー、素敵ですね！」


リザが指さしたのは小さな宝石の付いた指輪だった。


「そうだな……買っていくか？」


俺が提案すると2人は嬉しそうに頷いた。そして俺たちはその指輪を購入すると、それぞれ身につけることにした。リザは左手人差し指につけ、ルシアは右手の中指につけることにしたようだ。俺はというと右手中指にはめることにした……。


「ご主人様！ 似合っています！」


2人が褒めてくれるので俺は少し照れくさくなった。だが悪い気はしないので素直に受け取ることにする。それからも俺たちは街を散策し続けた……。


「ご主人様！ これ、美味しいですよ！」


リザがフルーツを差し出してくる。俺はそれを口に運んで食べると甘い果汁が口の中に広がっていくのを感じた……。リザは俺が食べる様子を嬉しそうに見つめている。


「ご主人様、こっちもどうぞ」


2人がスプーンを差し出してくる。俺はそれを受け取ると彼女たちの口へと運んでやった……。2人は幸せそうな表情を浮かべながら食べてくれるのだった……。俺たちはその後しばらく街を散策した後、宿へと戻った。そして夕食を食べながら談笑するのであった……。