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翌日、俺たちは依頼をこなしに街を出た。今日のターゲットはワイルドジャガーである。ワイルドジャガーは素早い動きで、鋭い牙で襲ってくるので注意が必要だ。


「ワイルドジャガーは素早い動きが特徴だ。フィーナ、俺の指示にしっかり従うんだぞ」


「分かりました!」


俺たちはワイルドジャガーを探して草原を歩き回った。すると草むらからガサガサという音が聞こえる。俺は音のした方向に注意を向けて、いつでも動けるように準備をした。そしてーーー


「ガルルル……」


ワイルドジャガーが姿を現した瞬間、フィーナは剣を振るった。


ズバァアアンッ!


「ギャウンッ!?」


斬撃は見事に直撃し、ワイルドジャガーは真っ二つに切り裂かれた。


「た、倒した……」


「よくやったな!」


俺はフィーナの頭を撫でた。彼女は嬉しそうな表情を浮かべている。


「た、助けてくれ!」


すると、草むらから一人の男が飛び出してきた。男は足に怪我を負っている。


「その怪我はどうしたんだ?」


「こ、こいつらに襲われて……!」


するとワイルドジャガーの群れが草むらから飛び出してきた。俺たちは武器を構えたがーーーフィーナの様子がおかしい。どうやら足が竦んでいるようだ。俺はそんなフィーナを庇うように前に出て、ワイルドジャガーたちを睨みつけた。


「ガルルル……」


ワイルドジャガーは唸り声を上げながら様子を伺っている。俺はゆっくりと息を吐いた。そして一気に走り出し、剣を一閃する!


ズバァアアアンッ!!


斬撃はワイルドジャガーを真っ二つした。しかしワイルドジャガーたちは怯むことなく襲いかかってくる。俺はフィーナを抱き寄せて、こう言った。


「俺が守るから安心しろ」


するとフィーナは俺の胸に顔をうずめて、小さくコクンと頷く。俺は剣を構えると、ワイルドジャガーに向かって斬撃を放った!


ズバァアアンッ!!


斬撃が直撃したワイルドジャガーは真っ二つになって絶命する。


「あ、ありがとうございます!」


男は擦り付けるようにお礼を言う。


「私はバーンズと申します。お礼がしたいので私の店に寄っていきませんか?」


「分かった」


俺たちはバーンズさんの店に向かうのであった。バーンズさんに案内されて、俺たちはある店にたどり着いた。そこは奴隷商館であった。


「奴隷商館……?」


「はい、私は奴隷商を営んでいるんですよ」


俺たちは店の中に入り、奴隷を物色する。


「この獣人の奴隷がオススメですよ」


「ほう……」


俺は獣人の少女を見つめた。彼女の尻尾はモフモフしていそうでとても触り心地が良さそうである。


「こいつで頼む」


「毎度! お代は1万ゴールドです!」


俺は金貨1枚を取り出して、バーンズさんに手渡した。


「お客さん、奴隷の扱いについてはご存知でしょうか?」


「いや……全く知らないな」


「それでは説明させていただきます。まず奴隷には首輪を取り付けています。この首輪は特殊な金属でできており、主人に逆らうと電流が流れる仕組みになっています」


「ほう……」


俺は興味深そうに話を聞く。


「そして奴隷に命令できるのは主人である私だけです。もし命令に従わない場合、罰を与えることができます」


そんな話を聞いていると、獣人の少女が不安そうな表情を浮かべているのに気がついた。俺は彼女の頭を撫でて安心させてやる。


「そして奴隷には衣食住の保証がされています。奴隷は主人の所有物なので、当然ですが」


「なるほどな……」


「奴隷には衣食住の他に、性的な奉仕もさせることができます。しかしそれは強制ではなく任意です。奴隷の同意なくして性行為をすることは許されません」


「そうなのか……」


「そして奴隷は主人の財産です。つまり奴隷に手を出すことは犯罪となります」


「ほう……」


俺はさらに話を聞く。どうやら獣人の少女は俺を気に入ったらしい。それは彼女を見た時からなんとなく気づいていたことだ。俺の勘はよく当たるのだ。


「お買い上げありがとうございました!」


俺たちはバーンズさんに見送られながら、店を出たのだった。そしてーーー奴隷が口を開く。


「カイト様……私はカイト様の物です」


彼女は頰を赤らめて、潤んだ瞳で俺を見つめている。そして俺の手を取り、自分の胸に押し付けてきた。


「わ、私の体を好きにしても良いんですよ……?」


俺はゴクリと唾を飲み込んだ。そして彼女を抱きしめるとーーー深いキスをするのであった……

獣人の少女の名前はリザというらしい。年齢は13歳で見た目は幼い少女だ。リザは猫耳と尻尾が生えており、とても可愛らしい容姿をしていた。


「カイト様……」


そんなリザは俺に抱きついて甘えてきている。俺はリザの頭を撫でながら、これからどうするかを考えるのであった。


「カイト様……愛しています……」


リザはうっとりとした表情で俺の顔を見つめている。俺はそんな彼女に対して微笑みかけた。


「俺もだよ、リザ」


「嬉しいっ!」


彼女は幸せそうな表情を浮かべるとーーー俺の頰にキスしてきたのだった。


「お、おい……」


「えへへ……カイト様ぁ……♡」


リザは蕩けた表情を浮かべている。どうやら彼女はキス魔のようだ。俺は少し照れながらリザの頭を撫で続けた。
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