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ある日のこと、俺たちは街外れにある古びた洋館を訪れていた。目的はこの館に住む吸血鬼の討伐だ。
「吸血鬼か……強いんだろうな」
俺が呟くと、リザがニヤリと笑みを浮かべる。
「案ずるな。妾がおる限り負けることなどあり得ぬのじゃ」
自信満々といった様子だ。実際、彼女はかなりの実力者である。それは俺が一番よく理解しているつもりだ。だが……。
「油断するなよ? 相手は吸血鬼なんだ。どんな能力を持っているか分からないからな……」
俺の言葉にリザは頷く。そして俺たちは洋館の中へと足を踏み入れたのだった……。
「暗いのう……」
リザの呟き通り、館の中はかなり薄暗かった。窓から差し込む月明かりだけが唯一の光源となっているようだ。俺は懐中電灯を取り出し、足元を照らしながら進んでいくことにした。
「ギギィ!」
ボロ布を纏った骸骨のような魔物が現れた!
「スケルトンソルジャーか……」
スケルトンソルジャーはその名の通り、骨だけの身体をした魔物だ。動きこそ鈍いものの、その力は侮れないものがある。
「カイト! 下がっておれ!」
そう言って前に出るリザ。俺は素直にそれに従うことにした。彼女の実力ならば問題ないと判断したからだ……。
「はあっ!!」
リザの拳が炸裂すると、スケルトンソルジャーは粉々に砕け散った!
「さすがだな……」
俺が感嘆の声を上げると、彼女は照れ臭そうに頭を掻く。だが、まだ終わりではなかったようだ……。
「ギギィ!!」
今度は複数のスケルトンソルジャーが現れたのである! どうやら仲間を呼んでいたらしい。合計10体ほどの集団だ。さすがにこれは分が悪いかもしれないと思ったが……。
「まとめて相手をしてやろう!」
リザが拳を構えると同時に、スケルトンソルジャーの群れが一斉に襲い掛かってきた!
「ガアッ!」
雄叫びを上げながら拳を突き出すと、衝撃波が発生してスケルトンソルジャーたちを吹き飛ばした!
「ギギィ!?」
そのまま壁に激突するスケルトンソルジャーたち。どうやらかなり効いているようだな……。
「トドメじゃ!」
リザは跳躍すると、空中で一回転しながら回し蹴りを放った! その一撃により、全てのスケルトンソルジャーが粉砕される!
「ふぅ……」
一息つくと、彼女はこちらに向き直り微笑んだ。その姿はまさに戦女神と呼ぶに相応しいものだっただろう。俺は思わず見惚れてしまったほどだ……。
「先を急ぐぞ」
そう言って歩き出すリザ。俺も慌てて後を追いかけたのだった……。
「ここか……」
俺たちは館の最奥部にある部屋の前に立っていた。中からは禍々しい魔力を感じることができる。おそらくここに吸血鬼がいるに違いないだろう。
「行くぞ!」
意を決して扉を開けると、一面真っ赤な部屋に出た。血のような生臭い匂いが漂っている……。部屋の中央には、棺桶が置いてあった。
ずっ……ずずっ……。
棺桶の蓋が、ゆっくりと、徐々にずれていく。
「……」
やがて、棺桶の中から現れたのは……とてつもない美少女だった。10代前半くらいだろうか? 幼い顔立ちをしているが、どこか妖艶な雰囲気を漂わせている。長い銀髪と赤い瞳が特徴的だ。そして何よりも目を引くのは黒いゴシックドレスのような衣装を身に纏っていることだろう。その姿はまるで人形のようだと思った……。
「貴様が吸血鬼だな?」
「…………」
リザの問いかけに、彼女は答えず、地面から赤い槍を作り出した。
「危ない!」
リザが俺を突き飛ばす。リザは吸血鬼の攻撃をまともに喰らって倒れる。
「気を付けろ……相手はかなりの手練れじゃ……」
リザが苦痛の声を漏らす。吸血鬼の攻撃を受けてかなりのダメージを負っているようだ……。
「大丈夫か!?」
慌てて駆け寄ると、彼女は弱々しく微笑んだ。どうやら命に別状はないようだが、これ以上の戦闘は難しいだろう……。
「妾のことはいい……今は戦うのじゃ……」
リザの言葉に従い、俺は吸血鬼に向き直った。奴は相変わらず無表情のまま佇んでいる。だが、その瞳からは憎悪のようなものが感じられた。一体なぜ俺たちを狙うのか? そんなことを考えていると、吸血鬼が攻撃を仕掛けてきた!
「くっ!」
辛うじて避けることに成功した俺だったが、態勢を崩してしまう。そこに再び赤い槍が伸びてきて俺を貫こうとするが、間一髪のところで回避することができた。
「危なかったな……」
安堵する暇もなく無数の槍が、土砂降りのように襲ってくる。
「一体どうすれば……」
俺はあることに気づいた。あの槍が彼女の血で構成されているのならそれを止めれば攻撃できないはずだ。
「【絶対氷結】!」
あらゆるものを凍らせるスキルで槍を部屋ごと凍らせる。
「降参しろ。少女をいたぶる趣味はない」
俺の提案に彼女は答えない。だが、小さく口を開いて、こうつぶやいた。
「むにゃむにゃ……もう、食べられないよぉ……」
「……ええっと、どういうことだ?」
「どうやらこやつ、寝ぼけていたようじゃな」
リザが呆れ顔で言う。俺は苦笑いをするしかなかった。それからしばらくして、彼女は目を覚ました。
「あれぇ? ここどこぉ?」
「君の名前は何ていうのかな?」
俺が優しく問いかけると、彼女は首を傾げた。
「私は……アリスだよ!」
無邪気な笑顔で答える彼女を見て、俺は思うのだった。この子を退治するのはさすがに気が引けるな、と……。
「では契約するのはどうじゃ?」
「契約?」
「こやつをテイムしたとギルドに報告するのじゃ。討伐はできなかったが従えることはできた。それならギルドも納得するじゃろう」
なるほど、それは名案だな。俺はリザの提案を受け入れることにしたのだった……。
「じゃあ、俺の仲間になってくれるのか?」
「うん! お兄さんのお願いなら何でも聞いてあげるよ!」
こうして俺は吸血鬼の少女を仲間にしたのだった……。
「吸血鬼か……強いんだろうな」
俺が呟くと、リザがニヤリと笑みを浮かべる。
「案ずるな。妾がおる限り負けることなどあり得ぬのじゃ」
自信満々といった様子だ。実際、彼女はかなりの実力者である。それは俺が一番よく理解しているつもりだ。だが……。
「油断するなよ? 相手は吸血鬼なんだ。どんな能力を持っているか分からないからな……」
俺の言葉にリザは頷く。そして俺たちは洋館の中へと足を踏み入れたのだった……。
「暗いのう……」
リザの呟き通り、館の中はかなり薄暗かった。窓から差し込む月明かりだけが唯一の光源となっているようだ。俺は懐中電灯を取り出し、足元を照らしながら進んでいくことにした。
「ギギィ!」
ボロ布を纏った骸骨のような魔物が現れた!
「スケルトンソルジャーか……」
スケルトンソルジャーはその名の通り、骨だけの身体をした魔物だ。動きこそ鈍いものの、その力は侮れないものがある。
「カイト! 下がっておれ!」
そう言って前に出るリザ。俺は素直にそれに従うことにした。彼女の実力ならば問題ないと判断したからだ……。
「はあっ!!」
リザの拳が炸裂すると、スケルトンソルジャーは粉々に砕け散った!
「さすがだな……」
俺が感嘆の声を上げると、彼女は照れ臭そうに頭を掻く。だが、まだ終わりではなかったようだ……。
「ギギィ!!」
今度は複数のスケルトンソルジャーが現れたのである! どうやら仲間を呼んでいたらしい。合計10体ほどの集団だ。さすがにこれは分が悪いかもしれないと思ったが……。
「まとめて相手をしてやろう!」
リザが拳を構えると同時に、スケルトンソルジャーの群れが一斉に襲い掛かってきた!
「ガアッ!」
雄叫びを上げながら拳を突き出すと、衝撃波が発生してスケルトンソルジャーたちを吹き飛ばした!
「ギギィ!?」
そのまま壁に激突するスケルトンソルジャーたち。どうやらかなり効いているようだな……。
「トドメじゃ!」
リザは跳躍すると、空中で一回転しながら回し蹴りを放った! その一撃により、全てのスケルトンソルジャーが粉砕される!
「ふぅ……」
一息つくと、彼女はこちらに向き直り微笑んだ。その姿はまさに戦女神と呼ぶに相応しいものだっただろう。俺は思わず見惚れてしまったほどだ……。
「先を急ぐぞ」
そう言って歩き出すリザ。俺も慌てて後を追いかけたのだった……。
「ここか……」
俺たちは館の最奥部にある部屋の前に立っていた。中からは禍々しい魔力を感じることができる。おそらくここに吸血鬼がいるに違いないだろう。
「行くぞ!」
意を決して扉を開けると、一面真っ赤な部屋に出た。血のような生臭い匂いが漂っている……。部屋の中央には、棺桶が置いてあった。
ずっ……ずずっ……。
棺桶の蓋が、ゆっくりと、徐々にずれていく。
「……」
やがて、棺桶の中から現れたのは……とてつもない美少女だった。10代前半くらいだろうか? 幼い顔立ちをしているが、どこか妖艶な雰囲気を漂わせている。長い銀髪と赤い瞳が特徴的だ。そして何よりも目を引くのは黒いゴシックドレスのような衣装を身に纏っていることだろう。その姿はまるで人形のようだと思った……。
「貴様が吸血鬼だな?」
「…………」
リザの問いかけに、彼女は答えず、地面から赤い槍を作り出した。
「危ない!」
リザが俺を突き飛ばす。リザは吸血鬼の攻撃をまともに喰らって倒れる。
「気を付けろ……相手はかなりの手練れじゃ……」
リザが苦痛の声を漏らす。吸血鬼の攻撃を受けてかなりのダメージを負っているようだ……。
「大丈夫か!?」
慌てて駆け寄ると、彼女は弱々しく微笑んだ。どうやら命に別状はないようだが、これ以上の戦闘は難しいだろう……。
「妾のことはいい……今は戦うのじゃ……」
リザの言葉に従い、俺は吸血鬼に向き直った。奴は相変わらず無表情のまま佇んでいる。だが、その瞳からは憎悪のようなものが感じられた。一体なぜ俺たちを狙うのか? そんなことを考えていると、吸血鬼が攻撃を仕掛けてきた!
「くっ!」
辛うじて避けることに成功した俺だったが、態勢を崩してしまう。そこに再び赤い槍が伸びてきて俺を貫こうとするが、間一髪のところで回避することができた。
「危なかったな……」
安堵する暇もなく無数の槍が、土砂降りのように襲ってくる。
「一体どうすれば……」
俺はあることに気づいた。あの槍が彼女の血で構成されているのならそれを止めれば攻撃できないはずだ。
「【絶対氷結】!」
あらゆるものを凍らせるスキルで槍を部屋ごと凍らせる。
「降参しろ。少女をいたぶる趣味はない」
俺の提案に彼女は答えない。だが、小さく口を開いて、こうつぶやいた。
「むにゃむにゃ……もう、食べられないよぉ……」
「……ええっと、どういうことだ?」
「どうやらこやつ、寝ぼけていたようじゃな」
リザが呆れ顔で言う。俺は苦笑いをするしかなかった。それからしばらくして、彼女は目を覚ました。
「あれぇ? ここどこぉ?」
「君の名前は何ていうのかな?」
俺が優しく問いかけると、彼女は首を傾げた。
「私は……アリスだよ!」
無邪気な笑顔で答える彼女を見て、俺は思うのだった。この子を退治するのはさすがに気が引けるな、と……。
「では契約するのはどうじゃ?」
「契約?」
「こやつをテイムしたとギルドに報告するのじゃ。討伐はできなかったが従えることはできた。それならギルドも納得するじゃろう」
なるほど、それは名案だな。俺はリザの提案を受け入れることにしたのだった……。
「じゃあ、俺の仲間になってくれるのか?」
「うん! お兄さんのお願いなら何でも聞いてあげるよ!」
こうして俺は吸血鬼の少女を仲間にしたのだった……。
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