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気が付けば、俺は暗い洞窟の中にいた。
「ここは……どこだ?」
出口を探して歩き回るが、一向に見つからない。
「一体どうすればいいんだ……」
途方に暮れていると、何かが這いずっている音が聞こえてくる。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」
目の前には無数の頭を持った蛇、口からは毒々しい体液が滴り落ち、その液体が地面に触れた瞬間、地面は煙を上げながら溶けていく。
「う、うわぁああああああああああああああああああああああっ!!!!」
俺は全速力で走りだすが、ヒュドラはものすごい速さで追いかけてくる。
「……嘘だろ」
目の前には壁が立ちはだかり、行き止まりになっていた。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」
ヒュドラはすぐそこまで迫っている。俺は恐怖で腰が抜け、その場から動けなかった。
「やめろ! こっちに来るな!」
そんな俺の叫びも空しく、ヒュドラは大口を開け、俺を飲み込もうとする。
「……こんなところで、死ぬのか……?」
死を覚悟した瞬間、目の前に半透明の画面が出現した。
新城直人:Lv1
HP:50/50
MP:50/50
攻撃:20
防御:10
魔攻:15
魔防:15
素早さ:15
所有スキル
・ステータス操作
・アイテムボックス
・鑑定
・開く
「これは……ステータス画面か?」
いきなり出てきた文字の羅列に戸惑うが、俺の指はステータス操作をタッチした。
『ステータスポイントを振り分けてください。残りのポイント:10000ポイント』
俺は迷わず全てのポイントを攻撃に振り分けた。
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
全身から力が漲ってくる。今ならヒュドラをも倒せそうだ。
「はああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」
ドッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!
勢いよくパンチを繰り出すと、物凄い衝撃波が巻き起こり、ヒュドラは跡形も無く消し飛んだ。
「やったぞ!!」
開くスキルは、物を開け閉めするだけのゴミスキルじゃなかった。とんでもないチートスキルだったのだ!
『おい、小僧』
どこからか声が聞こえてくる。男にも女にも聞こえるような中性的な声だ。
『こっちだ』
いつの間にか地面に、大きめの宝箱が鎮座していた。気になって開けてみると、禍々しい一振りの剣があった。
「この剣が喋っているのか?」
『然り。我は【魔剣デュランダル】』
「デュランダル?」
『我は1000年前の魔王が使っていた剣だ。我の斬撃は一撃で山を吹き飛ばすことができる』
「そんな凄い剣が、どうしてこんなところにあるんだ?」
『我は1000年前の勇者によってこの迷宮に封印された』
「封印?」
『そうだ。我はいずれ封印を解く者を待ち続けていた』
「それってもしかして俺のこと?」
『そうだ。お主なら我を使いこなすことができるやもしれぬ』
怪しすぎるだろ。こいつを手に取った瞬間、意識を乗っ取られる危険性がある。
『そう警戒するな。我にお主を操ろうなどという意思はない。それに、お主はさっきヒュドラを倒したではないか。我を御するだけの力がお主には備わっているのだ』
「…………」
『こんな暗い迷宮で一人は心細いであろう。それに、我を手に取ればおのずと使い道も見えてくるぞ』
「……わかった」
俺はデュランダルを手に取った。すると闇のオーラが俺の中に入り込んでくる。
『これで闇の力がお主のものになった』
「闇の力か……」
俺はステータスを確認した。すると、全ての能力が劇的に上昇していた。
新城直人:Lv99
HP:100000/100000
MP:100000/100000
攻撃:50000
防御:40000
魔攻:30000
魔防:30000
素早さ:20000
所有スキル
・ステータス操作
・アイテムボックス
・鑑定
・開く
・剣術
・暗黒
「す、すげぇ……」
最強のステータスに魔王が使っていた魔剣、それに無限の可能性を秘めたスキル【開く】。これらが合わされば、俺は……。
『そう言えば名を聞いていなかったな』
「俺は新城直人だ」
『ふむ……。お主は異世界人のようだな?』
「なぜ分かるんだ?」
『お主からこの世界の人間と異なる魔力を感じるからだ。そういう輩は太古からいた』
「そうか……。俺は元の世界では何の取り柄もない人間だったよ」
『それよりお主の置かれている状況は危ういぞ』
「……どういうことだ?」
『ここは【七罪】の一つ【傲慢の迷宮】だ』
「七罪……?」
『七罪は今だ攻略されたことのない最上級難易度の七つのダンジョンの総称だ。ここはそのうちの一つだ』
「じゃあ、他にも憤怒とか色欲とか、そういうダンジョンがあるのか?」
『そのとおりだ。知恵の回る奴だな。ここが生きて出られないダンジョンであることは理解しておるな?』
「ああ……」
『ヒュドラはこのダンジョンでも弱い魔物にすぎない』
「もっと強い魔物もいるというわけか」
『然り。そしてこのダンジョンは全500階層。今お主がいる場所はその最下層だ』
「500も……」
考えただけで気が遠くなりそうな数字だ。
『現状は理解したな? その上で、お主はどうするのだ?』
「どうするって……もちろんここから出るに決まってるだろ」
『さっきも言ったとおり、ここは生きて出られたことがないダンジョンだ。お主が生きて外に出れる確率は限りなく0に近い』
「…………」
『幸いにして、この部屋はヒュドラのナワバリでほかの魔物は入ってこないが、この部屋を出たら、魔王級の魔物が待ち受けてる。リスクを犯してまで、外に出る必要はないと思うが?』
「…………」
『どうするのだ?』
「……生きてここから出るつもりだ」
『ほう、今の説明を聞いて臆しないとは。何がお主をそこまで突き動かすのだ?』
「俺を陥れた連中の復讐だ」
俺を役立たず呼ばわりし、こんなところへ廃棄したクソ王。そして俺を嘲笑ったクラスメイト共。俺の味わった屈辱を何倍にもして返してやらないと気が済まない。
『復讐か、お主も面白いことを考えるのう』
「当たり前だろ。俺を捨てたあいつらは絶対に許さない」
『ならば我の力を思う存分使うがよい』
「言われなくても、そのつもりだ」
俺はデュランダルを握り締めると、部屋から出た。この先待ち受けているであろう、地獄に向かって……。
「ここは……どこだ?」
出口を探して歩き回るが、一向に見つからない。
「一体どうすればいいんだ……」
途方に暮れていると、何かが這いずっている音が聞こえてくる。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」
目の前には無数の頭を持った蛇、口からは毒々しい体液が滴り落ち、その液体が地面に触れた瞬間、地面は煙を上げながら溶けていく。
「う、うわぁああああああああああああああああああああああっ!!!!」
俺は全速力で走りだすが、ヒュドラはものすごい速さで追いかけてくる。
「……嘘だろ」
目の前には壁が立ちはだかり、行き止まりになっていた。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」
ヒュドラはすぐそこまで迫っている。俺は恐怖で腰が抜け、その場から動けなかった。
「やめろ! こっちに来るな!」
そんな俺の叫びも空しく、ヒュドラは大口を開け、俺を飲み込もうとする。
「……こんなところで、死ぬのか……?」
死を覚悟した瞬間、目の前に半透明の画面が出現した。
新城直人:Lv1
HP:50/50
MP:50/50
攻撃:20
防御:10
魔攻:15
魔防:15
素早さ:15
所有スキル
・ステータス操作
・アイテムボックス
・鑑定
・開く
「これは……ステータス画面か?」
いきなり出てきた文字の羅列に戸惑うが、俺の指はステータス操作をタッチした。
『ステータスポイントを振り分けてください。残りのポイント:10000ポイント』
俺は迷わず全てのポイントを攻撃に振り分けた。
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
全身から力が漲ってくる。今ならヒュドラをも倒せそうだ。
「はああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」
ドッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!
勢いよくパンチを繰り出すと、物凄い衝撃波が巻き起こり、ヒュドラは跡形も無く消し飛んだ。
「やったぞ!!」
開くスキルは、物を開け閉めするだけのゴミスキルじゃなかった。とんでもないチートスキルだったのだ!
『おい、小僧』
どこからか声が聞こえてくる。男にも女にも聞こえるような中性的な声だ。
『こっちだ』
いつの間にか地面に、大きめの宝箱が鎮座していた。気になって開けてみると、禍々しい一振りの剣があった。
「この剣が喋っているのか?」
『然り。我は【魔剣デュランダル】』
「デュランダル?」
『我は1000年前の魔王が使っていた剣だ。我の斬撃は一撃で山を吹き飛ばすことができる』
「そんな凄い剣が、どうしてこんなところにあるんだ?」
『我は1000年前の勇者によってこの迷宮に封印された』
「封印?」
『そうだ。我はいずれ封印を解く者を待ち続けていた』
「それってもしかして俺のこと?」
『そうだ。お主なら我を使いこなすことができるやもしれぬ』
怪しすぎるだろ。こいつを手に取った瞬間、意識を乗っ取られる危険性がある。
『そう警戒するな。我にお主を操ろうなどという意思はない。それに、お主はさっきヒュドラを倒したではないか。我を御するだけの力がお主には備わっているのだ』
「…………」
『こんな暗い迷宮で一人は心細いであろう。それに、我を手に取ればおのずと使い道も見えてくるぞ』
「……わかった」
俺はデュランダルを手に取った。すると闇のオーラが俺の中に入り込んでくる。
『これで闇の力がお主のものになった』
「闇の力か……」
俺はステータスを確認した。すると、全ての能力が劇的に上昇していた。
新城直人:Lv99
HP:100000/100000
MP:100000/100000
攻撃:50000
防御:40000
魔攻:30000
魔防:30000
素早さ:20000
所有スキル
・ステータス操作
・アイテムボックス
・鑑定
・開く
・剣術
・暗黒
「す、すげぇ……」
最強のステータスに魔王が使っていた魔剣、それに無限の可能性を秘めたスキル【開く】。これらが合わされば、俺は……。
『そう言えば名を聞いていなかったな』
「俺は新城直人だ」
『ふむ……。お主は異世界人のようだな?』
「なぜ分かるんだ?」
『お主からこの世界の人間と異なる魔力を感じるからだ。そういう輩は太古からいた』
「そうか……。俺は元の世界では何の取り柄もない人間だったよ」
『それよりお主の置かれている状況は危ういぞ』
「……どういうことだ?」
『ここは【七罪】の一つ【傲慢の迷宮】だ』
「七罪……?」
『七罪は今だ攻略されたことのない最上級難易度の七つのダンジョンの総称だ。ここはそのうちの一つだ』
「じゃあ、他にも憤怒とか色欲とか、そういうダンジョンがあるのか?」
『そのとおりだ。知恵の回る奴だな。ここが生きて出られないダンジョンであることは理解しておるな?』
「ああ……」
『ヒュドラはこのダンジョンでも弱い魔物にすぎない』
「もっと強い魔物もいるというわけか」
『然り。そしてこのダンジョンは全500階層。今お主がいる場所はその最下層だ』
「500も……」
考えただけで気が遠くなりそうな数字だ。
『現状は理解したな? その上で、お主はどうするのだ?』
「どうするって……もちろんここから出るに決まってるだろ」
『さっきも言ったとおり、ここは生きて出られたことがないダンジョンだ。お主が生きて外に出れる確率は限りなく0に近い』
「…………」
『幸いにして、この部屋はヒュドラのナワバリでほかの魔物は入ってこないが、この部屋を出たら、魔王級の魔物が待ち受けてる。リスクを犯してまで、外に出る必要はないと思うが?』
「…………」
『どうするのだ?』
「……生きてここから出るつもりだ」
『ほう、今の説明を聞いて臆しないとは。何がお主をそこまで突き動かすのだ?』
「俺を陥れた連中の復讐だ」
俺を役立たず呼ばわりし、こんなところへ廃棄したクソ王。そして俺を嘲笑ったクラスメイト共。俺の味わった屈辱を何倍にもして返してやらないと気が済まない。
『復讐か、お主も面白いことを考えるのう』
「当たり前だろ。俺を捨てたあいつらは絶対に許さない」
『ならば我の力を思う存分使うがよい』
「言われなくても、そのつもりだ」
俺はデュランダルを握り締めると、部屋から出た。この先待ち受けているであろう、地獄に向かって……。
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