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翌朝、目が覚めると既にラインハルトは起きていて朝食の準備をしてくれていたので慌てて起き上がろうとしたのだが身体に力が入らずベッドから出られずにいた俺を見た彼はクスリと笑うと言った。
「無理しなくていいよ、昨日は激しかったから仕方ないさ」
その言葉に顔が真っ赤になるのを感じながらも反論しようとしたが言葉が出てこず結局黙り込んでしまう。そんな俺の様子を見ていた彼は再び笑みを浮かべると言った。
「ほら、ご飯食べようよ」
差し出された手を掴むとベッドから起き上がり食卓についた後で食事を始めることになったのだが、そこで話題は俺の昨日の行為についてだった……
(ううっ……恥ずかしいけど聞きたいんだろうな……仕方ないか)
そう思った俺は素直に話すことにした。するとラインハルトは嬉しそうに微笑んで言った。
「ふふっ、そんなに良かったのかい? それなら良かったよ」
そんなやり取りをしながら食事を終えた後、二人で街に出かけることになった。昨日は結局朝まで愛し合っていたので街へ行くのは今日が初めてということになる。そんなことを考えているうちに目的地に到着したようだ。そこは小さな町にある普通の宿屋で中へ入ると受付に立っていた女将さんらしき人物が声をかけてきた。
「いらっしゃいませ! お泊まりですか?」
俺はラインハルトの方を見ると彼は頷いていたので宿泊するということを伝えると部屋の鍵を渡された後、部屋まで案内されることになった。
「それではこちらがお部屋になります」
そう言い残して去っていく女将さんを見送ると俺たちは部屋の中へ入ることにした。部屋の中はシンプルな作りになっていてベッドが一つ置いてあるだけの簡素な造りになっていたが綺麗に掃除されているようで清潔感があった。俺達は荷物を下ろすとベッドに腰掛けるとこれからの予定について話し合うことにした。
「さてどうしようか、このまま街を見て回るかい? それとも部屋でゆっくり過ごすかい?」
そう聞かれたので少し考えた後で答えることにした。しばらく街から離れる予定だったので、たまには羽を伸ばすのもいいだろうと思い外に行くことに決めたのである。それを聞いた彼は頷くと俺の手を握ってきた。その手を握り返した後、二人で部屋を出て街の散策を始めることにした。
まず最初に向かった先は雑貨屋だった。中に入って色々物色しているとラインハルトはある棚の前で立ち止まってじっと眺めていたので気になって覗いてみるとそこには綺麗な宝石のついた指輪が飾られていた。
「欲しいのかい?」
そう尋ねると彼は頷き返してきたので俺はその指輪を購入することにした。代金を支払って店を出ると今度は服屋に立ち寄った後で、そこでお揃いの服を購入することにした。お互いに気に入ったデザインのものを選ぶと試着室で着替えて見せてみたところどちらも似合っていると言ってもらえたので嬉しかった。その後は昼食をとってから散歩をしつつ公園までやってきたところでベンチに座って休憩することにした。
「ふぅ……今日は楽しかったね」
ラインハルトは満足げな表情を浮かべながら言ってきたので俺も笑顔で応えることにする。そしてそっと手を繋いできたかと思うと指を絡めてくるのでそれに応えるように強く握り返すと嬉しそうな表情を浮かべた後でキスをしてきた。
「ふふ……好きだよ」
そんな甘い言葉を囁かれながら何度も口づけを交わしていくのだった……
街から戻ってきた俺達は夕食を済ませてから風呂に入り身体を洗った後、ベッドに横になったところで昨日と同じように愛し合うことになった。俺が上になって腰を動かし始めると、それに合わせて彼も動き始めたのだが段々と動きが速くなっていくにつれてどんどん快感が増していきお互いに限界を迎えようとしていたその時だった……
「ラインハルト、もう駄目……出るっ!」
我慢できずに絶頂を迎えた俺は大量の白濁液を放出していったのだが、それと同時に彼もまた絶頂を迎えていたようで身体を震わせながら熱い液体が俺の中に注ぎ込まれていくのを感じた。全てを出し終えると俺達は抱き合いながら余韻に浸っていた。
(あぁ……幸せだな……)
そう思いながら彼の顔を見つめていると微笑みながら見つめ返してきた後で唇を重ねてきたのでそれに応えるようにして舌を絡ませていくうちに再び興奮してきてしまった俺は無意識のうちに腰を動かしていたようで彼もそれに合わせて動き始めたことで再び快楽に溺れていったのだった……
「無理しなくていいよ、昨日は激しかったから仕方ないさ」
その言葉に顔が真っ赤になるのを感じながらも反論しようとしたが言葉が出てこず結局黙り込んでしまう。そんな俺の様子を見ていた彼は再び笑みを浮かべると言った。
「ほら、ご飯食べようよ」
差し出された手を掴むとベッドから起き上がり食卓についた後で食事を始めることになったのだが、そこで話題は俺の昨日の行為についてだった……
(ううっ……恥ずかしいけど聞きたいんだろうな……仕方ないか)
そう思った俺は素直に話すことにした。するとラインハルトは嬉しそうに微笑んで言った。
「ふふっ、そんなに良かったのかい? それなら良かったよ」
そんなやり取りをしながら食事を終えた後、二人で街に出かけることになった。昨日は結局朝まで愛し合っていたので街へ行くのは今日が初めてということになる。そんなことを考えているうちに目的地に到着したようだ。そこは小さな町にある普通の宿屋で中へ入ると受付に立っていた女将さんらしき人物が声をかけてきた。
「いらっしゃいませ! お泊まりですか?」
俺はラインハルトの方を見ると彼は頷いていたので宿泊するということを伝えると部屋の鍵を渡された後、部屋まで案内されることになった。
「それではこちらがお部屋になります」
そう言い残して去っていく女将さんを見送ると俺たちは部屋の中へ入ることにした。部屋の中はシンプルな作りになっていてベッドが一つ置いてあるだけの簡素な造りになっていたが綺麗に掃除されているようで清潔感があった。俺達は荷物を下ろすとベッドに腰掛けるとこれからの予定について話し合うことにした。
「さてどうしようか、このまま街を見て回るかい? それとも部屋でゆっくり過ごすかい?」
そう聞かれたので少し考えた後で答えることにした。しばらく街から離れる予定だったので、たまには羽を伸ばすのもいいだろうと思い外に行くことに決めたのである。それを聞いた彼は頷くと俺の手を握ってきた。その手を握り返した後、二人で部屋を出て街の散策を始めることにした。
まず最初に向かった先は雑貨屋だった。中に入って色々物色しているとラインハルトはある棚の前で立ち止まってじっと眺めていたので気になって覗いてみるとそこには綺麗な宝石のついた指輪が飾られていた。
「欲しいのかい?」
そう尋ねると彼は頷き返してきたので俺はその指輪を購入することにした。代金を支払って店を出ると今度は服屋に立ち寄った後で、そこでお揃いの服を購入することにした。お互いに気に入ったデザインのものを選ぶと試着室で着替えて見せてみたところどちらも似合っていると言ってもらえたので嬉しかった。その後は昼食をとってから散歩をしつつ公園までやってきたところでベンチに座って休憩することにした。
「ふぅ……今日は楽しかったね」
ラインハルトは満足げな表情を浮かべながら言ってきたので俺も笑顔で応えることにする。そしてそっと手を繋いできたかと思うと指を絡めてくるのでそれに応えるように強く握り返すと嬉しそうな表情を浮かべた後でキスをしてきた。
「ふふ……好きだよ」
そんな甘い言葉を囁かれながら何度も口づけを交わしていくのだった……
街から戻ってきた俺達は夕食を済ませてから風呂に入り身体を洗った後、ベッドに横になったところで昨日と同じように愛し合うことになった。俺が上になって腰を動かし始めると、それに合わせて彼も動き始めたのだが段々と動きが速くなっていくにつれてどんどん快感が増していきお互いに限界を迎えようとしていたその時だった……
「ラインハルト、もう駄目……出るっ!」
我慢できずに絶頂を迎えた俺は大量の白濁液を放出していったのだが、それと同時に彼もまた絶頂を迎えていたようで身体を震わせながら熱い液体が俺の中に注ぎ込まれていくのを感じた。全てを出し終えると俺達は抱き合いながら余韻に浸っていた。
(あぁ……幸せだな……)
そう思いながら彼の顔を見つめていると微笑みながら見つめ返してきた後で唇を重ねてきたのでそれに応えるようにして舌を絡ませていくうちに再び興奮してきてしまった俺は無意識のうちに腰を動かしていたようで彼もそれに合わせて動き始めたことで再び快楽に溺れていったのだった……
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