79 / 683
第四幕 転生歌姫の世直し道中
第四幕 13 『鬼のいぬ間にガールズトーク』
しおりを挟む
結論から言うと、地下牢獄はハズレだった。
かつての地下牢獄は既にその役目を果たす事はなく、今では倉庫として使われているだけで、人が暮らしているような痕跡は何も無かった。
「誰も居ませんでしたわね…」
「そうですね…マクガレンは一体どこに居るんでしょうね?」
「…夜になれば会えるって事だし、今は一旦部屋に戻って報告する?」
「あと確認した方が良い場所は無いかしら…」
「他に目ぼしい場所も無いですけど…もう少し見回ってから戻りましょうか。受け身なのは気分良くないし、リタさんたちの話によると何らかの異能を持ってるみたいだから、不安要素は少しでも排除したい所ですが…」
「多分、精神干渉系の能力だよね?…どの程度効果があるかは分からないけど、夜になる前に[聖套]をかけておこうか」
「え?かなりの高等魔法じゃないですか…ケイトリンさん、凄いですね」
以前にリーゼさんも使っていた精神攻撃から護ってくれる魔法だ。
相当高度な魔法で並の魔道士では使えない。
…この人何者なんだろ?
「まあ、それなりにね…それよりも、もう少し見て回るんでしょ?」
「そうですわね…夜になる前に報告して方針も決めたいですし、さっさと見回ってしまいましょう」
そうして、その後も敷地内…建物を中心に見て回ったが、特に目ぼしい情報は得られなかった。
敷地は相当に広いので全てを見れたわけではないが、これ以上は時間の無駄と判断して部屋に戻ることにした。
「…と言う訳で、先代様たちの居場所は分かったけど、マクガレンの方は確認できませんでした」
部屋に戻って、邸を探索して得られた情報を報告し終わったところだ。
『そうですか…そうなると作戦を少し練り直す必要がありますね』
『今親玉が居ねぇなら、先に救出しちまえば良いんじゃねえか?』
「う~ん、出来ればそうしたいんだけど、昼間だと難しそうかな……がちがちに監視されてる訳じゃ無いんだけど、それとなく見張られてる感じはするんだよね」
「それに…この邸の者を縛り付けているのは、マクガレンに対する畏怖…恐怖…そういったもののようですので、マクガレンを何とかしなければ邸の者たちは敵対の立場を取らざるを得ないと思いますわ」
「だけど、彼らが面従腹背なのであれば、積極的にマクガレンに味方することも無いかも?」
『…救出に人員を割くよりも、マクガレン打倒に集中した方が良いのかもしれませんね。後は陽動と…念の為、最低限の護衛は回すとして…』
現状はマクガレンの居場所は分からないので、結局のところ夜になって接触してから行動開始ということに。
主力は対マクガレン戦に集中、残りの手勢で陽動と客室棟や先代様たちの部屋の警護に当たる。
『とにかく、マクガレンに接触したらすぐに連絡をするんだ。俺達が合流するまでは無茶はしないで逃げに徹するんだぞ。人数が揃ってないと印発動の時間も稼げないだろう』
「うん、分かってる。早く助けに来てね、カイト」
『ああ、任せろ』
頼りにしてるからね!
「はぁ~、色男はカッコいいね~」
「ティアさんだけじゃなくて、私たちも助けてくださいね」
『あ、ああ、もちろんだ』
やがて日は落ち、辺りはすっかり暗くなった。
もう夜と言っても良い時間だ。
部屋着ではなく、戦闘装備で帯剣もしてる。
お嬢様の『収納倉庫の指輪』に入れておいてもらっていたのだ。
さらに、ケイトリンさんに[聖套]もかけてもらってる。
夕食は体調が優れないと言って断った。
変なもの入れられても困るしね。
準備は万端。
さあ、いつでも来い!
と、意気込んでみたものの…
「ただ単に夜と言っても、長いですよね~」
「そうですわね。リタさんたちの話では深夜、皆が寝静まった時間帯みたいですし。気は抜けませんけど」
「じゃあ、ここはガールズトークと行きますか!」
「あら、良いですわね」
え?
ケイトリンさんそういうの好きなの?
てかお嬢様、気は抜けないんじゃなかったの?
「という事で…ティアは、あのカイトって人とデキてるんでしょ?」
「そうですわ」
「いやいや、まだ恋人というわけでは…」
「…まだそんな事言ってるんですの?キスまでしてるのに」
「おお~!お熱いねぇ…ひゅーひゅー!」
「何でお嬢様が知ってるんです!?」
リゼールの街では別の宿だったはず…
「もちろん、アネッサさんに聞きましたわ!」
ねぇーさぁーん!?
まさか、皆に言いふらしてないよね!?
「それはもう、微に入り細を穿つ説明に皆さん聞き入ってましたわ」
ねぇぇ~さぁぁ~~んっっ!!?
「しかし!ですわ!寝所を共にしてキスだけとは…やっぱりカイト様はヘタレだと思いますわ!」
「いやいやいや……別に二人きりじゃなくてミーティアも一緒だったし…」
「へえ…もう既に一緒に寝る仲なんだね?」
「い、いや、ミーティアが一緒じゃないとイヤって言うから仕方なく…ベッドは別々だったし!」
「あら?嫌々でしたの?」
「そ、そんなことは…無いけど…」
「ふむ…じゃあ、もし求められてたら…どうしてた?」
「へ?…………(ぷしゅ~)」
「…あら?どうやらキャパオーバーのようですわ。こんなに真っ赤になって…。やっぱりティアさんは可愛らしいですわ~」
あぅあぅ…
思わず想像したら…いっぱいいっぱいだよ。
しかし、まさかこんなガールズトークをするようになるとは。
もう吹っ切ったとは言え、こちとら前世男なんですけど…
女同士だからって、遠慮がないというか明け透けというか…
しかし、私だけいじられるのは不公平だ!
「もう!私の事ばかり!お二人はどうなんです!?」
「私は恋人なんていないしねぇ…まったく、ラブラブで羨ましいよ」
「ケイトさんなら引く手あまたのような気がしますけど」
美人だし話しやすいし、モテそうだけど。
「だといいんだけどね…お嬢様はどうなの?」
「私は婚約者がおりますわ」
「あ、そうでしたよね。どういう方なんです?」
以前に婚約者がいる事は聞いたけど、どんな方なのかは知らないんだよね。
お嬢様は侯爵令嬢なんだから、お相手も高位貴族だと思うけど。
「あら?お話してませんでしたっけ?このリッフェル領の隣、モーリス公爵家の嫡男で、リュシアン様と申しますの」
「ふぇ~、公爵家の方かぁ…そんな雲の上の人の婚約者とこんな話をしてるなんて不思議だねぇ」
「貴族ですとどうしても政略結婚が多いのですが…私達はお互いに望む相手と婚約できたので、まぁ、幸せですわね」
あ、珍しくちょっと照れてるね。
そう言う表情をすると、年相応のあどけなさが出て可愛らしい感じだね。
「お嬢様が好きになる人なら、素敵な方なんでしょうね」
「それはもう。優しくて格好良くて…何より私よりもお強いですし」
…重視するところが閣下と同じなんだね。
流石、血は争えないというか…
でも、お嬢様より強いなんて相当な猛者だね。
モーリス公爵家って別に武勇で鳴らすような家でもなかったと思うのだけど…
「で?お嬢様はそのリュシアン様とはどこまでいったのです?」
むふふ…ここは反撃しておかねば…!
「あら、私はまだ成人しておりませんし、普段会う機会もなかなかありませんし…お会いしてもお茶会とかですからね。期待に添えるようなことは何もありませんのよ」
…そっすか。
もう!
話が終わっちゃったじゃないの!
「ふふ、貴族同士のお付き合いなんて、結婚するまでそんなものですわ。ですからティアさんとカイト様の事は少し羨ましいのですし、お二人の仲が進むのは私事のように嬉しいのですよ」
「お嬢様…」
「なので!また進展があったら細大漏らさず報告してもらわねば!」
「…それは遠慮させてください」
「いいじゃないですか。最近は人目も憚らずにイチャついてるのですし」
「え!?そんな事ないですよ!」
「…いや、十分イチャついてたでしょ。あれでイチャついてないとか…ないわ~」
…マジか。
いけない…これは少し自重せねば…!
…そんなこんなで夜は更けていく。
マクガレンの接触はまだ無い。
かつての地下牢獄は既にその役目を果たす事はなく、今では倉庫として使われているだけで、人が暮らしているような痕跡は何も無かった。
「誰も居ませんでしたわね…」
「そうですね…マクガレンは一体どこに居るんでしょうね?」
「…夜になれば会えるって事だし、今は一旦部屋に戻って報告する?」
「あと確認した方が良い場所は無いかしら…」
「他に目ぼしい場所も無いですけど…もう少し見回ってから戻りましょうか。受け身なのは気分良くないし、リタさんたちの話によると何らかの異能を持ってるみたいだから、不安要素は少しでも排除したい所ですが…」
「多分、精神干渉系の能力だよね?…どの程度効果があるかは分からないけど、夜になる前に[聖套]をかけておこうか」
「え?かなりの高等魔法じゃないですか…ケイトリンさん、凄いですね」
以前にリーゼさんも使っていた精神攻撃から護ってくれる魔法だ。
相当高度な魔法で並の魔道士では使えない。
…この人何者なんだろ?
「まあ、それなりにね…それよりも、もう少し見て回るんでしょ?」
「そうですわね…夜になる前に報告して方針も決めたいですし、さっさと見回ってしまいましょう」
そうして、その後も敷地内…建物を中心に見て回ったが、特に目ぼしい情報は得られなかった。
敷地は相当に広いので全てを見れたわけではないが、これ以上は時間の無駄と判断して部屋に戻ることにした。
「…と言う訳で、先代様たちの居場所は分かったけど、マクガレンの方は確認できませんでした」
部屋に戻って、邸を探索して得られた情報を報告し終わったところだ。
『そうですか…そうなると作戦を少し練り直す必要がありますね』
『今親玉が居ねぇなら、先に救出しちまえば良いんじゃねえか?』
「う~ん、出来ればそうしたいんだけど、昼間だと難しそうかな……がちがちに監視されてる訳じゃ無いんだけど、それとなく見張られてる感じはするんだよね」
「それに…この邸の者を縛り付けているのは、マクガレンに対する畏怖…恐怖…そういったもののようですので、マクガレンを何とかしなければ邸の者たちは敵対の立場を取らざるを得ないと思いますわ」
「だけど、彼らが面従腹背なのであれば、積極的にマクガレンに味方することも無いかも?」
『…救出に人員を割くよりも、マクガレン打倒に集中した方が良いのかもしれませんね。後は陽動と…念の為、最低限の護衛は回すとして…』
現状はマクガレンの居場所は分からないので、結局のところ夜になって接触してから行動開始ということに。
主力は対マクガレン戦に集中、残りの手勢で陽動と客室棟や先代様たちの部屋の警護に当たる。
『とにかく、マクガレンに接触したらすぐに連絡をするんだ。俺達が合流するまでは無茶はしないで逃げに徹するんだぞ。人数が揃ってないと印発動の時間も稼げないだろう』
「うん、分かってる。早く助けに来てね、カイト」
『ああ、任せろ』
頼りにしてるからね!
「はぁ~、色男はカッコいいね~」
「ティアさんだけじゃなくて、私たちも助けてくださいね」
『あ、ああ、もちろんだ』
やがて日は落ち、辺りはすっかり暗くなった。
もう夜と言っても良い時間だ。
部屋着ではなく、戦闘装備で帯剣もしてる。
お嬢様の『収納倉庫の指輪』に入れておいてもらっていたのだ。
さらに、ケイトリンさんに[聖套]もかけてもらってる。
夕食は体調が優れないと言って断った。
変なもの入れられても困るしね。
準備は万端。
さあ、いつでも来い!
と、意気込んでみたものの…
「ただ単に夜と言っても、長いですよね~」
「そうですわね。リタさんたちの話では深夜、皆が寝静まった時間帯みたいですし。気は抜けませんけど」
「じゃあ、ここはガールズトークと行きますか!」
「あら、良いですわね」
え?
ケイトリンさんそういうの好きなの?
てかお嬢様、気は抜けないんじゃなかったの?
「という事で…ティアは、あのカイトって人とデキてるんでしょ?」
「そうですわ」
「いやいや、まだ恋人というわけでは…」
「…まだそんな事言ってるんですの?キスまでしてるのに」
「おお~!お熱いねぇ…ひゅーひゅー!」
「何でお嬢様が知ってるんです!?」
リゼールの街では別の宿だったはず…
「もちろん、アネッサさんに聞きましたわ!」
ねぇーさぁーん!?
まさか、皆に言いふらしてないよね!?
「それはもう、微に入り細を穿つ説明に皆さん聞き入ってましたわ」
ねぇぇ~さぁぁ~~んっっ!!?
「しかし!ですわ!寝所を共にしてキスだけとは…やっぱりカイト様はヘタレだと思いますわ!」
「いやいやいや……別に二人きりじゃなくてミーティアも一緒だったし…」
「へえ…もう既に一緒に寝る仲なんだね?」
「い、いや、ミーティアが一緒じゃないとイヤって言うから仕方なく…ベッドは別々だったし!」
「あら?嫌々でしたの?」
「そ、そんなことは…無いけど…」
「ふむ…じゃあ、もし求められてたら…どうしてた?」
「へ?…………(ぷしゅ~)」
「…あら?どうやらキャパオーバーのようですわ。こんなに真っ赤になって…。やっぱりティアさんは可愛らしいですわ~」
あぅあぅ…
思わず想像したら…いっぱいいっぱいだよ。
しかし、まさかこんなガールズトークをするようになるとは。
もう吹っ切ったとは言え、こちとら前世男なんですけど…
女同士だからって、遠慮がないというか明け透けというか…
しかし、私だけいじられるのは不公平だ!
「もう!私の事ばかり!お二人はどうなんです!?」
「私は恋人なんていないしねぇ…まったく、ラブラブで羨ましいよ」
「ケイトさんなら引く手あまたのような気がしますけど」
美人だし話しやすいし、モテそうだけど。
「だといいんだけどね…お嬢様はどうなの?」
「私は婚約者がおりますわ」
「あ、そうでしたよね。どういう方なんです?」
以前に婚約者がいる事は聞いたけど、どんな方なのかは知らないんだよね。
お嬢様は侯爵令嬢なんだから、お相手も高位貴族だと思うけど。
「あら?お話してませんでしたっけ?このリッフェル領の隣、モーリス公爵家の嫡男で、リュシアン様と申しますの」
「ふぇ~、公爵家の方かぁ…そんな雲の上の人の婚約者とこんな話をしてるなんて不思議だねぇ」
「貴族ですとどうしても政略結婚が多いのですが…私達はお互いに望む相手と婚約できたので、まぁ、幸せですわね」
あ、珍しくちょっと照れてるね。
そう言う表情をすると、年相応のあどけなさが出て可愛らしい感じだね。
「お嬢様が好きになる人なら、素敵な方なんでしょうね」
「それはもう。優しくて格好良くて…何より私よりもお強いですし」
…重視するところが閣下と同じなんだね。
流石、血は争えないというか…
でも、お嬢様より強いなんて相当な猛者だね。
モーリス公爵家って別に武勇で鳴らすような家でもなかったと思うのだけど…
「で?お嬢様はそのリュシアン様とはどこまでいったのです?」
むふふ…ここは反撃しておかねば…!
「あら、私はまだ成人しておりませんし、普段会う機会もなかなかありませんし…お会いしてもお茶会とかですからね。期待に添えるようなことは何もありませんのよ」
…そっすか。
もう!
話が終わっちゃったじゃないの!
「ふふ、貴族同士のお付き合いなんて、結婚するまでそんなものですわ。ですからティアさんとカイト様の事は少し羨ましいのですし、お二人の仲が進むのは私事のように嬉しいのですよ」
「お嬢様…」
「なので!また進展があったら細大漏らさず報告してもらわねば!」
「…それは遠慮させてください」
「いいじゃないですか。最近は人目も憚らずにイチャついてるのですし」
「え!?そんな事ないですよ!」
「…いや、十分イチャついてたでしょ。あれでイチャついてないとか…ないわ~」
…マジか。
いけない…これは少し自重せねば…!
…そんなこんなで夜は更けていく。
マクガレンの接触はまだ無い。
11
お気に入りに追加
344
あなたにおすすめの小説
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】いせてつ 〜TS転生令嬢レティシアの異世界鉄道開拓記〜
O.T.I
ファンタジー
レティシア=モーリスは転生者である。
しかし、前世の鉄道オタク(乗り鉄)の記憶を持っているのに、この世界には鉄道が無いと絶望していた。
…無いんだったら私が作る!
そう決意する彼女は如何にして異世界に鉄道を普及させるのか、その半生を綴る。
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
欠損奴隷を治して高値で売りつけよう!破滅フラグしかない悪役奴隷商人は、死にたくないので回復魔法を修行します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
主人公が転生したのは、ゲームに出てくる噛ませ犬の悪役奴隷商人だった!このままだと破滅フラグしかないから、奴隷に反乱されて八つ裂きにされてしまう!
そうだ!子供の今から回復魔法を練習して極めておけば、自分がやられたとき自分で治せるのでは?しかも奴隷にも媚びを売れるから一石二鳥だね!
なんか自分が助かるために奴隷治してるだけで感謝されるんだけどなんで!?
欠損奴隷を安く買って高値で売りつけてたらむしろ感謝されるんだけどどういうことなんだろうか!?
え!?主人公は光の勇者!?あ、俺が先に治癒魔法で回復しておきました!いや、スマン。
※この作品は現実の奴隷制を肯定する意図はありません
なろう日間週間月間1位
カクヨムブクマ14000
カクヨム週間3位
他サイトにも掲載
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
真紅の髪の女体化少年 ―果てしなき牝イキの彼方に―
中七七三
ファンタジー
ラトキア人――
雌雄同体という特性を持つ種族だ。周期的に雄体、雌体となる性質をもつ。
ただ、ある条件を満たせば性別は固定化される。
ラトキア人の美しい少年は、奴隷となった。
「自分は男だ――」
少年の心は男だった。美しい顔、肢体を持ちながら精神的には雄優位だった。
そして始まるメス調教。その肉に刻まれるメスのアクメ快感。
犯され、蹂躙され、凌辱される。
肉に刻まれるメスアクメの快感。
濃厚な精液による強制種付け――
孕ませること。
それは、肉体が牝に固定化されるということだった。
それは数奇な運命をたどる、少年の物語の始まりだった。
原案:とびらの様
https://twitter.com/tobiranoizumi/status/842601005783031808
表紙イラスト:とびらの様
本文:中七七三
脚色:中七七三
エロ考証:中七七三
物語の描写・展開につきましては、一切とびらの様には関係ありません。
シノプスのみ拝借しております。
もし、作品内に(無いと思いますが)不適切な表現などありましたら、その責は全て中七七三にあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる