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蓮side/so far
登下校は危険がいっぱい/蓮side.8
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「蓮…。俺まで犯罪に巻き込まないでよね」
「犯罪じゃないし」
「何回も言うけど、これストーカー行為だからね」
「もう他人じゃないし。好きな女の子を見つめて何が悪いの?」
「甘酸っぱい青春みたいな言い方してるけど、尾行したり盗撮するのは犯罪だよ?やっとクラスメイトになったんだから、声をかければいいのに」
「あぁ、美優がパンケーキ食べてニコニコしてる。可愛いっ。この店頻繁に来てるよな。美優のお気に入りなのかな?そうだ、買収してこの店のオーナーになれば…」
「聞いちゃいないな…。はぁ…。なんか俺まで罪悪感。ごめんね甘音ちゃん」
放課後、美優と伊村由妃の跡をつけ、カフェまでやってきた。店内が狭く見つかる可能性がある為、向かいの珈琲店のテラス席から見つめていた。
制服姿の美優が可愛すぎる。スカートが短く、色白の生足を晒しているのはモヤモヤするけど…。他の奴に見せたくない。
しばらくして、店を出た美優は駅前で伊村由妃と別れた。美優の家は高校のある最寄り駅から電車で2駅。電車に乗るのかと思いきや、美優はそのまま歩きだした。
「ねー、蓮。俺もう帰るよー?」
「わかった。俺は美優を送ってく」
「……それ‘声をかけて一緒に帰る’じゃなくて‘尾行’だよね?」
「人気のない場所で、美優に何かあったら大変だろ?声かけても一緒に帰ってくれないかもしれないし…」
「そこは弱気なんだ…。まぁ、ほどほどにね。じゃあね~」
「おう、またな」
美優の跡をつけて歩いて行くと、案の定色んな男が美優を見つめている。道ですれ違った男は必ず振り返って美優を見るし、声をかけようとヒソヒソ話す学生グループもいる。
そんな奴らに俺は殺意を放ち睨みをきかせていった。実際、声をかけようとする奴には「俺の彼女に何か用?」と圧をかけて追い払った。
美優が家の近くのコンビニ前を通りかかった時、男が駆け寄って行ったのを見て一瞬殴りかかりそうになった。
『美優』と呼ぶのは弟の伊織だ。
美優を見つめる眼差しや、声色、指を絡めて手を繋ぐ行動、全てが美優を愛おしく思っているとわかってしまう。きっと隠すつもりもないんだろうな。本人には伝わってないみたいだけど。
二人の跡をつけようとした所、伊織がこちらを睨むように振り返った為、今日は家まで見送るのを止めた。
美優の隣を歩く伊織を見て、心が切なくなる。美優の隣は俺の場所なのに…。
もう、後ろから見守ってるだけじゃ嫌だ。
ーーーーーーーーーーーーーー・・・
次の日の朝、俺は美優の家の前に居た。
今日から登下校は俺が美優を送ると決めた。
玄関前に居る俺を見て美優は驚いていたけれど、美優の弟に俺が‘彼氏(仮)’であることを伝えられたし、なにより一緒に登校できる事に俺はかなりテンションが上がっていた。
途中で美優が走り出した時はびっくりしたけど、追い駆けっこも楽しい。
満員電車の中、美優をドア側に立たせて他の乗客からガードする。押し潰されないように手を壁に付くと所謂‘壁ドン’スタイルになる。
俺の腕の中に美優がいる…。
可愛い。可愛い。可愛い。可愛い。可愛い。
「相澤君足早いんだね…。相澤君みたいなタイプのイケメンって走らないのかと思ってた」
「うーん、なんか誉められてる気がしないけど、嬉しい」
運動苦手な様に見えるのかな?もっと鍛えなきゃ。美優にイケメンって思われてるの嬉しい。顔はタイプって事かな?
「美優、ちっちゃいね」
「相澤君が大きすぎるんだと思う」
美優は156cm、俺は186cm。
俺の腕の中にすっぽり収まるサイズ。
話すとき自然と上目遣いになっちゃうの可愛い。
「胸は大きいのにね」
美優のふくよかな胸の膨らみに目をやると、
「最低」
と、可愛く睨んでくる。
「ヤバイ、上目遣い…超絶可愛い。動画撮りたい」
あー、幸せ過ぎる。
「犯罪じゃないし」
「何回も言うけど、これストーカー行為だからね」
「もう他人じゃないし。好きな女の子を見つめて何が悪いの?」
「甘酸っぱい青春みたいな言い方してるけど、尾行したり盗撮するのは犯罪だよ?やっとクラスメイトになったんだから、声をかければいいのに」
「あぁ、美優がパンケーキ食べてニコニコしてる。可愛いっ。この店頻繁に来てるよな。美優のお気に入りなのかな?そうだ、買収してこの店のオーナーになれば…」
「聞いちゃいないな…。はぁ…。なんか俺まで罪悪感。ごめんね甘音ちゃん」
放課後、美優と伊村由妃の跡をつけ、カフェまでやってきた。店内が狭く見つかる可能性がある為、向かいの珈琲店のテラス席から見つめていた。
制服姿の美優が可愛すぎる。スカートが短く、色白の生足を晒しているのはモヤモヤするけど…。他の奴に見せたくない。
しばらくして、店を出た美優は駅前で伊村由妃と別れた。美優の家は高校のある最寄り駅から電車で2駅。電車に乗るのかと思いきや、美優はそのまま歩きだした。
「ねー、蓮。俺もう帰るよー?」
「わかった。俺は美優を送ってく」
「……それ‘声をかけて一緒に帰る’じゃなくて‘尾行’だよね?」
「人気のない場所で、美優に何かあったら大変だろ?声かけても一緒に帰ってくれないかもしれないし…」
「そこは弱気なんだ…。まぁ、ほどほどにね。じゃあね~」
「おう、またな」
美優の跡をつけて歩いて行くと、案の定色んな男が美優を見つめている。道ですれ違った男は必ず振り返って美優を見るし、声をかけようとヒソヒソ話す学生グループもいる。
そんな奴らに俺は殺意を放ち睨みをきかせていった。実際、声をかけようとする奴には「俺の彼女に何か用?」と圧をかけて追い払った。
美優が家の近くのコンビニ前を通りかかった時、男が駆け寄って行ったのを見て一瞬殴りかかりそうになった。
『美優』と呼ぶのは弟の伊織だ。
美優を見つめる眼差しや、声色、指を絡めて手を繋ぐ行動、全てが美優を愛おしく思っているとわかってしまう。きっと隠すつもりもないんだろうな。本人には伝わってないみたいだけど。
二人の跡をつけようとした所、伊織がこちらを睨むように振り返った為、今日は家まで見送るのを止めた。
美優の隣を歩く伊織を見て、心が切なくなる。美優の隣は俺の場所なのに…。
もう、後ろから見守ってるだけじゃ嫌だ。
ーーーーーーーーーーーーーー・・・
次の日の朝、俺は美優の家の前に居た。
今日から登下校は俺が美優を送ると決めた。
玄関前に居る俺を見て美優は驚いていたけれど、美優の弟に俺が‘彼氏(仮)’であることを伝えられたし、なにより一緒に登校できる事に俺はかなりテンションが上がっていた。
途中で美優が走り出した時はびっくりしたけど、追い駆けっこも楽しい。
満員電車の中、美優をドア側に立たせて他の乗客からガードする。押し潰されないように手を壁に付くと所謂‘壁ドン’スタイルになる。
俺の腕の中に美優がいる…。
可愛い。可愛い。可愛い。可愛い。可愛い。
「相澤君足早いんだね…。相澤君みたいなタイプのイケメンって走らないのかと思ってた」
「うーん、なんか誉められてる気がしないけど、嬉しい」
運動苦手な様に見えるのかな?もっと鍛えなきゃ。美優にイケメンって思われてるの嬉しい。顔はタイプって事かな?
「美優、ちっちゃいね」
「相澤君が大きすぎるんだと思う」
美優は156cm、俺は186cm。
俺の腕の中にすっぽり収まるサイズ。
話すとき自然と上目遣いになっちゃうの可愛い。
「胸は大きいのにね」
美優のふくよかな胸の膨らみに目をやると、
「最低」
と、可愛く睨んでくる。
「ヤバイ、上目遣い…超絶可愛い。動画撮りたい」
あー、幸せ過ぎる。
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