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129.◆~ロイEND~2
しおりを挟む「ロイお兄様…?」
「かわいそうなミュラ…こんな俺に愛されて…ごめんな。」
ポツリとこぼした言葉を理解出来ずにいたら、ロイお兄様に突然キスをされた。噛み付くような荒々しいキスで、呼吸の為開いた唇から舌をねじ込まれる。
「んんっ!…んっ、あっ、まっ…て…」
私の抵抗も虚しく、キスは止まらない。
股に差し入れられたお兄様の膝がグリグリと私のクリトリスを刺激する度に、私はだらしなく声を漏らし、ビクビクと腰を揺らしてしまう。
「んっ、ミュラ…。俺の膝に自分から擦り付けて…そんなに気持ちいい?好きでもない男にこんな事されても感じちゃうの?」
「んっあ…ちがっ…」
お兄様の大きな左手が私の両手首を一つに纏め、頭の上へ縛り付けられる。
「ん、ちゅぱ…何が違うの?んっ、違わないでしょ?」
もう片方の手で胸を揉みしだかれ、既に反応してしまった乳首をギュッとつねられた。
「ひゃぅ!んんっ!」
「セムヤ様ともしたの?んっ、ねぇ、他の奴とも…ミュラはみんなとしてるの?」
セムヤ様とはしてない。けれど、ここ最近のみんなとの出来事を思い出して思わず頬を染めてしまった。
「へぇ…してるんだ?じゃあ、いいよね?」
ロイお兄様の目つきが鋭くなり、冷たい声が部屋に響いた。
胸をまさぐっていたロイお兄様の手が下へと降りていき、スカートをたくしあげる。ショーツから手を入れられ、割れ目に指が入れられた。
「ふっ…ミュラのツルツルおまんこ、もうぐちゃぐちゃだね。こんなに濡らして…悪い子だ。」
「ひゃあぁっ!ロイ…おにぃさまっ…やめて…」
愛液でヌルヌルとお兄様の指が滑り、くちゅくちゅと水音をたてながらクリトリスを刺激される。
「やめて欲しかったら、俺の事嫌いって拒否して?ねぇ、他に好きな奴がいるんだろ?俺の事なんか嫌いだって…最低だって罵ってくれよ…」
ロイお兄様の目から涙が溢れ出す。
「……じゃない…。」
「え…?」
「嫌いじゃ…ない。私は…ロイお兄様が…好き…」
「…あ、…っはは。そうだよな、優しいミュラならそう言ってくれるよな。皆が好きなんだもんな…。」
「違う!ロイお兄様が…、私が愛してるのはロイお兄様だけだから…。」
「ミュラ…?」
ポロポロと涙が溢れていく。
「好きなの。家族としてじゃなく…、一人の男性として…愛してるの…。こんなのいけないって解ってるけど…。」
「ほ…んと?信じちゃうよ?ねぇ、後でやっぱり違うって言われても、俺はミュラの事逃がしてあげられないよ?」
「ロイお兄様が好き。愛してるわ。」
「っ…!!俺も、ミュラを愛してる。ミュラ、ミュラ…」
深いキスをされ、私も一生懸命舌を絡ませる。ショーツに差し入れられていた手が再びくちゅくちゅとクリトリスを擦り付けて、快感に腰がビクビクと揺れてしまう。
「んっ、おにぃさまぁ…しゅき。んっ、大好き…。んっ、ん」
「ミュラ、気持ちいぃ?もっと感じて、俺だけしか見えなくなるくらい…もっと好きになって。ココも、俺だけのものだからね。」
じゅぷっと音を立てながら蜜壺に指を挿し込まれた瞬間、激しい刺激に目の前がチカチカと瞬いた。中指で蜜蕾を、親指でクリトリスをグリグリと責められる。
「ひゃぁぁ…んっ!!あっ、あっ、ダメ!だめぇ!イッちゃぅぅ…っ!!」
プシャーッと勢いよく潮を吹いてしまい、ポタポタと床に染みが広がっていく。
「ミュラ、可愛いっ。ちゅ、んちゅ」
ロイお兄様はついばむようなキスをしながら私の服を脱がしていく。力が抜けてしまった全裸の私を抱上げ、優しくベッドに寝かせる。
「ロイ…お兄様…大好き。」
「ミュラ大好き。愛してる。」
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