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88.~ミュラを守る会~
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ディオス「しかしなぁ、ポールの件でアレス様とキュアネ様が現場に居合わせたのは厄介だな。」
メリー「そうね。あの腹黒王子は絶対私達に情報を漏らさないわよね~。」
シャルカ「フッ…フヒッ」
ロキ「ロレイル公爵家のシスコン3兄弟も全然ミュラの事を教えてくれないし…。ホントつまんない。」
シャルカ「ブッ…ブヒッ」
ノキシー「ちょっと!コブタちゃん(ギュウゥ)」
シャルカ「いひゃい~ほっへたひっはらないれ~(痛い~ほっぺた引っ張らないで~)」
ノキシー「シャルカがブタみたいな笑い方をする時は何か隠し事がある時なのよ。あんた、何か知ってるなら吐きなさい!(ギュウゥ!)」
シャルカ「いひゃひゃひゃ!(痛たた!)」
ゼノン「ノキシー、そのままじゃ喋れないよ。シャルカ、何か内緒にしてる事があるの?」
シャルカ「くぅ…相変わらずノキシーちゃん容赦無いんだから…。」
ノキシー「いいから早く話しなさい!でないと…」
シャルカ「わかった!話します!話すからもうほっぺたつねらないで!…えっと、昨日マリーンズブティックにお洋服を注文に行ったの。」
メリー「マリーンズブティックって、王都で今人気のマリアンナさんがデザイナーで居る所よね?」
シャルカ「うん。でね、注文しようとしたら『しばらく忙しいからご納品をお待ちいただけませんか』って言われてね、それは全然構わないんだけれど、シシリア公爵家はお得意様で今まで待たせられる事が無かったから、何かあったんですか?って聞いたの。」
ノキシー「あら、珍しいわね。私もマリーンズブティックでよく注文するけど、いつも優先してやってくれるわよ?」
シャルカ「うん、マリアンナさんがここだけの話なんだけどって教えてくれたんだけど…『実はロレイル公爵家のミュラお嬢様からの注文が大量に入っているんです。アレス王子様から最優先で仕上げて欲しいと頼まれておりまして…なんとお支払いも全てアレス王子様がしておりますの。ミュラお嬢様がご注文されたドレスに合うようにアクセサリーをプレゼントなさりたいとの事で、アレス王子様とキュアネ王女様が直々にセレクトされているんです。はぁ、あんなに美しいお嬢様ですもんねぇ。私も初めてミュラお嬢様にお会いしましたけれど…天使のようでしたわっ!』と…」
ディオス「はぁ?アレス様やけに張り切ってるなぁ。でも、いつもみたいにミュラへプレゼントは届かないんじゃないか?」
メリー「そうよ。いつもプレゼントやお手紙を送っても公爵様や家令に処分されちゃうじゃない。」
シャルカ「それがね、マリアンナさんが言うには『お支払いを持つのも、プレゼントもミュラお嬢様へご納品まで秘密なんです』って嬉しそうに言うのよ。」
ノキシー「ドレスの納品時に確認のフィッティングがあるから…ミュラちゃんも必ず立ち合うはずね。ってことは…」
ディオス、メリー「「必ず渡せる」」
シャルカ「でね、怒らないで欲しいんだけど…実は私も一緒にプレゼントを渡して欲しいって、マリアンナさんに頼んできたの。えへへ。」
ノキシー「何がえへへよ。抜け駆けして~(ギュウゥ)」
シャルカ「いひゃひゃひゃ!(痛たた!)」
ロキ「んー、でもこれってかなりチャンスだよね。」
メリー「うん!私達もマリアンナさんに頼んで一緒に渡して貰いましょ!」
ノキシー「そうね、ナイスよ、シャルカ。」
シャルカ「ほっぺたの痛みが…全然誉められてる気がしないんだけど…」
ゼノン「でも、急に大量のドレスを注文するなんて…ミュラちゃん何かあるのかな?」
メリー「確かに…。何かしら?」
ディオス「さっきからシラー兄妹とアキレス兄妹が一言も喋ってないのが関係してるんじゃない?」
ノキシー「ちょっと!何か知ってるなら話しなさいよ!」
パリス「今度ミュラ様が謁見に王宮に行くの。その時の護衛を騎士団が行うわ。あとは、その後の護衛も任されているわねぇ。」
メリー「何で早く教えてくれなかったのよぉ!」
パリス「聞かれなかったからよ。」
ディオス「なぁ、謁見時はともかく、その後の護衛ってなんだ?」
ハイド「姫が勉強をアレス様とキュアネ様とご一緒に行う事になったのだ。家庭教師を雇えば、また姫に危険が及ぶかもしれないからな。それで王宮へ行き来する際、姫の護衛として騎士団がつく。」
メリー「はぁ?何よそれ!?一緒に勉強なんてズルイ!私もミュラちゃんと一緒にしたい!」
ロキ「ハイド…お前まさかミュラの専属とか言わないよな?」
ハイド「俺だけじゃない。だが姫の護衛には俺もつく。」
パリス「私もつくわよ。勿論、騎士団の実力者も何人かつくけれど…。年齢が近い私達も一緒についたほうがミュラ様が安心するだろうからってお父様にお願いしたの。」
ロキ「クソッ!それでお前ら二人余裕な顔してたんだな。ムカツク!」
ノキシー「ちょっと待って、勉強って魔法も学ぶのよね?…シラー兄妹が余裕ぶってるのってまさか…」
クロノス「魔法を教えるならば当然魔術団だろう。この俺がミュラに教えるのは当たり前の事だ。」
エレクトラ「勿論私もついていくわよ。魔術師の方々も講師でいるけど、まぁ理由は騎士団と同じね。ふふふ」
シャルカ「ズルいですぅぅ!私だってミュラちゃんとイチャイチャしたいのに!」
ゼノン「いや、イチャイチャじゃなくて勉強だろ…?」
ディオス「俺らがミュラにできる事…何かないかな?」
メリー「社交は?お茶会やパーティーは得意よ!」
ノキシー「そうね、貴族のマナーを学ぶ上で大事な事だわ。なんとかお父様に頼んで、お勉強会に一緒に参加させてもらいましょう。」
ロキ「元々、月に1回王宮でお茶会してるもんな。今までクソ面倒だったけど、俄然楽しみになってきたな。」
メリー「よし!みんなで協力してミュラちゃんと仲良くなるわよっ!!」
メリー「そうね。あの腹黒王子は絶対私達に情報を漏らさないわよね~。」
シャルカ「フッ…フヒッ」
ロキ「ロレイル公爵家のシスコン3兄弟も全然ミュラの事を教えてくれないし…。ホントつまんない。」
シャルカ「ブッ…ブヒッ」
ノキシー「ちょっと!コブタちゃん(ギュウゥ)」
シャルカ「いひゃい~ほっへたひっはらないれ~(痛い~ほっぺた引っ張らないで~)」
ノキシー「シャルカがブタみたいな笑い方をする時は何か隠し事がある時なのよ。あんた、何か知ってるなら吐きなさい!(ギュウゥ!)」
シャルカ「いひゃひゃひゃ!(痛たた!)」
ゼノン「ノキシー、そのままじゃ喋れないよ。シャルカ、何か内緒にしてる事があるの?」
シャルカ「くぅ…相変わらずノキシーちゃん容赦無いんだから…。」
ノキシー「いいから早く話しなさい!でないと…」
シャルカ「わかった!話します!話すからもうほっぺたつねらないで!…えっと、昨日マリーンズブティックにお洋服を注文に行ったの。」
メリー「マリーンズブティックって、王都で今人気のマリアンナさんがデザイナーで居る所よね?」
シャルカ「うん。でね、注文しようとしたら『しばらく忙しいからご納品をお待ちいただけませんか』って言われてね、それは全然構わないんだけれど、シシリア公爵家はお得意様で今まで待たせられる事が無かったから、何かあったんですか?って聞いたの。」
ノキシー「あら、珍しいわね。私もマリーンズブティックでよく注文するけど、いつも優先してやってくれるわよ?」
シャルカ「うん、マリアンナさんがここだけの話なんだけどって教えてくれたんだけど…『実はロレイル公爵家のミュラお嬢様からの注文が大量に入っているんです。アレス王子様から最優先で仕上げて欲しいと頼まれておりまして…なんとお支払いも全てアレス王子様がしておりますの。ミュラお嬢様がご注文されたドレスに合うようにアクセサリーをプレゼントなさりたいとの事で、アレス王子様とキュアネ王女様が直々にセレクトされているんです。はぁ、あんなに美しいお嬢様ですもんねぇ。私も初めてミュラお嬢様にお会いしましたけれど…天使のようでしたわっ!』と…」
ディオス「はぁ?アレス様やけに張り切ってるなぁ。でも、いつもみたいにミュラへプレゼントは届かないんじゃないか?」
メリー「そうよ。いつもプレゼントやお手紙を送っても公爵様や家令に処分されちゃうじゃない。」
シャルカ「それがね、マリアンナさんが言うには『お支払いを持つのも、プレゼントもミュラお嬢様へご納品まで秘密なんです』って嬉しそうに言うのよ。」
ノキシー「ドレスの納品時に確認のフィッティングがあるから…ミュラちゃんも必ず立ち合うはずね。ってことは…」
ディオス、メリー「「必ず渡せる」」
シャルカ「でね、怒らないで欲しいんだけど…実は私も一緒にプレゼントを渡して欲しいって、マリアンナさんに頼んできたの。えへへ。」
ノキシー「何がえへへよ。抜け駆けして~(ギュウゥ)」
シャルカ「いひゃひゃひゃ!(痛たた!)」
ロキ「んー、でもこれってかなりチャンスだよね。」
メリー「うん!私達もマリアンナさんに頼んで一緒に渡して貰いましょ!」
ノキシー「そうね、ナイスよ、シャルカ。」
シャルカ「ほっぺたの痛みが…全然誉められてる気がしないんだけど…」
ゼノン「でも、急に大量のドレスを注文するなんて…ミュラちゃん何かあるのかな?」
メリー「確かに…。何かしら?」
ディオス「さっきからシラー兄妹とアキレス兄妹が一言も喋ってないのが関係してるんじゃない?」
ノキシー「ちょっと!何か知ってるなら話しなさいよ!」
パリス「今度ミュラ様が謁見に王宮に行くの。その時の護衛を騎士団が行うわ。あとは、その後の護衛も任されているわねぇ。」
メリー「何で早く教えてくれなかったのよぉ!」
パリス「聞かれなかったからよ。」
ディオス「なぁ、謁見時はともかく、その後の護衛ってなんだ?」
ハイド「姫が勉強をアレス様とキュアネ様とご一緒に行う事になったのだ。家庭教師を雇えば、また姫に危険が及ぶかもしれないからな。それで王宮へ行き来する際、姫の護衛として騎士団がつく。」
メリー「はぁ?何よそれ!?一緒に勉強なんてズルイ!私もミュラちゃんと一緒にしたい!」
ロキ「ハイド…お前まさかミュラの専属とか言わないよな?」
ハイド「俺だけじゃない。だが姫の護衛には俺もつく。」
パリス「私もつくわよ。勿論、騎士団の実力者も何人かつくけれど…。年齢が近い私達も一緒についたほうがミュラ様が安心するだろうからってお父様にお願いしたの。」
ロキ「クソッ!それでお前ら二人余裕な顔してたんだな。ムカツク!」
ノキシー「ちょっと待って、勉強って魔法も学ぶのよね?…シラー兄妹が余裕ぶってるのってまさか…」
クロノス「魔法を教えるならば当然魔術団だろう。この俺がミュラに教えるのは当たり前の事だ。」
エレクトラ「勿論私もついていくわよ。魔術師の方々も講師でいるけど、まぁ理由は騎士団と同じね。ふふふ」
シャルカ「ズルいですぅぅ!私だってミュラちゃんとイチャイチャしたいのに!」
ゼノン「いや、イチャイチャじゃなくて勉強だろ…?」
ディオス「俺らがミュラにできる事…何かないかな?」
メリー「社交は?お茶会やパーティーは得意よ!」
ノキシー「そうね、貴族のマナーを学ぶ上で大事な事だわ。なんとかお父様に頼んで、お勉強会に一緒に参加させてもらいましょう。」
ロキ「元々、月に1回王宮でお茶会してるもんな。今までクソ面倒だったけど、俄然楽しみになってきたな。」
メリー「よし!みんなで協力してミュラちゃんと仲良くなるわよっ!!」
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