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25歳のチビでポッチャリな私は転移した異世界で子供扱いされて困ってます!
⑧
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「ジョナサン様、運んで頂いてありがとうございました」
「ミクは俺の特別な人だから、そんな改まらないでさっきまで通りジョナサンって呼んで気安く喋ってよ」
それから、ピートさんやメイドさんにも敬称や敬語はいらないと言われたけど、出会ったばかりでそれは無理だと伝えて「さん」付けだけはどうにか許して貰った。
私はただの一般人だし、ピートさんたちの主人ではないしね!
たくさんの荷物を抱えていたメイドさんは、ネネさんと言ってなんと18歳だそうだ。
「ミク様の身支度がありますので旦那様は部屋から出てくださいませ」
ネネさんはそう言ってジョナサンを部屋から追い出した。
ジョナサンは渋々部屋を出て、身支度が整ったらすぐに呼ぶようにとネネさんに言っていた。
私はネネさんに手を引かれて浴室に連れて行かれた。
自分で脱げると言っているのに、ネネさんに容赦なく脱がされて、更に全身を洗われてしまった。
恥ずかしい……。
誰かに体を洗われるなんて、子供の頃以来のことでキャパオーバーだ――。
しかもスリムな体ならまだしも、ポッチャリな私の体にはあちこちにお肉がついていて、人様にお見せ出来る様な体ではないのに――。
一通り洗われたら丁寧に拭きあげられて、ボディーミルクの様なものを塗られた。
そして、ミルクを塗るときも容赦なくネネさんに、エステ宜しく贅肉を揉みほぐされて、それもまた恥ずかしかった。
それから用意して貰った服にも驚いた……。
私のサイズでは子供服しかないと言うのも分かるけど、何だこのフリフリ……。
ネネさんは、これでも子供っぽさがマシなデザインを選んでくれたみたいだけど、水色のワンピースに白いフリフリエプロンが縫い付けられている意匠は、私の記憶の中の某不思議の国の少女の衣装を彷彿させる。
何着か持ってきてくれた他の服も似たり寄ったりで、結局これを着ることになった。
せめてフリフリのエプロンが縫い付けられていなければ、水色のワンピースで良い感じなのだけど、この服を着る年齢が小学校に行くか行かないかの年齢の子供だということで、汚れても良い様に縫い付けられているらしかった……。
私も子供の頃はこのエプロンワンピ憧れたけどさ、ハロウィンでもないのに25歳の私が着るのは恥ずかしすぎる……。
ネネさんは「お似合いですよ!」って褒めてくれるけど、これが似合っても益々子供みたいだと言われてる様で情けなくなる。
勿論ネネさんに悪意は感じないし、素直に褒めてくれているのだけど、ジョナサンに散々子供だと疑われたから自信もなくす――。
ただでさえ小さいのがコンプレックスなのに……。
靴も七五三で履くような艶々した革靴が用意されていた。
22.5センチも子供用の物しかないんだって――。
「ちなみに……」と、ネネさんに足のサイズを聞くと30センチだと言っていた。
それはデカイ…!
――でもよく考えれば、ネネさんも2メートル超えてるんだもんね。
足が小さかったら支えきれないか。
「ミクは俺の特別な人だから、そんな改まらないでさっきまで通りジョナサンって呼んで気安く喋ってよ」
それから、ピートさんやメイドさんにも敬称や敬語はいらないと言われたけど、出会ったばかりでそれは無理だと伝えて「さん」付けだけはどうにか許して貰った。
私はただの一般人だし、ピートさんたちの主人ではないしね!
たくさんの荷物を抱えていたメイドさんは、ネネさんと言ってなんと18歳だそうだ。
「ミク様の身支度がありますので旦那様は部屋から出てくださいませ」
ネネさんはそう言ってジョナサンを部屋から追い出した。
ジョナサンは渋々部屋を出て、身支度が整ったらすぐに呼ぶようにとネネさんに言っていた。
私はネネさんに手を引かれて浴室に連れて行かれた。
自分で脱げると言っているのに、ネネさんに容赦なく脱がされて、更に全身を洗われてしまった。
恥ずかしい……。
誰かに体を洗われるなんて、子供の頃以来のことでキャパオーバーだ――。
しかもスリムな体ならまだしも、ポッチャリな私の体にはあちこちにお肉がついていて、人様にお見せ出来る様な体ではないのに――。
一通り洗われたら丁寧に拭きあげられて、ボディーミルクの様なものを塗られた。
そして、ミルクを塗るときも容赦なくネネさんに、エステ宜しく贅肉を揉みほぐされて、それもまた恥ずかしかった。
それから用意して貰った服にも驚いた……。
私のサイズでは子供服しかないと言うのも分かるけど、何だこのフリフリ……。
ネネさんは、これでも子供っぽさがマシなデザインを選んでくれたみたいだけど、水色のワンピースに白いフリフリエプロンが縫い付けられている意匠は、私の記憶の中の某不思議の国の少女の衣装を彷彿させる。
何着か持ってきてくれた他の服も似たり寄ったりで、結局これを着ることになった。
せめてフリフリのエプロンが縫い付けられていなければ、水色のワンピースで良い感じなのだけど、この服を着る年齢が小学校に行くか行かないかの年齢の子供だということで、汚れても良い様に縫い付けられているらしかった……。
私も子供の頃はこのエプロンワンピ憧れたけどさ、ハロウィンでもないのに25歳の私が着るのは恥ずかしすぎる……。
ネネさんは「お似合いですよ!」って褒めてくれるけど、これが似合っても益々子供みたいだと言われてる様で情けなくなる。
勿論ネネさんに悪意は感じないし、素直に褒めてくれているのだけど、ジョナサンに散々子供だと疑われたから自信もなくす――。
ただでさえ小さいのがコンプレックスなのに……。
靴も七五三で履くような艶々した革靴が用意されていた。
22.5センチも子供用の物しかないんだって――。
「ちなみに……」と、ネネさんに足のサイズを聞くと30センチだと言っていた。
それはデカイ…!
――でもよく考えれば、ネネさんも2メートル超えてるんだもんね。
足が小さかったら支えきれないか。
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