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第二章 魔王討伐の旅に出る
十.魔王と言えば……
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「えっ!? 今から目指す瘴気スポットってそんなにヤバイのっ!?」
田辺さんが驚きの声を上げるのも仕方がない――。出発する前に俺からも話があると言ったのはディランで、昨日の聞き込みの中で気になる情報を仕入れたらしい。
「瘴気が出ている感じは他の場所と変わりはなさそうなんだけどな、出てくる魔獣のランクがかなり高いみたいなんだ――」
この辺りには元々居なかったようなレベルの魔獣も出現していて、ただでさえ狂暴だというのに瘴気で我を忘れて、敵味方関係なく攻撃してくるから危険で、商人たちの通行の妨げになっているそうだ。仕事でその道を通らないといけない時は、やむを得ず冒険者に護衛を頼んだりするんだけど、一筋縄ではいかないと――。瘴気が出ている場所から馬車が通るような道までは少し離れているけれど、魔獣は通行人を見つけると襲い掛かってくるらしくて、護衛が必須なんだって。
この辺りは、瘴気が溢れるまでは比較的大人しい魔獣がいるくらいで、通行人を襲うこともなく護衛なんて必要がなかったというのに、ここ数年こんな調子で街の人たちは困り果てているらしい。
「今まで居なかったようなレベルの魔獣が出現……。何か引っ掛かるな――」
王子が難しい顔をして考えていると、ディランがさらに気になることを言った。
「少ない証言ではあるが、魔獣の後方に人型の何かの姿を認めたという目撃情報もある」
人型をとる魔獣は居ない。瘴気の中に入れる人間も居ない。俺の知っているRPG知識から推測すると――。
でもここはゲームや漫画の世界なんかじゃなくって現実世界な訳で、勝手に推測するのは良くないな。
「人型の何か……。瘴気の中でも存在出来るというと、魔王に近しい何かだろう。恐らく魔族で間違いない」
やっぱり魔族だったか……。実物を見るまでは断定は出来ないらしいけど、高確率でそうだと――。魔王城はまだ遠いけれど、近付いてはいる訳で……。魔王城に近付くにつれて敵が強くなるのは当然のことだよな――。
「この街を今出ると、到着は明日の未明になる。それは一昼夜馬を走らせての場合であるから、どこかで野宿して翌昼到着が妥当なところだろう」
「魔族って――。神殿長からも少しだけ話を聞いたけど、数は少ないけどめっちゃ強いんだよね?」
「聖女様のおっしゃる通り、一筋縄で叶う相手ではない。準備は万端だが、備え過ぎて損はないだろう。出発は明日に延期して本日は各自、魔族との戦闘に向けて準備をすることとする! エリック、悪いが昨晩の宿を押さえてくれるか?」
魔族のこと全然知らないままの出発は不安だったから、出発が明日になったことは素直にホッとした。魔王討伐に於いて、魔族との接触は決して避けては通れないことだから、王子に魔族のことを教えてもらおう。
「任しときっ! そしたら同じ宿押さえとくから、それぞれ用事が済んだら宿に戻って来てなっ! 出発は明日やけど、馬での移動に野宿もある。しっかり戻って体を休めるのも大事な準備のうちやで。みんな無理のない範囲でなっ!」
今日は田辺さんはディランと一緒に魔族のことを勉強したりするらしい。エリックは、対魔族用に特殊な矢を量産するそうだ。旅を進める中で、王子から弓に魔力を籠める方法を教えてもらったらしく、以前よりも威力が増していて、手強い敵にも致命傷を与えることが出来る様になっている。今まで薬を作る時に魔力を使うことはあったけど、戦いで使ったことはなかったらしくて、ディランや王子が剣に魔力を纏わせているのを見て自分にも出来ないかと思ったんだって。俺自身は魔力はないけど、ポピーが短剣に雷魔法を纏わせてくれているからその効果はよく理解しているつもりだ。元々エリックの攻撃は命中率も高く攻撃力も高めだったけど、より強力になった。さすが神様が選んだ討伐メンバーだな。
みんなと別れると、俺と王子は図書館に向かった。図書館では個室を貸してもらうことが出来るみたいだから、周りを気にせずに話しが出来そうだ。王子に魔族に関する本があればそれを見ながら説明出来るからと言われて、俺は素直に従う。
王子は図書館に着くとすぐに魔族に関する本を探し出して説明を始めてくれた。本に描かれている魔王は大きくて、羊のような角が生えた悪魔みたいな姿だった。でも、姿は自在に変えることが出来るらしくて、それが本当の姿かどうかは分からないらしい。前回の勇者が倒した時はその姿だったから、こうやって資料として残っているんだって。
魔王と魔族……よくある展開としては四天王とか出てきちゃったりするよね。でもまさかな――。
「魔王とは、魔族の中で一番力を持つ者だと言われています。前回魔王が現れた時は、完全に倒すことが出来なかったようで、今回の神託により復活が近いということが分かりました。しばらく魔王不在だったのは、復活の見込みがあったということなのでしょう……。それからはショウゴ殿もご存知の通り、勇者や聖女といったメンバーに関する神託を授かりました。そして魔族と言うと、魔王の配下に四天王と呼ばれる四人の魔族がおります――」
「うわっ! やっぱり四天王かぁ……」
「四天王をご存知なのですか?」
心の中で言ったつもりが普通に口にしていたらしく、四天王について知っている風になってしまった。
「いや知らないんだけど、元の世界の物語に出てくる魔王の周りにも四天王っていたなと思って……」
「ショウゴ殿の世界にも魔王がいるのですか?」
「いないいない! 物語! 作り話! 魔法もないし、妖精も魔物もいないって前に話したじゃん……」
「そうでしたね。それにしても、想像だけで魔王や四天王の存在が物語になっているというのも不思議なことですね」
「確かに……。でもこうやって自分が異世界に召喚とかされてみたら、他にも異世界はあるんだろうなと思うし、その他の異世界では元の世界と行き来出来ていたりするのかもだよね。そしたら、その体験を物語にしているっていう可能性もある。読者である俺たちは作り話って思っているけど、実は作者の体験談だったりするのかも――」
実際に異世界が存在しているってことを身をもって体験した身としては、そんなこともあるかも知れないって思うんだ。
「それはありそうですね。それでしたら、魔法や魔物が存在しない世界でも魔王や四天王という極めて限定的な名称が出てきても不思議ではありません」
「そうそう。で、魔王とか四天王とかを勇者が倒すっていうのが王道な物語だったりするし、子供がやる遊びのストーリーになってたりして人気なんだよ。でも、現実の魔王や四天王を知っている訳じゃないから、教えてもらえると有難いです」
魔王のイラストの次のページに四天王についての記述があるけど、四天王は入れ替わることもあるらしいし、ここに載っている四天王は勇者に倒されているから、今代の四天王とは関係ないだろう。四天王を倒さなければ魔王まで辿り着くことが出来ないというところは王道だけど。
「四天王になるには、魔王に認められる程の力を示す必要がありますから、その地位を狙った者からの下剋上で入れ替わることもございます。わたしが仕入れた情報によると、オークの軍団を率いる将軍の様な者、精霊の様に美しい姿をしている者の存在を確認しております。この二人が入れ替わったという情報は入っておりませんので、現在も四天王であると思われます。残りの二人についてはわたしの力不足で申し訳ないのですが把握出来ておりません……」
「レオが謝ることなんてないよ! 四天王のうち二人の情報が分かっているだけでも全然違うと思うし!」
「そう言っていただけると心が軽くなります。わたしたちに出来る対策としましては、作戦を練ることと防御の強化といったところでしょうか――」
「妖精たちにも四天王のことを伝えないとだね。いつもと同じだと思っていたら驚いてしまうだろうし……」
ポピーとウィンを呼びだすとディランから聞いたことを伝える。前回の魔獣討伐とは違って魔族が現れるかもしれないから、まだ練習中の技を使うかもと言うと、二人は任せろと胸を張った。
「あたし魔族って見たことないけど、しょうちゃんとの連携も板についてきたし、大丈夫だと思う! 自分で魔法使って生き物に攻撃する練習は出来ないけど、土の妖精に作ってもらった土人形にウィンと一緒に攻撃したりして特訓してきたから!」
「ウィンたんもれんちゅうばっちしでしゅ! ちょうたんのちんぱいいりまちぇん!」
二人とも――。こっそり自主練してくれていたなんて……。可愛すぎるだろう! 頭をグリグリ撫でまわして褒めてあげたい! でも今、土の妖精って言ってたよな?
「二人とも、自分たちで練習してくれていたんだな! ありがとう! ところで、土の妖精ってさっき言ってたけど、会わせてもらうことって出来ないかな?」
土の妖精が仲間になってくれるかは分からないけど、手数が多いに越したことはないし、ダメもとで聞いてみる。
「ああ、それもそうね! ちょっと聞いてくるから待っててくれる?」
ポピーはそう言うが早いかすぐに姿を消して、恐らく土の妖精の所へ行ってくれた。
「土の妖精は仲間になってくれるかな?」
「ちょうたんは、ウィンたんたちがだいちゅきーってなうから、ばいぼうぶとおもー」
妖精との会話は王子には聞こえないから、俺が一人で喋っているみたいになっているけど、妖精王に会った時に妖精の姿も見ているから、変な奴とは思われていないはず。昨日買った金平糖をウェストポーチから取り出すとウィンに一粒渡す。案の定妖精の口にも入るサイズだけど、頬張って頬っぺたがパンパン! ニコニコ頬張って――ああ、可愛い! ポピーにも戻って来たらあげよう。絶対喜んでくれるな。土の妖精ってどんな子なんだろう? 会えたらいいんだけど――。
田辺さんが驚きの声を上げるのも仕方がない――。出発する前に俺からも話があると言ったのはディランで、昨日の聞き込みの中で気になる情報を仕入れたらしい。
「瘴気が出ている感じは他の場所と変わりはなさそうなんだけどな、出てくる魔獣のランクがかなり高いみたいなんだ――」
この辺りには元々居なかったようなレベルの魔獣も出現していて、ただでさえ狂暴だというのに瘴気で我を忘れて、敵味方関係なく攻撃してくるから危険で、商人たちの通行の妨げになっているそうだ。仕事でその道を通らないといけない時は、やむを得ず冒険者に護衛を頼んだりするんだけど、一筋縄ではいかないと――。瘴気が出ている場所から馬車が通るような道までは少し離れているけれど、魔獣は通行人を見つけると襲い掛かってくるらしくて、護衛が必須なんだって。
この辺りは、瘴気が溢れるまでは比較的大人しい魔獣がいるくらいで、通行人を襲うこともなく護衛なんて必要がなかったというのに、ここ数年こんな調子で街の人たちは困り果てているらしい。
「今まで居なかったようなレベルの魔獣が出現……。何か引っ掛かるな――」
王子が難しい顔をして考えていると、ディランがさらに気になることを言った。
「少ない証言ではあるが、魔獣の後方に人型の何かの姿を認めたという目撃情報もある」
人型をとる魔獣は居ない。瘴気の中に入れる人間も居ない。俺の知っているRPG知識から推測すると――。
でもここはゲームや漫画の世界なんかじゃなくって現実世界な訳で、勝手に推測するのは良くないな。
「人型の何か……。瘴気の中でも存在出来るというと、魔王に近しい何かだろう。恐らく魔族で間違いない」
やっぱり魔族だったか……。実物を見るまでは断定は出来ないらしいけど、高確率でそうだと――。魔王城はまだ遠いけれど、近付いてはいる訳で……。魔王城に近付くにつれて敵が強くなるのは当然のことだよな――。
「この街を今出ると、到着は明日の未明になる。それは一昼夜馬を走らせての場合であるから、どこかで野宿して翌昼到着が妥当なところだろう」
「魔族って――。神殿長からも少しだけ話を聞いたけど、数は少ないけどめっちゃ強いんだよね?」
「聖女様のおっしゃる通り、一筋縄で叶う相手ではない。準備は万端だが、備え過ぎて損はないだろう。出発は明日に延期して本日は各自、魔族との戦闘に向けて準備をすることとする! エリック、悪いが昨晩の宿を押さえてくれるか?」
魔族のこと全然知らないままの出発は不安だったから、出発が明日になったことは素直にホッとした。魔王討伐に於いて、魔族との接触は決して避けては通れないことだから、王子に魔族のことを教えてもらおう。
「任しときっ! そしたら同じ宿押さえとくから、それぞれ用事が済んだら宿に戻って来てなっ! 出発は明日やけど、馬での移動に野宿もある。しっかり戻って体を休めるのも大事な準備のうちやで。みんな無理のない範囲でなっ!」
今日は田辺さんはディランと一緒に魔族のことを勉強したりするらしい。エリックは、対魔族用に特殊な矢を量産するそうだ。旅を進める中で、王子から弓に魔力を籠める方法を教えてもらったらしく、以前よりも威力が増していて、手強い敵にも致命傷を与えることが出来る様になっている。今まで薬を作る時に魔力を使うことはあったけど、戦いで使ったことはなかったらしくて、ディランや王子が剣に魔力を纏わせているのを見て自分にも出来ないかと思ったんだって。俺自身は魔力はないけど、ポピーが短剣に雷魔法を纏わせてくれているからその効果はよく理解しているつもりだ。元々エリックの攻撃は命中率も高く攻撃力も高めだったけど、より強力になった。さすが神様が選んだ討伐メンバーだな。
みんなと別れると、俺と王子は図書館に向かった。図書館では個室を貸してもらうことが出来るみたいだから、周りを気にせずに話しが出来そうだ。王子に魔族に関する本があればそれを見ながら説明出来るからと言われて、俺は素直に従う。
王子は図書館に着くとすぐに魔族に関する本を探し出して説明を始めてくれた。本に描かれている魔王は大きくて、羊のような角が生えた悪魔みたいな姿だった。でも、姿は自在に変えることが出来るらしくて、それが本当の姿かどうかは分からないらしい。前回の勇者が倒した時はその姿だったから、こうやって資料として残っているんだって。
魔王と魔族……よくある展開としては四天王とか出てきちゃったりするよね。でもまさかな――。
「魔王とは、魔族の中で一番力を持つ者だと言われています。前回魔王が現れた時は、完全に倒すことが出来なかったようで、今回の神託により復活が近いということが分かりました。しばらく魔王不在だったのは、復活の見込みがあったということなのでしょう……。それからはショウゴ殿もご存知の通り、勇者や聖女といったメンバーに関する神託を授かりました。そして魔族と言うと、魔王の配下に四天王と呼ばれる四人の魔族がおります――」
「うわっ! やっぱり四天王かぁ……」
「四天王をご存知なのですか?」
心の中で言ったつもりが普通に口にしていたらしく、四天王について知っている風になってしまった。
「いや知らないんだけど、元の世界の物語に出てくる魔王の周りにも四天王っていたなと思って……」
「ショウゴ殿の世界にも魔王がいるのですか?」
「いないいない! 物語! 作り話! 魔法もないし、妖精も魔物もいないって前に話したじゃん……」
「そうでしたね。それにしても、想像だけで魔王や四天王の存在が物語になっているというのも不思議なことですね」
「確かに……。でもこうやって自分が異世界に召喚とかされてみたら、他にも異世界はあるんだろうなと思うし、その他の異世界では元の世界と行き来出来ていたりするのかもだよね。そしたら、その体験を物語にしているっていう可能性もある。読者である俺たちは作り話って思っているけど、実は作者の体験談だったりするのかも――」
実際に異世界が存在しているってことを身をもって体験した身としては、そんなこともあるかも知れないって思うんだ。
「それはありそうですね。それでしたら、魔法や魔物が存在しない世界でも魔王や四天王という極めて限定的な名称が出てきても不思議ではありません」
「そうそう。で、魔王とか四天王とかを勇者が倒すっていうのが王道な物語だったりするし、子供がやる遊びのストーリーになってたりして人気なんだよ。でも、現実の魔王や四天王を知っている訳じゃないから、教えてもらえると有難いです」
魔王のイラストの次のページに四天王についての記述があるけど、四天王は入れ替わることもあるらしいし、ここに載っている四天王は勇者に倒されているから、今代の四天王とは関係ないだろう。四天王を倒さなければ魔王まで辿り着くことが出来ないというところは王道だけど。
「四天王になるには、魔王に認められる程の力を示す必要がありますから、その地位を狙った者からの下剋上で入れ替わることもございます。わたしが仕入れた情報によると、オークの軍団を率いる将軍の様な者、精霊の様に美しい姿をしている者の存在を確認しております。この二人が入れ替わったという情報は入っておりませんので、現在も四天王であると思われます。残りの二人についてはわたしの力不足で申し訳ないのですが把握出来ておりません……」
「レオが謝ることなんてないよ! 四天王のうち二人の情報が分かっているだけでも全然違うと思うし!」
「そう言っていただけると心が軽くなります。わたしたちに出来る対策としましては、作戦を練ることと防御の強化といったところでしょうか――」
「妖精たちにも四天王のことを伝えないとだね。いつもと同じだと思っていたら驚いてしまうだろうし……」
ポピーとウィンを呼びだすとディランから聞いたことを伝える。前回の魔獣討伐とは違って魔族が現れるかもしれないから、まだ練習中の技を使うかもと言うと、二人は任せろと胸を張った。
「あたし魔族って見たことないけど、しょうちゃんとの連携も板についてきたし、大丈夫だと思う! 自分で魔法使って生き物に攻撃する練習は出来ないけど、土の妖精に作ってもらった土人形にウィンと一緒に攻撃したりして特訓してきたから!」
「ウィンたんもれんちゅうばっちしでしゅ! ちょうたんのちんぱいいりまちぇん!」
二人とも――。こっそり自主練してくれていたなんて……。可愛すぎるだろう! 頭をグリグリ撫でまわして褒めてあげたい! でも今、土の妖精って言ってたよな?
「二人とも、自分たちで練習してくれていたんだな! ありがとう! ところで、土の妖精ってさっき言ってたけど、会わせてもらうことって出来ないかな?」
土の妖精が仲間になってくれるかは分からないけど、手数が多いに越したことはないし、ダメもとで聞いてみる。
「ああ、それもそうね! ちょっと聞いてくるから待っててくれる?」
ポピーはそう言うが早いかすぐに姿を消して、恐らく土の妖精の所へ行ってくれた。
「土の妖精は仲間になってくれるかな?」
「ちょうたんは、ウィンたんたちがだいちゅきーってなうから、ばいぼうぶとおもー」
妖精との会話は王子には聞こえないから、俺が一人で喋っているみたいになっているけど、妖精王に会った時に妖精の姿も見ているから、変な奴とは思われていないはず。昨日買った金平糖をウェストポーチから取り出すとウィンに一粒渡す。案の定妖精の口にも入るサイズだけど、頬張って頬っぺたがパンパン! ニコニコ頬張って――ああ、可愛い! ポピーにも戻って来たらあげよう。絶対喜んでくれるな。土の妖精ってどんな子なんだろう? 会えたらいいんだけど――。
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