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第一章 聖女召喚に巻き込まれてしまった
十.不器用な王子
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ディラン様と噴水の前で別れ、部屋に戻った俺は溜息を吐いた。王子はディラン様にも先に打診していたのだ。
どうして当事者をすっ飛ばして勝手に話を進めるのだろうか――。
俺は怒って良いと思うし、その権利があると思う。
もう行くことが決まってしまったけど、今後もこうやって外堀を埋める様なやり方をされては困るし腹も立つ――。ティータイムに王子の執務室に行くことになっているから、そこで文句を言ってやろう。王子だからってもう遠慮なんかしない。それから、ディラン様から旅に出るまで毎日、短剣の扱い方を教わる約束をしたことも言おうと思う。ついて行くからには、ただのお荷物にはなりたくないし。俺がそう言うとディラン様が短剣を薦めてくれたのだ。普通の剣では重くて、慣れるまで碌に振るうことが出来ないだろうからと。
王子の執務室に着きドアをノックすると、返事の前にドアが大きく開き、満面の笑みのキラキラ王子が目に入った。本当にこういう笑顔が良く似合う王子様だなと感心するけど、クリスくんやディラン様が言うには、そんな表情をしたところを見たことなんてないというから驚きだ。愛想笑いの一つもしないから表情筋が死んでると噂されているとも言ってたな。これだけキラキラスマイルがサマになっているのに、向けられる先にいるのが俺という地味な男だなんて――勿体ないことだと思う。
取り合えず、王子に案内されるまま執務室に入り、促されるまま席に着いた。王子の執務室は広かったけれど、無駄な物を置かない主義なのか、想像していた王子の執務室よりシンプルな部屋だった。部屋の奥に王子の執務机があり、その両サイドの壁に本棚が据え付けてある。あとは応接用の俺が今座っているソファーとテーブルがあるくらいなのだ。王子の執務室ということでこのソファー一つでも、座り心地も良いし光沢も素晴らしいから、高級品ではあるのだろうけど。
王子の侍従さんがお茶と数種類の焼き菓子を用意してくれた。俺は甘党なので思わず焼き菓子に目を奪われる。王子がクスリと笑って「遠慮なさらずにどうぞ召し上がってください」と言った。そこで俺は怒っているということを思い出した。
俺の顔つきが変わったことに気が付いたのか、王子が謝ってきた。何について謝っているのかを訊ねる。だって俺が何について怒っているのかが分かっていなければ、その謝罪の言葉は意味を成さないのだから。
「クリスから聞かせていただきました。わたしが愚かなばかり、ショウゴ殿の気持ちを疎かにしてしまいました――」
まあ概ね合ってはいるかな――。
「ふーん。少しは理解してもらえましたか? そうそう、先ほど庭園を散歩していたら、噴水の前で鍛錬をしているディラン様に会いました。そこでディラン様も殿下から俺の同行を打診されたと言っていました。どうして、当事者である俺よりも先に周囲を固めることからしたんです?」
俺は怒っているから、あえて敬語で喋ったし、王子のことを『殿下』と言った。その方が怒っていることが伝わると思って。
「情けない話なのですが――」
「いいですから続けてください」
シュンとした王子は俺の顔を見詰めた後、自分の膝の上で強く握られた拳に視線を移した。
「わたしはこの年まで、人と深くかかわることを避けて生きてきました。ショウゴ殿に出会うまで、誰かと離れたくないと思ったことが初めてでして、どうしても魔王討伐の長旅の間離れることが耐えられないと思ってしまいました。そこで、ショウゴ殿も一緒に旅に出ることが出来れば、離れなくて済むと思い、ご本人に確認することを忘れ、ディランや父上に許可を求め、ショウゴ殿の断るという選択肢を奪ってしまいました。ショウゴ殿からすると、権力で無理やり同行させられると思われても仕方のないことだと思います。本当に申し訳ありませんでした」
王子はクリスくんから聞いた話から自分なりに色々考えたのだろう。
「まあ分かってくれたなら良いよ。こういう外堀から埋められるようなやり方は好きじゃないから、もうしないって約束してくれる?」
あまりしつこく怒るのもどうかと思うし、拗れたままはお互いにしんどいから、早く解決できることは早く解決するにこしたことはないと思っている。
「はい、勿論です。これからはまずショウゴ殿に確認したいと思います」
素直に約束してくれる王子は素直なんだけど、不器用なんだろうな……。結構酷いことされたと思うけど、憎み切れない。それにクリスくんやディラン様を見ていたら、この王子が大事にされているのも分かるし、逆に距離は置いていても、彼らのことを尊重して大切にしているのも分かるから、不器用だけど良い奴なのだろう。
「じゃあもう良いよ。どうせもう行くことになっちゃったんだし、これからは魔王討伐について行くことについて考えることにする」
王子は俺がそう言うと目元を赤く染めて、薄っすら涙の膜が張った瞳から、涙が零れないように堪えながら「ありがとうございます」と言った。
焼き菓子を頬張りながら、どうせ行くならただ護られるだけのお荷物にはなりたくなくて、明日からディラン様と短剣の訓練をすることになったということを伝えた。王子は驚いて、そんな危険なことをせずとも自分が命懸けで護ると言ったけど、俺はそれを良しとしないと言った。俺が引かないことが分かったのか、王子は「分かりました」と言ってくれたので、俺はクリスくんと一緒に王子の執務室を後にした。
その日の夕食は俺の部屋で王子も一緒に食べた。顔色が少し悪かったから、疲れているのか聞くと、昨日の夜怖い夢を見て夜中に目が覚めてから、眠れなくてずっと起きていたと言う。それで、絶対にこの間みたいに抱き着いたり顔を擦り付けたりしないから、俺のベッドで一緒に眠らせて欲しいと言った。
また怖い夢を見そうで眠るのが怖いんだって――。
正直言うと、王子は俺のことそういう目で見ているの知ってるし、誰かと同じベッドっていうのは落ち着かなくて嫌だから断りたいんだ。でも目の前で縋るような目で、俺にお伺いを立てているこの王子を放ってはおけないって思う気持ちもあって――迷う。俺のこと飼ってた犬に投影したっぽいこと聞いたけど(クリスくんにね)、王子自身が大きな犬みたいに見えるんだよな。俺の側にいる時はブンブン尻尾を振ってるようなさ。勿論王子に尻尾なんてないんだけど、今も俺の返事を待っている王子は尻尾を股に挟んで、耳をペタって下げている犬みたいなんだ。
あー何ていったっけ? セレブっぽい大きい犬でさ、スタイルも良くて気品に溢れてる犬――。うーん……。あっ! そうそう、ボルゾイって犬だ。警戒心が強かったり、甘えん坊だったり、躾が大変って聞いたことある。そう思ったらますます王子がデッカイ犬に見えてきた。
「本当に抱き着いたりしない?」
俺も大概甘いとは思うけど、ここでNOと言えるほど心を鬼にしきれない。
「はい! お約束いたします!」
見えない耳がピンってしたような気がした。まあボルゾイは耳が垂れている犬種だから、雰囲気な。ベッドも広いから、端と端に寝ればくっつくこともないだろう。お互い自室の浴場で湯浴みをしてからベッドに集合することになった。
風呂上がりにベッドで待つって……何か変に意識しちゃうけど、俺と王子はそんなんじゃないし、俺は女の子が好きなんだからと頭をブンブン振っていると、湯上りの王子がやって来た。やっぱり嬉しそうな顔で俺を見ていて、その気持ちに応えるつもりもないし、期待を持たせないように、友人の域を超えないように接しようと心に決めた。まだ友人といえるような間柄でもないけど、この寂しがりな王子を見捨てる様なことは出来そうにないから、いい関係を築けたらとは思う。
「じゃあ寝る時のルールね。真ん中のクッションよりこっちには来ないでね? 俺もそっちには行かないように気を付けるから、それだけは守って?」
俺は寝相も良い方だし、一度寝たら朝まで同じ位置で寝ているくらいだから問題ないだろう。あとは王子の寝相が悪くないことを祈るばかりだ。偏見だけど、キラキラ王子って寝相良さそうじゃん? 逆に寝相悪い王子って、イメージにないっていうか。まあとにかく、お互いの陣地的な感じで寝る位置を決めたから、もう寝ることに集中したらいいな。
「じゃあ顔色も良くないし、レオンハルト様も早く寝てくださいね。おやすみなさい」
「はい。ショウゴ殿も良い夢を――おやすみなさい」
どうして当事者をすっ飛ばして勝手に話を進めるのだろうか――。
俺は怒って良いと思うし、その権利があると思う。
もう行くことが決まってしまったけど、今後もこうやって外堀を埋める様なやり方をされては困るし腹も立つ――。ティータイムに王子の執務室に行くことになっているから、そこで文句を言ってやろう。王子だからってもう遠慮なんかしない。それから、ディラン様から旅に出るまで毎日、短剣の扱い方を教わる約束をしたことも言おうと思う。ついて行くからには、ただのお荷物にはなりたくないし。俺がそう言うとディラン様が短剣を薦めてくれたのだ。普通の剣では重くて、慣れるまで碌に振るうことが出来ないだろうからと。
王子の執務室に着きドアをノックすると、返事の前にドアが大きく開き、満面の笑みのキラキラ王子が目に入った。本当にこういう笑顔が良く似合う王子様だなと感心するけど、クリスくんやディラン様が言うには、そんな表情をしたところを見たことなんてないというから驚きだ。愛想笑いの一つもしないから表情筋が死んでると噂されているとも言ってたな。これだけキラキラスマイルがサマになっているのに、向けられる先にいるのが俺という地味な男だなんて――勿体ないことだと思う。
取り合えず、王子に案内されるまま執務室に入り、促されるまま席に着いた。王子の執務室は広かったけれど、無駄な物を置かない主義なのか、想像していた王子の執務室よりシンプルな部屋だった。部屋の奥に王子の執務机があり、その両サイドの壁に本棚が据え付けてある。あとは応接用の俺が今座っているソファーとテーブルがあるくらいなのだ。王子の執務室ということでこのソファー一つでも、座り心地も良いし光沢も素晴らしいから、高級品ではあるのだろうけど。
王子の侍従さんがお茶と数種類の焼き菓子を用意してくれた。俺は甘党なので思わず焼き菓子に目を奪われる。王子がクスリと笑って「遠慮なさらずにどうぞ召し上がってください」と言った。そこで俺は怒っているということを思い出した。
俺の顔つきが変わったことに気が付いたのか、王子が謝ってきた。何について謝っているのかを訊ねる。だって俺が何について怒っているのかが分かっていなければ、その謝罪の言葉は意味を成さないのだから。
「クリスから聞かせていただきました。わたしが愚かなばかり、ショウゴ殿の気持ちを疎かにしてしまいました――」
まあ概ね合ってはいるかな――。
「ふーん。少しは理解してもらえましたか? そうそう、先ほど庭園を散歩していたら、噴水の前で鍛錬をしているディラン様に会いました。そこでディラン様も殿下から俺の同行を打診されたと言っていました。どうして、当事者である俺よりも先に周囲を固めることからしたんです?」
俺は怒っているから、あえて敬語で喋ったし、王子のことを『殿下』と言った。その方が怒っていることが伝わると思って。
「情けない話なのですが――」
「いいですから続けてください」
シュンとした王子は俺の顔を見詰めた後、自分の膝の上で強く握られた拳に視線を移した。
「わたしはこの年まで、人と深くかかわることを避けて生きてきました。ショウゴ殿に出会うまで、誰かと離れたくないと思ったことが初めてでして、どうしても魔王討伐の長旅の間離れることが耐えられないと思ってしまいました。そこで、ショウゴ殿も一緒に旅に出ることが出来れば、離れなくて済むと思い、ご本人に確認することを忘れ、ディランや父上に許可を求め、ショウゴ殿の断るという選択肢を奪ってしまいました。ショウゴ殿からすると、権力で無理やり同行させられると思われても仕方のないことだと思います。本当に申し訳ありませんでした」
王子はクリスくんから聞いた話から自分なりに色々考えたのだろう。
「まあ分かってくれたなら良いよ。こういう外堀から埋められるようなやり方は好きじゃないから、もうしないって約束してくれる?」
あまりしつこく怒るのもどうかと思うし、拗れたままはお互いにしんどいから、早く解決できることは早く解決するにこしたことはないと思っている。
「はい、勿論です。これからはまずショウゴ殿に確認したいと思います」
素直に約束してくれる王子は素直なんだけど、不器用なんだろうな……。結構酷いことされたと思うけど、憎み切れない。それにクリスくんやディラン様を見ていたら、この王子が大事にされているのも分かるし、逆に距離は置いていても、彼らのことを尊重して大切にしているのも分かるから、不器用だけど良い奴なのだろう。
「じゃあもう良いよ。どうせもう行くことになっちゃったんだし、これからは魔王討伐について行くことについて考えることにする」
王子は俺がそう言うと目元を赤く染めて、薄っすら涙の膜が張った瞳から、涙が零れないように堪えながら「ありがとうございます」と言った。
焼き菓子を頬張りながら、どうせ行くならただ護られるだけのお荷物にはなりたくなくて、明日からディラン様と短剣の訓練をすることになったということを伝えた。王子は驚いて、そんな危険なことをせずとも自分が命懸けで護ると言ったけど、俺はそれを良しとしないと言った。俺が引かないことが分かったのか、王子は「分かりました」と言ってくれたので、俺はクリスくんと一緒に王子の執務室を後にした。
その日の夕食は俺の部屋で王子も一緒に食べた。顔色が少し悪かったから、疲れているのか聞くと、昨日の夜怖い夢を見て夜中に目が覚めてから、眠れなくてずっと起きていたと言う。それで、絶対にこの間みたいに抱き着いたり顔を擦り付けたりしないから、俺のベッドで一緒に眠らせて欲しいと言った。
また怖い夢を見そうで眠るのが怖いんだって――。
正直言うと、王子は俺のことそういう目で見ているの知ってるし、誰かと同じベッドっていうのは落ち着かなくて嫌だから断りたいんだ。でも目の前で縋るような目で、俺にお伺いを立てているこの王子を放ってはおけないって思う気持ちもあって――迷う。俺のこと飼ってた犬に投影したっぽいこと聞いたけど(クリスくんにね)、王子自身が大きな犬みたいに見えるんだよな。俺の側にいる時はブンブン尻尾を振ってるようなさ。勿論王子に尻尾なんてないんだけど、今も俺の返事を待っている王子は尻尾を股に挟んで、耳をペタって下げている犬みたいなんだ。
あー何ていったっけ? セレブっぽい大きい犬でさ、スタイルも良くて気品に溢れてる犬――。うーん……。あっ! そうそう、ボルゾイって犬だ。警戒心が強かったり、甘えん坊だったり、躾が大変って聞いたことある。そう思ったらますます王子がデッカイ犬に見えてきた。
「本当に抱き着いたりしない?」
俺も大概甘いとは思うけど、ここでNOと言えるほど心を鬼にしきれない。
「はい! お約束いたします!」
見えない耳がピンってしたような気がした。まあボルゾイは耳が垂れている犬種だから、雰囲気な。ベッドも広いから、端と端に寝ればくっつくこともないだろう。お互い自室の浴場で湯浴みをしてからベッドに集合することになった。
風呂上がりにベッドで待つって……何か変に意識しちゃうけど、俺と王子はそんなんじゃないし、俺は女の子が好きなんだからと頭をブンブン振っていると、湯上りの王子がやって来た。やっぱり嬉しそうな顔で俺を見ていて、その気持ちに応えるつもりもないし、期待を持たせないように、友人の域を超えないように接しようと心に決めた。まだ友人といえるような間柄でもないけど、この寂しがりな王子を見捨てる様なことは出来そうにないから、いい関係を築けたらとは思う。
「じゃあ寝る時のルールね。真ん中のクッションよりこっちには来ないでね? 俺もそっちには行かないように気を付けるから、それだけは守って?」
俺は寝相も良い方だし、一度寝たら朝まで同じ位置で寝ているくらいだから問題ないだろう。あとは王子の寝相が悪くないことを祈るばかりだ。偏見だけど、キラキラ王子って寝相良さそうじゃん? 逆に寝相悪い王子って、イメージにないっていうか。まあとにかく、お互いの陣地的な感じで寝る位置を決めたから、もう寝ることに集中したらいいな。
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