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本編
キャサリンちゃん(後)②
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しかし翌朝起きてみると……デジャブ……。
当然のように腰に違和感はあるし、布団を捲れって見れば、そこにはやっぱり王子の姿……。
ドアの方を見ると、ソファーもテーブルも元の位置に戻っている!!
何で?
昨日重たいソファーとかを二人で苦労して運んだのに!
無気力にポワソン少年の方を見ると、「きっと殿下は魔法で動かしたんだと思います」だって!
魔法うぜぇ……。
狡いよ! 魔法!
俺がこんなにイライラしているのに、呑気に腰に腕を回したままスヤスヤ寝ている王子にムカついて、キュッと鼻を摘まんでやった。
「フガッ」
キラキラ王子から発せられたとは思えないようなおっさんみたいな声を出した起きたww
最初恥ずかしそうだった癖に、急に嬉しそうにニヤけて腕の力を強めて抱き付いてきた。
「やめろ! 起きたなら離れろ!」
俺が怒鳴りつけると王子は渋々ベッドから降りて行った。
でも去り際に鼻の天辺にチューされた……。
だ・か・ら! 何でそんなにナチュラルにそんなことが出来るんだよ!
マジで起き抜けにやめろよ!
全く油断も隙もない……。
王子が部屋から出て行ったから、俺も起きて支度をする。
今日の予定は朝食を食べ終わってから、キャサリンちゃんが一時的に幽閉されている離れの塔に行くことになっている。
昨日の会議で、キャサリンちゃんがいくら王族だと言えど、『精霊姫の殺人未遂』なんて物騒な事件を起こしたことは、やはり許されることではないからと、魔力を封じた上で離れ小島にある修道院に入れるべきだということに纏まったらしい……。
いや、流石に15才だし可哀想だろ。
勿論やったことは一応殺人未遂に当たるんだろうし、何のお咎めも無しって訳にはいかないだろうけど、それは重すぎると思う。
被害者である俺は無傷だったんだし。
キャサリンちゃんと話をさせてもらって、刑を軽くしてもらえるように頼むつもりで離れの塔に向かった。
塔の中に入ると長い石造りの螺旋階段があって、そこをひたすら登って最上階を目指す。
最上階にある部屋にキャサリンちゃんは居た。
王子とロイさんが先に入ってその後ろに俺とポワソン少年が続く。
王子を見たキャサリンちゃんは嬉しそうに「来てくれたんですね」って言ってたんだけど、その後ろに俺の姿を見付けると、満面の笑みから一転して無表情になった。
「私は謝りませんから!」
俺に向かって開口一番にそういうキャサリンちゃん……。
それを受けて王子が、態度を改めろとか色々言っていたんだけど、俺はキャサリンちゃんとしっかり話すためにここに来たんだから、王子たちには悪いけど外に出てもらえるようにお願いした。
いくら魔力封じをしてあるとは言え、流石に二人っきりは出来ないから、せめてポワソンだけでも側に置くように言われたから、俺とキャサリンちゃんの会話に入らないことを条件に、ポワソン少年だけ一緒にいてもらうことになった。
キャサリンちゃんは俺と王子が話している間も「あんたなんかと話すことなんてないわ!」とか叫んでいて、王子が怒っていたけど、このままじゃ時間ばっかり掛かって埒が明かないからと言ってさっさと部屋から出てもらった。
キャサリンちゃんは魔力封じの腕輪をつけられて、この部屋から出られないように足には鎖もついていた。
テーブルにポワソン少年がお茶を用意してくれたから、キャサリンちゃんにも座ってもらう。
初めは嫌がっていたけど、お土産のスイーツも出して、一緒に食べようと誘った。
ブツブツ言っていたけど、一先ずは席に座ってくれたから一歩前進だ。
ちゃんと聞いてくれるかは分からないけど、俺は自分の気持ちや考えを素直に話すことにした。
まず、いきなり攻撃されてビックリしたと言った。
それから、俺には魔力がなくて魔法を使うことも出来ないから、精霊の加護がなかったら死んでいたことを伝える。
それを踏まえた上で、キャサリンちゃんは俺を殺すつもりで攻撃してきたのかを訊ねた。
答えてくれるかどうかは分からなかったけど、口を開いてくれるまで根気よく何度も訪ねようと思っていたら、意外にもキャサリンちゃんはすぐに話し出してくれた。
彼女は精霊姫を殺すつもりはなかったのだと言う。
精霊姫が魔法を使えないことを知らなかったから、防がれる前提で脅す目的で攻撃をしたらしい。
そしたら思っていたより大事になってしまったと……。
それに急に現れてルシアン王子の伴侶になるなんていうのも理不尽で許せなかったんだって。
自分が身分的にも王妃に相応しいと思っていたし、何より年は離れているけど小さい頃からずっと憧れていたというのに、ポッと出の! ましてや男に盗られるんだと思ったら、居ても立ってもいられなかったってことらしい。
涙を流しながら語るキャサリンちゃんはただの15才の女の子にしか見えなかった。
彼女は小さい肩を震わせて、自分の気持ちを語ってくれた。
今まで自分に一方的に怒って、理由を聞いてくれる人はいなかったと言う。
それでワガママを言ったりして周りを困らせたりしていたそうだ。
だから、こうやって自分の気持ちを聞いてもらえるなんて思ってもいなかったから、色々諦めて自棄になっていたんだって。
そりゃあ、誰も自分の言い分を聞いてくれないんだったら捻くれもするだろう……。
「あなたもいきなり知らない世界に召喚されて、今までの生活を失ったと言うのに八つ当たりしてごめんなさい」
俺には話を聞くことくらいしか出来ないけど、もしまた何か不満とか不安なことがあったら話ぐらい聞くよと伝えると、部屋に入って来たときの無表情が嘘のように可愛らしい年相応の顔をして謝ってくれた。
誰もそのことに気付いてくれず、説明しても分かってくれなかったことにキャサリンちゃんが気付いてくれたことが、何よりも嬉しくて思わずありがとう感謝の気持ちを伝えた。
責められることはあっても感謝されることはないと思っていたのか、キャサリンちゃんはキョトンとしていたから、俺が召喚されて失ったものや感じている不満を誰も分かってくれなかったから嬉しいんだと説明した。
その後なんだかんだと意気投合しちゃって、俺の愚痴もいっぱい聞いてもらった。
キャサリンちゃんって、ちゃんと向き合えば素直な良い子じゃないか。
それでも一応念のために、まだ俺を攻撃しようと思うかと聞いたら、王子の伴侶になるっていうことはまだちょっと許せないけど、自分も出来るだけ早く気持ちを切り替えて前を向いて行くと言ってくれた。
それがいいよ。
まだ15才なんだから、これからいくらでもやり直し出来るよ!
だから修道院になんて行かせない。
これからもお互い気兼ねなく相談し合おうと約束をして、俺たちは塔を後にした。
王子に何を話していたのかとか、暴言を吐かれたり危害を加えられたりしていないかとかウザいくらい色々聞かれたけど、同席してくれていたポワソン少年が証人になって、最終的に俺たちは意気投合していたって報告してくれた。
やっぱりポワソン少年に一緒にいてもらって良かったよ。
今回の話し合いを踏まえた上で俺は、王子にキャサリンちゃんの減刑をお願いした。
魔力封じの腕輪が外せないだけでも随分な罰だと思うし、15才の彼女はまだやり直しが出来ると思うから、減刑して欲しいってことを真剣に伝えた。
流石に俺の意見を直ぐには受け入れてもらえなかったけど、もし次にまた騒ぎを起こしたらその時は容赦をしないということで落ち着いた。
塔から出て来たキャサリンちゃんは、魔力を封じられ魔具用の魔石を持たされていた。
「お揃いだな」
俺がそう言って揶揄うと、一瞬不満そうな顔をしてからニヤって笑って「こういうのも悪くないですわね」と言った。
15歳の女の子らしい表情も出来るじゃないか。
キャサリンちゃんにはこれから素敵な大人になってもらえるように、年上としてしっかりサポートしていこうと心に決めた。
当然のように腰に違和感はあるし、布団を捲れって見れば、そこにはやっぱり王子の姿……。
ドアの方を見ると、ソファーもテーブルも元の位置に戻っている!!
何で?
昨日重たいソファーとかを二人で苦労して運んだのに!
無気力にポワソン少年の方を見ると、「きっと殿下は魔法で動かしたんだと思います」だって!
魔法うぜぇ……。
狡いよ! 魔法!
俺がこんなにイライラしているのに、呑気に腰に腕を回したままスヤスヤ寝ている王子にムカついて、キュッと鼻を摘まんでやった。
「フガッ」
キラキラ王子から発せられたとは思えないようなおっさんみたいな声を出した起きたww
最初恥ずかしそうだった癖に、急に嬉しそうにニヤけて腕の力を強めて抱き付いてきた。
「やめろ! 起きたなら離れろ!」
俺が怒鳴りつけると王子は渋々ベッドから降りて行った。
でも去り際に鼻の天辺にチューされた……。
だ・か・ら! 何でそんなにナチュラルにそんなことが出来るんだよ!
マジで起き抜けにやめろよ!
全く油断も隙もない……。
王子が部屋から出て行ったから、俺も起きて支度をする。
今日の予定は朝食を食べ終わってから、キャサリンちゃんが一時的に幽閉されている離れの塔に行くことになっている。
昨日の会議で、キャサリンちゃんがいくら王族だと言えど、『精霊姫の殺人未遂』なんて物騒な事件を起こしたことは、やはり許されることではないからと、魔力を封じた上で離れ小島にある修道院に入れるべきだということに纏まったらしい……。
いや、流石に15才だし可哀想だろ。
勿論やったことは一応殺人未遂に当たるんだろうし、何のお咎めも無しって訳にはいかないだろうけど、それは重すぎると思う。
被害者である俺は無傷だったんだし。
キャサリンちゃんと話をさせてもらって、刑を軽くしてもらえるように頼むつもりで離れの塔に向かった。
塔の中に入ると長い石造りの螺旋階段があって、そこをひたすら登って最上階を目指す。
最上階にある部屋にキャサリンちゃんは居た。
王子とロイさんが先に入ってその後ろに俺とポワソン少年が続く。
王子を見たキャサリンちゃんは嬉しそうに「来てくれたんですね」って言ってたんだけど、その後ろに俺の姿を見付けると、満面の笑みから一転して無表情になった。
「私は謝りませんから!」
俺に向かって開口一番にそういうキャサリンちゃん……。
それを受けて王子が、態度を改めろとか色々言っていたんだけど、俺はキャサリンちゃんとしっかり話すためにここに来たんだから、王子たちには悪いけど外に出てもらえるようにお願いした。
いくら魔力封じをしてあるとは言え、流石に二人っきりは出来ないから、せめてポワソンだけでも側に置くように言われたから、俺とキャサリンちゃんの会話に入らないことを条件に、ポワソン少年だけ一緒にいてもらうことになった。
キャサリンちゃんは俺と王子が話している間も「あんたなんかと話すことなんてないわ!」とか叫んでいて、王子が怒っていたけど、このままじゃ時間ばっかり掛かって埒が明かないからと言ってさっさと部屋から出てもらった。
キャサリンちゃんは魔力封じの腕輪をつけられて、この部屋から出られないように足には鎖もついていた。
テーブルにポワソン少年がお茶を用意してくれたから、キャサリンちゃんにも座ってもらう。
初めは嫌がっていたけど、お土産のスイーツも出して、一緒に食べようと誘った。
ブツブツ言っていたけど、一先ずは席に座ってくれたから一歩前進だ。
ちゃんと聞いてくれるかは分からないけど、俺は自分の気持ちや考えを素直に話すことにした。
まず、いきなり攻撃されてビックリしたと言った。
それから、俺には魔力がなくて魔法を使うことも出来ないから、精霊の加護がなかったら死んでいたことを伝える。
それを踏まえた上で、キャサリンちゃんは俺を殺すつもりで攻撃してきたのかを訊ねた。
答えてくれるかどうかは分からなかったけど、口を開いてくれるまで根気よく何度も訪ねようと思っていたら、意外にもキャサリンちゃんはすぐに話し出してくれた。
彼女は精霊姫を殺すつもりはなかったのだと言う。
精霊姫が魔法を使えないことを知らなかったから、防がれる前提で脅す目的で攻撃をしたらしい。
そしたら思っていたより大事になってしまったと……。
それに急に現れてルシアン王子の伴侶になるなんていうのも理不尽で許せなかったんだって。
自分が身分的にも王妃に相応しいと思っていたし、何より年は離れているけど小さい頃からずっと憧れていたというのに、ポッと出の! ましてや男に盗られるんだと思ったら、居ても立ってもいられなかったってことらしい。
涙を流しながら語るキャサリンちゃんはただの15才の女の子にしか見えなかった。
彼女は小さい肩を震わせて、自分の気持ちを語ってくれた。
今まで自分に一方的に怒って、理由を聞いてくれる人はいなかったと言う。
それでワガママを言ったりして周りを困らせたりしていたそうだ。
だから、こうやって自分の気持ちを聞いてもらえるなんて思ってもいなかったから、色々諦めて自棄になっていたんだって。
そりゃあ、誰も自分の言い分を聞いてくれないんだったら捻くれもするだろう……。
「あなたもいきなり知らない世界に召喚されて、今までの生活を失ったと言うのに八つ当たりしてごめんなさい」
俺には話を聞くことくらいしか出来ないけど、もしまた何か不満とか不安なことがあったら話ぐらい聞くよと伝えると、部屋に入って来たときの無表情が嘘のように可愛らしい年相応の顔をして謝ってくれた。
誰もそのことに気付いてくれず、説明しても分かってくれなかったことにキャサリンちゃんが気付いてくれたことが、何よりも嬉しくて思わずありがとう感謝の気持ちを伝えた。
責められることはあっても感謝されることはないと思っていたのか、キャサリンちゃんはキョトンとしていたから、俺が召喚されて失ったものや感じている不満を誰も分かってくれなかったから嬉しいんだと説明した。
その後なんだかんだと意気投合しちゃって、俺の愚痴もいっぱい聞いてもらった。
キャサリンちゃんって、ちゃんと向き合えば素直な良い子じゃないか。
それでも一応念のために、まだ俺を攻撃しようと思うかと聞いたら、王子の伴侶になるっていうことはまだちょっと許せないけど、自分も出来るだけ早く気持ちを切り替えて前を向いて行くと言ってくれた。
それがいいよ。
まだ15才なんだから、これからいくらでもやり直し出来るよ!
だから修道院になんて行かせない。
これからもお互い気兼ねなく相談し合おうと約束をして、俺たちは塔を後にした。
王子に何を話していたのかとか、暴言を吐かれたり危害を加えられたりしていないかとかウザいくらい色々聞かれたけど、同席してくれていたポワソン少年が証人になって、最終的に俺たちは意気投合していたって報告してくれた。
やっぱりポワソン少年に一緒にいてもらって良かったよ。
今回の話し合いを踏まえた上で俺は、王子にキャサリンちゃんの減刑をお願いした。
魔力封じの腕輪が外せないだけでも随分な罰だと思うし、15才の彼女はまだやり直しが出来ると思うから、減刑して欲しいってことを真剣に伝えた。
流石に俺の意見を直ぐには受け入れてもらえなかったけど、もし次にまた騒ぎを起こしたらその時は容赦をしないということで落ち着いた。
塔から出て来たキャサリンちゃんは、魔力を封じられ魔具用の魔石を持たされていた。
「お揃いだな」
俺がそう言って揶揄うと、一瞬不満そうな顔をしてからニヤって笑って「こういうのも悪くないですわね」と言った。
15歳の女の子らしい表情も出来るじゃないか。
キャサリンちゃんにはこれから素敵な大人になってもらえるように、年上としてしっかりサポートしていこうと心に決めた。
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