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本編
エスコートは断った
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ポワソン少年が、王子がエスコートするから腕に手を添えるように言うんだけど、そんなこっ恥ずかしいこと出来るわけないだろ!?
王子はキラキラした顔でこっちを見てるけど、期待されても無理なものは無理だ!
俺はそんなことするような環境で育ってないし、何度も言うように俺は男だから!
「一緒に散歩するだけだから必要以上に触れないでくれ」
俺がそう言うと、王子は目に肩を落として見えてガッカリしてるから、何だかこっちが悪いこをとした様な気分になる。
本当だったらコイツにフォローなんかしてやる必要なんてないんだけど、せっかく外に出られるのに横で暗くされているのも迷惑だから仕方ないから説明する。
俺の生きてきた環境にはエスコートの文化もなかったし、それを急に求められても困ると素直に伝えると、王子は申し訳なさそうに謝った。
「姫への配慮が足りず申し訳ありません」
ドン引きするくらい真剣に謝るもんだから、それくらいでいちいち謝る必要はないと言った。
「姫はお優しいのですね」
ちょっとキョトンとした顔をしてからそう言うとクスクスと笑いだした。
何が面白いかったのかさっぱり理解できない。
やっぱりこの王子は別次元の人間過ぎて、どう接したら良いか分からないな……。
とりあえず城の庭にあるバラ園や噴水なんかを見せてもらったけど正直興味はない。
花なんて小学校の時に朝顔を育てたくらいしか馴染みもないし、ゆっくり花を愛でるような性格でもない。
王子はやっぱりバラが似合っているし、香りまで楽しんでいるようだ。
ちょっと飽きたな~とフラフラしていたら、王子たちとはぐれた上に迷ってしまった。
とりあえず冷静にセインを呼ぶことにする。
困った時のセイン頼みだ。
王子はまだバラ園にいる筈だから、取り合えずそこまで案内してもらうことにした。
セインの案内で歩いていると急に結界が張られ、俺は閉じ込められた。
途端に火の玉がいくつも飛んできて驚いた。
全部結界が防いでくれたから無事だったけど、セインがいなかったら俺は確実に死んでいた。
火の玉が止んだと思うと次は、尖った氷の粒が沢山飛んできた!
これもセインの結界のおかげで難なく防ぐことが出来て助かった。
いったいどこから攻撃を受けているのかと辺りを見回すけど、原因は見付からない。
キョロキョロあちこちを警戒していると、今度はさっきよりも大きな炎の玉が轟音を轟かせながら飛んできた。
こんなの防げるのか?
咄嗟に頭を抱えて蹲る。
もう少しで俺に当たると思われた瞬間、その炎の玉を弾くように横から大きな氷の塊が飛んできて俺は命拾いをした。
氷が飛んできた方を見るとそこには怒りに満ちた表情の王子がいた。
王子のこんな怖い顔なんて見たことなかったから、思わず見入ってしまう。
地面に尻をついて呆けている俺の側にポワソン少年が駆け寄ってきて「一人にしてしまい申し訳ありません」と謝った。
いや、勝手にフラフラしていた俺が悪いし、謝らないで欲しいんだけど今はそれどころではない。
襲撃者をどうにかしなければならない。
まぁ、俺に出来ることなんて何にもないんだけど!
王子が大きな声で叫んだ。
「そこにいるのは分かっている! 今すぐ姿を現せ!」
すると茂みの向こうから一人の女の子が出てきた。
俺と同じくくらいかもうすこし年下かもしれないような可愛らしい女の子だ。
この子が犯人なのか?
「キャサリン、どうして精霊姫様を襲ったりしたんだ!」
凄い迫力の王子は女の子相手に怒鳴りつける。
コイツってこんな顔もするんだななんて感心している場合じゃないけど、俺には何にも出来ることはないし、傍観者に徹するしかない。
狙われているのは俺だけど、女の子は王子の知り合いみたいだし。
キャサリンと呼ばれた女の子は鬼の形相で俺を睨み付けてくる。
こわっ!
可愛い女の子が殺気を放ちながら睨んでくるのって凄い怖い……。
せっかく可愛いんだからニッコリと笑っていればいいのに。
「キャサリン、答えないか!」
王子が詰め寄ると、キャサリンちゃんはヒステリックに喚いた。
「精霊姫だか何だか知らないけど、あんたさえ現れなかったら私がルシアン様と結婚する筈だったのに‼ それにちっともルシアン様と釣り合ってないじゃない! 私の方が断然可愛いもの!」
あぁこの子はルシアンが好きで、ポッと出の俺が伴侶とか言われてるのが気にくわないんだな。
その気持ち理解できるし、何なら譲ってやりたい。
俺はそもそも男と結婚するつもりないしな。
それにキャサリンちゃんの言う通り俺より断然彼女の方が可愛い。
激しく同意。
キャサリンちゃんの言葉にうんうんと頷いていると「バカにしてんの?」と言って怒りがヒートアップした。
してない、してないよ!
寧ろ肯定してたし、めっちゃ味方だよ!
「精霊姫様を愚弄する者は、いくら従姉妹の貴様でも許されない! 精霊姫様に対する殺人未遂でキャサリン、貴様を幽閉する!」
王子がそう大きな声で宣言すると、どこからか兵士たちがワラワラと現れて、あっという間にキャサリンちゃんは拘束されてしまった。
「長い間ずっと現れなかったのに、何でこのタイミングで現れたのよっ‼」
そう泣き叫んでいるキャサリンちゃんが可哀想で、何とか許してもらえるように王子にとりなそうとしたけど、王子も殺気立っていて声を掛けられる雰囲気ではなかった。
キャサリンちゃんの言う『何でこのタイミングで現れたのか』という言葉……。
長年現れなかった精霊姫がいきなり現れたせいで自分は好きな人と結婚が出来ないってなったら、そりゃ怒るし殺意くらい芽生えるのも当然だろう。
しんみりとそんなことを考えていると王子が口を開いた。
「貴様には分からないだろうが、ケイト姫は艶のある黒曜石の様な髪に、ブラウンダイヤモンドの様な輝き溢れる魅力的な瞳を持ち、眉はキリリとしているけれど天使と間違えるほど美しい顔立ちで、椿の様に赤く色付いた唇など誰をも虜にするんだ。そんなケイト姫にお前ごときが敵う筈はない! 恥を知れ!」
うわっ……勘弁してくれよ。
もしかしなくても今のって俺のことを言ってたんだよな?
そんな大層なもんじゃないし、気持ち悪いから止めてくれ!
巻き込み事故にあったような居た堪れない気持ちにさせられた。
しかもキャサリンちゃん泣いちゃったじゃんか……。
気色悪いことを熱弁して、女の子の気持ちを踏みにじって泣かすなんて最低だな。
でも俺が何か言ってもきっと火に油を注ぐだけだと思うし、この場では成り行きを見守るしかないのだろうけど、後で王子とは話さないといけないな。
あんな可愛い子が慕ってくれているのに、俺なんかに現を抜かしていて良いわけがないんだし。
王子はキラキラした顔でこっちを見てるけど、期待されても無理なものは無理だ!
俺はそんなことするような環境で育ってないし、何度も言うように俺は男だから!
「一緒に散歩するだけだから必要以上に触れないでくれ」
俺がそう言うと、王子は目に肩を落として見えてガッカリしてるから、何だかこっちが悪いこをとした様な気分になる。
本当だったらコイツにフォローなんかしてやる必要なんてないんだけど、せっかく外に出られるのに横で暗くされているのも迷惑だから仕方ないから説明する。
俺の生きてきた環境にはエスコートの文化もなかったし、それを急に求められても困ると素直に伝えると、王子は申し訳なさそうに謝った。
「姫への配慮が足りず申し訳ありません」
ドン引きするくらい真剣に謝るもんだから、それくらいでいちいち謝る必要はないと言った。
「姫はお優しいのですね」
ちょっとキョトンとした顔をしてからそう言うとクスクスと笑いだした。
何が面白いかったのかさっぱり理解できない。
やっぱりこの王子は別次元の人間過ぎて、どう接したら良いか分からないな……。
とりあえず城の庭にあるバラ園や噴水なんかを見せてもらったけど正直興味はない。
花なんて小学校の時に朝顔を育てたくらいしか馴染みもないし、ゆっくり花を愛でるような性格でもない。
王子はやっぱりバラが似合っているし、香りまで楽しんでいるようだ。
ちょっと飽きたな~とフラフラしていたら、王子たちとはぐれた上に迷ってしまった。
とりあえず冷静にセインを呼ぶことにする。
困った時のセイン頼みだ。
王子はまだバラ園にいる筈だから、取り合えずそこまで案内してもらうことにした。
セインの案内で歩いていると急に結界が張られ、俺は閉じ込められた。
途端に火の玉がいくつも飛んできて驚いた。
全部結界が防いでくれたから無事だったけど、セインがいなかったら俺は確実に死んでいた。
火の玉が止んだと思うと次は、尖った氷の粒が沢山飛んできた!
これもセインの結界のおかげで難なく防ぐことが出来て助かった。
いったいどこから攻撃を受けているのかと辺りを見回すけど、原因は見付からない。
キョロキョロあちこちを警戒していると、今度はさっきよりも大きな炎の玉が轟音を轟かせながら飛んできた。
こんなの防げるのか?
咄嗟に頭を抱えて蹲る。
もう少しで俺に当たると思われた瞬間、その炎の玉を弾くように横から大きな氷の塊が飛んできて俺は命拾いをした。
氷が飛んできた方を見るとそこには怒りに満ちた表情の王子がいた。
王子のこんな怖い顔なんて見たことなかったから、思わず見入ってしまう。
地面に尻をついて呆けている俺の側にポワソン少年が駆け寄ってきて「一人にしてしまい申し訳ありません」と謝った。
いや、勝手にフラフラしていた俺が悪いし、謝らないで欲しいんだけど今はそれどころではない。
襲撃者をどうにかしなければならない。
まぁ、俺に出来ることなんて何にもないんだけど!
王子が大きな声で叫んだ。
「そこにいるのは分かっている! 今すぐ姿を現せ!」
すると茂みの向こうから一人の女の子が出てきた。
俺と同じくくらいかもうすこし年下かもしれないような可愛らしい女の子だ。
この子が犯人なのか?
「キャサリン、どうして精霊姫様を襲ったりしたんだ!」
凄い迫力の王子は女の子相手に怒鳴りつける。
コイツってこんな顔もするんだななんて感心している場合じゃないけど、俺には何にも出来ることはないし、傍観者に徹するしかない。
狙われているのは俺だけど、女の子は王子の知り合いみたいだし。
キャサリンと呼ばれた女の子は鬼の形相で俺を睨み付けてくる。
こわっ!
可愛い女の子が殺気を放ちながら睨んでくるのって凄い怖い……。
せっかく可愛いんだからニッコリと笑っていればいいのに。
「キャサリン、答えないか!」
王子が詰め寄ると、キャサリンちゃんはヒステリックに喚いた。
「精霊姫だか何だか知らないけど、あんたさえ現れなかったら私がルシアン様と結婚する筈だったのに‼ それにちっともルシアン様と釣り合ってないじゃない! 私の方が断然可愛いもの!」
あぁこの子はルシアンが好きで、ポッと出の俺が伴侶とか言われてるのが気にくわないんだな。
その気持ち理解できるし、何なら譲ってやりたい。
俺はそもそも男と結婚するつもりないしな。
それにキャサリンちゃんの言う通り俺より断然彼女の方が可愛い。
激しく同意。
キャサリンちゃんの言葉にうんうんと頷いていると「バカにしてんの?」と言って怒りがヒートアップした。
してない、してないよ!
寧ろ肯定してたし、めっちゃ味方だよ!
「精霊姫様を愚弄する者は、いくら従姉妹の貴様でも許されない! 精霊姫様に対する殺人未遂でキャサリン、貴様を幽閉する!」
王子がそう大きな声で宣言すると、どこからか兵士たちがワラワラと現れて、あっという間にキャサリンちゃんは拘束されてしまった。
「長い間ずっと現れなかったのに、何でこのタイミングで現れたのよっ‼」
そう泣き叫んでいるキャサリンちゃんが可哀想で、何とか許してもらえるように王子にとりなそうとしたけど、王子も殺気立っていて声を掛けられる雰囲気ではなかった。
キャサリンちゃんの言う『何でこのタイミングで現れたのか』という言葉……。
長年現れなかった精霊姫がいきなり現れたせいで自分は好きな人と結婚が出来ないってなったら、そりゃ怒るし殺意くらい芽生えるのも当然だろう。
しんみりとそんなことを考えていると王子が口を開いた。
「貴様には分からないだろうが、ケイト姫は艶のある黒曜石の様な髪に、ブラウンダイヤモンドの様な輝き溢れる魅力的な瞳を持ち、眉はキリリとしているけれど天使と間違えるほど美しい顔立ちで、椿の様に赤く色付いた唇など誰をも虜にするんだ。そんなケイト姫にお前ごときが敵う筈はない! 恥を知れ!」
うわっ……勘弁してくれよ。
もしかしなくても今のって俺のことを言ってたんだよな?
そんな大層なもんじゃないし、気持ち悪いから止めてくれ!
巻き込み事故にあったような居た堪れない気持ちにさせられた。
しかもキャサリンちゃん泣いちゃったじゃんか……。
気色悪いことを熱弁して、女の子の気持ちを踏みにじって泣かすなんて最低だな。
でも俺が何か言ってもきっと火に油を注ぐだけだと思うし、この場では成り行きを見守るしかないのだろうけど、後で王子とは話さないといけないな。
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