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第四章 生きたい世界
最終話
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お昼ご飯はなんだか食べる気がしなくて、シュウたちにも会ったけど、なんか、それどころじゃなくて、みんなそのまま『こどものくに』を出た。
帰り道を歩きながら、みんなにオレと穂乃果がどうやって出口にたどりついたのかって話をした。
「『こどものくに』の、おれたちが寝てる部屋のドアが出口だなんて、考えもしなかったな」
晴樹が頭の後ろで手を組みながら歩く。
その隣で、裕太がきまり悪そうに言った。
「うん。オレも確信を持ってたわけじゃなかったから、試しに開けただけだったんだけどさ。そのまま問答無用で強制終了させられちゃったから、みんなのところに戻れなかったんだ。本当にごめんな」
「そんなのしょうがないよ」
「裕太がヒントも残してってくれたしな。みんながいなかったら、こんな大勝利はなかったと思う。本当にみんな、付き合ってくれてありがとう」
改まってオレが言えば、みんなは笑った。
「何言ってんだよースバル。おかげで楽しかったぜ。お腹もこの通り、太ってもないし、痛くもない。ほっとしたよお~。やっぱりなんでも食べ過ぎはダメだよねん」
「おい、バルビットくんの口グセがうつってるぞ?」
ツッコめば「あ、ほんとだ。マイブームになりそうですねん」って晴樹はまた言って、みんなで笑った。
そこでオレは、意を決して口を開いた。
「あのさ。実はさ――」
真っ暗な闇の中での、バルビットくんとの会話をかいつまんで話すと、みんなは顔を見合わせた。
「うーん。なるほどね。『こどもだけのくに』にはそういう思惑があったわけか。いろいろと腑に落ちたな」
裕太は考えるようにしながらうんうんと頷いた。
「なんか、大人の思い通りに動かされてたって思うと、ちょっと癪だよね」
実莉衣は複雑な顔だ。
だけど晴樹は違った。
「でもさ。結局、楽しんだもん勝ちじゃない? 誰の思惑がどうあれ、オレは楽しかったよ!」
「俺も。くさるほどマンガも読んだし、好きなだけ好きなことをできたのは確かだからな。だから大人の思惑なんてどうでもいい。むしろ、普通ならできないことができたんだから、めっけもんだ」
唯人が言えば、実莉衣も続く。
「キャンプ、楽しかったよね! 穂乃果ともいっぱいケンカしたけど、その後にちゃんと楽しくお泊り会ごっこできたしね!」
実莉衣は穂乃果と顔を見合わせて、二人とも楽しそうに笑った。
「おれも。あんなリアルな謎解きとか冒険は初めてだった。すごくわくわくしたし、毎日充実してたよ」
思い出すように裕太が言う。
だって謎解きって、最初に答えがあってそれに導くためのヒントがあって、考えれば解けるようになってるのに、『こどもだけのくに』の出口はほとんどヒントなんてなかったもんな。
たぶん、出口を見つけることが目的じゃなくて、むしろそこに居させたかったからなんだろう。
その中であんなに早く出口を見つけられたんだから、裕太は本当にすごいよ。
穂乃果がふふっと楽しげに笑った。
「私も楽しかったし、少し変われた気がする。だからまた行きたいって、バルビットくんに、言ったんだ」
「えー? 穂乃果ってば、物好きだなあ。あたしはもういいや! やっぱり家族がいるいつもの家が一番だよ」
実莉衣はそう言って笑ったけど。
オレは、穂乃果の喋り方がいつもよりスムーズな気がして、思わず振り返った。
そこでは穂乃果が笑ってて。なんだかいつもより自信がついたように見えた。
オレは歩く速度を少し落として、穂乃果の隣に並んだ。
「あのさ。さっき言いかけてたことだけど」
「うん。なに?」
「オレ、文句を言うばっかりなのはやめる。自由なんて大人に与えられてもつまんないってわかったからさ。これからは自分の手でつかみ取ってみるよ」
そう言うと、穂乃果は晴れやかに笑った。
「うん。スバルならできるよ!」
□
「ゲームのいいところは、たくさんあります。えー、まずこちらをごらんください」
オレがダイニングテーブルの上にどん、と置いたのは、画用紙の束。
『ゲームのプラスポイント』と書いた表紙をめくれば、『自分で考える力が身に付く』と書いてある。
説明しながら、次々とめくっていく。
『漢字の勉強にもなる』
『パズルゲームは頭の体操になる』
『RPGは想像力と問題解決力が身に付く。他にも準備の大切さも身に沁みて学べる』
『バトルゲームはストレス解消になる』
「そして最後に、何より『楽しい!』です! だからオレはこれからもゲームをします。でも他のこともちゃんとする。約束は守る。だから、お母さんもあんまりゲームしてるときにグチグチ言わないでほしいし、オレが楽しくゲームしてるときに、嫌な顔はしないでほしい。それと、なるべく時間内に終わるようにするけど、セーブだけはさせてください!」
料理の手を止めて、じっとオレの書いた画用紙を見つめるお母さん。
こどもだけのくにから帰ったオレは、どうしたらもっと気持ちよくゲームができるのか考えた。
それで思いついて、いつもお母さんが言ってるみたいに『仕事だったらどう相手を説得するか』をネットで調べたんだ。
出てきたのは『プレゼン』の方法。子どもにもわかる! なんて書いてあるWEBページがあったから、それを参考にした。
いつもオレの話を聞いてくれないけど、今度はお母さんのやり方に寄せたんだ。これで聞いてくれなかったら、グレる!
「どうでしょうか!」
ダメ押しすれば、お母さんは、ふう、と息を吐き出して、ふっと笑った。
「よくできてたし、よくわかったわ。スバルがここまでして約束を守ると宣言した以上は、お母さんもガミガミ言わないと誓います。確かにそれじゃ楽しくないものね」
「マジで! やった!」
「ただ、一つだけ言いたいことがあるわ。ゲームが楽しいのなんて、知ってる。お母さんだって子どもの頃にやってたもの」
「え。えー?!」
「だからね、学ぶことがあるっていうことも、知ってるわ。ゲームが悪いと思ってるんじゃない。私が気にしてるのはね、あなたがゲームのことしか考えられなくなってるってことなのよ」
確かに、思い返してみればいつもいつもゲームのことしか考えてなかったなって思う。
「帰ってくるなり口にするのはゲームのことばかり。ご飯を食べ終わっても一目散に部屋に戻って、ゲームのことをスマホで調べてばかり。アプリでゲームしてるのも知ってる」
マジか……。
まさかそこまで知ってたとは思わなかった。
「手伝いをやらなきゃ死ぬわけじゃない。勉強をしなくたって生きていける。だけどね、これから一人暮らしすることだってあるし、自分で自分のことくらいできるようになっておいた方がいい。今はその準備期間でもあるの。大人と暮らしてるうちにしか学べないこともある。あなたの人生をゲームだけじゃなくて、もっといろどりのあるものにしてあげたい。たくさんの中から選べるようにしてあげたい。そう思うのが親なのよ」
お母さんが言ってることは、今のオレにはわかる気がした。
生活するって、実は大変だ。
オレはどうせ仮想世界だし、一か月だけのことだし、やりたいことやってあとはどうでもいいって思ってたけど、あれがずっとずっと続くとしたら、ご飯だってちゃんと食べなきゃいけないし、掃除もちゃんとしないとマジでヤバイって身に沁みた。
こどもだけのくにには生き物がいなかったけど、現実にはネズミとかゴギブリとか出てくるわけだし。
「うん。まあ、お母さんの言いたいこともわかったよ。これからは生きてくのに困らないように、少しずついろんなこともやってくよ。ゲームはやめないけどね」
「わかってくれるなら、ゲームをやめろなんて言わないわ。楽しみを取り上げたいわけじゃないもの」
これまで、お母さんをいちいちうるさいとか、意地悪だなとしか思わなかった。
言い方もいちいち嫌味だしさ。
だけど、うん。今は素直に聞けた。
それがわかったのか、お母さんは笑って言った。
「スバルの話を聞いてたら久しぶりにやりたくなっちゃった。夕飯を食べたら一緒にやらない?」
「マジで? オレ、強いけど。お母さん、最近のゲームなんてわかんの?」
「ふふ。昔のゲームはね、技術的な問題で難易度が高かったのよ。今のゲームなんて操作は簡単だし、説明も丁寧だし、面倒くさいこともないし、もうチートよ。そんなゲームに慣れ切ったスバルには、負ける気がしないわ」
「お母さんてさ、負けず嫌いだよね」
「だからゲーム好きなのよ」
そうしてお母さんはにやりと笑った。
オレは、お母さんと和解したんじゃなくて、強敵を手に入れたのかもしれない。
そうしてオレは、一つ自由を手に入れた。
お母さんにガミガミ言われずにゲームをやれるっていうオレにとっては大きな自由を。
実莉衣も習い事を一つやめて、もっと自分のやりたいことをさせてくれって交渉したらしい。
穂乃果も、唯人も、裕太も、晴樹も、あれからみんなが少しずつ変わった。
オレたちは、まだまだ子どもだ。
だけど、いつまでも大人の掌の上にいるわけじゃない。
いつかなんでもできるようになって、お母さんを驚かせてやろう。
そして、いつか大人になったら。
その時オレは、子どもに『こどもだけのくに』へ行かせるだろうか。
帰り道を歩きながら、みんなにオレと穂乃果がどうやって出口にたどりついたのかって話をした。
「『こどものくに』の、おれたちが寝てる部屋のドアが出口だなんて、考えもしなかったな」
晴樹が頭の後ろで手を組みながら歩く。
その隣で、裕太がきまり悪そうに言った。
「うん。オレも確信を持ってたわけじゃなかったから、試しに開けただけだったんだけどさ。そのまま問答無用で強制終了させられちゃったから、みんなのところに戻れなかったんだ。本当にごめんな」
「そんなのしょうがないよ」
「裕太がヒントも残してってくれたしな。みんながいなかったら、こんな大勝利はなかったと思う。本当にみんな、付き合ってくれてありがとう」
改まってオレが言えば、みんなは笑った。
「何言ってんだよースバル。おかげで楽しかったぜ。お腹もこの通り、太ってもないし、痛くもない。ほっとしたよお~。やっぱりなんでも食べ過ぎはダメだよねん」
「おい、バルビットくんの口グセがうつってるぞ?」
ツッコめば「あ、ほんとだ。マイブームになりそうですねん」って晴樹はまた言って、みんなで笑った。
そこでオレは、意を決して口を開いた。
「あのさ。実はさ――」
真っ暗な闇の中での、バルビットくんとの会話をかいつまんで話すと、みんなは顔を見合わせた。
「うーん。なるほどね。『こどもだけのくに』にはそういう思惑があったわけか。いろいろと腑に落ちたな」
裕太は考えるようにしながらうんうんと頷いた。
「なんか、大人の思い通りに動かされてたって思うと、ちょっと癪だよね」
実莉衣は複雑な顔だ。
だけど晴樹は違った。
「でもさ。結局、楽しんだもん勝ちじゃない? 誰の思惑がどうあれ、オレは楽しかったよ!」
「俺も。くさるほどマンガも読んだし、好きなだけ好きなことをできたのは確かだからな。だから大人の思惑なんてどうでもいい。むしろ、普通ならできないことができたんだから、めっけもんだ」
唯人が言えば、実莉衣も続く。
「キャンプ、楽しかったよね! 穂乃果ともいっぱいケンカしたけど、その後にちゃんと楽しくお泊り会ごっこできたしね!」
実莉衣は穂乃果と顔を見合わせて、二人とも楽しそうに笑った。
「おれも。あんなリアルな謎解きとか冒険は初めてだった。すごくわくわくしたし、毎日充実してたよ」
思い出すように裕太が言う。
だって謎解きって、最初に答えがあってそれに導くためのヒントがあって、考えれば解けるようになってるのに、『こどもだけのくに』の出口はほとんどヒントなんてなかったもんな。
たぶん、出口を見つけることが目的じゃなくて、むしろそこに居させたかったからなんだろう。
その中であんなに早く出口を見つけられたんだから、裕太は本当にすごいよ。
穂乃果がふふっと楽しげに笑った。
「私も楽しかったし、少し変われた気がする。だからまた行きたいって、バルビットくんに、言ったんだ」
「えー? 穂乃果ってば、物好きだなあ。あたしはもういいや! やっぱり家族がいるいつもの家が一番だよ」
実莉衣はそう言って笑ったけど。
オレは、穂乃果の喋り方がいつもよりスムーズな気がして、思わず振り返った。
そこでは穂乃果が笑ってて。なんだかいつもより自信がついたように見えた。
オレは歩く速度を少し落として、穂乃果の隣に並んだ。
「あのさ。さっき言いかけてたことだけど」
「うん。なに?」
「オレ、文句を言うばっかりなのはやめる。自由なんて大人に与えられてもつまんないってわかったからさ。これからは自分の手でつかみ取ってみるよ」
そう言うと、穂乃果は晴れやかに笑った。
「うん。スバルならできるよ!」
□
「ゲームのいいところは、たくさんあります。えー、まずこちらをごらんください」
オレがダイニングテーブルの上にどん、と置いたのは、画用紙の束。
『ゲームのプラスポイント』と書いた表紙をめくれば、『自分で考える力が身に付く』と書いてある。
説明しながら、次々とめくっていく。
『漢字の勉強にもなる』
『パズルゲームは頭の体操になる』
『RPGは想像力と問題解決力が身に付く。他にも準備の大切さも身に沁みて学べる』
『バトルゲームはストレス解消になる』
「そして最後に、何より『楽しい!』です! だからオレはこれからもゲームをします。でも他のこともちゃんとする。約束は守る。だから、お母さんもあんまりゲームしてるときにグチグチ言わないでほしいし、オレが楽しくゲームしてるときに、嫌な顔はしないでほしい。それと、なるべく時間内に終わるようにするけど、セーブだけはさせてください!」
料理の手を止めて、じっとオレの書いた画用紙を見つめるお母さん。
こどもだけのくにから帰ったオレは、どうしたらもっと気持ちよくゲームができるのか考えた。
それで思いついて、いつもお母さんが言ってるみたいに『仕事だったらどう相手を説得するか』をネットで調べたんだ。
出てきたのは『プレゼン』の方法。子どもにもわかる! なんて書いてあるWEBページがあったから、それを参考にした。
いつもオレの話を聞いてくれないけど、今度はお母さんのやり方に寄せたんだ。これで聞いてくれなかったら、グレる!
「どうでしょうか!」
ダメ押しすれば、お母さんは、ふう、と息を吐き出して、ふっと笑った。
「よくできてたし、よくわかったわ。スバルがここまでして約束を守ると宣言した以上は、お母さんもガミガミ言わないと誓います。確かにそれじゃ楽しくないものね」
「マジで! やった!」
「ただ、一つだけ言いたいことがあるわ。ゲームが楽しいのなんて、知ってる。お母さんだって子どもの頃にやってたもの」
「え。えー?!」
「だからね、学ぶことがあるっていうことも、知ってるわ。ゲームが悪いと思ってるんじゃない。私が気にしてるのはね、あなたがゲームのことしか考えられなくなってるってことなのよ」
確かに、思い返してみればいつもいつもゲームのことしか考えてなかったなって思う。
「帰ってくるなり口にするのはゲームのことばかり。ご飯を食べ終わっても一目散に部屋に戻って、ゲームのことをスマホで調べてばかり。アプリでゲームしてるのも知ってる」
マジか……。
まさかそこまで知ってたとは思わなかった。
「手伝いをやらなきゃ死ぬわけじゃない。勉強をしなくたって生きていける。だけどね、これから一人暮らしすることだってあるし、自分で自分のことくらいできるようになっておいた方がいい。今はその準備期間でもあるの。大人と暮らしてるうちにしか学べないこともある。あなたの人生をゲームだけじゃなくて、もっといろどりのあるものにしてあげたい。たくさんの中から選べるようにしてあげたい。そう思うのが親なのよ」
お母さんが言ってることは、今のオレにはわかる気がした。
生活するって、実は大変だ。
オレはどうせ仮想世界だし、一か月だけのことだし、やりたいことやってあとはどうでもいいって思ってたけど、あれがずっとずっと続くとしたら、ご飯だってちゃんと食べなきゃいけないし、掃除もちゃんとしないとマジでヤバイって身に沁みた。
こどもだけのくにには生き物がいなかったけど、現実にはネズミとかゴギブリとか出てくるわけだし。
「うん。まあ、お母さんの言いたいこともわかったよ。これからは生きてくのに困らないように、少しずついろんなこともやってくよ。ゲームはやめないけどね」
「わかってくれるなら、ゲームをやめろなんて言わないわ。楽しみを取り上げたいわけじゃないもの」
これまで、お母さんをいちいちうるさいとか、意地悪だなとしか思わなかった。
言い方もいちいち嫌味だしさ。
だけど、うん。今は素直に聞けた。
それがわかったのか、お母さんは笑って言った。
「スバルの話を聞いてたら久しぶりにやりたくなっちゃった。夕飯を食べたら一緒にやらない?」
「マジで? オレ、強いけど。お母さん、最近のゲームなんてわかんの?」
「ふふ。昔のゲームはね、技術的な問題で難易度が高かったのよ。今のゲームなんて操作は簡単だし、説明も丁寧だし、面倒くさいこともないし、もうチートよ。そんなゲームに慣れ切ったスバルには、負ける気がしないわ」
「お母さんてさ、負けず嫌いだよね」
「だからゲーム好きなのよ」
そうしてお母さんはにやりと笑った。
オレは、お母さんと和解したんじゃなくて、強敵を手に入れたのかもしれない。
そうしてオレは、一つ自由を手に入れた。
お母さんにガミガミ言われずにゲームをやれるっていうオレにとっては大きな自由を。
実莉衣も習い事を一つやめて、もっと自分のやりたいことをさせてくれって交渉したらしい。
穂乃果も、唯人も、裕太も、晴樹も、あれからみんなが少しずつ変わった。
オレたちは、まだまだ子どもだ。
だけど、いつまでも大人の掌の上にいるわけじゃない。
いつかなんでもできるようになって、お母さんを驚かせてやろう。
そして、いつか大人になったら。
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