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18話

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プリチー「あなた、もしかして回復薬も知らないでダンジョンに入ったの?」

プリチーは呆れた様子で言う


秀一「あっはは…」

秀一は誤魔化すように頭をかく


プリチー「HP回復薬とかSP回復薬って言って、効果に差がある回復薬があるのよ、
ダンジョンにはそれらを持っていくのが当たり前なのよ?」


秀一「次からそうしますので売っているところを教えてください」


プリチー「あなた、回復薬無しでダンジョン攻略って馬鹿げた事なの、
そもそもダンジョンとは…」



その後もプリチーから説教を受けた秀一



1時間後




プリチー「で、何か得たものとかあったの?」


秀一「倒した魔物が約2000体と、最後のボス倒したら、透明な玉みたいなのも、貰えました」


プリチー「…」


秀一(??)


プリチーは顔を青くした


プリチー「そそそそれは、もしかして、スキルクリスタルじゃないかしら」


秀一「スキルクリスタル?」


プリチー「スキルクリスタルを持って使うと念じれば、そのスキルが手に入るよの」


秀一は早速収納から出して、使うと念じた



ピロン



秀一「あ、なんか手に入れました」



プリチー「やっぱりスキルクリスタル!?」



ステータス


ユニークスキル
幸運


プリチー「いい?、スキルクリスタルの事はあまり他の人にベラベラ喋るんじゃないわよ?
そもそもダンジョンを攻略できる人なんて普通はいないの、どんな輩がいるか分からないんだからね?
まぁ、あなたなら大丈夫でしょうけど…」


秀一「りょ、了解しました」


秀一は事の重大性が分からない



プリチー「ちょっと待ってなさい、報酬を持ってくるわね」



5分後



プリチー「おまたせ、これが今回の報酬
金貨2000枚と、銀貨500枚よ」


秀一(ピカピカだ…)
「ありがとうございます」


秀一はすぐに収納した


プリチー「ところで、あなた、なにかしたいことでもあるの?」


秀一「まぁ、はい」


プリチー「なによ、ハッキリしないわね」

秀一は元の世界に帰る手がかりを探したいと思ってはいるが、ここではそんな事言えない


秀一「色んな魔法とか使ってみたいですね」


プリチー「ふーん、ならこの先の街を越えて、王都に行きなさい」


秀一「王都?」


プリチー「えぇ、そこには水の賢者もいるはずだから、もしかしたら修行とか付けてもらえるかもよ」


秀一「修行ですか…」


秀一は少し考え


秀一「面白そうなので王都に向かいます」



プリチー「じゃあ、この紙を持っていきなさい」


秀一「これは?」


プリチー「まぁ、紹介状みたいなものよ、
少しは融通がきくわ」



秀一「ありがとうございます。
では、今日は旅支度でもして過ごします」


プリチー「今日はありがとうね、また来る事があったら手合わせでもしましょう」


秀一は笑顔で言った


秀一「いやです」

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