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第2章 俺と幼馴染と異世界
18.
しおりを挟む悠理は夕方に目を覚ました。
「ここは、、、」
カンパネリの部屋の天井が見える。
正直体の気怠さがすごい。
無理矢理にでも体を起こす。
私は昨日の服のまま寝てしまったらしい。
というか昨日記憶を思い出す。
(らしい、、、いや、あの人に眠らされた。やっぱりあの人は、、、!)
それにしても真司が見当たらない。
ベットから起き上がり、トイレや風呂などから生活音がしていないため、いないことが分かる。
(真司、どこ行ったの…??)
私は怠い体を起こし、部屋から出て現状をシュリアさん達に聞こうと食堂へ向かう。
「あ、おねーちゃん起きた!」
食堂で宿題をしていたアルラがフラフラになって歩くユーリを見つけて駆け寄ってくる。
「おねーちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。まだ気怠さはあるけど…。それよりも真司はどこに行ったのか知ってる?もしかして、彼女に何かされたとか…」
悠理はローリエに声をかけたあとの記憶がないのだ。
真司が居ないということは同様に何かされたのかもしれないと悠理は思ってしまった。
「体調は大丈夫??今シンジくんはクエストに行ってるわ」
キッチンで洗い物していた
シュリアさんが教えてくれた。
「クエストですか?1人で?」
真司はクエストに興味があっても、私を置いていくなんて思わなかった。悠理は悔しくなった。
「先程冒険者ギルドのエルミンさんが教えてくれたわ。解体屋の子と2人で行ったみたい。初クエストだし心配だっから、妹のシルミンさんを追跡係として追わせたから心配は要らないって。
ユーリちゃん、まだあなたは本調子じゃないでしょ?ローリエちゃんの魔術を受けて1日で全回復する方がおかしいもの」
「それでもシンジを迎えに行かないと。エルミンさんにお会いすれば真司がどこへ向かったかわかりますよね?」
「おねーちゃん、無茶しちゃダメだよ!」
アルラが抱きついて私を行かせまいとする。
私はアルラくんの頭を撫でる。
「ごめんね、アルラくん。私には真司が全てなの、真司を守るのは私の役目なのよ。誰にも譲れないの」
「シンジはお前を守りたいと思っている」
ダルタさんが、キッチンから出てくる。
「その気持ちを汲み取ってやれ」
守りたいだなんて、真司は昔からいつも私の事を護ってるのに…
「私には真司の未来を変えた責任があります。彼は私が守ります。それでは」
私はそのままギルドへ向かった。
「あの子達、本当にただの初級冒険者なのかしら…」
「分からない。けど俺たちのやることは彼らを見守る事だ」
「そうね、、、でも私こわいわ。ユーリちゃんもシンジくんも、お互いの脆いガラスの心を支えあうようにして、、まるで依存しているようで」
「だとしても、俺たちは俺たちのできる事をするだけだ」
「そうね、、、、」
「おとう、おかあ、大丈夫?」
アルラはシュリアの服の袖を引っ張る。
シュリアはアルラを抱きしめる。
(あの子達の進む未来に幸せはあるのかしら…)
シュリアは力一杯、アルラを抱きしめる。
「おかあ、痛い」
「ごめんね、ついね…感傷的になってしまって」
「おとうもおかあも、2人が心配なんだよね?そういう時は、心配だよってちゃんと伝えるんだよ?」
シュリアは驚いた。
「そうだな、俺たちがいる事を2人にも伝えないとな」
ダルタはアルラの頭を撫でる。
「そうね、そうだよね」
シュリアはアルラを優しく抱きしめる。
(大切なことを息子に教わるだなんて…)
2人が帰ってきたらちゃんと伝えましょう。
心配してると。そして、ここが貴方達の家であり家族なのだと。
---------------
チャリン、チャリーン
「こんにちは、ユーリさん」
エルミンが受付で出迎える。
夕方のギルドは、クエストを終えた冒険者達の情報交換の場になっており賑やかだ。
「エルミンさん、真司がクエストに行ったと聞きました。どちらへ向かったのですか?」
悠理はまっすぐ受付のカウンターに向かった。
「彼らは東地区の方へ向かいました」
エルミンは手を動かし目を資料に向けながら答えた。
「わかりました、私も追いかけます」
「その心配はないかと…もうすぐこちらに戻ってきます」
「そんなこと分からないじゃないですか」
「分かりますとも、双子を舐めないでください。それに貴方はローリエさんの魔術を食らっている、こちらでお休みになっていた方が良いかと思いますけど?」
エルミンは上目遣いでこちらを見る。
「何故それを…」
「ご存知ないようですが、ローリエさんは冒険者ギルドにも登録しており彼女ランクはSランクです。しかも、SSランクの試験を受けないだけで、実力はSSランクの方です。本来なら貴方達じゃ敵いっこないのですよ」
「…………。だとしても、私は彼女と話しをします。ただ、その前に真司を……」
チャリン、チャリーン。
「帰ったよー、はぁ。疲れた。」
シルミンが思いっきりドアを開ける。
「ほら言ったでしょ?双子を舐めないでください」
エルミンさんが勝ち誇ったような顔をする。
「お疲れ様です~」
「疲れたぜー、いやー、大収穫!」
「真司!!!!」
悠理は真司を見た瞬間走って駆け寄り抱きつく。
周りの冒険者からヒューと煽られる。
「おぉう、威勢のいい女だな!」
フォースが驚いた。
「悠理、目が覚めたんだな!よかった!」
「クエストに行ったと聞いて、心配したんだから!」
悠理の体が震えている。
そこまで心配させてしまっていたのか…
「ごめんよ、心配かけて」
俺は悠理を抱きしめ返す。
《ちょっと!挟まれて痛いんだけど》
《感動シーンを壊すようだが、我らがいる事を忘れるなよ》
ベスラムとルルラに注意される。
「ご、ごめん…」
そういうと真司は悠理から離れてベスラムとルルラを解放する。
「この動物は?」
悠理が不思議そうに聞いてくる。
「いやーーー、実はさー」
「こいつが契約したんだよ!な、シンジ!」
フォースがシンジの肩を抱く。
「真司、こいつ誰」
シンジの肩を抱いている姿のフォースに悠理が睨みをきかす。
「話すと長いんだがーー」
「めんどうね、結論から聞くわ」
「俺はシンジの相棒だ!な、シンジ!」
悠理の目玉がこれでもかと言うくらい大きく開く。「あ、あいぼう…シンジの?あいぼう?」
殺気ダダ漏れです、悠理さん。
「悠理違うんだ、これは!」
「違くねーだろ?これからも一緒にクエストをやっていくんだからよ!」
はぁ?という顔をしている悠理。
悠理は真っ先に俺を睨んできた。こわい。
「お前こそシンジのなんなんだよ!」
フォースが悠理に聞く。
「私は真司の…真司の…」
「おい、フォースもちょっと待てっ…」
「あぁ、もう!」
シンシアさんが会話をぶった切る。
「あんたたち、三角関係の修羅場みたいな光景見せつけないでよ!!!」
「「「違う/違うんですって/ちげーよ」」」
《見事にかぶったねー》
《案外いいパーティになるかもしれんな?》
ルルラとベスラムが楽しそうに会話する。
シンシアさんが仁王立ちで俺たちに指示を出す。
「いい!シンジくんはこれからクエスト成功報酬の受け取りといろーんな報告があるの!
フォースくんも、そろそろリュウザンに戻らないと師匠が厳しいんじゃないの?」
フォースの体がピクッと跳ねる。
そして、そそくさと「んじゃ、俺戻るわー。シンジ、また明日も9時にここでな!待ってるぞ!」とだけ残して帰っていった。
「お、おい。ちょっと!」
(俺は明日もやるなんて言ってないぞ!?)
「真司、どういう事なの??」
怖くて悠理の方へ顔を向けられない。
「はいはい、ユーリちゃんは受付で待機ね。初級冒険者が魔術食らって完全復活じゃないでしょ?シンジくんはマジックバックから耳を出して!」
悠理を受付カウンターの椅子に座らせて
シルミンさんがテキパキと事を進める。
俺はモアウサギの耳20体分をカウンターに提出した。
エルミンさんがチラリと《真実の石》を見る。
これで本当に俺が討伐したものだと認識してくれた。
「心配いたしましたが、ご無事で何よりです。まぁ、貴方はこれからのが大変だと思いますがね…」
エルミンさんが呆れたように呟く。
「え?大変?」
「シンシアさんが2階の奥のお部屋でお待ちです。契約された魔獣と共に伺ってください」
「えぇーーー」
正直疲れてる俺にこの後面談とは…
忙しない毎日が続いております、、、
「なぜ真司がシンシアさんと会わなきゃいけないんですか?」
悠理が体を乗り出して聞いてくる。
「シンジさんが契約した2匹は本来初級冒険者であれば契約なんて到底できない2匹なのです。召喚士はなにかと謎なステータスですので情報収集も兼ねてお伺いしたいことがあるとのことです」
「だとしてもエルミンさんがやれば良いじゃないですか」
「私は受付業務がありますので」
「シンシアさんも忙しいのでは?」
「ユーリさんがどう思われているのか分かりませんが、シンシアさんは仕事の優先順位は間違えない人です。その方がシンジくんが帰ってきたら早々にと言っておられるので、こちらはそのように動いているだけです」
「………」
俺はエルミンさんと悠理の空気に耐えられず
行けば何かわかるのだろうと思って
「と、とりあえず行ってきますね。ベスラム、ルルラ行くよ」
《うむ、仕方ない》
《はいはーい》
ベスラムは俺の腕に巻きつき、ルルラは俺の胸ポケットに入る。
悠理がこちらを睨んでくる。何かあったらすぐ呼べと伝えたいようだ。
《めっちゃ睨まれてるーこわーい》
《我ら完全に敵視されているな》
「シンジさん、お話が終わるまでには今回のクエストの報酬を用意しておりますので、帰りに受付に寄ってくださいね」
「わかりました。ありがとうございます」
「やっぱり私も…!」
「貴方は呼ばれてませんので、ご遠慮ください」
「悠理心配すんな、すぐ帰ってくるよ」
「あんな腹の底がしれない奴に真司を任せるなんてできない!」
言い過ぎだよ、悠理。
ほら、エルミンさんの後ろに赤い炎が…
俺はそそくさとシンシアさんの部屋に向かった。
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