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神罰を実行してみた。
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説明を受けたルシフェルは、神の権能に俄然興味が湧いていた。
色々と試してみたい。
改めてタブレット端末の画面を確認する。
「えっと、今のは『生産』アイコンの『物質創造』から派生した項目だったよね。次は……」
『天地開闢』や『生命創生』などの項目が目につく。
「……うへぇ。これはさすがに……」
天地開闢とかスケールが大き過ぎだ。
生命を生み出すのも怖い。
ルシフェルは尻込みをした。
流石にまだ、こんな奇跡を実行する度胸はないのである。
他の奇跡を試すことにする。
いったんアプリを閉じて、ホーム画面に戻る。
ルシフェルが次にタップしたのは『操作』アイコンだった。
新たなウィンドウが開く。
様々な項目がツリー状に展開されていく。
「お、これなんか丁度いいかも」
ルシフェルは数ある選択肢――なかには『時間操作』や『精神操作』なんてものまである――から『天候操作』をタップした。
選んだ天気は雨だ。
効果範囲を屋敷の周辺に限定し、降雨量その他を設定してから実行する。
途端に雨が降ってきた。
「あははは! なにこれ、楽しい! じゃあさ、じゃあさ――」
ルシフェルのテンションが上がってきた。
晴天と雨天を、交互に実行する。
するとルシフェルの指が画面をタップするタイミングにあわせて、窓の向こうで雨が降ったり止んだりした。
◇
ルシフェルは天候操作をやめて、今度はまた物質創造で遊んでいる。
日用品の項目から食品生産を選択して高級食材をポップアップさせる。
かと思うと今度は、武器や防具を選択して立派な装備を作り出す。
ひっきりなしに奇跡を行使しまくっている。
ジズも一緒になって、楽しそうだ。
今度は遊具をポップアップさせた。
「きゃ! きゃ! ねぇルシフェル様ぁ、これは何なのー?」
「ふふふ。それはね、ブランコっていう名前の遊具だよ。乗ってみる?」
「乗りたいの!」
ルシフェルはブランコにジズを座らせて背を押している。
「あ、あの、ルシフェル様……?」
はしゃぐルシフェルたちに向けて、アイラリンドが遠慮がちに声を掛けた。
「そぉら、ジズ! って、うん? アイラリンドさん……じゃなくて、アイラリンド。いま呼んだ?」
「はい、お呼び致しました。えっと……」
どこか心配そうな声で聞く。
「……その、差し出がましいことかと存じますが、確認させて下さいませ。お身体に異変など御座いませんでしょうか?」
「異変? 別に平気だけど」
「……左様にございますか。でしたら私の杞憂だったようです。お楽しみのところ大変失礼致しました」
アイラリンドが控える。
ルシフェルは首を傾げた。
別に身体は何ともないけど、いまのは何の確認だったのだろう。
軽く引っ掛かりながらも、ルシフェルは遊びに戻る。
まぁ大丈夫だろうと判断して――
けれどもルシフェルは、気付いていなかった。
実際のところ身体は変調をきたしている。
ただテンション爆上げになってジズと一緒にはっちゃけているが為に、ルシフェルは自身に起きた異変を見逃したのである。
もし冷静であったなら、肩にまとわりつく異様な疲労感に気付いたことであろう。
◇
ルシフェルはホーム画面に気になるアイコンを見つけた。
ジズに見せる。
「ねぇ見て、見て。こんなのあるよ」
ジズがタブレット画面を覗き込む。
示されたものは『神罰』アイコン。
ルシフェルがタップして見せると、他のアイコンと同様に神罰ウィンドウが開いて、ツリー項目が展開された。
「なんだこれ……」
――『疫病蔓延』『大洪水』『浄化の炎』――
物騒な項目の羅列に、ルシフェルは顔を顰めた。
逆にジズは爛々と目を輝かせる。
「うわぁ、凄いの! なんかかっこいいの! ねえねえ、ルシフェル様ぁ! どれか使ってみてー」
ジズが期待の眼差しを向ける。
ルシフェルは好奇心旺盛なジズに食い気味にこられて、うっと呻いた。
そして考える。
神罰とか確かにちょっと物騒な奇跡だけど、効力を最小にすれば、まぁそれほど問題ないんじゃないか?
そう楽観的に考えたルシフェルは、ツリーから『神の怒り』を選択した。
効果は指定箇所への落雷らしい。
威力は最小値の1から最大値である100の範囲で設定できる。
ルシフェルは、迷わず威力を1に設定した。
そして思う。
威力100ともなれば恐るべき太さの落雷がひっきりなしに落ちるのであろうが、威力1ではそうはなるまい。
精々それなりサイズの落雷が一本落ちるくらいだろう。
とはいえ安全確保は大切だ。
ルシフェルは安全マージンを十分に取ったつもりで、屋敷から10kmも離れた場所に神罰『神の怒り』を落とすことにした。
「じゃあ、ジズ。いくよ!」
「うん! ワクワクなの!」
タブレットをタップして実行する。
◆
指定箇所の上空に暗雲が立ち込めた。
ルシフェルはざわざわと身の毛がよだつのを感じる。
控えていたアイラリンドが慌て出した。
「――こ、これは、まさか『神罰』⁉︎」
アイラリンドは即座に寝室を飛び出した。
大声で七座天使メイド隊を呼ぶ。
メイドたちはすぐに飛んで来た。
七座天使以外のメイドも全員だ。
状況を素早く判断した天使メイド統括シェバトが、指示をとばす。
「曜日の座天使たちはルシフェル様を中心に円陣を組みなさい! 他はその周りを! みなで防御障壁を展開します! 最優先はルシフェル様のお身体! それを重々承知した上で、己が命を懸けて事に当たるのです!」
メイドたちは迅速に動いた。
七人の座天使たちを中心に、全員が協力して障壁を張る。
虚空に幾重もの聖なる陣が描き出された。
それらは複雑に絡み合い、何層にも層を厚くしながら巨大な結界を構築していく。
「え⁉︎ もしかして、危ないの?」
ルシフェルはポカンとしている。
異変を察したジズは、慌てて窓から飛び出すと空獣化し、屋敷を護るように巨大な翼で包み込んだ。
その上空では分厚い雲が寄り集まり、渦を巻いて発達していた。
全長数十キロにも及ぶ超巨大積乱雲が形成されていく。
シェバトが叫ぶ。
「神罰がきます! すべてのメイドたち! ルシフェル様をお護りするため、その命を捧げなさい!」
刹那、天から神の怒りが下された。
色々と試してみたい。
改めてタブレット端末の画面を確認する。
「えっと、今のは『生産』アイコンの『物質創造』から派生した項目だったよね。次は……」
『天地開闢』や『生命創生』などの項目が目につく。
「……うへぇ。これはさすがに……」
天地開闢とかスケールが大き過ぎだ。
生命を生み出すのも怖い。
ルシフェルは尻込みをした。
流石にまだ、こんな奇跡を実行する度胸はないのである。
他の奇跡を試すことにする。
いったんアプリを閉じて、ホーム画面に戻る。
ルシフェルが次にタップしたのは『操作』アイコンだった。
新たなウィンドウが開く。
様々な項目がツリー状に展開されていく。
「お、これなんか丁度いいかも」
ルシフェルは数ある選択肢――なかには『時間操作』や『精神操作』なんてものまである――から『天候操作』をタップした。
選んだ天気は雨だ。
効果範囲を屋敷の周辺に限定し、降雨量その他を設定してから実行する。
途端に雨が降ってきた。
「あははは! なにこれ、楽しい! じゃあさ、じゃあさ――」
ルシフェルのテンションが上がってきた。
晴天と雨天を、交互に実行する。
するとルシフェルの指が画面をタップするタイミングにあわせて、窓の向こうで雨が降ったり止んだりした。
◇
ルシフェルは天候操作をやめて、今度はまた物質創造で遊んでいる。
日用品の項目から食品生産を選択して高級食材をポップアップさせる。
かと思うと今度は、武器や防具を選択して立派な装備を作り出す。
ひっきりなしに奇跡を行使しまくっている。
ジズも一緒になって、楽しそうだ。
今度は遊具をポップアップさせた。
「きゃ! きゃ! ねぇルシフェル様ぁ、これは何なのー?」
「ふふふ。それはね、ブランコっていう名前の遊具だよ。乗ってみる?」
「乗りたいの!」
ルシフェルはブランコにジズを座らせて背を押している。
「あ、あの、ルシフェル様……?」
はしゃぐルシフェルたちに向けて、アイラリンドが遠慮がちに声を掛けた。
「そぉら、ジズ! って、うん? アイラリンドさん……じゃなくて、アイラリンド。いま呼んだ?」
「はい、お呼び致しました。えっと……」
どこか心配そうな声で聞く。
「……その、差し出がましいことかと存じますが、確認させて下さいませ。お身体に異変など御座いませんでしょうか?」
「異変? 別に平気だけど」
「……左様にございますか。でしたら私の杞憂だったようです。お楽しみのところ大変失礼致しました」
アイラリンドが控える。
ルシフェルは首を傾げた。
別に身体は何ともないけど、いまのは何の確認だったのだろう。
軽く引っ掛かりながらも、ルシフェルは遊びに戻る。
まぁ大丈夫だろうと判断して――
けれどもルシフェルは、気付いていなかった。
実際のところ身体は変調をきたしている。
ただテンション爆上げになってジズと一緒にはっちゃけているが為に、ルシフェルは自身に起きた異変を見逃したのである。
もし冷静であったなら、肩にまとわりつく異様な疲労感に気付いたことであろう。
◇
ルシフェルはホーム画面に気になるアイコンを見つけた。
ジズに見せる。
「ねぇ見て、見て。こんなのあるよ」
ジズがタブレット画面を覗き込む。
示されたものは『神罰』アイコン。
ルシフェルがタップして見せると、他のアイコンと同様に神罰ウィンドウが開いて、ツリー項目が展開された。
「なんだこれ……」
――『疫病蔓延』『大洪水』『浄化の炎』――
物騒な項目の羅列に、ルシフェルは顔を顰めた。
逆にジズは爛々と目を輝かせる。
「うわぁ、凄いの! なんかかっこいいの! ねえねえ、ルシフェル様ぁ! どれか使ってみてー」
ジズが期待の眼差しを向ける。
ルシフェルは好奇心旺盛なジズに食い気味にこられて、うっと呻いた。
そして考える。
神罰とか確かにちょっと物騒な奇跡だけど、効力を最小にすれば、まぁそれほど問題ないんじゃないか?
そう楽観的に考えたルシフェルは、ツリーから『神の怒り』を選択した。
効果は指定箇所への落雷らしい。
威力は最小値の1から最大値である100の範囲で設定できる。
ルシフェルは、迷わず威力を1に設定した。
そして思う。
威力100ともなれば恐るべき太さの落雷がひっきりなしに落ちるのであろうが、威力1ではそうはなるまい。
精々それなりサイズの落雷が一本落ちるくらいだろう。
とはいえ安全確保は大切だ。
ルシフェルは安全マージンを十分に取ったつもりで、屋敷から10kmも離れた場所に神罰『神の怒り』を落とすことにした。
「じゃあ、ジズ。いくよ!」
「うん! ワクワクなの!」
タブレットをタップして実行する。
◆
指定箇所の上空に暗雲が立ち込めた。
ルシフェルはざわざわと身の毛がよだつのを感じる。
控えていたアイラリンドが慌て出した。
「――こ、これは、まさか『神罰』⁉︎」
アイラリンドは即座に寝室を飛び出した。
大声で七座天使メイド隊を呼ぶ。
メイドたちはすぐに飛んで来た。
七座天使以外のメイドも全員だ。
状況を素早く判断した天使メイド統括シェバトが、指示をとばす。
「曜日の座天使たちはルシフェル様を中心に円陣を組みなさい! 他はその周りを! みなで防御障壁を展開します! 最優先はルシフェル様のお身体! それを重々承知した上で、己が命を懸けて事に当たるのです!」
メイドたちは迅速に動いた。
七人の座天使たちを中心に、全員が協力して障壁を張る。
虚空に幾重もの聖なる陣が描き出された。
それらは複雑に絡み合い、何層にも層を厚くしながら巨大な結界を構築していく。
「え⁉︎ もしかして、危ないの?」
ルシフェルはポカンとしている。
異変を察したジズは、慌てて窓から飛び出すと空獣化し、屋敷を護るように巨大な翼で包み込んだ。
その上空では分厚い雲が寄り集まり、渦を巻いて発達していた。
全長数十キロにも及ぶ超巨大積乱雲が形成されていく。
シェバトが叫ぶ。
「神罰がきます! すべてのメイドたち! ルシフェル様をお護りするため、その命を捧げなさい!」
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