39 / 52
遭遇
しおりを挟む
学校の付近まで戻ってきた。
敷地外から見上げた校舎が、夕暮れに赤く染まり始めている。
正門を通り過ぎると、グラウンドのほうから運動部員のたちの掛け声が聞こえてきた。
私はその声を聞き流しながら校舎へ入り、階段を登ってから、放課後の廊下をてくてくと歩く。
2年A組の教室にたどり着き、ガラガラと引き戸を引いて中に入ると――
……当然のことながら、生徒は誰もいなかった。
「んっと。
忘れたスマートフォンは……」
机のなかを確認する。
「あ、あった。
よかったのです」
やっぱりここに忘れていたようだ。
無くさなくて良かった。
ほっと安心しながらスマートフォンをつける。
するといつものメッセージアプリに、着信ありのマークが付いていた。
きっと大輔くんからのメールだろう。
画面をタップして、アプリを起動する。
『よぅアリス。
いま家か?
俺はこれからじいちゃんの病室だ』
やはり彼からだった。
メッセージの続きに目を落とす。
『ところで明日うちに来るって件だけど、たしかまだ時間を決めてなかったよな。
いつ頃くる?
うちはいつでも歓迎だぞ』
メッセージの内容は、ちょうど私も確認しようと思っていた件だった。
声に出しながら、返信をうつ。
「えっと……。
私はいま学校です。
スマートフォンを置き忘れてしまいまして、っと。
それで明日の約束ですが、それではお昼……」
画面に目を落とし、ぽちぽちとタップしていたそのとき――
ガラガラと音がなる。
教室のドアが誰かに開かれた。
私はその音に反応して、スマートフォンに落としていた顔をあげる。
「……え。
…………あ」
一瞬、事態が掴めなかった。
頭が混乱する。
どうしてこの男子がいるのだろう。
田中くんだ。
視線を向けたその先で、教室の出入り口をふさぐように立った彼が、私を見つめていた。
◇
「……西澄ぃ。
やっとひとりになったな」
田中くんが私のほうに向けて、一歩足を踏み出した。
それにあわせて、私も一歩後ずさる。
でもすぐに私は窓際に追いやられてしまった。
もうこれ以上、後ろに下がって逃げることはできない。
「……ちっ。
北川なんかとべったりしやがって……」
目の前の男子は怒りを露わにしていた。
不愉快そうに私を睨みつけてくる。
「……ぁ。
……ぁぅ」
「おい西澄。
黙ってないで、なんとか言ってみろ!」
声を荒げて叫んできた。
かと思うと今度は声のトーンを落として、囁くように語りかけてくる。
「……なぁに、心配するな。
俺は優しいからな。
言い訳があるならちゃんと聞いてやるし、いまのうちに謝るならまだ許してやる」
どうもこのひとは、前から様子がおかしい。
情緒不安定というか、態度に少し狂気じみたものを感じるのだ。
私は慎重に考えてから返事をする。
「……なんの、話ですか?
私は、あなたに謝るようなことをした覚えは、ありません」
瞬間的に田中くんが目を吊り上げた。
まるで鬼みたいな形相だ。
ドシドシと踵を鳴らし、荒い歩調ですぐそばまで近づいてきた彼は、裏返った声で叫びながら唾を飛ばしてくる。
「ふっ、ふざけるなよ!
お前!
お、お前には俺という男がいるってのに、お前はそれすら忘れて、いつも北川なんかと一緒にいるだろうが!」
「……わ、わけが分かりません。
どうしてあなたにそんな風に言われなくてはならないのですか?
私と大輔くんの間に、あなたは関係ないのです」
「お、おまっ……。
この!
お前なぁ!」
ドンッと乱暴に肩を突き飛ばされた。
「きゃあ⁉︎」
背中が勢いよく窓枠にぶつかり、跳ね返った私はガラガラと机を巻きこんで倒れてしまう。
「……ぁぅ……」
打った場所が痛い。
息が詰まった。
どうしてこのひとは、こんなに酷いことをするんだろう。
「はぁっ……はぁっ……。
は、はははっ……!
はははははは!
どうだ。
思い知ったか?」
田中くんが薄ら笑いを浮かべながら、床に倒れた私を見下ろしてきた。
「はははははっ!
はぁ、はぁ……。
あのとき、ちゃんとお前には申し付けていたはずだぞ。
忘れたとは、言わせない!」
なんの話だろう。
記憶を探って思い出してみる――
◇
――思い出した。
たしかにこのひとは、以前私に、一方的に理解できない話をぶつけてきたことがある。
そういえばあれは、大輔くんと初めて出会った放課後のことだった。
……その頃、私には酷い噂が流されていた。
『西澄アリスは1回500円で、どんなことでも言いなりになる』
そんな噂だ。
そのせいで私は何人かの男子から、いかがわしい願いごとをされたり、つらい思いをしていた。
そしてあの日。
茜色に染まった夕暮れの教室に私を呼び出したこの男子は、自分が噂を流した張本人だと、憚ることもなく告げてきたのである。
『一体どうして、そんな酷い噂を流すのですか?』
尋ねると、この男子は言い放ったのだ。
『これは罰だ。
前に俺の告白を断ったお前への罰だ。
じゅうぶん反省したか?
反省しただろう?
ならこれからは心を改めて、俺と付き合え。
いいな!』
……と。
◇
「思い出したか?
お前には、俺と付き合うようにしっかり言っただろう!」
心が冷え込んでいく。
田中とかいう男子がなにか騒いでいるが、耳に入ってこない。
大輔くんや、彼を取り巻く優しいひとたちの温もりに解きほぐされていた私の心が、急速に冷え込んでいく。
私は思い出していた。
世の中には良いひとばかりがいるのではない。
むしろ大輔くんのような暖かなひとは稀なのだ。
「…………」
瞳から光彩が失われていく。
私は自分の目が、以前までの死人のような目に戻っていくのを感じていた。
「…………」
すっかり元の無表情に戻った私は、黙り込んだまま虚ろな瞳で田中くんを見上げた。
すると彼が怯んだ。
「そ、その目はなんだ……。
その目をやめろ!
そんな興味のかけらもないような目で、俺をみるな!」
「……なぜですか?
私は実際に、あなたには露ほども興味なんて持てません」
「なんでだよ!
北川には毎日笑いかけているだろうが。
どうして俺には、あの笑顔を向けてくれない!」
「……大輔くんとあなたは違います。
彼は優しいひと。
そして大きくて暖かい。
あなたでは、大輔くんにはなれません」
遠慮なく言い放つ。
すると逆上した男子が襲い掛かってきた。
「お、お前ぇ!」
「――ッ⁉︎」
握ったままだったスマートフォンを反射的に振りかぶり、男子の顔に向かって思い切り投げつける。
「あぎゃ⁉︎
目が……!
目がぁ。
ちくしょう、目にぶつかった!
西澄ぃ。
お前、いまなにを投げやがった⁉︎」
スマートフォンのカドが彼の目に直撃したようだ。
男子が顔を押さえてうずくまった。
慣れない荒事に、私の息が一瞬であがる。
「はぁ、はぁ……。
いまのうちに、逃げないと」
早鐘を打ち始めた心臓を手で押さえて、肩で息をしながら立ち上がった。
そうして私は、スマートフォンを拾い上げるのも忘れ、バッグも置いたままで一目散に教室を飛び出した。
敷地外から見上げた校舎が、夕暮れに赤く染まり始めている。
正門を通り過ぎると、グラウンドのほうから運動部員のたちの掛け声が聞こえてきた。
私はその声を聞き流しながら校舎へ入り、階段を登ってから、放課後の廊下をてくてくと歩く。
2年A組の教室にたどり着き、ガラガラと引き戸を引いて中に入ると――
……当然のことながら、生徒は誰もいなかった。
「んっと。
忘れたスマートフォンは……」
机のなかを確認する。
「あ、あった。
よかったのです」
やっぱりここに忘れていたようだ。
無くさなくて良かった。
ほっと安心しながらスマートフォンをつける。
するといつものメッセージアプリに、着信ありのマークが付いていた。
きっと大輔くんからのメールだろう。
画面をタップして、アプリを起動する。
『よぅアリス。
いま家か?
俺はこれからじいちゃんの病室だ』
やはり彼からだった。
メッセージの続きに目を落とす。
『ところで明日うちに来るって件だけど、たしかまだ時間を決めてなかったよな。
いつ頃くる?
うちはいつでも歓迎だぞ』
メッセージの内容は、ちょうど私も確認しようと思っていた件だった。
声に出しながら、返信をうつ。
「えっと……。
私はいま学校です。
スマートフォンを置き忘れてしまいまして、っと。
それで明日の約束ですが、それではお昼……」
画面に目を落とし、ぽちぽちとタップしていたそのとき――
ガラガラと音がなる。
教室のドアが誰かに開かれた。
私はその音に反応して、スマートフォンに落としていた顔をあげる。
「……え。
…………あ」
一瞬、事態が掴めなかった。
頭が混乱する。
どうしてこの男子がいるのだろう。
田中くんだ。
視線を向けたその先で、教室の出入り口をふさぐように立った彼が、私を見つめていた。
◇
「……西澄ぃ。
やっとひとりになったな」
田中くんが私のほうに向けて、一歩足を踏み出した。
それにあわせて、私も一歩後ずさる。
でもすぐに私は窓際に追いやられてしまった。
もうこれ以上、後ろに下がって逃げることはできない。
「……ちっ。
北川なんかとべったりしやがって……」
目の前の男子は怒りを露わにしていた。
不愉快そうに私を睨みつけてくる。
「……ぁ。
……ぁぅ」
「おい西澄。
黙ってないで、なんとか言ってみろ!」
声を荒げて叫んできた。
かと思うと今度は声のトーンを落として、囁くように語りかけてくる。
「……なぁに、心配するな。
俺は優しいからな。
言い訳があるならちゃんと聞いてやるし、いまのうちに謝るならまだ許してやる」
どうもこのひとは、前から様子がおかしい。
情緒不安定というか、態度に少し狂気じみたものを感じるのだ。
私は慎重に考えてから返事をする。
「……なんの、話ですか?
私は、あなたに謝るようなことをした覚えは、ありません」
瞬間的に田中くんが目を吊り上げた。
まるで鬼みたいな形相だ。
ドシドシと踵を鳴らし、荒い歩調ですぐそばまで近づいてきた彼は、裏返った声で叫びながら唾を飛ばしてくる。
「ふっ、ふざけるなよ!
お前!
お、お前には俺という男がいるってのに、お前はそれすら忘れて、いつも北川なんかと一緒にいるだろうが!」
「……わ、わけが分かりません。
どうしてあなたにそんな風に言われなくてはならないのですか?
私と大輔くんの間に、あなたは関係ないのです」
「お、おまっ……。
この!
お前なぁ!」
ドンッと乱暴に肩を突き飛ばされた。
「きゃあ⁉︎」
背中が勢いよく窓枠にぶつかり、跳ね返った私はガラガラと机を巻きこんで倒れてしまう。
「……ぁぅ……」
打った場所が痛い。
息が詰まった。
どうしてこのひとは、こんなに酷いことをするんだろう。
「はぁっ……はぁっ……。
は、はははっ……!
はははははは!
どうだ。
思い知ったか?」
田中くんが薄ら笑いを浮かべながら、床に倒れた私を見下ろしてきた。
「はははははっ!
はぁ、はぁ……。
あのとき、ちゃんとお前には申し付けていたはずだぞ。
忘れたとは、言わせない!」
なんの話だろう。
記憶を探って思い出してみる――
◇
――思い出した。
たしかにこのひとは、以前私に、一方的に理解できない話をぶつけてきたことがある。
そういえばあれは、大輔くんと初めて出会った放課後のことだった。
……その頃、私には酷い噂が流されていた。
『西澄アリスは1回500円で、どんなことでも言いなりになる』
そんな噂だ。
そのせいで私は何人かの男子から、いかがわしい願いごとをされたり、つらい思いをしていた。
そしてあの日。
茜色に染まった夕暮れの教室に私を呼び出したこの男子は、自分が噂を流した張本人だと、憚ることもなく告げてきたのである。
『一体どうして、そんな酷い噂を流すのですか?』
尋ねると、この男子は言い放ったのだ。
『これは罰だ。
前に俺の告白を断ったお前への罰だ。
じゅうぶん反省したか?
反省しただろう?
ならこれからは心を改めて、俺と付き合え。
いいな!』
……と。
◇
「思い出したか?
お前には、俺と付き合うようにしっかり言っただろう!」
心が冷え込んでいく。
田中とかいう男子がなにか騒いでいるが、耳に入ってこない。
大輔くんや、彼を取り巻く優しいひとたちの温もりに解きほぐされていた私の心が、急速に冷え込んでいく。
私は思い出していた。
世の中には良いひとばかりがいるのではない。
むしろ大輔くんのような暖かなひとは稀なのだ。
「…………」
瞳から光彩が失われていく。
私は自分の目が、以前までの死人のような目に戻っていくのを感じていた。
「…………」
すっかり元の無表情に戻った私は、黙り込んだまま虚ろな瞳で田中くんを見上げた。
すると彼が怯んだ。
「そ、その目はなんだ……。
その目をやめろ!
そんな興味のかけらもないような目で、俺をみるな!」
「……なぜですか?
私は実際に、あなたには露ほども興味なんて持てません」
「なんでだよ!
北川には毎日笑いかけているだろうが。
どうして俺には、あの笑顔を向けてくれない!」
「……大輔くんとあなたは違います。
彼は優しいひと。
そして大きくて暖かい。
あなたでは、大輔くんにはなれません」
遠慮なく言い放つ。
すると逆上した男子が襲い掛かってきた。
「お、お前ぇ!」
「――ッ⁉︎」
握ったままだったスマートフォンを反射的に振りかぶり、男子の顔に向かって思い切り投げつける。
「あぎゃ⁉︎
目が……!
目がぁ。
ちくしょう、目にぶつかった!
西澄ぃ。
お前、いまなにを投げやがった⁉︎」
スマートフォンのカドが彼の目に直撃したようだ。
男子が顔を押さえてうずくまった。
慣れない荒事に、私の息が一瞬であがる。
「はぁ、はぁ……。
いまのうちに、逃げないと」
早鐘を打ち始めた心臓を手で押さえて、肩で息をしながら立ち上がった。
そうして私は、スマートフォンを拾い上げるのも忘れ、バッグも置いたままで一目散に教室を飛び出した。
0
お気に入りに追加
110
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる