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姉の誘惑・魅惑の柔肌 第一話

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禁断の愛、姉の誘惑・魅惑の柔肌 第一話

20歳の成人式を迎えた僕には、二つ年上の姉がいる。

いつもは清廉潔白で、非の打ちどころのない淑女を演じている彼女には一つの秘密があった。


それは、二年前...彼女が成人式を迎える一月前の出来事だった。


「比呂志、久しぶりに一緒にお風呂に入りましょう!」

「うんいいけど、もう直ぐ成人式でしょういいのかな?」

この日本では、成人式を受けることは文字通り大人として認められる事であり社会的な責任も負う事になる。

「私たちは、実の姉弟だもの気にしなくていいのよ」

風呂場に向かった僕たちは、脱衣所で裸になりバスタオルも巻かずに洗い場に入っていく。

物心ついた時からいつも一緒に入浴していたせいか、裸になっても一切気にしない彼女がいた。

「比呂志、また一回り成長したわね。色々と...」

「そうかなぁ、特に成長したという実感は無いんだけどね」

僕は、背も高く、足も長く、出る処は出ている姉さんの裸体を眺めながら...

「紗央莉姉さんの方が、随分と成長したと思うけれど」

「そ~お、どんなところが?」

「大人の女性らしい身体つきになって来たと思うよ」

「比呂志もドキドキする」

そう言うと、姉さんは両手を頭の後ろで組んだモデルのポージングで成長した裸体を惜しげもなく僕の目の前に晒した。

「僕は姉さんの成長の過程を見慣れているからね」

「ん~、それはそれでチョット残念ね」

そんないつもの他愛もない会話をしながら、お互いの身体を洗い流して湯船に浸かり温まる。

そして風呂から上がると寝間着に着替えて其々の部屋へと戻った。


夜も遅くなりそろそろ寝ようと部屋の灯りを消すために、僕が勉強机の椅子から立ち上がると同時に姉さんが僕の部屋のドアを開けて入ってきた。

「あら...比呂志、もう寝るの?」

「そうだね、夜も遅くなったし。丁度いま灯りを消そうとしていた処なんだ」

「そう。今夜は一緒に寝てもいいかしら?」

「うん、それはいいけど...。最近は来なかったから、成人式に備えているのかと思っていたんだけど」

「まぁ、それも理由では有るんだけれどね...」

何かを誤魔化す様に口籠る紗央莉姉さんを、僕が訝しげに見ていると......。

「比呂志、さぁ早く寝ましょう」

そう言って部屋の灯りを自分で消すと、先に僕のベッドへと潜り込んでしまった。
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