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1章
5 龍視点
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ハイテンションに騒ぐ隼人。
この現状で深刻に会話すると暗くなるからわざと騒いで明るくしてるのは長い付き合いだからわかる。
軽く叩きながら隼人に小さな声で話かけた。
「とりあえずどうするか?」
「小説的展開来なきゃ干からびるね。砂漠だからオアシスでも探す?とりあえず長谷川はこれ以上動かすの可哀想だし、龍、長谷川見ててよ」
「いや、俺行くわ。隼人みたいにバカやれないわ」
「酷くね?それ、俺に言う?今更?」
「あ~………すみません」
隼人には色々、本当に色々迷惑をかけたから、まぁ強く言えない。
だけど、留守番は無理だ。それなら3人で移動する方がまだ良い。
「長谷川~、長谷川~?」
隼人が呑気な口調で長谷川を呼んで、笑いだした。
「この状況で寝ちゃうかなぁ~」
振り返ると、スーツケースに寄りかかって長谷川は眠っていた。
悲鳴のような長谷川の声。
飛びかかってきた獣。
痛いより熱い左肩。
「死」を覚悟して立ち上がろうとしたけど。
「ギャウン」鳴き声がして、飛んだ形のまま砂漠の上に獣は落ちた。
固まったまま。その場に。
------見つけた-------
どこからか、声がした。
この現状で深刻に会話すると暗くなるからわざと騒いで明るくしてるのは長い付き合いだからわかる。
軽く叩きながら隼人に小さな声で話かけた。
「とりあえずどうするか?」
「小説的展開来なきゃ干からびるね。砂漠だからオアシスでも探す?とりあえず長谷川はこれ以上動かすの可哀想だし、龍、長谷川見ててよ」
「いや、俺行くわ。隼人みたいにバカやれないわ」
「酷くね?それ、俺に言う?今更?」
「あ~………すみません」
隼人には色々、本当に色々迷惑をかけたから、まぁ強く言えない。
だけど、留守番は無理だ。それなら3人で移動する方がまだ良い。
「長谷川~、長谷川~?」
隼人が呑気な口調で長谷川を呼んで、笑いだした。
「この状況で寝ちゃうかなぁ~」
振り返ると、スーツケースに寄りかかって長谷川は眠っていた。
悲鳴のような長谷川の声。
飛びかかってきた獣。
痛いより熱い左肩。
「死」を覚悟して立ち上がろうとしたけど。
「ギャウン」鳴き声がして、飛んだ形のまま砂漠の上に獣は落ちた。
固まったまま。その場に。
------見つけた-------
どこからか、声がした。
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