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6 謎の事件と聖人候補
956 脱出
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956
こうして全員一丸となった、ただひたすらに最速で出口を目指しダンジョンを駆け抜ける行軍が始まった。
このダンジョンの最深部で始まっている異変によって増え続けている魔物。そして〝湧き〟の急激な増加……その影響がどの程度の速さで進行するのか、その予測すら立たないいま、私たちに取れる手段は逃げの一手しかない。
だが行手にある戻り道の地形がすでに変化してしまっていることは、目視だけでも明らかだった。
やはりつい先日作ったばかりの地図はもう役には立たないという状況ではあったが、それは想定内のことなので、誰もあわてたりせず落ち着いて対処している。それは〝地図班〟への信頼があるからでもあるのだろう。
(それなら、期待に応えなきゃよね!)
打ち合わせ通り、行軍の歩みを止めずにいられるようルエラさんと私が前方と後方から《地形把握》のスキルを駆使し状況を把握。いま使える最短のルートを迅速に導き出し、皆さんを誘導していった。
幸いだったのは、魔法使いの中に《念話》が可能な小さな羽を持つ妖精を複数お持ちの方があったことだ。その妖精さんが各班に逐次状況を伝えてくれた。この複数の妖精さんたちの間は《念話》を利用して相互に意思疎通ができる。彼らをパーティーの要所要所にひとりずつ配置することで、ほぼ時差なしで状況を伝えられる体制が作れた。
(なるほど、これは便利な通信手段だね。この妖精さんの場合あまり長い言葉は覚えられないし、長距離通信も無理みたいだけど、今回のようなケースではすごく助かる妖精さんたちだなぁ)
懸念されていた〝湧き〟の影響だが、やはり上に進むほどにその影響は小さくなっていき、行軍スピードは早まっていったが回避不可能な戦闘もあるため気は抜けない。だが、そこは一流クランで修羅場を潜ってきたベテラン冒険者の皆さんの腕を信じるしかないだろう。
そして、この状況で最も危険なはずのいわゆる〝しんがり〟を務めている私がどうなっているかといえば、階段を埋める魔法を終えたあとは脳内地図の確認をするぐらいで、ほかにはなにもすることがなかった。
「セーヤ、右のオーガいきまーす!」
「それではソーヤ、左のオーガいっきまーす!」
「それじゃ僕はその奥にいるポイズンバタフライの一群を一掃するよ」
と、セーヤとソーヤ、そしてセイリュウが私のいく道の魔物をすべてあっさり駆逐してくれるので、本当に楽すぎる行軍なのだ。もちろん、彼らの戦闘を助ける補助系の魔法はいろいろ使ってはいるけれど、それすらもあんまり必要じゃないレベルの強さの三人。
(しかもなんだか楽しそうにやっつけてるんだよねぇ、戦闘好きなの、みんな?)
われわれの前をいく冒険者の皆さんはできる限り魔物を避けて全速力で駆け抜けているというのに、私のチームは余裕がありすぎてなんだか申し訳ない感じすらしてきた。もちろんそうして退治した魔物から回収できるものは、ソーヤたちが抜かりなくしっかり《無限回廊の扉》に繋がったバッグにすべて放り込んでいる。
(本当に三人とも動き早すぎ、一撃が強すぎ! 敵の急所は熟知してるし、防御もほとんどせずに勝ってるもんなぁ……)
私はその戦闘の様子に半ば呆れながらも、みんなに遅れないようしっかり魔法で補強した躰を動かして移動を続ける。
セイリュウには抱えて移動しようかと提案を受けたが、それはさすがに辞退した。私ももう十代半ばになっているのだ。いくら相変わらず小さめの躰とはいえ、そこはさすがに自分の足で歩かせていただきたい。
(ありがたいことに全体の行軍スピードが速いおかげか、地形の変化による閉じ込めは起こってないんだよね。〝壁抜き〟が必要になっちゃえば、もう〝抱っこ移動〟やむなしになっちゃうだろうけど……)
大量の魔物を蹴散らしながら猛スピードで移動するセイリュウたちに一生懸命ついていくだけの私は、みんなと魔法のありがたさを実感しながら、なんとか次の階層へと到達した。
「《地形把握》終了。情報は妖精さんに伝えたから、あとは……ここの階段を埋めましょうか」
これの繰り返しをしていると私たちは来たときのおおよそ半分の時間で、ついに第一層まで戻ってきていた。ほとんど不眠不休の三日間を全員〝ポーション〟ドーピングと異世界携帯食で切り抜けたのだ。
「た、助かった……」
「ああ、信じられん。こんなに早く一層まで戻ってこられるなんて、まだ信じられん!」
「キツかったが、キツいぐらいでできることなのか? これは」
「なんか、伝説作っちまったな、俺たち」
冒険者の皆さんは、疲労と達成感で少しハイになっている様子で、笑い合いながらダンジョンの出入り口へと足を進めていった。
ピントさんは最後尾まで来てくれて、
「もしお疲れのようなら、壁埋めを代わりましょうか?」
と言ってくれた。たしかに私はかなり疲れていてヘロヘロではあったけれどその理由は主に体力的なもので、魔法力にはまったく問題なかった。その見分けはピントさんにはつかないだろうが、とりあえず大丈夫だと微笑んで、サクッと魔法を使う。
(何度もやって、もう慣れたもん。はい《土障壁》多重展開っと)
ほぼ一瞬で、階段は土に埋まった。
「お見事ですわ、メイロードさま」
ピントさんはなぜか満足そうに私をみて微笑む。
そしてダンジョンから最後に脱出したメイロード班に、全員から拍手が起こり始めた。
「ありがとうございました。お疲れ様でした、メイロードさま!」
「メイロードさまは、大した魔法使いだな!」
「あんな美味しい携帯食は初めて食べましたよ」
「あの〝オムスビ〟とかいうやつも、最高だった!」
「この早さでダンジョンから逃げ切れた奇跡は、メイロードさまのおかげでございます」
私は浴びせられる感謝の言葉と褒め言葉の嵐に、少し困りながらも笑顔を返しながら進んでいく。
(こういうときは、余裕のフリをしておかないと気を使わせちゃうよね。はい、笑顔笑顔!)
薄暗いダンジョンを出ると空は青く、地上はとても明るかった。吹き抜ける風が、いい気持ちだ。
「いい風だね。セーヤ、ソーヤ、セイリュウ」
(みんな無事に脱出できて、まずは一段落……かな?)
こうして全員一丸となった、ただひたすらに最速で出口を目指しダンジョンを駆け抜ける行軍が始まった。
このダンジョンの最深部で始まっている異変によって増え続けている魔物。そして〝湧き〟の急激な増加……その影響がどの程度の速さで進行するのか、その予測すら立たないいま、私たちに取れる手段は逃げの一手しかない。
だが行手にある戻り道の地形がすでに変化してしまっていることは、目視だけでも明らかだった。
やはりつい先日作ったばかりの地図はもう役には立たないという状況ではあったが、それは想定内のことなので、誰もあわてたりせず落ち着いて対処している。それは〝地図班〟への信頼があるからでもあるのだろう。
(それなら、期待に応えなきゃよね!)
打ち合わせ通り、行軍の歩みを止めずにいられるようルエラさんと私が前方と後方から《地形把握》のスキルを駆使し状況を把握。いま使える最短のルートを迅速に導き出し、皆さんを誘導していった。
幸いだったのは、魔法使いの中に《念話》が可能な小さな羽を持つ妖精を複数お持ちの方があったことだ。その妖精さんが各班に逐次状況を伝えてくれた。この複数の妖精さんたちの間は《念話》を利用して相互に意思疎通ができる。彼らをパーティーの要所要所にひとりずつ配置することで、ほぼ時差なしで状況を伝えられる体制が作れた。
(なるほど、これは便利な通信手段だね。この妖精さんの場合あまり長い言葉は覚えられないし、長距離通信も無理みたいだけど、今回のようなケースではすごく助かる妖精さんたちだなぁ)
懸念されていた〝湧き〟の影響だが、やはり上に進むほどにその影響は小さくなっていき、行軍スピードは早まっていったが回避不可能な戦闘もあるため気は抜けない。だが、そこは一流クランで修羅場を潜ってきたベテラン冒険者の皆さんの腕を信じるしかないだろう。
そして、この状況で最も危険なはずのいわゆる〝しんがり〟を務めている私がどうなっているかといえば、階段を埋める魔法を終えたあとは脳内地図の確認をするぐらいで、ほかにはなにもすることがなかった。
「セーヤ、右のオーガいきまーす!」
「それではソーヤ、左のオーガいっきまーす!」
「それじゃ僕はその奥にいるポイズンバタフライの一群を一掃するよ」
と、セーヤとソーヤ、そしてセイリュウが私のいく道の魔物をすべてあっさり駆逐してくれるので、本当に楽すぎる行軍なのだ。もちろん、彼らの戦闘を助ける補助系の魔法はいろいろ使ってはいるけれど、それすらもあんまり必要じゃないレベルの強さの三人。
(しかもなんだか楽しそうにやっつけてるんだよねぇ、戦闘好きなの、みんな?)
われわれの前をいく冒険者の皆さんはできる限り魔物を避けて全速力で駆け抜けているというのに、私のチームは余裕がありすぎてなんだか申し訳ない感じすらしてきた。もちろんそうして退治した魔物から回収できるものは、ソーヤたちが抜かりなくしっかり《無限回廊の扉》に繋がったバッグにすべて放り込んでいる。
(本当に三人とも動き早すぎ、一撃が強すぎ! 敵の急所は熟知してるし、防御もほとんどせずに勝ってるもんなぁ……)
私はその戦闘の様子に半ば呆れながらも、みんなに遅れないようしっかり魔法で補強した躰を動かして移動を続ける。
セイリュウには抱えて移動しようかと提案を受けたが、それはさすがに辞退した。私ももう十代半ばになっているのだ。いくら相変わらず小さめの躰とはいえ、そこはさすがに自分の足で歩かせていただきたい。
(ありがたいことに全体の行軍スピードが速いおかげか、地形の変化による閉じ込めは起こってないんだよね。〝壁抜き〟が必要になっちゃえば、もう〝抱っこ移動〟やむなしになっちゃうだろうけど……)
大量の魔物を蹴散らしながら猛スピードで移動するセイリュウたちに一生懸命ついていくだけの私は、みんなと魔法のありがたさを実感しながら、なんとか次の階層へと到達した。
「《地形把握》終了。情報は妖精さんに伝えたから、あとは……ここの階段を埋めましょうか」
これの繰り返しをしていると私たちは来たときのおおよそ半分の時間で、ついに第一層まで戻ってきていた。ほとんど不眠不休の三日間を全員〝ポーション〟ドーピングと異世界携帯食で切り抜けたのだ。
「た、助かった……」
「ああ、信じられん。こんなに早く一層まで戻ってこられるなんて、まだ信じられん!」
「キツかったが、キツいぐらいでできることなのか? これは」
「なんか、伝説作っちまったな、俺たち」
冒険者の皆さんは、疲労と達成感で少しハイになっている様子で、笑い合いながらダンジョンの出入り口へと足を進めていった。
ピントさんは最後尾まで来てくれて、
「もしお疲れのようなら、壁埋めを代わりましょうか?」
と言ってくれた。たしかに私はかなり疲れていてヘロヘロではあったけれどその理由は主に体力的なもので、魔法力にはまったく問題なかった。その見分けはピントさんにはつかないだろうが、とりあえず大丈夫だと微笑んで、サクッと魔法を使う。
(何度もやって、もう慣れたもん。はい《土障壁》多重展開っと)
ほぼ一瞬で、階段は土に埋まった。
「お見事ですわ、メイロードさま」
ピントさんはなぜか満足そうに私をみて微笑む。
そしてダンジョンから最後に脱出したメイロード班に、全員から拍手が起こり始めた。
「ありがとうございました。お疲れ様でした、メイロードさま!」
「メイロードさまは、大した魔法使いだな!」
「あんな美味しい携帯食は初めて食べましたよ」
「あの〝オムスビ〟とかいうやつも、最高だった!」
「この早さでダンジョンから逃げ切れた奇跡は、メイロードさまのおかげでございます」
私は浴びせられる感謝の言葉と褒め言葉の嵐に、少し困りながらも笑顔を返しながら進んでいく。
(こういうときは、余裕のフリをしておかないと気を使わせちゃうよね。はい、笑顔笑顔!)
薄暗いダンジョンを出ると空は青く、地上はとても明るかった。吹き抜ける風が、いい気持ちだ。
「いい風だね。セーヤ、ソーヤ、セイリュウ」
(みんな無事に脱出できて、まずは一段落……かな?)
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