735 / 840
6 謎の事件と聖人候補
924 調査報告
しおりを挟む
924
ダンジョンから外へ一歩足を踏み出すと、月明かりだけが周囲を照らしていた。外界と隔てられたダンジョンでは気にならなかったが、もう深夜に近い時間なのだ。
いくら禁止しても功を焦る不心得者がいるので、こうした新ダンジョンの出入り口は二十四時間警備の方が詰めており、篝火も焚かれている。彼らも眠そうにそれでも立っていたが、私たちの姿を見て一気に目が覚めたようだ。
ダンジョンから私と冒険者のみなさんが現れると、警備の人々は叫び出しそうな勢いで慌て、驚いていた。そして深夜だというのに、詰所にいる人たちまで、脱兎の如く駆けつけてきたのだ。
「キックスさん! ああ無事だったんだな!」
「心配させやがって!」
やはり彼はかなり名の知れた冒険者なのだろう。ダンジョン警備の人たちともかなり親しげだ。
「悪い悪い。いや、酷い目にあったよ、本当にダメかと思ったぜ。ご覧の通り怪我人もいる。ともかくみんなを休ませてやってくれ。話はそれからだ」
「それはお前もだよ、キックス。大変な調査だったな。とにかくいまは休め」
「ああ、そうだな。さすがに疲れた」
すぐに傷を負った人たちが運ばれていき、キックスさんを始めとする冒険者の方々が休めるようテントも急遽用意された。どうやら医療系の設備や薬は準備はあるようなので、私の出番はなさそうだ。
話を聞きたい人たちに取り囲まれたキックスさんは、すぐに連れて行こうとする人を制すると、私の前にやってきた。そして、目に涙を浮かべながら膝をつくと、深く首を垂れた。その最上位の敬意を表す行動に、周囲の注目が集まる。
「メイロードさま…‥あなたには感謝してもし足りない。あなたがあのときわれわれの前に道を開いてくれなければ、間違いなく半日後にはこの調査団のほとんどが死に絶えていただろう。たったひとりで調査にやってきたあなたには、われわれを無事にダンジョンの外へ救い出すことはしなくてもいい仕事だった。それなのに……ありがとう、本当にありがとう!」
「いえ、そんな……この脱出はみなさんが優秀な方々だったからできたことです。不運な事故でしたが、でも誰も欠けることなく帰還できてよかったですね。私もほっとしました。あとはゆっくり休んでください。ね?」
「ありがとう……ございます」
「私への感謝は十分です。それよりもいまはご自分とお仲間を気遣ってあげてください」
私の言葉に立ち上がったキックスさんは、また深々と頭を下げてから宿舎に案内されていった。なぜだか、警備の方々からも頭を下げられ、大変こそばゆい。
(あの、気にしないでー)
「ふぅ、なんだかとんでもないダンジョン探索になっちゃったな。ふあぁ、もう眠いし、帰ろっか、ソーヤ」
「はい、メイロードさま」
私とソーヤは、忙しく立ち働いている警備の方々に見つからないようこっそり岩陰に《無限回廊の扉》を開き、イスのマリス邸へ帰宅。
昆布とシャケのおむすびと具沢山のお味噌汁で一息つき、お風呂。セーヤのヘアケアも時間短縮版でお願いし、髪にいいので絶対使うようセーヤから厳命を受けたシルクのナイトキャップをしてぐっすり休んだ。さすがに疲れていたのか、ベッドの入った瞬間即落ちだった。
翌日、スッキリ目覚めた私はグッケンス博士やセイリュウと朝食をとりながら、今回のダンジョンでの出来事を話した。
今日の朝食は純和風のちょっと高級旅館風。湯豆腐に色とりどりの香の物。軽く塩をして干しておいた焼き魚に赤だしのきのこ汁。小鉢料理も青菜や煮物中心に。
「アタタガ・フライの住んでいたダンジョンでは、大規模な崩落のため地形が変わってしまったという出来事がありましたけど、新しいダンジョンで今回のように何度も中が変化していくなんてこと、よくあるんでしょうか?」
湯豆腐にちょんと生姜を乗せて箸でつまむさまもすっかり板についているグッケンス博士も、これには首を傾げている。
「ダンジョンというのは、通常は最後の口を開けるはずなのじゃがな。入り口ができているのに、中が変化するというのはついぞ聞いたことがないぞ」
「やっぱり……そうですよね。そうじゃなきゃ〝ダンジョン図〟なんてなんの役にも立たないですもんね。あれが有効ってことは、普通ダンジョンは変化しないものってことですよね」
ひとり朝酒を冷やで楽しんでいるセイリュウは、青菜のお漬物をつまみながらこう言う。
「だとすると、そのダンジョンはとてつもなく危険だね。正直ダンジョンなのかも怪しいな。気が向いたら僕も見に行ってみるよ」
「ありがとう。たくさんの人が住んでいる場所からそう遠くないから、危険があるなら、早めに対処したほうがいいとは思うけど、どう対処すべきなのか……現状では底が知れない感じがして、どこか不気味。でもそれ以上の目立つ危険は閉じ込められることぐらいだから、閉鎖できないかも」
いまかいまかとダンジョンの公開を待っている無数の冒険者たちをどこまで待たせられるのか、厳しい判断になるだろう。
「今日はユリシル皇子に調査報告に行くのじゃろ?」
「はい、早い方がいいでしょうから」
「また、変なお役目を押しつけられないようにねー」
「セイリュウ! 怖いこと言わないでってば、もう」
そんな風に、いつもの賑やかな朝食のあと、私はパレスの皇宮へと向かったのだった。
ダンジョンから外へ一歩足を踏み出すと、月明かりだけが周囲を照らしていた。外界と隔てられたダンジョンでは気にならなかったが、もう深夜に近い時間なのだ。
いくら禁止しても功を焦る不心得者がいるので、こうした新ダンジョンの出入り口は二十四時間警備の方が詰めており、篝火も焚かれている。彼らも眠そうにそれでも立っていたが、私たちの姿を見て一気に目が覚めたようだ。
ダンジョンから私と冒険者のみなさんが現れると、警備の人々は叫び出しそうな勢いで慌て、驚いていた。そして深夜だというのに、詰所にいる人たちまで、脱兎の如く駆けつけてきたのだ。
「キックスさん! ああ無事だったんだな!」
「心配させやがって!」
やはり彼はかなり名の知れた冒険者なのだろう。ダンジョン警備の人たちともかなり親しげだ。
「悪い悪い。いや、酷い目にあったよ、本当にダメかと思ったぜ。ご覧の通り怪我人もいる。ともかくみんなを休ませてやってくれ。話はそれからだ」
「それはお前もだよ、キックス。大変な調査だったな。とにかくいまは休め」
「ああ、そうだな。さすがに疲れた」
すぐに傷を負った人たちが運ばれていき、キックスさんを始めとする冒険者の方々が休めるようテントも急遽用意された。どうやら医療系の設備や薬は準備はあるようなので、私の出番はなさそうだ。
話を聞きたい人たちに取り囲まれたキックスさんは、すぐに連れて行こうとする人を制すると、私の前にやってきた。そして、目に涙を浮かべながら膝をつくと、深く首を垂れた。その最上位の敬意を表す行動に、周囲の注目が集まる。
「メイロードさま…‥あなたには感謝してもし足りない。あなたがあのときわれわれの前に道を開いてくれなければ、間違いなく半日後にはこの調査団のほとんどが死に絶えていただろう。たったひとりで調査にやってきたあなたには、われわれを無事にダンジョンの外へ救い出すことはしなくてもいい仕事だった。それなのに……ありがとう、本当にありがとう!」
「いえ、そんな……この脱出はみなさんが優秀な方々だったからできたことです。不運な事故でしたが、でも誰も欠けることなく帰還できてよかったですね。私もほっとしました。あとはゆっくり休んでください。ね?」
「ありがとう……ございます」
「私への感謝は十分です。それよりもいまはご自分とお仲間を気遣ってあげてください」
私の言葉に立ち上がったキックスさんは、また深々と頭を下げてから宿舎に案内されていった。なぜだか、警備の方々からも頭を下げられ、大変こそばゆい。
(あの、気にしないでー)
「ふぅ、なんだかとんでもないダンジョン探索になっちゃったな。ふあぁ、もう眠いし、帰ろっか、ソーヤ」
「はい、メイロードさま」
私とソーヤは、忙しく立ち働いている警備の方々に見つからないようこっそり岩陰に《無限回廊の扉》を開き、イスのマリス邸へ帰宅。
昆布とシャケのおむすびと具沢山のお味噌汁で一息つき、お風呂。セーヤのヘアケアも時間短縮版でお願いし、髪にいいので絶対使うようセーヤから厳命を受けたシルクのナイトキャップをしてぐっすり休んだ。さすがに疲れていたのか、ベッドの入った瞬間即落ちだった。
翌日、スッキリ目覚めた私はグッケンス博士やセイリュウと朝食をとりながら、今回のダンジョンでの出来事を話した。
今日の朝食は純和風のちょっと高級旅館風。湯豆腐に色とりどりの香の物。軽く塩をして干しておいた焼き魚に赤だしのきのこ汁。小鉢料理も青菜や煮物中心に。
「アタタガ・フライの住んでいたダンジョンでは、大規模な崩落のため地形が変わってしまったという出来事がありましたけど、新しいダンジョンで今回のように何度も中が変化していくなんてこと、よくあるんでしょうか?」
湯豆腐にちょんと生姜を乗せて箸でつまむさまもすっかり板についているグッケンス博士も、これには首を傾げている。
「ダンジョンというのは、通常は最後の口を開けるはずなのじゃがな。入り口ができているのに、中が変化するというのはついぞ聞いたことがないぞ」
「やっぱり……そうですよね。そうじゃなきゃ〝ダンジョン図〟なんてなんの役にも立たないですもんね。あれが有効ってことは、普通ダンジョンは変化しないものってことですよね」
ひとり朝酒を冷やで楽しんでいるセイリュウは、青菜のお漬物をつまみながらこう言う。
「だとすると、そのダンジョンはとてつもなく危険だね。正直ダンジョンなのかも怪しいな。気が向いたら僕も見に行ってみるよ」
「ありがとう。たくさんの人が住んでいる場所からそう遠くないから、危険があるなら、早めに対処したほうがいいとは思うけど、どう対処すべきなのか……現状では底が知れない感じがして、どこか不気味。でもそれ以上の目立つ危険は閉じ込められることぐらいだから、閉鎖できないかも」
いまかいまかとダンジョンの公開を待っている無数の冒険者たちをどこまで待たせられるのか、厳しい判断になるだろう。
「今日はユリシル皇子に調査報告に行くのじゃろ?」
「はい、早い方がいいでしょうから」
「また、変なお役目を押しつけられないようにねー」
「セイリュウ! 怖いこと言わないでってば、もう」
そんな風に、いつもの賑やかな朝食のあと、私はパレスの皇宮へと向かったのだった。
230
お気に入りに追加
13,141
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
この度、双子の妹が私になりすまして旦那様と初夜を済ませてしまったので、 私は妹として生きる事になりました
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
*レンタル配信されました。
レンタルだけの番外編ssもあるので、お読み頂けたら嬉しいです。
【伯爵令嬢のアンネリーゼは侯爵令息のオスカーと結婚をした。籍を入れたその夜、初夜を迎える筈だったが急激な睡魔に襲われて意識を手放してしまった。そして、朝目を覚ますと双子の妹であるアンナマリーが自分になり代わり旦那のオスカーと初夜を済ませてしまっていた。しかも両親は「見た目は同じなんだし、済ませてしまったなら仕方ないわ。アンネリーゼ、貴女は今日からアンナマリーとして過ごしなさい」と告げた。
そして妹として過ごす事になったアンネリーゼは妹の代わりに学院に通う事となり……更にそこで最悪な事態に見舞われて……?】

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。

【短編】婚約破棄?「喜んで!」食い気味に答えたら陛下に泣きつかれたけど、知らんがな
みねバイヤーン
恋愛
「タリーシャ・オーデリンド、そなたとの婚約を破棄す」「喜んで!」
タリーシャが食い気味で答えると、あと一歩で間に合わなかった陛下が、会場の入口で「ああー」と言いながら膝から崩れ落ちた。田舎領地で育ったタリーシャ子爵令嬢が、ヴィシャール第一王子殿下の婚約者に決まったとき、王国は揺れた。王子は荒ぶった。あんな少年のように色気のない体の女はいやだと。タリーシャは密かに陛下と約束を交わした。卒業式までに王子が婚約破棄を望めば、婚約は白紙に戻すと。田舎でのびのび暮らしたいタリーシャと、タリーシャをどうしても王妃にしたい陛下との熾烈を極めた攻防が始まる。
妹と旦那様に子供ができたので、離縁して隣国に嫁ぎます
冬月光輝
恋愛
私がベルモンド公爵家に嫁いで3年の間、夫婦に子供は出来ませんでした。
そんな中、夫のファルマンは裏切り行為を働きます。
しかも相手は妹のレナ。
最初は夫を叱っていた義両親でしたが、レナに子供が出来たと知ると私を責めだしました。
夫も婚約中から私からの愛は感じていないと口にしており、あの頃に婚約破棄していればと謝罪すらしません。
最後には、二人と子供の幸せを害する権利はないと言われて離縁させられてしまいます。
それからまもなくして、隣国の王子であるレオン殿下が我が家に現れました。
「約束どおり、私の妻になってもらうぞ」
確かにそんな約束をした覚えがあるような気がしますが、殿下はまだ5歳だったような……。
言われるがままに、隣国へ向かった私。
その頃になって、子供が出来ない理由は元旦那にあることが発覚して――。
ベルモンド公爵家ではひと悶着起こりそうらしいのですが、もう私には関係ありません。
※ざまぁパートは第16話〜です
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。