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3 魔法学校の聖人候補
575 軽量食料の使い道
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575
貴賓室の前でシルベスター会長は私の方を見ず前を向いたまま言った。
「君という人間の評価について、また私は考え直さなければならないようだ。君は本当に興味の尽きない人物だよ。この扉を開ければ、君にいままでとはまったく違う道が提示されるだろう。慎重に行動しなさい」
「はい?」
質問をする間もなくドアは開けられ、私は初めて見る魔法学校の豪華絢爛な貴賓室へと足を踏み入れた。
私たちが入った瞬間に、部屋には魔法による強力な結界が敷かれ、外との通信は完全に遮断された。
〔セーヤ・ソーヤ、聞こえる?〕
〔雑音ひどいですね。なんだかイライラします〕
〔はい、お声は届いております。ですが、聞き取りにくいですね〕
どうやら、このゴリゴリの結界をもってしても、私とセーヤ・ソーヤの間の《念話》は完全には切れないらしい。なにかあってもふたりにすぐ連絡が取れることに安心した私は、心配しないように伝え、もしかしたら傍受されている可能性もあるので、ここにいる間は極力《念話》は控えるとふたりに告げた。
〔承知いたしました。ですが、何かございましたらすぐにお知らせくださいませ〕
〔すぐにいきますからね。いつでも呼んでくださいね〕
〔うん、危険を感じたら必ず知らせるから、しばらく待っててね〕
素早く《念話》のやり取りをした私は、シルベスター会長の後ろで、お客様に深々と頭を下げた。面倒な貴族のあいさつは会長にお任せだ。
そして、その長い挨拶の口上が終わったところで、目を上げるとそこにいたのはよく見知った人だった。
「ドール参謀……閣下?!」
ドール参謀は、美しい仕立ての軍服に身を包んでいた。いつもより正装に近い姿なのは賓客として招かれているせいだろう。
「メイロード、久しぶりだな。元気にしていたか?」
ドール参謀は、いつもの物腰柔らかくやさしい笑顔だが、この状況はちょっといただけない。ドール参謀は、当然ついているはずの護衛たちを連れておらず、ひとりきりだ。幹部軍属でしかも大貴族であるドール参謀の立場を考えると、これは異常な状況でしかない。ガチガチの魔法結界といい、この警戒は不穏過ぎる。
「いったいなんのお話なんでしょう? 私は明日の研究発表を控えて、忙しいのですが……」
私はちょっとしたイヤミを口調に込めて、わざと軽口を言い牽制してみた。
「いや、メイロード、残念だが君は“研究発表会”に出ることはできない」
ドール参謀の声は、落ち着いた口調だったが、私にはその意味がわからなかった。
「は? どういうことですか? 私の研究になにかお気に障ることでもありましたか?」
私の困惑顔を見て、少し苦笑したドール参謀は、とにかく席に着くよう私に言い、シルベスター会長も部屋から下がらせた。
部屋には私とドール参謀ふたりきり。居心地が悪すぎる。
ドール参謀は、机の上に紙の束を取り出した。
「あ……」
それは私の書いた論文
〝魔法による食品の長期保存法に関する研究〟
だった。
「君をこの魔法学校の正式な研究員として迎える用意がある。最初から上級研究員待遇での雇用、最も給与が高い教授格以上の報酬も保証する。
もちろん必要な研究費はすべて、研究棟も必要ならばすぐに、助手も好きなだけ雇用してくれ」
ますます混乱する私。
(なにを言ってるの? 私が研究員? そんなこと望んだ覚えはないんだけど……)
「だが、明日の“研究発表会”は欠席してもらう。概要集からも君の論文は削除するようシルベスター会長に要請した」
「え、なんで……」
ドール参謀は、諭すような口調で言った。
「君のこの研究にはそれだけの価値があり、その価値ゆえに公表してほしくないからだよ、メイロード……」
(ああ、軍隊か……
この研究を軍隊に使おうというのね……発表後には接触があるかもとは思っていたけど、まさか発表前に来るとは思わなかった。甘かったな……)
私は明日の研究発表に、もうはなにがあろうと出席できないことを悟った。
「私はこの研究を、セルツの街の人たちが冬に困っている野菜不足解消のために考えました。冬の栄養不足で起こる病気や体調不良を防ぐ手立てとして、冬も美味しいご飯を食べてほしくて考えて、一生懸命研究しました。
でも、そうですね。これは軍部の方には……別のものに見えるのですね……」
私の言葉に、ドール参謀の声は冷静に答えた。
「私も君の書いた論文の序文を読んだよ。冬の食料に恵まれない地域の人たちの助けになる新しい保存法を研究したと書いていたね。これが広まれば、たとえ飢饉が起こっても多くの人の飢えを救ってくれると期待していると……
それでも、だからこそ、この研究を広めるには慎重を期さなければならないのだよ。わかってくれ、メイロード」
そこからドール参謀は、シド帝国軍の兵糧の扱いについて諭すようにゆっくりと話し始めた。
この世界で最も大規模な軍隊を抱えているシド帝国。その兵糧の輸送には非常に大きな予算が割かれており、大変な重労働でもある。もちろん“マジックバッグ”を活用し、軽量化を図ってはいるが希少な“マジックバッグ”が、配備に必要な数だけ広く揃うはずはない。
どこかの段階で、必ず通常輸送に切り替えざるおえなくなるのだ。
とくに大規模戦闘時、ありていに言えば戦時下では、この補給はまさに命綱となる。食料の有無は士気に直結し、兵隊の実力を十分に発揮させるために必要不可欠なもの。迅速に大量の食料を輸送するために割かれる人員もまた大変大きな負担となってくる。
「軽量で栄養価の高い食品、それは軍隊の行動を変える。これが他国まで広まればどうなるか、賢いお前にはわかるな」
悲しいかな、私にも想像がついた。食料が潤沢にあれば、籠城戦が可能になる。つまり戦争は長期化してしまうのだ。
そして、いまのこの帝国だけがこの方法を知っているという状況は、戦場での帝国の有利を拡大し戦争の長期化を防ぐアドバンテージとなりうる。
私はドール参謀の目を見つめて、努めて冷静にこう言った。
「わかりました。この論文はドール参謀閣下にお預けいたします。
でも、研究員になることは辞退させていただきます。もともと私は研究職志望ではありません。私は手を引かせていただきますので、この研究を継続したいのであれば、そちらで引き継いでください。
ここから先、私はこれ以上この研究には関わりません」
「いや、ぜひともさらなる研究をメイロードに……」
「いいえ、私の研究はこれで完成しています。これ以上のことは何もできません。私はただの聴講生です。この論文もたまたまいい研究素材があっただけのこと、研究職になり専任になったところでこれ以上の成果を出すことはとても無理です」
私の完璧な拒否姿勢に、ドール参謀は大きくため息をついて少し笑った。
「君にお金を積むことが意味のないことなのはわかっている。軍部から君に提案できることが、なにひとつメイロードの心を動かさないこともわかっている。そして、ハンス・グッケンス博士を絶対に敵にまわせないこともわかっている……」
「ええ、それにサイデムおじさまとの関係もこじらせたくはないでしょう?」
私はいまではドール参謀の親友とも呼べる交際となっているおじさまの名前を出した。私の後見人である現在の〝帝国の代理人〟は、私が無理やり拉致されて研究を続けさせられるようなことになったら、絶対に黙ってはいない。必ずふたりの仲は破綻するだろう。
「痛いところをつくな……私の年若い友人を、娘の親友を、妻のお気に入りを、どうして拘束などできるだろう。もちろん私もメイロードの望まない選択を強いたくはないよ。人の道にもとるような強制はやはりできないな……たとえそれが軍人として正しい判断だとしても、やはりできないことだ……
第一、研究室に閉じ込めるには君は惜し過ぎる。魔法使いとしても、商人としても、私はメイロードの将来を楽しみにしているんだ」
私が研究員として強制的に拉致されるような事態になる前に、おそらく秘密裏にこの研究の危険性を告げにきてくれたドール参謀に、私はこう話した。
貴賓室の前でシルベスター会長は私の方を見ず前を向いたまま言った。
「君という人間の評価について、また私は考え直さなければならないようだ。君は本当に興味の尽きない人物だよ。この扉を開ければ、君にいままでとはまったく違う道が提示されるだろう。慎重に行動しなさい」
「はい?」
質問をする間もなくドアは開けられ、私は初めて見る魔法学校の豪華絢爛な貴賓室へと足を踏み入れた。
私たちが入った瞬間に、部屋には魔法による強力な結界が敷かれ、外との通信は完全に遮断された。
〔セーヤ・ソーヤ、聞こえる?〕
〔雑音ひどいですね。なんだかイライラします〕
〔はい、お声は届いております。ですが、聞き取りにくいですね〕
どうやら、このゴリゴリの結界をもってしても、私とセーヤ・ソーヤの間の《念話》は完全には切れないらしい。なにかあってもふたりにすぐ連絡が取れることに安心した私は、心配しないように伝え、もしかしたら傍受されている可能性もあるので、ここにいる間は極力《念話》は控えるとふたりに告げた。
〔承知いたしました。ですが、何かございましたらすぐにお知らせくださいませ〕
〔すぐにいきますからね。いつでも呼んでくださいね〕
〔うん、危険を感じたら必ず知らせるから、しばらく待っててね〕
素早く《念話》のやり取りをした私は、シルベスター会長の後ろで、お客様に深々と頭を下げた。面倒な貴族のあいさつは会長にお任せだ。
そして、その長い挨拶の口上が終わったところで、目を上げるとそこにいたのはよく見知った人だった。
「ドール参謀……閣下?!」
ドール参謀は、美しい仕立ての軍服に身を包んでいた。いつもより正装に近い姿なのは賓客として招かれているせいだろう。
「メイロード、久しぶりだな。元気にしていたか?」
ドール参謀は、いつもの物腰柔らかくやさしい笑顔だが、この状況はちょっといただけない。ドール参謀は、当然ついているはずの護衛たちを連れておらず、ひとりきりだ。幹部軍属でしかも大貴族であるドール参謀の立場を考えると、これは異常な状況でしかない。ガチガチの魔法結界といい、この警戒は不穏過ぎる。
「いったいなんのお話なんでしょう? 私は明日の研究発表を控えて、忙しいのですが……」
私はちょっとしたイヤミを口調に込めて、わざと軽口を言い牽制してみた。
「いや、メイロード、残念だが君は“研究発表会”に出ることはできない」
ドール参謀の声は、落ち着いた口調だったが、私にはその意味がわからなかった。
「は? どういうことですか? 私の研究になにかお気に障ることでもありましたか?」
私の困惑顔を見て、少し苦笑したドール参謀は、とにかく席に着くよう私に言い、シルベスター会長も部屋から下がらせた。
部屋には私とドール参謀ふたりきり。居心地が悪すぎる。
ドール参謀は、机の上に紙の束を取り出した。
「あ……」
それは私の書いた論文
〝魔法による食品の長期保存法に関する研究〟
だった。
「君をこの魔法学校の正式な研究員として迎える用意がある。最初から上級研究員待遇での雇用、最も給与が高い教授格以上の報酬も保証する。
もちろん必要な研究費はすべて、研究棟も必要ならばすぐに、助手も好きなだけ雇用してくれ」
ますます混乱する私。
(なにを言ってるの? 私が研究員? そんなこと望んだ覚えはないんだけど……)
「だが、明日の“研究発表会”は欠席してもらう。概要集からも君の論文は削除するようシルベスター会長に要請した」
「え、なんで……」
ドール参謀は、諭すような口調で言った。
「君のこの研究にはそれだけの価値があり、その価値ゆえに公表してほしくないからだよ、メイロード……」
(ああ、軍隊か……
この研究を軍隊に使おうというのね……発表後には接触があるかもとは思っていたけど、まさか発表前に来るとは思わなかった。甘かったな……)
私は明日の研究発表に、もうはなにがあろうと出席できないことを悟った。
「私はこの研究を、セルツの街の人たちが冬に困っている野菜不足解消のために考えました。冬の栄養不足で起こる病気や体調不良を防ぐ手立てとして、冬も美味しいご飯を食べてほしくて考えて、一生懸命研究しました。
でも、そうですね。これは軍部の方には……別のものに見えるのですね……」
私の言葉に、ドール参謀の声は冷静に答えた。
「私も君の書いた論文の序文を読んだよ。冬の食料に恵まれない地域の人たちの助けになる新しい保存法を研究したと書いていたね。これが広まれば、たとえ飢饉が起こっても多くの人の飢えを救ってくれると期待していると……
それでも、だからこそ、この研究を広めるには慎重を期さなければならないのだよ。わかってくれ、メイロード」
そこからドール参謀は、シド帝国軍の兵糧の扱いについて諭すようにゆっくりと話し始めた。
この世界で最も大規模な軍隊を抱えているシド帝国。その兵糧の輸送には非常に大きな予算が割かれており、大変な重労働でもある。もちろん“マジックバッグ”を活用し、軽量化を図ってはいるが希少な“マジックバッグ”が、配備に必要な数だけ広く揃うはずはない。
どこかの段階で、必ず通常輸送に切り替えざるおえなくなるのだ。
とくに大規模戦闘時、ありていに言えば戦時下では、この補給はまさに命綱となる。食料の有無は士気に直結し、兵隊の実力を十分に発揮させるために必要不可欠なもの。迅速に大量の食料を輸送するために割かれる人員もまた大変大きな負担となってくる。
「軽量で栄養価の高い食品、それは軍隊の行動を変える。これが他国まで広まればどうなるか、賢いお前にはわかるな」
悲しいかな、私にも想像がついた。食料が潤沢にあれば、籠城戦が可能になる。つまり戦争は長期化してしまうのだ。
そして、いまのこの帝国だけがこの方法を知っているという状況は、戦場での帝国の有利を拡大し戦争の長期化を防ぐアドバンテージとなりうる。
私はドール参謀の目を見つめて、努めて冷静にこう言った。
「わかりました。この論文はドール参謀閣下にお預けいたします。
でも、研究員になることは辞退させていただきます。もともと私は研究職志望ではありません。私は手を引かせていただきますので、この研究を継続したいのであれば、そちらで引き継いでください。
ここから先、私はこれ以上この研究には関わりません」
「いや、ぜひともさらなる研究をメイロードに……」
「いいえ、私の研究はこれで完成しています。これ以上のことは何もできません。私はただの聴講生です。この論文もたまたまいい研究素材があっただけのこと、研究職になり専任になったところでこれ以上の成果を出すことはとても無理です」
私の完璧な拒否姿勢に、ドール参謀は大きくため息をついて少し笑った。
「君にお金を積むことが意味のないことなのはわかっている。軍部から君に提案できることが、なにひとつメイロードの心を動かさないこともわかっている。そして、ハンス・グッケンス博士を絶対に敵にまわせないこともわかっている……」
「ええ、それにサイデムおじさまとの関係もこじらせたくはないでしょう?」
私はいまではドール参謀の親友とも呼べる交際となっているおじさまの名前を出した。私の後見人である現在の〝帝国の代理人〟は、私が無理やり拉致されて研究を続けさせられるようなことになったら、絶対に黙ってはいない。必ずふたりの仲は破綻するだろう。
「痛いところをつくな……私の年若い友人を、娘の親友を、妻のお気に入りを、どうして拘束などできるだろう。もちろん私もメイロードの望まない選択を強いたくはないよ。人の道にもとるような強制はやはりできないな……たとえそれが軍人として正しい判断だとしても、やはりできないことだ……
第一、研究室に閉じ込めるには君は惜し過ぎる。魔法使いとしても、商人としても、私はメイロードの将来を楽しみにしているんだ」
私が研究員として強制的に拉致されるような事態になる前に、おそらく秘密裏にこの研究の危険性を告げにきてくれたドール参謀に、私はこう話した。
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