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3 魔法学校の聖人候補
563 〝ヒールロック〟との遭遇
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563
「ここにいるのは、ただただ転がりながらぶつかってくる、人の頭ぐらいの大きさをした〝ロックバイター〟数は三百以上。そして巨大な〝ヒールロック〟が1匹、以上です」
私の《索敵》と《鑑定》による報告は、極めて簡潔なものだった。
第十一階層は緑豊かだった先ほどの階層とは真逆の、岩だらけ石だらけという場所だった。素材となる鉱物は六種が確認できたが、ここでしか採れないといった希少なものではなかった。しかもこの二種類の岩石系の魔物以外は、動植物の影が一切ないという荒涼とした特殊な階層だ。
ここに大量に生息しているのは岩を食べる〝ロックバイター〟という魔物で、他のダンジョンでも見られるありふれた魔物だ。刺激さえ与えなければ攻撃をしてこないため、回避はしやすい魔物なのだ。だがこの場所のように大量に群られると回避は俄然困難となる。
回避できず少しでも刺激が加われば、今度は猛スピードで転がりながら闇雲に襲ってくる上、その攻撃が他の〝ロックバイター〟に連鎖してしまうという、なかなか厄介な性質を持つので、まずはこれを何とかしてから出ないと〝ヒールロック〟までたどり着けない。
「三百匹を超えてますか。うーん、なかなかの数ですね……これを刺激するとかなり面倒な状況になりますが、刺激せずに奥へ進むのは難しそうですね」
スフィロさんは、この階層の地図を書きながら、攻略法を考えている。
この階層は巨大な〝ヒールロック〟が動き回るせいなのか、ほとんど障害物らしい障害物がない。入り口付近には、石の積み上がった塔のようなものが数多くあるのだが、奥に向かうに従い、そういった遮蔽物も少なくなっていき、一番奥にいる〝ヒールロック〟の位置から1キロ圏内は、完全にフラットで何の遮蔽物もない空間が広がっている。
この空間を大量の〝ロックバイター〟が猛スピードで転がり回る状況は、想像するだけでもなかなかうんざりする光景だ。
「でも、刺激せずに進むのは難しいよ。そーっと進んだぐらいじゃ、だめなんでしょ?」
トルルの言葉にスフィロさんが返す。
「ええ、この〝ロックバイター〟は、そばを歩いた振動ぐらいの刺激でも襲ってくることがあります。かなりビビリというか、少しの刺激でとにかく闇雲に突っかかってきますので、数が多くなると収拾がつきません。
有効な攻撃はとにかく強く叩いで砕くしかなく、完全に割ってしまうまで止まりません。勝てない相手ではないですが、体力勝負になりますから、ここまで数が多いとかなり不利ですね」
こういった岩石タイプの魔物には雷系の魔法が最も有効なため、いることが事前に明らかになっていれば、当然そういった魔法を持つ魔術師をパーティーに入れる。こういった編成を事前にしっかり考えるためにもダンジョンの詳細な地図が必要なのだ。
〝ロックバイター〟からは、低い確率で《雷の魔石》《火の魔石》《土の魔石》が取れるが、非常に小さいもので、苦労に見合うほどの価値はない。それに〝ロックバイター〟についての情報はもう他のダンジョンで得られているので、いまさらサンプルも必要ない。
(じゃ、戦う必要もないよね)
そう考えて〝ヒールロック〟と対峙する前に、まずはこの〝ロックバイター〟たちを排除するための行動に出ることにした。
「スフィロさん、〝ロックバイター〟対策、私とトルルに任せてもらえますか? 戦わずに通り抜ける方法があります」
「それはありがたいですね。ぜひお願いいたします」
即座にリーダーの許可が出たので、魔法使いらしい方法で切り抜けることにした。
「トルル、みんなが通れるぐらいの通路を残して、〝ロックバイター〟を《土壁》で囲っちゃおう。右手は私、左手はトルルね」
「了解! かなり広いけど、大丈夫かな……マリスさん、うまく〝ロックバイター〟を囲めるよう指示してね」
「うん、大丈夫。じゃ、やろうか」
《索敵》で得た情報では、左手は空間も狭く〝ロックバイター〟の数も少ないので、上手く囲んでやればトルルの魔法力でも十分魔物たちの視界を塞げるはずだ。
「刺激しないようやや遠い場所を囲うようにしてね」
「頑張るよ!」
トルルは真剣に《土壁》を作り始めた。振動を抑えるため、ゆっくりと作っているが、しっかりとした厚さが出ているし、なかなか上手くいっているようだ。《索敵》で〝ロックバイター〟たちの場所を見ながら、効率よく魔法力を使えるようトルルへの指示も出す、という状況なので、あまり自分の方まで細かくは見ていられない。
(ここは魔法力任せで一気に行きますか……)
私は脳内地図を使って正確に位置決めし、魔物たちのいる空間を取り囲むと、一気に壁を建てた。《消音》という音を吸収する魔法を併用したので、それだけ大きな壁ができてもなんの音もしない。
「うわっ!」
と、突然現れた巨大な壁に驚いた前衛の方たちが発した声が一番大きかったぐらいだ。
「見事なものですねぇ……」
スフィロさんは、私の魔法に感心しきりだ。でもそれ以上は突っ込まれたくないので反応せず、たいしたことじゃありませんよという微笑みを返しただけで、スルーした。
「さぁ、進みましょう。この壁沿いに進めば、そこに〝ヒールロック〟がいます」
前衛の皆さんが松明を掲げ、私たちがその後ろを歩く布陣で、左右にできた壁の間を進んでいくと、やがて大きな丸い影が遠くに見えてきた。
「うわぁ、すごく大きくない? こんなの私の《雷鳴》程度じゃ、全然勝てる気がしないんだけど」
前衛の方々も、この小山の様な大きさの怪物をどうやって攻略できるのか、考えあぐねているようだ。
「不用意に刺激をして、あれに縦横無尽に暴れまわられたら、せっかく作っていただいた石壁まで破壊され背後の〝ロックバイター〟の相手までせざるを得なくなります。
そうなると、逃げるしかありませんし、この逃走はかなり危険です」
スフィロさんの口調は、ここでの撤退を匂わせていた。
だが、このダンジョンの正確な情報を持ち帰りたい彼らとしては、勝てないまでも〝ヒールロック〟の攻略の糸口を掴むため、できることなら少しでも戦いたいのが本音だろう。
「とりあえず《土壁》が簡単に壊されないよう、その手前に三重の《石壁》を作ります。これで、いきなり〝ロックバイター〟を閉じ込めた壁が崩れることはなくなると思います。この状態なら、少しは抗戦しても大丈夫なのではないでしょうか?」
私の言葉に前衛の方々の顔がぱあっと明るくなった。
「ありがとうございます。せめて剣技がどの程度通用するかだけでも確かめられれば、次回の武器選定の大事な参考になります。隊長! 行かせてくれませんか?」
前衛の方たちは、隊長であるスフィロさんに懇願した。暫し悩んでいたセフィロさんだが、
「いいだろう。だが、われわれの目的はあくまでも調査だ。決して深追いをするな! 私の撤退の指示には必ず従えるな」
そう言って仲間を真剣な面持ちで見つめた。前衛の皆さんはそれに頷くと素早く戦いの準備を進めた。四方に篝火を設置して灯りを確保したあと、それぞれの武器を手に、臨戦態勢に入る。
スフィロさんも準備を終え、自ら鎧を確かめ剣を抜く、いよいよ対決だ。
「あの、私たちも攻撃に参加していいですか?」
私の言葉にスフィロさんは、笑顔でうなづいた。
「そう言ってくださると思っていましたよ。よろしくお願いします。マリスさん、トルルさん」
「ここにいるのは、ただただ転がりながらぶつかってくる、人の頭ぐらいの大きさをした〝ロックバイター〟数は三百以上。そして巨大な〝ヒールロック〟が1匹、以上です」
私の《索敵》と《鑑定》による報告は、極めて簡潔なものだった。
第十一階層は緑豊かだった先ほどの階層とは真逆の、岩だらけ石だらけという場所だった。素材となる鉱物は六種が確認できたが、ここでしか採れないといった希少なものではなかった。しかもこの二種類の岩石系の魔物以外は、動植物の影が一切ないという荒涼とした特殊な階層だ。
ここに大量に生息しているのは岩を食べる〝ロックバイター〟という魔物で、他のダンジョンでも見られるありふれた魔物だ。刺激さえ与えなければ攻撃をしてこないため、回避はしやすい魔物なのだ。だがこの場所のように大量に群られると回避は俄然困難となる。
回避できず少しでも刺激が加われば、今度は猛スピードで転がりながら闇雲に襲ってくる上、その攻撃が他の〝ロックバイター〟に連鎖してしまうという、なかなか厄介な性質を持つので、まずはこれを何とかしてから出ないと〝ヒールロック〟までたどり着けない。
「三百匹を超えてますか。うーん、なかなかの数ですね……これを刺激するとかなり面倒な状況になりますが、刺激せずに奥へ進むのは難しそうですね」
スフィロさんは、この階層の地図を書きながら、攻略法を考えている。
この階層は巨大な〝ヒールロック〟が動き回るせいなのか、ほとんど障害物らしい障害物がない。入り口付近には、石の積み上がった塔のようなものが数多くあるのだが、奥に向かうに従い、そういった遮蔽物も少なくなっていき、一番奥にいる〝ヒールロック〟の位置から1キロ圏内は、完全にフラットで何の遮蔽物もない空間が広がっている。
この空間を大量の〝ロックバイター〟が猛スピードで転がり回る状況は、想像するだけでもなかなかうんざりする光景だ。
「でも、刺激せずに進むのは難しいよ。そーっと進んだぐらいじゃ、だめなんでしょ?」
トルルの言葉にスフィロさんが返す。
「ええ、この〝ロックバイター〟は、そばを歩いた振動ぐらいの刺激でも襲ってくることがあります。かなりビビリというか、少しの刺激でとにかく闇雲に突っかかってきますので、数が多くなると収拾がつきません。
有効な攻撃はとにかく強く叩いで砕くしかなく、完全に割ってしまうまで止まりません。勝てない相手ではないですが、体力勝負になりますから、ここまで数が多いとかなり不利ですね」
こういった岩石タイプの魔物には雷系の魔法が最も有効なため、いることが事前に明らかになっていれば、当然そういった魔法を持つ魔術師をパーティーに入れる。こういった編成を事前にしっかり考えるためにもダンジョンの詳細な地図が必要なのだ。
〝ロックバイター〟からは、低い確率で《雷の魔石》《火の魔石》《土の魔石》が取れるが、非常に小さいもので、苦労に見合うほどの価値はない。それに〝ロックバイター〟についての情報はもう他のダンジョンで得られているので、いまさらサンプルも必要ない。
(じゃ、戦う必要もないよね)
そう考えて〝ヒールロック〟と対峙する前に、まずはこの〝ロックバイター〟たちを排除するための行動に出ることにした。
「スフィロさん、〝ロックバイター〟対策、私とトルルに任せてもらえますか? 戦わずに通り抜ける方法があります」
「それはありがたいですね。ぜひお願いいたします」
即座にリーダーの許可が出たので、魔法使いらしい方法で切り抜けることにした。
「トルル、みんなが通れるぐらいの通路を残して、〝ロックバイター〟を《土壁》で囲っちゃおう。右手は私、左手はトルルね」
「了解! かなり広いけど、大丈夫かな……マリスさん、うまく〝ロックバイター〟を囲めるよう指示してね」
「うん、大丈夫。じゃ、やろうか」
《索敵》で得た情報では、左手は空間も狭く〝ロックバイター〟の数も少ないので、上手く囲んでやればトルルの魔法力でも十分魔物たちの視界を塞げるはずだ。
「刺激しないようやや遠い場所を囲うようにしてね」
「頑張るよ!」
トルルは真剣に《土壁》を作り始めた。振動を抑えるため、ゆっくりと作っているが、しっかりとした厚さが出ているし、なかなか上手くいっているようだ。《索敵》で〝ロックバイター〟たちの場所を見ながら、効率よく魔法力を使えるようトルルへの指示も出す、という状況なので、あまり自分の方まで細かくは見ていられない。
(ここは魔法力任せで一気に行きますか……)
私は脳内地図を使って正確に位置決めし、魔物たちのいる空間を取り囲むと、一気に壁を建てた。《消音》という音を吸収する魔法を併用したので、それだけ大きな壁ができてもなんの音もしない。
「うわっ!」
と、突然現れた巨大な壁に驚いた前衛の方たちが発した声が一番大きかったぐらいだ。
「見事なものですねぇ……」
スフィロさんは、私の魔法に感心しきりだ。でもそれ以上は突っ込まれたくないので反応せず、たいしたことじゃありませんよという微笑みを返しただけで、スルーした。
「さぁ、進みましょう。この壁沿いに進めば、そこに〝ヒールロック〟がいます」
前衛の皆さんが松明を掲げ、私たちがその後ろを歩く布陣で、左右にできた壁の間を進んでいくと、やがて大きな丸い影が遠くに見えてきた。
「うわぁ、すごく大きくない? こんなの私の《雷鳴》程度じゃ、全然勝てる気がしないんだけど」
前衛の方々も、この小山の様な大きさの怪物をどうやって攻略できるのか、考えあぐねているようだ。
「不用意に刺激をして、あれに縦横無尽に暴れまわられたら、せっかく作っていただいた石壁まで破壊され背後の〝ロックバイター〟の相手までせざるを得なくなります。
そうなると、逃げるしかありませんし、この逃走はかなり危険です」
スフィロさんの口調は、ここでの撤退を匂わせていた。
だが、このダンジョンの正確な情報を持ち帰りたい彼らとしては、勝てないまでも〝ヒールロック〟の攻略の糸口を掴むため、できることなら少しでも戦いたいのが本音だろう。
「とりあえず《土壁》が簡単に壊されないよう、その手前に三重の《石壁》を作ります。これで、いきなり〝ロックバイター〟を閉じ込めた壁が崩れることはなくなると思います。この状態なら、少しは抗戦しても大丈夫なのではないでしょうか?」
私の言葉に前衛の方々の顔がぱあっと明るくなった。
「ありがとうございます。せめて剣技がどの程度通用するかだけでも確かめられれば、次回の武器選定の大事な参考になります。隊長! 行かせてくれませんか?」
前衛の方たちは、隊長であるスフィロさんに懇願した。暫し悩んでいたセフィロさんだが、
「いいだろう。だが、われわれの目的はあくまでも調査だ。決して深追いをするな! 私の撤退の指示には必ず従えるな」
そう言って仲間を真剣な面持ちで見つめた。前衛の皆さんはそれに頷くと素早く戦いの準備を進めた。四方に篝火を設置して灯りを確保したあと、それぞれの武器を手に、臨戦態勢に入る。
スフィロさんも準備を終え、自ら鎧を確かめ剣を抜く、いよいよ対決だ。
「あの、私たちも攻撃に参加していいですか?」
私の言葉にスフィロさんは、笑顔でうなづいた。
「そう言ってくださると思っていましたよ。よろしくお願いします。マリスさん、トルルさん」
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