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3 魔法学校の聖人候補
557 セジャムのダンジョンへ入ります
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557
セジャム郊外ダンジョンの入り口前は、たくさんの露店とそこで買い物をする人たちで活気づいていた。
興味本位で表層階に入るだけなのだろうか、軽装の冒険者なのかどうかもよくわからない人たちも多く、宿に泊まるお金も惜しい人たちは、このダンジョンの周りで寝泊まりしているらしい。その人たち向けの食料や日曜雑貨を売る露店まであり、大き目の集落ぐらいの規模の人数がダンジョンの周囲にいるようだった。
「この辺りは何もない静かな森だったのに、こんなことになってるなんて……」
トルルはこの変化に戸惑っているが、ここは大きな街からも近くアクセスもいいし、情報も伝わりやすい。降って湧いた儲け話に近隣の人たちがみんな飛びついたら、こうなるのは当たり前だ。
それにこのダンジョンはまだ未踏破だ。そのため冒険者ギルドでの申請の基準がとても緩く設定されている。完全に一度攻略されたダンジョンになってからは、その危険度や再生力に関する情報が正確に把握されるため、冒険者ギルドが積極的に〝調整〟に入り、ダンジョンの維持と冒険者のリスクを下げるよう、申請について調整する。
つまり、誰でもは入れないダンジョンになるのだ。
だが、未踏破のこの状況では、情報を得ることに主眼が置かれるため、基準が緩く冒険者ギルドに登録したばかりの者でも申請さえすればダンジョン内に入れてしまう。
(あとは自己責任、ってところが怖いよね)
「冒険者だけじゃなく、街の住人やこの辺りの集落全部を巻き込んでのことだからね。未踏破の状況が長く続けば、ここに村ができるのも近いかもよ」
トルルがあまりの賑やかさに呆れ気味にそう言うと、後方からスフィロさんの声がした。
「そうですね。そうやってできた集落もたくさんあるんですよ」
振り返ると、鎧と剣でしっかり武装した姿の〝剣士の荷馬車〟の方たちが、私たちのところへ近づいてきていた。
変な言い方だが、彼らは冒険者らしくなくとてもきっちりしている。剣や鎧もしっかり整備されていて傷もなく、それぞれの持っている装備品もかなりいいものだ。
「皆さん、とても素晴らしい装備ですね。それに手入れも行き届いていて、なんだか安心できます」
私の言葉にスフィロさんはこう言った。
「私たちの目的は、無闇に魔物と戦うことではありませんが、採取のために必要ならばいくらでも戦います。基本的に無理な戦いをしませんが、それがいつもうまくいくとは限りません。そのとき、私たちを守ってくれるのはこの剣と鎧だけです。ですから私たちのクランの規則として、装備の手入れには絶対に金を惜しまない、と決められているんですよ」
スフィロさんの言葉に私は感心した。
(冒険者からは低く見られているけれど、彼らはプロだ。ダンジョンのプロだ)
合流した私たちは、ダンジョン入り口にあるギルドの検問所へと向かった。検問所の隣にギルドの簡易買取所まで併設されているところを見ると、やはりかなりの物資がダンジョンからここへと持ち込まれているようだ。
検問所の方は書類を確認すると、やはり私の姿を見てちょっと驚き
「お嬢ちゃん、気をつけるんだよ」
という言葉で、送り出してくれた。
私はダンジョンに入った段階から《鑑定》を自動モードに、《索敵》による状況の把握も行なった。もちろん《地形把握》もデフォルトだ。第六階層までなら、地図もバッチリ頭に入っている。
「マリスさん、入った段階で何かわかることはあるかい?」
スフィロさんの言葉に、私はこの層の状況を伝える。
「ここでは〝鉄鉱石〟〝蛍石〟〝ブレイグ鉱石〟といったいった鉱石が確認できます。それに〝マコム草〟〝リリの実〟お金になる素材はこのぐらいですね。ここにいる魔物は〝マモット〟という大型のネズミのようなものと〝ビッテ〟です。〝ビッテ〟は跳躍力が高く俊敏なのでお気をつけて。〝マモット〟からはかなり低い確率で《土の魔石》が出るようです」
スフィロさんは私の言葉にうれしそうにうなづきながら、手元の地図に何かを書き込んでいる。
「マリスさんの鑑定眼は、どうやらこの地図を超えているようだね。〝ブレイグ鉱石〟が採れるという情報はまだこの地図には反映されていないものだ。これは助かるな。〝ブレイグ鉱石〟はどのあたりかな」
私は地図で場所を示した。
「ここと、ここと、それとここにもあるんですが、普通の土と混じってしまって表層にはほとんど出ていないので、ちゃんと《鑑定》しないと、普通の方にはちょっとわからないかもしれません」
「本当にいい鑑定眼をお持ちだ。〝ブレイグ鉱石〟は魔道具を作るのにも使われる貴重なもので高額で売れるが、見つけるのがとても難しいので、苦労するのですよ。並の鑑定眼ではまず見つけられない。実際、これだけの人間がダンジョンにいても、まだ誰ひとり気付いてすらいないようだし……」
確かにたくさんいるパーティーは、どこも〝ブレイグ鉱石〟のある場所にはまったくいない。
「しかしこの調子じゃ……」
少し眉を潜めたスフィロさんは何か言いかけたが、いまは急ぐことにしましょう、と歩き始めた。彼らに遅れないよう私とトルルは《強筋》《裂風》をかけて躰を強化し、地図を持ったスフィロさんと相談しながら最短ルートを目指す。
「《鑑定》の網にかかったものが出てきたら随時教えてくれ」
「了解です。右手はかなり混み合っていて、しかも〝マモット〟の集団と交戦中なので、左から迂回したほうが早そうですよ」
「君は……わかった。ありがとう、助かるよ」
私の《地形把握》と《索敵》があれば、固定されたものや近距離を移動するものは特定可能なのだが、多くの動き回るものが広範囲に散っている中から、特定のひとつだけを瞬時に探し出すとなるとかなり難易度が高い。
そこで私は《索敵》に条件づけができないものかと考えた。その結果、指定した条件に合致するものだけを《的指定》で抽出して絞り込む《索敵マーカー》という、複数のスキルを組み合わせたものを今回思いつきし、使ってみることにした。
(まぁ、やってみたらできたってだけなんだけど)
これは特定の条件を持ったものを見つける方法で、相手が魔術師で《隠蔽》などの特殊な魔法を使われたら、さすがに見つけられないが、そうでないもので私が見知っているものならば探すことができる。人には使えずモノだけなのが歯痒いが、正確な地図さえ頭の入っていれば、かなり遠距離でも視界が悪くても使えるのがいいところだ。
今回つけた条件は〝アイテムバッグ〟の所持だ。高額なアイテムバッグを所持する人は少ないので、これを目安にすれば広い場所でもある程度場所を絞ることができる。ちなみにいま見えるアイテムバッグは、私の隣にいるスフィロさんのものだけだ。
(さすが〝採取屋〟さん。抜かりないね)
ちなみに私の持っているのは、アイテムバッグではなくアイテムバッグに偽装した《無限回廊の扉》の入り口になるバスケットなので、この条件では反応しない。
「ここで採れるものはこれだけですね。二階層へ進んでいいですか?」
「わかった。では進もう」
私の《鑑定》を信頼してくれたらしいスフィロさんは、サンプルだけ採るとあっさり次の階層へと向かった。滞在時間は2時間を切っている。おそらく最速の第一階層突破だろう。もちろんその間、私の《索敵》で魔物を避けてはいるが、それでも何度か襲われた。だが、前衛の方が優秀過ぎて、どれも一撃で排除されてしまうため、私たちはただ歩いているだけだ。
(これはラクチンでいいね!)
セジャム郊外ダンジョンの入り口前は、たくさんの露店とそこで買い物をする人たちで活気づいていた。
興味本位で表層階に入るだけなのだろうか、軽装の冒険者なのかどうかもよくわからない人たちも多く、宿に泊まるお金も惜しい人たちは、このダンジョンの周りで寝泊まりしているらしい。その人たち向けの食料や日曜雑貨を売る露店まであり、大き目の集落ぐらいの規模の人数がダンジョンの周囲にいるようだった。
「この辺りは何もない静かな森だったのに、こんなことになってるなんて……」
トルルはこの変化に戸惑っているが、ここは大きな街からも近くアクセスもいいし、情報も伝わりやすい。降って湧いた儲け話に近隣の人たちがみんな飛びついたら、こうなるのは当たり前だ。
それにこのダンジョンはまだ未踏破だ。そのため冒険者ギルドでの申請の基準がとても緩く設定されている。完全に一度攻略されたダンジョンになってからは、その危険度や再生力に関する情報が正確に把握されるため、冒険者ギルドが積極的に〝調整〟に入り、ダンジョンの維持と冒険者のリスクを下げるよう、申請について調整する。
つまり、誰でもは入れないダンジョンになるのだ。
だが、未踏破のこの状況では、情報を得ることに主眼が置かれるため、基準が緩く冒険者ギルドに登録したばかりの者でも申請さえすればダンジョン内に入れてしまう。
(あとは自己責任、ってところが怖いよね)
「冒険者だけじゃなく、街の住人やこの辺りの集落全部を巻き込んでのことだからね。未踏破の状況が長く続けば、ここに村ができるのも近いかもよ」
トルルがあまりの賑やかさに呆れ気味にそう言うと、後方からスフィロさんの声がした。
「そうですね。そうやってできた集落もたくさんあるんですよ」
振り返ると、鎧と剣でしっかり武装した姿の〝剣士の荷馬車〟の方たちが、私たちのところへ近づいてきていた。
変な言い方だが、彼らは冒険者らしくなくとてもきっちりしている。剣や鎧もしっかり整備されていて傷もなく、それぞれの持っている装備品もかなりいいものだ。
「皆さん、とても素晴らしい装備ですね。それに手入れも行き届いていて、なんだか安心できます」
私の言葉にスフィロさんはこう言った。
「私たちの目的は、無闇に魔物と戦うことではありませんが、採取のために必要ならばいくらでも戦います。基本的に無理な戦いをしませんが、それがいつもうまくいくとは限りません。そのとき、私たちを守ってくれるのはこの剣と鎧だけです。ですから私たちのクランの規則として、装備の手入れには絶対に金を惜しまない、と決められているんですよ」
スフィロさんの言葉に私は感心した。
(冒険者からは低く見られているけれど、彼らはプロだ。ダンジョンのプロだ)
合流した私たちは、ダンジョン入り口にあるギルドの検問所へと向かった。検問所の隣にギルドの簡易買取所まで併設されているところを見ると、やはりかなりの物資がダンジョンからここへと持ち込まれているようだ。
検問所の方は書類を確認すると、やはり私の姿を見てちょっと驚き
「お嬢ちゃん、気をつけるんだよ」
という言葉で、送り出してくれた。
私はダンジョンに入った段階から《鑑定》を自動モードに、《索敵》による状況の把握も行なった。もちろん《地形把握》もデフォルトだ。第六階層までなら、地図もバッチリ頭に入っている。
「マリスさん、入った段階で何かわかることはあるかい?」
スフィロさんの言葉に、私はこの層の状況を伝える。
「ここでは〝鉄鉱石〟〝蛍石〟〝ブレイグ鉱石〟といったいった鉱石が確認できます。それに〝マコム草〟〝リリの実〟お金になる素材はこのぐらいですね。ここにいる魔物は〝マモット〟という大型のネズミのようなものと〝ビッテ〟です。〝ビッテ〟は跳躍力が高く俊敏なのでお気をつけて。〝マモット〟からはかなり低い確率で《土の魔石》が出るようです」
スフィロさんは私の言葉にうれしそうにうなづきながら、手元の地図に何かを書き込んでいる。
「マリスさんの鑑定眼は、どうやらこの地図を超えているようだね。〝ブレイグ鉱石〟が採れるという情報はまだこの地図には反映されていないものだ。これは助かるな。〝ブレイグ鉱石〟はどのあたりかな」
私は地図で場所を示した。
「ここと、ここと、それとここにもあるんですが、普通の土と混じってしまって表層にはほとんど出ていないので、ちゃんと《鑑定》しないと、普通の方にはちょっとわからないかもしれません」
「本当にいい鑑定眼をお持ちだ。〝ブレイグ鉱石〟は魔道具を作るのにも使われる貴重なもので高額で売れるが、見つけるのがとても難しいので、苦労するのですよ。並の鑑定眼ではまず見つけられない。実際、これだけの人間がダンジョンにいても、まだ誰ひとり気付いてすらいないようだし……」
確かにたくさんいるパーティーは、どこも〝ブレイグ鉱石〟のある場所にはまったくいない。
「しかしこの調子じゃ……」
少し眉を潜めたスフィロさんは何か言いかけたが、いまは急ぐことにしましょう、と歩き始めた。彼らに遅れないよう私とトルルは《強筋》《裂風》をかけて躰を強化し、地図を持ったスフィロさんと相談しながら最短ルートを目指す。
「《鑑定》の網にかかったものが出てきたら随時教えてくれ」
「了解です。右手はかなり混み合っていて、しかも〝マモット〟の集団と交戦中なので、左から迂回したほうが早そうですよ」
「君は……わかった。ありがとう、助かるよ」
私の《地形把握》と《索敵》があれば、固定されたものや近距離を移動するものは特定可能なのだが、多くの動き回るものが広範囲に散っている中から、特定のひとつだけを瞬時に探し出すとなるとかなり難易度が高い。
そこで私は《索敵》に条件づけができないものかと考えた。その結果、指定した条件に合致するものだけを《的指定》で抽出して絞り込む《索敵マーカー》という、複数のスキルを組み合わせたものを今回思いつきし、使ってみることにした。
(まぁ、やってみたらできたってだけなんだけど)
これは特定の条件を持ったものを見つける方法で、相手が魔術師で《隠蔽》などの特殊な魔法を使われたら、さすがに見つけられないが、そうでないもので私が見知っているものならば探すことができる。人には使えずモノだけなのが歯痒いが、正確な地図さえ頭の入っていれば、かなり遠距離でも視界が悪くても使えるのがいいところだ。
今回つけた条件は〝アイテムバッグ〟の所持だ。高額なアイテムバッグを所持する人は少ないので、これを目安にすれば広い場所でもある程度場所を絞ることができる。ちなみにいま見えるアイテムバッグは、私の隣にいるスフィロさんのものだけだ。
(さすが〝採取屋〟さん。抜かりないね)
ちなみに私の持っているのは、アイテムバッグではなくアイテムバッグに偽装した《無限回廊の扉》の入り口になるバスケットなので、この条件では反応しない。
「ここで採れるものはこれだけですね。二階層へ進んでいいですか?」
「わかった。では進もう」
私の《鑑定》を信頼してくれたらしいスフィロさんは、サンプルだけ採るとあっさり次の階層へと向かった。滞在時間は2時間を切っている。おそらく最速の第一階層突破だろう。もちろんその間、私の《索敵》で魔物を避けてはいるが、それでも何度か襲われた。だが、前衛の方が優秀過ぎて、どれも一撃で排除されてしまうため、私たちはただ歩いているだけだ。
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