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3 魔法学校の聖人候補
494 誘惑
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494
おじさまと当たり障りのない会話をしながら、キャサリナはさりげなく、右腕をまくった。
そこに見えたのは、大小のきらびやかな宝石が無秩序に大量にはめ込まれた美しいようでまったく〝美〟は感じられない三連の腕輪だった。そこからキャサリナの腕の動きに合わせて、一気に赤い靄がサイデムおじさまの方へと流れていく。
と同時に、キャサリナは小さな声で詠唱を始めた。《幻惑魔法》だ。
だが、おじさまは詠唱の声にすら気づくことなく、少し夢を見ているような虚ろな目でキャサリナと対峙している。
そこからのキャサリナは和やかに談笑しているとしか思えない自然な態度で、サイデムおじさまの子供の頃の話や、好きだったこと、好きだった音、好きだった場所……そんな話を引き出していった。おじさまは、目こそ虚ろだが、楽しげに饒舌に、親友アーサーの話、そして幼馴染ライラの話までし始め、その誘導に逆らわず心の扉を解放していった。
「ライラさんは、素晴らしい方でしたのね……」
おじさまの話の中にある〝愛〟に関するリソースを、キャサリナはごく自然に引き出しては、それを上書きしていった。それはとても興味深い魔法の使い方だった。
相変わらず小声で詠唱を続けながら、キャサリナはサイデムおじさまの心の中にあるライラとの思い出や思慕といった感情を揺さぶる要素のある話をたくさんさせた。それが終わると、彼女はそれらをおじさまなの心からフワフワした青い球体にして取り出し(おそらくこの球体も私とキャサリナ以外には見えていないだろう)、次の瞬間ピンのような何かをそれに向かって放った。そして射止めた球体を赤く染め、それをおじさまの中へと戻していく。それは魔法のようでもあり催眠術のようでもあった。
これらの一連の動きは、まったく周囲からはわからないし、目の前にいるおじさまの目にもまったく映っていないようだった。
「ライラ……」
いつもより穏やかに見える表情で思い出に浸っていたおじさまがそう言うと、キャサリナは笑いながらそれを否定した。
「いいえ、私はキャサリナ、あなたの愛するキャサリナですわ。サガン・サイデム、愛しい人……」
「キャサリナ……愛するキャサリナ……」
見事なものだった。おじさまの好意はライラからキャサリナへとすり替えられ、おじさまはそのことに気づいていない。こんなことをされては、確かに誰も彼女に逆らうことはできないだろう。人は本当に愛する人を持つと、それが仮初めでも真実愛した人への想いに逆らえない……そんな人の心を弄ぶキャサリナに私は心から怒りを感じていた。
(人の〝愛する心〟をあなたは盗むのね! それはあまりに残酷よ、キャサリナ!)
すぐそばで怒りのオーラに包まれている私が見えないキャサリナは、おじさまにしなだれかかるように近づいて話し始めた。
「ねぇ、サイデム様。あなたがいつでもお使いになれる〝天舟〟を、いま何隻お持ちなのかしら?」
「私的に使えるものは一隻だけだ。基本的に輸送船として作っているため、人が乗るようには作っていないんだ」
おじさまの言葉にキャサリナの表情が曇る。そしておじさまには聞こえないようこう言った。
「なんだ、困ったわね。一隻欲しかったんだけど、それじゃ貰えないじゃない……」
ここで私にもキャサリナの狙いがはっきりした。彼女はおじさまから〝天舟〟をもらってしまおうと思っていたらしい。なるほど、ポンと〝天舟〟をくれそうな相手として、何隻も所有しているおじさまを狙ったわけだ。
「では私にしばらく〝天舟〟を一隻、貸してくださらない?」
「いや、あれは仕事に必要なもので……」
「あら、愛する私の頼みを聞いてくださらないの?」
「そ、それは……」
(ここまで聞けばもういいよね)
私は姿を消したまま、背後からおじさまの腕を掴んだ。こうすることで、おじさまの周囲にも《抗魔の結界》を張り巡らせていく。だがこれだけでは不十分だ。《魅了》の効果がすぐに抜けないことがわかっていたため、私はおじさまの結界ができたことを確認してから、後ろからやってきたかのように姿を現し、おじさまに声をかけた。
「おじさま、サイデムおじさま! メイロードですよ」
わたしの声に、おじさまの目がしっかり見開き、私を見たおじさまの目からはすっかり《魅了》の影響が抜けていた。
「お、ああ、メイロード。どうやら俺もやられたみたいだな。情報は取れたか?」
おじさまはひとつ深呼吸をして、頭を振った。
おじさまは私の姿を見れば《魅了》から抜けられると、私には確信があった。幻影ではなく〝生きた〟ライラの娘である私の姿は、確実におじさまを現実へと引き戻せると。
私は、最高級のドレスに身を包み、セーヤ作の繊細なレースと刺繍で彩られた帽子姿で、キャサリナの前に立ち、にっこりと微笑んだ。
「お話のところごめんなさい。でも、主賓のおじさまをあまり長く遊ばせてはあげられないの。それじゃ!」
私はそう言って、何が起こったのかわからず、あっけにとられているキャサリナを置いて、無邪気さを装ったままサイデムおじさまの手を引き、美少女スマイル全開で上品にパーティーの中心へと連れて行った。
「なに? 何なのよ! わけがわからないわ! サイデム様、どうなさったの? 私を置いていくなんて!!」
残って観察していたソーヤによると、しばらくキャサリナはヒステリー状態で喚いていたそうだ。
「あんなにあっさり私の《魅了》から抜けるなんて!
それでなくても意志の強い男は《魅了》が効きにくいからたっぷり仕込んできたのに、大赤字よ!」
そう言ってキャサリナが見た腕輪の石は半分以上割れていたという。どうやら、宝石は《魅了》を増幅するたびに消耗するようで、そのためにキャサリナは大量の宝石を買い集める必要があるらしい。
(単なる宝石好きじゃなかったのね)
キャサリナはよほど〝天舟〟が欲しかったのか、その後もパーティーの間何度かおじさまを攻略しようとしてきたが、私が横に常にいてがっちり《抗魔の結界》を張り巡らせていたため、うまくいかず、結局諦めて悔しそうに引き上げていった。
キャサリナの退出後は、おじさまに心ゆくまで3種類のスープと30種類のトッピングで作るオリジナルラーメンを堪能してもらった。他の人たちと自分の組み合わせ自慢し合うのが、殊の外楽しかったようで、その日のパーティーは、かなり長く続いた。おじさまが結局何杯食べたのかは……数えないでおいた。
(とりあえずおじさまも幸せそうだし……ま、いいか)
おじさまと当たり障りのない会話をしながら、キャサリナはさりげなく、右腕をまくった。
そこに見えたのは、大小のきらびやかな宝石が無秩序に大量にはめ込まれた美しいようでまったく〝美〟は感じられない三連の腕輪だった。そこからキャサリナの腕の動きに合わせて、一気に赤い靄がサイデムおじさまの方へと流れていく。
と同時に、キャサリナは小さな声で詠唱を始めた。《幻惑魔法》だ。
だが、おじさまは詠唱の声にすら気づくことなく、少し夢を見ているような虚ろな目でキャサリナと対峙している。
そこからのキャサリナは和やかに談笑しているとしか思えない自然な態度で、サイデムおじさまの子供の頃の話や、好きだったこと、好きだった音、好きだった場所……そんな話を引き出していった。おじさまは、目こそ虚ろだが、楽しげに饒舌に、親友アーサーの話、そして幼馴染ライラの話までし始め、その誘導に逆らわず心の扉を解放していった。
「ライラさんは、素晴らしい方でしたのね……」
おじさまの話の中にある〝愛〟に関するリソースを、キャサリナはごく自然に引き出しては、それを上書きしていった。それはとても興味深い魔法の使い方だった。
相変わらず小声で詠唱を続けながら、キャサリナはサイデムおじさまの心の中にあるライラとの思い出や思慕といった感情を揺さぶる要素のある話をたくさんさせた。それが終わると、彼女はそれらをおじさまなの心からフワフワした青い球体にして取り出し(おそらくこの球体も私とキャサリナ以外には見えていないだろう)、次の瞬間ピンのような何かをそれに向かって放った。そして射止めた球体を赤く染め、それをおじさまの中へと戻していく。それは魔法のようでもあり催眠術のようでもあった。
これらの一連の動きは、まったく周囲からはわからないし、目の前にいるおじさまの目にもまったく映っていないようだった。
「ライラ……」
いつもより穏やかに見える表情で思い出に浸っていたおじさまがそう言うと、キャサリナは笑いながらそれを否定した。
「いいえ、私はキャサリナ、あなたの愛するキャサリナですわ。サガン・サイデム、愛しい人……」
「キャサリナ……愛するキャサリナ……」
見事なものだった。おじさまの好意はライラからキャサリナへとすり替えられ、おじさまはそのことに気づいていない。こんなことをされては、確かに誰も彼女に逆らうことはできないだろう。人は本当に愛する人を持つと、それが仮初めでも真実愛した人への想いに逆らえない……そんな人の心を弄ぶキャサリナに私は心から怒りを感じていた。
(人の〝愛する心〟をあなたは盗むのね! それはあまりに残酷よ、キャサリナ!)
すぐそばで怒りのオーラに包まれている私が見えないキャサリナは、おじさまにしなだれかかるように近づいて話し始めた。
「ねぇ、サイデム様。あなたがいつでもお使いになれる〝天舟〟を、いま何隻お持ちなのかしら?」
「私的に使えるものは一隻だけだ。基本的に輸送船として作っているため、人が乗るようには作っていないんだ」
おじさまの言葉にキャサリナの表情が曇る。そしておじさまには聞こえないようこう言った。
「なんだ、困ったわね。一隻欲しかったんだけど、それじゃ貰えないじゃない……」
ここで私にもキャサリナの狙いがはっきりした。彼女はおじさまから〝天舟〟をもらってしまおうと思っていたらしい。なるほど、ポンと〝天舟〟をくれそうな相手として、何隻も所有しているおじさまを狙ったわけだ。
「では私にしばらく〝天舟〟を一隻、貸してくださらない?」
「いや、あれは仕事に必要なもので……」
「あら、愛する私の頼みを聞いてくださらないの?」
「そ、それは……」
(ここまで聞けばもういいよね)
私は姿を消したまま、背後からおじさまの腕を掴んだ。こうすることで、おじさまの周囲にも《抗魔の結界》を張り巡らせていく。だがこれだけでは不十分だ。《魅了》の効果がすぐに抜けないことがわかっていたため、私はおじさまの結界ができたことを確認してから、後ろからやってきたかのように姿を現し、おじさまに声をかけた。
「おじさま、サイデムおじさま! メイロードですよ」
わたしの声に、おじさまの目がしっかり見開き、私を見たおじさまの目からはすっかり《魅了》の影響が抜けていた。
「お、ああ、メイロード。どうやら俺もやられたみたいだな。情報は取れたか?」
おじさまはひとつ深呼吸をして、頭を振った。
おじさまは私の姿を見れば《魅了》から抜けられると、私には確信があった。幻影ではなく〝生きた〟ライラの娘である私の姿は、確実におじさまを現実へと引き戻せると。
私は、最高級のドレスに身を包み、セーヤ作の繊細なレースと刺繍で彩られた帽子姿で、キャサリナの前に立ち、にっこりと微笑んだ。
「お話のところごめんなさい。でも、主賓のおじさまをあまり長く遊ばせてはあげられないの。それじゃ!」
私はそう言って、何が起こったのかわからず、あっけにとられているキャサリナを置いて、無邪気さを装ったままサイデムおじさまの手を引き、美少女スマイル全開で上品にパーティーの中心へと連れて行った。
「なに? 何なのよ! わけがわからないわ! サイデム様、どうなさったの? 私を置いていくなんて!!」
残って観察していたソーヤによると、しばらくキャサリナはヒステリー状態で喚いていたそうだ。
「あんなにあっさり私の《魅了》から抜けるなんて!
それでなくても意志の強い男は《魅了》が効きにくいからたっぷり仕込んできたのに、大赤字よ!」
そう言ってキャサリナが見た腕輪の石は半分以上割れていたという。どうやら、宝石は《魅了》を増幅するたびに消耗するようで、そのためにキャサリナは大量の宝石を買い集める必要があるらしい。
(単なる宝石好きじゃなかったのね)
キャサリナはよほど〝天舟〟が欲しかったのか、その後もパーティーの間何度かおじさまを攻略しようとしてきたが、私が横に常にいてがっちり《抗魔の結界》を張り巡らせていたため、うまくいかず、結局諦めて悔しそうに引き上げていった。
キャサリナの退出後は、おじさまに心ゆくまで3種類のスープと30種類のトッピングで作るオリジナルラーメンを堪能してもらった。他の人たちと自分の組み合わせ自慢し合うのが、殊の外楽しかったようで、その日のパーティーは、かなり長く続いた。おじさまが結局何杯食べたのかは……数えないでおいた。
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