213 / 840
3 魔法学校の聖人候補
402 東屋のお茶会
しおりを挟む
402
あまり例がないらしい庶民と貴族の混在する今回のお茶会のために、学校内の庭園にある広めの東屋を借りることにした。借りたと言っても、ここは普段から特に許可を取らなくても使える場所なのだが、大量の食器や料理を持ち込んで準備する時間もあり、その間貸し切ってしまうので、一応チェット・モートさん経由で、学校側からの承認は取ることにした。
(まぁ、モートさんは、私のすることには何でもホイホイ許可を出してくれるんだけどね)
魔法学校の広大な敷地には、自然にあふれた森や大きな池、貴族の屋敷のように整えられた庭園、色々な植物を育てている温室に運動もできる広大な芝生など、とても緑が多い。
今回の東屋のある庭園は小さめだが、貴族たちも時にお茶をする美しい建物で、今回のような小規模なお茶会にはうってつけだった。
なんでも、ここの景色を気に入ったとある貴族のご令嬢が、自分のお茶会のために私財を投じて十数年前に作らせたのだそうだ。少し古くなってきてはいるが、まだまだ味のある素敵な建物だと思う。
今の季節は、風も気持ちよく緑が美しい季節なので、とても気持ちの良い場所だ。
「いい風だね」
大きく伸びをしながらやってきたのは、トルルとオーライリ。
彼女たちは、最初、自分たちも手伝いたいと言ってくれたのだが、今回は私が遠慮した。今回のちょっとしたサプライズ演出のためにも、事前に料理を見せたくなかったためだ。
それでも若干早めにやってきてくれたふたりだが、緑が綺麗と言いながらも、机の上の可愛らしいお菓子に目が釘付けだ。
黒塗りと朱塗りの2段のボックスを使って立体的に並べられたお菓子と軽食は、全て一口サイズのフィンガーフードで統一。色合いにもかなり気を使い、ベリーや色鮮やかな野菜を取り入れて、目にも鮮やかになるよう気を使った。
今日の料理は、ワンスプーン、プティフール、ピンチョスといった、気軽に手でつまんで食べられる大きさの料理で統一してある。
これならならば、行儀やマナーを気にする必要もなく、気軽に手をつけやすいだろう。
続いてやってきたライアン、ザイク、モーラも、赤と黒で統一した食器とそこに並べられた可愛らしい大きさの美しい料理に興味津々だ。
そして、最後にクローナ嬢がやってきた。
「お招きありがとう。私の席はどこかしら?」
相変わらず、高飛車な感じの物言いだが、別に彼女は怒っているわけでも、私たちを蔑んでいるわけでもないことは、オーライリの説明で分かっているので、皆和やかに挨拶して、席に着いた。
ソーヤとセーヤはそつなく皆を席へと導き、最初のお茶をサーブする。
私は主催者なので、一応最初に挨拶をすることにした。
「本日は、仲の良いお友達と楽しく語らうことを目的としたお茶会です。
魔法学校の学生同士、楽しくおしゃべりしましょう」
そして、皆の前に横長の皿に美しく盛り付けられた、串に刺した料理とスプーンに乗った料理が幾つか、一口サイズの先付け風に運ばれた。
「ああ、これ、この香り〝モモーム茸〟じゃないか!これ、香りもいいけど味も最高なんだよ!」
ライアンが串に刺さったキノコと卵と鶏ひき肉を使った〝モモーム茸の松風焼き風〟の串を振り回さんばかりにして、喜んでいる。
びっくりする周囲に、自慢げにその美味しさを説明するライアン。
「僕の住んでいる地域は山の多いところで、色々なキノコが取れるんだけど、その中でもこの〝モモーム茸〟は一番美味しいって言われてたんだ。あまり日持ちがしないから、他の地域の人は知らないだろうけど、本当に煮ても焼いても最高さ!」
促されて口にした皆も、その美味しさを褒め称えた。
「これ、本当に美味しいし、不思議だけどいい香りがするね」
「この取り合わせもいいのね。食感も楽しいわ」
「これ、もっと食べたい!」
一口しかないことに不満さえ出る好評に、地元の食材を褒められたライアンは有頂天だ。
クローナ嬢も初めての味だったらしく、とても美味しそうに食べている。
「不思議な香りのキノコね。一口だけなのに、本当に濃厚な味」
(よしよし、最初から好感触)
私は心の中でガッツポーズをしながら、皆の様子を観察する。
続いて話し始めたのは私と同じくらい背の小さい獣人の学生モーラ。可愛らしい猫のような耳を持っているが、それ以外は人となんら変わらない可愛らしい少女だ。
「この透明なのに入っているの〝セッコ蟹〟の身ダァ。わぁ、懐かしいなぁ、おいしいなぁ」
モーラはとろけそうな顔で、大事そうに食べてから、皆に説明してくれた。
「私の住んでいたのは河沿いの町だったんだけど、その河でこの〝セッコ蟹〟が獲れるの。お祝いの時には必ず食べるし、身が詰まっていて、味があって、本当に美味しいのよ」
これも、とても美味しい食材だが、町の外まで流通させるほどの量は獲れないため、地元の人だけが楽しむご馳走だという。
「蟹って美味しいのね。初めて食べたわ」
「モーラはうまいもの食べてたんだな。これ好きだよ、いいね」
「この周りの透明なのも美味しいね。この身によく合ってる」
こちらは〝セッコ蟹のコンソメゼリー寄せ〟をスプーンで一口に食べて頂く趣向だ。
モーラの住む町は獣人が多く住む地域で、昔は迫害にあっていた獣人たちがひっそりと暮らしていたそうだ。
「でも、シド帝国は獣人を差別したりしなかった。こうして学校にも入れてくれるしね。今は、人と一緒に仲良く暮らせる町になったんだ」
モーラの言葉に、みんな誇らしげだ。シド帝国は、少数民族を束ねて成長した国家の成り立ちから、帝国と敵対しない者を迫害したりはしない。それは、ひどい扱いを受けたことのあるモーラたちのような民族には、本当に安心できる国といえた。
「モーラさんは、シド帝国はいい国だと思ってくれているのね」
クローナ嬢が嬉しそうに微笑んでいる。
「ええ、最高ですよ!」
モーラもいい笑顔だ。
「この〝セッコ蟹〟と言ったかしら。美味しい、本当に美味しいわ」
2人のやりとりに、周りのみんなもほっこりした表情だ。
(よしよし、掴みはいいね!)
あまり例がないらしい庶民と貴族の混在する今回のお茶会のために、学校内の庭園にある広めの東屋を借りることにした。借りたと言っても、ここは普段から特に許可を取らなくても使える場所なのだが、大量の食器や料理を持ち込んで準備する時間もあり、その間貸し切ってしまうので、一応チェット・モートさん経由で、学校側からの承認は取ることにした。
(まぁ、モートさんは、私のすることには何でもホイホイ許可を出してくれるんだけどね)
魔法学校の広大な敷地には、自然にあふれた森や大きな池、貴族の屋敷のように整えられた庭園、色々な植物を育てている温室に運動もできる広大な芝生など、とても緑が多い。
今回の東屋のある庭園は小さめだが、貴族たちも時にお茶をする美しい建物で、今回のような小規模なお茶会にはうってつけだった。
なんでも、ここの景色を気に入ったとある貴族のご令嬢が、自分のお茶会のために私財を投じて十数年前に作らせたのだそうだ。少し古くなってきてはいるが、まだまだ味のある素敵な建物だと思う。
今の季節は、風も気持ちよく緑が美しい季節なので、とても気持ちの良い場所だ。
「いい風だね」
大きく伸びをしながらやってきたのは、トルルとオーライリ。
彼女たちは、最初、自分たちも手伝いたいと言ってくれたのだが、今回は私が遠慮した。今回のちょっとしたサプライズ演出のためにも、事前に料理を見せたくなかったためだ。
それでも若干早めにやってきてくれたふたりだが、緑が綺麗と言いながらも、机の上の可愛らしいお菓子に目が釘付けだ。
黒塗りと朱塗りの2段のボックスを使って立体的に並べられたお菓子と軽食は、全て一口サイズのフィンガーフードで統一。色合いにもかなり気を使い、ベリーや色鮮やかな野菜を取り入れて、目にも鮮やかになるよう気を使った。
今日の料理は、ワンスプーン、プティフール、ピンチョスといった、気軽に手でつまんで食べられる大きさの料理で統一してある。
これならならば、行儀やマナーを気にする必要もなく、気軽に手をつけやすいだろう。
続いてやってきたライアン、ザイク、モーラも、赤と黒で統一した食器とそこに並べられた可愛らしい大きさの美しい料理に興味津々だ。
そして、最後にクローナ嬢がやってきた。
「お招きありがとう。私の席はどこかしら?」
相変わらず、高飛車な感じの物言いだが、別に彼女は怒っているわけでも、私たちを蔑んでいるわけでもないことは、オーライリの説明で分かっているので、皆和やかに挨拶して、席に着いた。
ソーヤとセーヤはそつなく皆を席へと導き、最初のお茶をサーブする。
私は主催者なので、一応最初に挨拶をすることにした。
「本日は、仲の良いお友達と楽しく語らうことを目的としたお茶会です。
魔法学校の学生同士、楽しくおしゃべりしましょう」
そして、皆の前に横長の皿に美しく盛り付けられた、串に刺した料理とスプーンに乗った料理が幾つか、一口サイズの先付け風に運ばれた。
「ああ、これ、この香り〝モモーム茸〟じゃないか!これ、香りもいいけど味も最高なんだよ!」
ライアンが串に刺さったキノコと卵と鶏ひき肉を使った〝モモーム茸の松風焼き風〟の串を振り回さんばかりにして、喜んでいる。
びっくりする周囲に、自慢げにその美味しさを説明するライアン。
「僕の住んでいる地域は山の多いところで、色々なキノコが取れるんだけど、その中でもこの〝モモーム茸〟は一番美味しいって言われてたんだ。あまり日持ちがしないから、他の地域の人は知らないだろうけど、本当に煮ても焼いても最高さ!」
促されて口にした皆も、その美味しさを褒め称えた。
「これ、本当に美味しいし、不思議だけどいい香りがするね」
「この取り合わせもいいのね。食感も楽しいわ」
「これ、もっと食べたい!」
一口しかないことに不満さえ出る好評に、地元の食材を褒められたライアンは有頂天だ。
クローナ嬢も初めての味だったらしく、とても美味しそうに食べている。
「不思議な香りのキノコね。一口だけなのに、本当に濃厚な味」
(よしよし、最初から好感触)
私は心の中でガッツポーズをしながら、皆の様子を観察する。
続いて話し始めたのは私と同じくらい背の小さい獣人の学生モーラ。可愛らしい猫のような耳を持っているが、それ以外は人となんら変わらない可愛らしい少女だ。
「この透明なのに入っているの〝セッコ蟹〟の身ダァ。わぁ、懐かしいなぁ、おいしいなぁ」
モーラはとろけそうな顔で、大事そうに食べてから、皆に説明してくれた。
「私の住んでいたのは河沿いの町だったんだけど、その河でこの〝セッコ蟹〟が獲れるの。お祝いの時には必ず食べるし、身が詰まっていて、味があって、本当に美味しいのよ」
これも、とても美味しい食材だが、町の外まで流通させるほどの量は獲れないため、地元の人だけが楽しむご馳走だという。
「蟹って美味しいのね。初めて食べたわ」
「モーラはうまいもの食べてたんだな。これ好きだよ、いいね」
「この周りの透明なのも美味しいね。この身によく合ってる」
こちらは〝セッコ蟹のコンソメゼリー寄せ〟をスプーンで一口に食べて頂く趣向だ。
モーラの住む町は獣人が多く住む地域で、昔は迫害にあっていた獣人たちがひっそりと暮らしていたそうだ。
「でも、シド帝国は獣人を差別したりしなかった。こうして学校にも入れてくれるしね。今は、人と一緒に仲良く暮らせる町になったんだ」
モーラの言葉に、みんな誇らしげだ。シド帝国は、少数民族を束ねて成長した国家の成り立ちから、帝国と敵対しない者を迫害したりはしない。それは、ひどい扱いを受けたことのあるモーラたちのような民族には、本当に安心できる国といえた。
「モーラさんは、シド帝国はいい国だと思ってくれているのね」
クローナ嬢が嬉しそうに微笑んでいる。
「ええ、最高ですよ!」
モーラもいい笑顔だ。
「この〝セッコ蟹〟と言ったかしら。美味しい、本当に美味しいわ」
2人のやりとりに、周りのみんなもほっこりした表情だ。
(よしよし、掴みはいいね!)
306
お気に入りに追加
13,163
あなたにおすすめの小説

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。
下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。
ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。
小説家になろう様でも投稿しています。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。