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2 海の国の聖人候補
358 カカオの誘惑
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358
私の菓子店は、パレスの目抜き通りである〝凱旋の馬車道〟に出店することになった。
こちらの要望を伝えた物件は、既にサイデム商会がきっちり最高の場所を押えてくれている。
(でも、おじさま〝甘美な箱〟亭から2ブロックしか離れてない物件をワザと押えましたよね。あからさまに対抗してません?)
菓子店の名は〝カカオの誘惑〟と決まった。
この店はチョコレート専門店として開店する。
恐れ多いことだが、なんとこの名前は、先の約束の通りリアーナ皇后陛下が、私の作ったチョコレート菓子を試食した上で、つけて下さった。
看板にもリアーナ皇后陛下のサインが刻み込まれているため、皇室御用達の店として認知されるだろう。
「この何処か遠くへ誘われるような、滑るような口どけと濃厚な香り……苦くて甘い、こんな不思議で蠱惑的な味の菓子があったとは、素晴らしい驚きだ。まったくもって生意気な菓子であることよ」
後日、ドール侯爵邸に御礼のご挨拶に伺った私に、ルミナーレ様は〝皇后陛下はそう仰って楽しげに召し上がられていました〟と、私より嬉しそうに伝えてくれた。そして、アリーシア様を始め、ご家族全員大変チョコレートが気に入ったので、定期的に届けて欲しいと依頼を受けた。
もちろん、そうするつもりだ。今回もそうだがドール家の方々には本当によくしてもらっているのだから。
皇宮というところは、なかなか手続きの面倒な場所で、何かしようとすると色々と時間のかかる規則やしきたりが多い。
だが、ルミナーレ様のお力で今回はそれを回避できた。
皇族とも縁続きである侯爵家は、数少ない先触れを必要とせず直接皇宮に上がれるお家柄。だから下々の私とは違い、最速でリアーナ様の元へ完成したばかりのチョコレートを届けることが可能だったのだ。
今回、ルミナーレ様は率先して私に連絡を下さり、橋渡し役を請け負うと申し出て下さった。おかげでその日のうちに、皇后陛下からご連絡を頂け、店に看板をつけることができたのだ。
(タガローサもさすがに侯爵家にちょっかいは出せないよね。最速なだけじゃなく一番安全確実だったよね)
さて店の方だが、店舗の外装内装ともチョコレート・カラーをベースに、ポイントで金の装飾をあしらい、シックな中にもゴージャス感漂う雰囲気に作り上げた。
全体に高級感を重視したのは、この店が基本予約制で、貴族階級の方専用と決めたからだ。
そういう高価格帯でしか、まだ販売できないという原材料の事情もあるし、まだ私の魔法農園しかカカオの供給源がない現状では、カカオは希少な素材だ。街の皆さんが気軽に買えるような気やすいチョコレートへの道は、かなり遠いと言わざるを得ない。
おじさまに相談したところ、そう言う状況ならば、暫くは希少価値の高い限定品として販売し、認知度を高めながら職人の技術を磨くことを優先したほうがいいだろう、とアドバイスをもらった。
「何もかも、一気にやろうとするな。
お前の目標が、貴賎なくすべての人々が食べられることなのは分かっているが、急ぎ過ぎればほころびも起きやすいのだ。
商品には、それぞれの質に合った広がる速度がある。
チョコレートは嗜好品だ。そんなに焦って普及させる必要のあるものじゃないだろう。じっくり考え研究しながら、質の高いものを徐々に広めていけばいいことだとは思わないか?」
おじさまのいう通り、カカオの供給が安定しないまま無理に拡散すれば、必ず質の悪いまがい物が出たり、おかしなレシピのものが売られたりして、結局市場でのチョコレートの価値を下げてしまう可能性が高い。
「みんなに美味しいものを食べさせたい気持ちはわかるが、急ぐなよ。そんな必要はないんだ……。お前は生きてる。まだまだ、仕事は長く続いていくんだからな」
その言葉にはきっと、若くして志半ばで亡くなったメイロードの両親への追悼の気持ちが詰まっているのだろう。
私はおじさまの諭すような忠告に従い、この店を超高級チョコレート専門店として開店すると決めた。
なので、店の前に行列を作るような開店の〝振る舞い〟もせず、目立った宣伝活動も行わないまま、至極落ち着いた雰囲気の開店となった。
本来なら開店当日は菓子や飲み物を振舞ったり、大道芸人を使って店前に人を集めたりと、華々しくも騒々しい企画がいろいろあるのだが、レセプション・パーティーも開店後に改めて行うことになっているので開店当日にもかかわらず、ごく普通に通常営業でスタートを切った。
今回のレセプション、リアーナ皇后陛下がいらっしゃる気満々だし、ドール侯爵家の方々もフル参加であることが、すでに社交界での噂になっていた。そのせいなのだろう、小さな菓子店の開店記念パーティーなのに、多くの上級貴族の皆様からサイデム商会へ招待状を出してくれるよう打診が来ているという注目度の高さだ。正妃様がいらっしゃるのに店であまり小規模にするわけにもいかず、準備が追いつかなかっただけだが、結果として後日としたのは正解だったと思う。
ともあれ、話題性に支えられ、すべての商品はその日のうちにほぼ完売。不自然にならない程度の流通しかできないこともあり、供給量は限られる。そのため喫茶室の予約は一週間前、商品の予約は十日前までしか取れないこの店、来週の分の予約は既に抽選待ちになった。
人気が過ぎると心配される転売についてだが、これについては貴族相手なので、さすがにその対策は必要ないだろう。
(だが用心のため、仕掛けはしてあるけどね)
気合いを入れて美しく作ったチョコレートの箱には、購入日の日付とシリアル・ナンバーを金文字で入れるという、高級感を出しつつ購入者が特定しやすい細工済み。転売が発覚したら、当然出禁となる。
ありがたいことに〝皇后陛下のお認めになった店〟というご威光があるため、無理を通そうとするような者はさすがにおらず、わがままな人も多い貴族相手の店にしては、概ね問題なく営業は行われている。
そして……虎視眈々といちゃもんをつけるチャンスを狙っていたあちらサイドは、こちらの店がまったく〝甘美な箱〟亭の商品と抵触しない新食材で店を出したため、いくらタガローサが圧力をかけても、役所もそして彼自身も、この店の営業に対しては、結局何も言えずに終わった。
その上、パレス随一の商人を標榜しているタガローサ宛には、当然評判のチョコレートを食べたい、用意しろ、という貴族からの注文が山のように来てしまったようで、対処のしようがない彼は、頭を抱えているらしい。
タガローサがおじさまに頭を下げて、チョコレートの原料を譲ってほしい、などと言ってくるはずもなく、また言われたところでそんな余剰分もない。しかも今回は向こうが最初に喧嘩を売ってきているのだ。さすがに向こうも、うちが取引に応じることなどないと思っているだろう。
イスの例もあったので、追い詰められたタガローサが、またおかしなことをしないように、一応ソーヤを貼り付けてあるが、いまはただひたすらキーキーとヒステリックに怒鳴る日々らしい。
ちなみに、今の〝カカオの誘惑〟亭の商品は、すべて私の〝生産の陣〟から供給している。
現在、イスから呼んだマルコとロッコを講師として、チョコレート菓子の生産を行う職人を秘密裏に訓練中なので、なるべく素材のチョコレートはそちらに回すようにしているのだ。きっと、近いうちに彼らが商品を作れるようになるだろう。
店の経理や運営については、サイデム商会に委託した。私の名前は、限られた人しか知らぬまま〝カカオの誘惑〟は運営されていくので、ほとんどの人は〝サイデム商会の店〟だと思うだろうし、それでいい。
パレスにまで、これ以上〝メイロード・マリス〟の名前が広がるなど、御免被る。
そんなことを考えつつ、陣を開いて大量のチョコレート菓子の生産をしていたとき、突然ソーヤから《念話》が来た。
〔メイロードさま、バカがまた同じことをしようとしているようですが……どう致しましょう?〕
懲りない男は、やっぱりまた何かする気らしい。
私はため息をついて、割烹着を脱ぎ、三角巾を外すと、急いで移動を開始した。
私の菓子店は、パレスの目抜き通りである〝凱旋の馬車道〟に出店することになった。
こちらの要望を伝えた物件は、既にサイデム商会がきっちり最高の場所を押えてくれている。
(でも、おじさま〝甘美な箱〟亭から2ブロックしか離れてない物件をワザと押えましたよね。あからさまに対抗してません?)
菓子店の名は〝カカオの誘惑〟と決まった。
この店はチョコレート専門店として開店する。
恐れ多いことだが、なんとこの名前は、先の約束の通りリアーナ皇后陛下が、私の作ったチョコレート菓子を試食した上で、つけて下さった。
看板にもリアーナ皇后陛下のサインが刻み込まれているため、皇室御用達の店として認知されるだろう。
「この何処か遠くへ誘われるような、滑るような口どけと濃厚な香り……苦くて甘い、こんな不思議で蠱惑的な味の菓子があったとは、素晴らしい驚きだ。まったくもって生意気な菓子であることよ」
後日、ドール侯爵邸に御礼のご挨拶に伺った私に、ルミナーレ様は〝皇后陛下はそう仰って楽しげに召し上がられていました〟と、私より嬉しそうに伝えてくれた。そして、アリーシア様を始め、ご家族全員大変チョコレートが気に入ったので、定期的に届けて欲しいと依頼を受けた。
もちろん、そうするつもりだ。今回もそうだがドール家の方々には本当によくしてもらっているのだから。
皇宮というところは、なかなか手続きの面倒な場所で、何かしようとすると色々と時間のかかる規則やしきたりが多い。
だが、ルミナーレ様のお力で今回はそれを回避できた。
皇族とも縁続きである侯爵家は、数少ない先触れを必要とせず直接皇宮に上がれるお家柄。だから下々の私とは違い、最速でリアーナ様の元へ完成したばかりのチョコレートを届けることが可能だったのだ。
今回、ルミナーレ様は率先して私に連絡を下さり、橋渡し役を請け負うと申し出て下さった。おかげでその日のうちに、皇后陛下からご連絡を頂け、店に看板をつけることができたのだ。
(タガローサもさすがに侯爵家にちょっかいは出せないよね。最速なだけじゃなく一番安全確実だったよね)
さて店の方だが、店舗の外装内装ともチョコレート・カラーをベースに、ポイントで金の装飾をあしらい、シックな中にもゴージャス感漂う雰囲気に作り上げた。
全体に高級感を重視したのは、この店が基本予約制で、貴族階級の方専用と決めたからだ。
そういう高価格帯でしか、まだ販売できないという原材料の事情もあるし、まだ私の魔法農園しかカカオの供給源がない現状では、カカオは希少な素材だ。街の皆さんが気軽に買えるような気やすいチョコレートへの道は、かなり遠いと言わざるを得ない。
おじさまに相談したところ、そう言う状況ならば、暫くは希少価値の高い限定品として販売し、認知度を高めながら職人の技術を磨くことを優先したほうがいいだろう、とアドバイスをもらった。
「何もかも、一気にやろうとするな。
お前の目標が、貴賎なくすべての人々が食べられることなのは分かっているが、急ぎ過ぎればほころびも起きやすいのだ。
商品には、それぞれの質に合った広がる速度がある。
チョコレートは嗜好品だ。そんなに焦って普及させる必要のあるものじゃないだろう。じっくり考え研究しながら、質の高いものを徐々に広めていけばいいことだとは思わないか?」
おじさまのいう通り、カカオの供給が安定しないまま無理に拡散すれば、必ず質の悪いまがい物が出たり、おかしなレシピのものが売られたりして、結局市場でのチョコレートの価値を下げてしまう可能性が高い。
「みんなに美味しいものを食べさせたい気持ちはわかるが、急ぐなよ。そんな必要はないんだ……。お前は生きてる。まだまだ、仕事は長く続いていくんだからな」
その言葉にはきっと、若くして志半ばで亡くなったメイロードの両親への追悼の気持ちが詰まっているのだろう。
私はおじさまの諭すような忠告に従い、この店を超高級チョコレート専門店として開店すると決めた。
なので、店の前に行列を作るような開店の〝振る舞い〟もせず、目立った宣伝活動も行わないまま、至極落ち着いた雰囲気の開店となった。
本来なら開店当日は菓子や飲み物を振舞ったり、大道芸人を使って店前に人を集めたりと、華々しくも騒々しい企画がいろいろあるのだが、レセプション・パーティーも開店後に改めて行うことになっているので開店当日にもかかわらず、ごく普通に通常営業でスタートを切った。
今回のレセプション、リアーナ皇后陛下がいらっしゃる気満々だし、ドール侯爵家の方々もフル参加であることが、すでに社交界での噂になっていた。そのせいなのだろう、小さな菓子店の開店記念パーティーなのに、多くの上級貴族の皆様からサイデム商会へ招待状を出してくれるよう打診が来ているという注目度の高さだ。正妃様がいらっしゃるのに店であまり小規模にするわけにもいかず、準備が追いつかなかっただけだが、結果として後日としたのは正解だったと思う。
ともあれ、話題性に支えられ、すべての商品はその日のうちにほぼ完売。不自然にならない程度の流通しかできないこともあり、供給量は限られる。そのため喫茶室の予約は一週間前、商品の予約は十日前までしか取れないこの店、来週の分の予約は既に抽選待ちになった。
人気が過ぎると心配される転売についてだが、これについては貴族相手なので、さすがにその対策は必要ないだろう。
(だが用心のため、仕掛けはしてあるけどね)
気合いを入れて美しく作ったチョコレートの箱には、購入日の日付とシリアル・ナンバーを金文字で入れるという、高級感を出しつつ購入者が特定しやすい細工済み。転売が発覚したら、当然出禁となる。
ありがたいことに〝皇后陛下のお認めになった店〟というご威光があるため、無理を通そうとするような者はさすがにおらず、わがままな人も多い貴族相手の店にしては、概ね問題なく営業は行われている。
そして……虎視眈々といちゃもんをつけるチャンスを狙っていたあちらサイドは、こちらの店がまったく〝甘美な箱〟亭の商品と抵触しない新食材で店を出したため、いくらタガローサが圧力をかけても、役所もそして彼自身も、この店の営業に対しては、結局何も言えずに終わった。
その上、パレス随一の商人を標榜しているタガローサ宛には、当然評判のチョコレートを食べたい、用意しろ、という貴族からの注文が山のように来てしまったようで、対処のしようがない彼は、頭を抱えているらしい。
タガローサがおじさまに頭を下げて、チョコレートの原料を譲ってほしい、などと言ってくるはずもなく、また言われたところでそんな余剰分もない。しかも今回は向こうが最初に喧嘩を売ってきているのだ。さすがに向こうも、うちが取引に応じることなどないと思っているだろう。
イスの例もあったので、追い詰められたタガローサが、またおかしなことをしないように、一応ソーヤを貼り付けてあるが、いまはただひたすらキーキーとヒステリックに怒鳴る日々らしい。
ちなみに、今の〝カカオの誘惑〟亭の商品は、すべて私の〝生産の陣〟から供給している。
現在、イスから呼んだマルコとロッコを講師として、チョコレート菓子の生産を行う職人を秘密裏に訓練中なので、なるべく素材のチョコレートはそちらに回すようにしているのだ。きっと、近いうちに彼らが商品を作れるようになるだろう。
店の経理や運営については、サイデム商会に委託した。私の名前は、限られた人しか知らぬまま〝カカオの誘惑〟は運営されていくので、ほとんどの人は〝サイデム商会の店〟だと思うだろうし、それでいい。
パレスにまで、これ以上〝メイロード・マリス〟の名前が広がるなど、御免被る。
そんなことを考えつつ、陣を開いて大量のチョコレート菓子の生産をしていたとき、突然ソーヤから《念話》が来た。
〔メイロードさま、バカがまた同じことをしようとしているようですが……どう致しましょう?〕
懲りない男は、やっぱりまた何かする気らしい。
私はため息をついて、割烹着を脱ぎ、三角巾を外すと、急いで移動を開始した。
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