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2 海の国の聖人候補
338 ラキ冒険者ギルドにて
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338
ラキの冒険者ギルドは、こじんまりとした小さな建物だった。
遠い昔〝爆砂〟のあるダンジョンがまだ使い物になった時代には、もっと大きな建物だったそうだが、今ではかなり規模を縮小したらしい。
中に入ればそれなりの数の冒険者がいたが、彼らの目的はあのダンジョン以外のようで、熱心に依頼の貼られた掲示板を見たり、窓口で相談したりしている。
一番目立つところに貼られている額縁入りの〝ラキ東南新ダンジョン攻略者募集〟の依頼票からは、皆目を逸らし、見ようともしていない。
(冒険者にここまで、避けられてるって……)
私はちょっと呆れながら、受付カウンターの女性に紹介状と冒険者ギルドの身分証を提示した。
受付の女性は、とても可愛らしい方で、愛想よく丁寧に対応してくれ、すぐ私とセーヤ・ソーヤ、エジン先生そしてセイリュウを応接室へ案内してくれた。
応接室といっても、かなり古びた設えで、ここでも街の窮状が見て取れる。建物はどこも立派なのだが、調度品に回すようなお金はあまりなさそうな感じだ。
「冒険者ギルドは、広く色々な依頼に対応しているから、比較的不況の影響を受けにくいはずなんだけど、それでも新ダンジョンの攻略失速で、全体に士気が下がっている感は否めないね」
先ほどの1階の様子を観察していたエジン先生が言う。
私も同意見だ。期待が大きかっただけに、その悪評は冒険者たち全体の士気まで下げてしまっているように見えた。
やがて、秘書の女性を伴って、当地の冒険者ギルド幹事であるオノンダさんが現れた。
「遠いところ、ご足労でございます。
シド帝国の1級冒険者の方に攻略がお願いできますとは、本当にありがたいことでございます!!」
「いや、あのですね……」
「今や新ダンジョンは、冒険者たちの攻略の対象外とされてしまいまして、全く動きがない状況なのでございます。ご領主様からも、きつく攻略希望者を集めるようお達しがございまして、努力しておりますが、今はもう……」
この辺りからオノンダさん完全に涙目。
どうやら、事前情報以上の恐れられっぷりのようだ。その情報が大陸まで伝播してしまい、広く依頼を出しても、どこも呼応してくれない状況のまま、もう2週間以上誰もアタックしていないという。
「当地の財政状況から考えてギリギリまで報奨金も積んでいるのですが、それでも反応は鈍く、有力な攻略可能と思われる冒険者は現れておりません。どうかお願い致します、是非、是非とも少しでも攻略の糸口を掴んで頂きたく!!」
まぁ、いつものことだけど、思いっきりセイリュウの方を向いて熱弁を振るうオノンダ幹事。
しかも、攻略志願の冒険者扱いだし……
セイリュウも〝またか〟という顔で、面倒くさげに対応する。
「1級冒険者の身分証をよく見なさい。それはここにいるメイロード・マリスのものだろう。
私は彼女の付き添いに過ぎないよ。彼女が行くというなら付き添うつもりだけど、決めるのはこの子さ」
セイリュウの指差した先の私を見て、ポカンとするオノンダさん。これも、見慣れた景色だ。
私は苦笑いをしながら、話を進める。
「私が難しいダンジョンを攻略したことがあるのは事実ですが、それはあくまで有能な仲間が手伝ってくれたからです。今日こちらに参りましたのも、ダンジョンに挑むというより、現場の最新情報をお伺いしたかっただけなのですけれど……」
慌ててギルドカードを見直し、今度はコメツキバッタのように何度も頭を下げるオノンダさん。
「素晴らしい実績をお持ちの方なので、丁重に、どこまでも丁重に対応をお願いしたい……とアーセル様からの紹介状にございましたので、てっきり名のある方が攻略に来て下さったのだとばかり……」
露骨に落胆の色を示し、肩をガックリと落としたまま、オノンダ幹事は椅子に深く腰掛けた。
(全く!アーセル幹事、どんな紹介状を書いたんだろう?)
「気を持たせて申し訳ありません。
ところで、確か〝ネオ・パクー〟という危険な魔物が1階層から出現しているというお話を聞いたのですが、このような爆発系の魔物が出るということは、このダンジョンに〝爆砂〟があると考えていいのでしょうか?」
よっぽど強く〝丁重に〟と書かれていたのか、落胆を滲ませながらもオノンダ幹事は丁寧に対応してくれた。
「〝パクー〟が〝爆砂〟の守り手とされている魔物であることは確かです。
ですが、過去そうであったからといって、かなり状況の異なるこのダンジョンですから、絶対とは申せません。それに〝ネオ・パクー〟は従来の魔物とは亜種とはいえ、全く生態が異なります。
あれが守っているのが〝爆砂〟なのかどうか、実際に確かめるまで分かりません。
もしかしたら少量しかない可能性もありますし、全くないという残念な事態もないとは言えません。〝爆砂〟が大量にあることが確実ならば、それこそもっと多くの冒険者が挑んでくれるのでしょうが……」
つまり、可能性は感じさせるものの決定的な証拠は何もなし。
だが、ないとも言い切れないし、大量にある可能性もなくはない、ということのようだ。
「1階層を見るだけでもいいですか?行けそうならもう少し進んでみますが……」
私の言葉に本日2度目のポカン顔をするオノンダ幹事。
「もう入って見るしか、正確な情報を得られそうにないので、取り敢えず入ってはみます。でも、期待はしないで下さい」
私の言葉にブンブンと頷くオノンダ幹事。
〝こんな子供に大丈夫なのか?〟
という言葉が顔にあからさまに出ているが、それでも、攻略に動いてくれるというだけで嬉しい様子だ。
「ご心配には及びません。私のチームは優秀です」
彼を安心させるためにそういうと、依頼を受ける手続きのため席を立った。
「よ、よき冒険を!」
冒険に向かう人への常套句を告げるオノンダ幹事に私は微笑んで会釈し、部屋を出た。
ラキの冒険者ギルドは、こじんまりとした小さな建物だった。
遠い昔〝爆砂〟のあるダンジョンがまだ使い物になった時代には、もっと大きな建物だったそうだが、今ではかなり規模を縮小したらしい。
中に入ればそれなりの数の冒険者がいたが、彼らの目的はあのダンジョン以外のようで、熱心に依頼の貼られた掲示板を見たり、窓口で相談したりしている。
一番目立つところに貼られている額縁入りの〝ラキ東南新ダンジョン攻略者募集〟の依頼票からは、皆目を逸らし、見ようともしていない。
(冒険者にここまで、避けられてるって……)
私はちょっと呆れながら、受付カウンターの女性に紹介状と冒険者ギルドの身分証を提示した。
受付の女性は、とても可愛らしい方で、愛想よく丁寧に対応してくれ、すぐ私とセーヤ・ソーヤ、エジン先生そしてセイリュウを応接室へ案内してくれた。
応接室といっても、かなり古びた設えで、ここでも街の窮状が見て取れる。建物はどこも立派なのだが、調度品に回すようなお金はあまりなさそうな感じだ。
「冒険者ギルドは、広く色々な依頼に対応しているから、比較的不況の影響を受けにくいはずなんだけど、それでも新ダンジョンの攻略失速で、全体に士気が下がっている感は否めないね」
先ほどの1階の様子を観察していたエジン先生が言う。
私も同意見だ。期待が大きかっただけに、その悪評は冒険者たち全体の士気まで下げてしまっているように見えた。
やがて、秘書の女性を伴って、当地の冒険者ギルド幹事であるオノンダさんが現れた。
「遠いところ、ご足労でございます。
シド帝国の1級冒険者の方に攻略がお願いできますとは、本当にありがたいことでございます!!」
「いや、あのですね……」
「今や新ダンジョンは、冒険者たちの攻略の対象外とされてしまいまして、全く動きがない状況なのでございます。ご領主様からも、きつく攻略希望者を集めるようお達しがございまして、努力しておりますが、今はもう……」
この辺りからオノンダさん完全に涙目。
どうやら、事前情報以上の恐れられっぷりのようだ。その情報が大陸まで伝播してしまい、広く依頼を出しても、どこも呼応してくれない状況のまま、もう2週間以上誰もアタックしていないという。
「当地の財政状況から考えてギリギリまで報奨金も積んでいるのですが、それでも反応は鈍く、有力な攻略可能と思われる冒険者は現れておりません。どうかお願い致します、是非、是非とも少しでも攻略の糸口を掴んで頂きたく!!」
まぁ、いつものことだけど、思いっきりセイリュウの方を向いて熱弁を振るうオノンダ幹事。
しかも、攻略志願の冒険者扱いだし……
セイリュウも〝またか〟という顔で、面倒くさげに対応する。
「1級冒険者の身分証をよく見なさい。それはここにいるメイロード・マリスのものだろう。
私は彼女の付き添いに過ぎないよ。彼女が行くというなら付き添うつもりだけど、決めるのはこの子さ」
セイリュウの指差した先の私を見て、ポカンとするオノンダさん。これも、見慣れた景色だ。
私は苦笑いをしながら、話を進める。
「私が難しいダンジョンを攻略したことがあるのは事実ですが、それはあくまで有能な仲間が手伝ってくれたからです。今日こちらに参りましたのも、ダンジョンに挑むというより、現場の最新情報をお伺いしたかっただけなのですけれど……」
慌ててギルドカードを見直し、今度はコメツキバッタのように何度も頭を下げるオノンダさん。
「素晴らしい実績をお持ちの方なので、丁重に、どこまでも丁重に対応をお願いしたい……とアーセル様からの紹介状にございましたので、てっきり名のある方が攻略に来て下さったのだとばかり……」
露骨に落胆の色を示し、肩をガックリと落としたまま、オノンダ幹事は椅子に深く腰掛けた。
(全く!アーセル幹事、どんな紹介状を書いたんだろう?)
「気を持たせて申し訳ありません。
ところで、確か〝ネオ・パクー〟という危険な魔物が1階層から出現しているというお話を聞いたのですが、このような爆発系の魔物が出るということは、このダンジョンに〝爆砂〟があると考えていいのでしょうか?」
よっぽど強く〝丁重に〟と書かれていたのか、落胆を滲ませながらもオノンダ幹事は丁寧に対応してくれた。
「〝パクー〟が〝爆砂〟の守り手とされている魔物であることは確かです。
ですが、過去そうであったからといって、かなり状況の異なるこのダンジョンですから、絶対とは申せません。それに〝ネオ・パクー〟は従来の魔物とは亜種とはいえ、全く生態が異なります。
あれが守っているのが〝爆砂〟なのかどうか、実際に確かめるまで分かりません。
もしかしたら少量しかない可能性もありますし、全くないという残念な事態もないとは言えません。〝爆砂〟が大量にあることが確実ならば、それこそもっと多くの冒険者が挑んでくれるのでしょうが……」
つまり、可能性は感じさせるものの決定的な証拠は何もなし。
だが、ないとも言い切れないし、大量にある可能性もなくはない、ということのようだ。
「1階層を見るだけでもいいですか?行けそうならもう少し進んでみますが……」
私の言葉に本日2度目のポカン顔をするオノンダ幹事。
「もう入って見るしか、正確な情報を得られそうにないので、取り敢えず入ってはみます。でも、期待はしないで下さい」
私の言葉にブンブンと頷くオノンダ幹事。
〝こんな子供に大丈夫なのか?〟
という言葉が顔にあからさまに出ているが、それでも、攻略に動いてくれるというだけで嬉しい様子だ。
「ご心配には及びません。私のチームは優秀です」
彼を安心させるためにそういうと、依頼を受ける手続きのため席を立った。
「よ、よき冒険を!」
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