【短編】戦乱のこの世の中であなたに出会えた事を幸運に思う

エイシャス=ブレンダは魔女だ。

この国、この世界では魔法を扱える者は貴重な存在である。

でも彼女はその力を権力者の為には使わない。

全ては好きな人の為に。


ルーヴェリア大陸では各地で小競り合いが続いていた。

国同士手と手を取り合うまではまだまた至らず、武力を持って土地を奪い合う日々。

剣とそして魔法を駆使して戦うものの、魔法の力は何故か年々衰えていった。

その代用として使用されるのは「魔石」

魔法の力を蓄えている魔石を使わないと、人々は魔法を扱えなくなっていった。
その中で魔法を扱える者は稀有である。

血筋、家柄関係なく生まれ落ちる彼、若しくは彼女らは、「魔女」「魔力持ち」など呼ばれ、兵器として尊重された。

時として無理矢理従わされることも多々あった。

その中でエイシャスは幸運であった。

生まれや育ちは恵まれなかったが、この戦乱の中で愛する人に出会えた事は奇跡に近い。

魔女である事を知られても拘束も束縛もされず、愛する人の側にいることを許される。

それは本当に幸せだ。

ただ彼が同じ想いというかはわからない……





ハピエン、ご都合主義、両片想い大好きです。

カクヨムさんでも掲載中(^^)





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