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第三部
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ダルトワ侯爵エルネストが到着したという知らせを受けてカミーユがバルバラをつれて応接室に向かうと、彼は背の高い赤毛の青年を伴っていた。服装からして武官らしい。
「妃殿下からのお招きをいだだけるとは光栄でございます」
そう言ってから少し不思議そうな顔をする。
「今日は王太子殿下はご一緒ではないのですね」
「多忙な身ですので、後から時間が空けばおいでだと思います」
カミーユの身につけているヴェールは視覚阻害と声の響きを変える術がかけられている。普通に話しても低めの女声に聞こえるはずだ。今日はアレクが同席できなかった。だからカミーユが話す必要がある。
上手く聞き出せるかどうか自信はないけれど、バルバラから聞いた話では母上にメロメロだった侯爵家の人間は、わたしのことも無下にできないだろうというから正直に聞いたほうがいいかもしれない。
「わたしが侯爵閣下に帰国される前にもう一度お会いしたく思ったのです」
「そうでしたか。妃殿下、私のことは『エルネスト叔父さん』と呼んでいただいて構いません。いえ、むしろそうしていただきたい」
エルネストはそう言ってカミーユの反応を伺っている。
「よろしいのですか?」
「ええ。国に帰ったら一族郎党に自慢しまくりますから。シモーヌ様の御子からそう呼んでいただいたと聞いたら全員悔しがりますね」
母方の肉親とは接触がなかったから、忘れられているとさえ思っていた。たとえ母を可愛がっていたとしても、マルク王の汚名が母の名誉まで傷つけたと思っているかもしれないと。
けれど、どうやらドミニク三世が接触を禁じていたらしい。
そうやってわたしを孤立させて、あの人に頼るしかないと思わせたかったのだろうか。わたしがもし、か弱い王女であったら、あの人の側妃にと望まれれば拒むことはできなかっただろう。
「あまり大騒ぎになるのは恐ろしいですが、エルネスト叔父上とお呼びさせてください。わたしのこともぜひ、カミーユと」
カミーユがそう告げた途端、エルネストは全身を震わせて感動に浸っているようだった。
これでいいの? とバルバラに目を向けると、しれっとした顔で頷いていた。
「そういえばロラン殿下とお会いになったそうですね」
しばらくして平静を取り戻したエルネストはそう言ってから控えていた赤毛の青年に顔を向ける。
「こちらのジョエルはダルトワ領の出身で、今はロラン殿下の護衛をしています。その関係で耳にしたのです。そちらの侍女の孫に当たります」
青年が一礼する。カミーユは部屋の隅に控えていたバルバラが同じように一礼した。
「そうなのですか。わたしはあまりそうしたことに詳しくなくて。では、ダルトワ侯爵はロラン殿下とはご懇意なのですか?」
「そうですね。あの方は少々危ういところがありますので、心配ではあります」
「危うい……のですか?」
エルネストはドミニク三世のことは今も良くは思っていない口ぶりだった。ロラン王子は父と対立しているから、接点ができたのだろうか。
危うい、と言うからには、もしかしたら亡命希望のことも知っているのかもしれない。
「ロラン殿下は父君への反発心であれこれ調べていらっしゃるようでして。カミーユ様は『ディマンシュの虐殺』をご存じでしょうか」
「書物程度のことなら……」
「どうやらロラン殿下はあの事件に強く興味を引かれて、調べていらしたようです。それが父君に知られそうになったのが、『留学』を決めたきっかけだったようです」
ディマンシュという町で起きた亜人の大量虐殺事件。そう言い伝えられているけれど、詳細はあまり知られていない。
先代国王が国軍を送り込んで亜人の虐殺を命じた。それが民衆の反発を買い、暴動のきっかけになった。亜人たちもドミニクを支持した。
にもかかわらず、アレクが言うには隣国であるダイモス王国ではその事件はほとんど知られていないという。
「……どうして今さら……」
「ロラン殿下のお気に入りの亜人が、幼い頃ディマンシュに住んでいた記憶があると言っているのだそうですよ。それから親と引き離されて孤児院に放り込まれたと。調べたら該当する名前が実際住民台帳にあって、虐殺事件で殺されたことになっていたのだとか。まあ、一人二人運良く生きていることはあるでしょうが……それがわかったところでどうなるかと言ってしまえばそれだけです。深入りしてもしかたない」
カミーユは何となく察した。皆多かれ少なかれ、あの事件は何だったのかと疑念を抱いている。けれど、深入りすれば逆賊扱いされるかもしれないと口をつぐんでいるのかもしれない。
……疑惑はある。けれど深入りはできないということか。
「ロラン殿下はこの先しばらくこちらに滞在するのですから、また折を見て接触なさるでしょう。何か政治や歴史がらみの話題を振ってくるかもしれません。ですが、カミーユ様はもうシーニュの政治に関わらないほうがいい。……私はあなたが何者なのか、知っていますから」
エルネストがそう言ってわずかに口元に笑みを浮かべた。
何者なのか。この人はわたしが王女ではなく王子だと知っている?
そして、マルク王の子としてカミーユは王位を主張できる立場にあることも。
……シーニュの法では男子ならば側妃の子も王位継承権を認められる。正妃の子の次ということにはなるが。そもそも現王ドミニク三世も側妃腹だ。
だからこそ、カミーユをシーニュから遠ざけておきたいとエルネストは考えているのだろう。
「わたしも、関わるつもりはありません。ただ、ロラン殿下が何をお考えなのかは知っておきたいのです。この国に害をなすようなことであれば、王太子妃として看過できませんから」
「なるほど。ロラン殿下は良くも悪くも好奇心が強いお方だ。自分に関心を持たない父親が固執する相手に興味があったのでしょう。そして、あなたにマルク王の遺児として父の汚名を雪ぎたいという野心があるかどうかを聞きたかった……というあたりでしょうか。つまり味方になるかどうか探っているのです。乗る必要はありません」
エルネストは穏やかな口調でそう言った。
「あなたが危ない真似をしてまで汚名を雪いでも、父君もシモーヌ姉上も喜びません。あなたはこの国で妃としての務めを果たすべきです。シーニュのことは、十三年前マルク王をみすみす死なせてしまった我々が追うことなのですから。叔父として、あなたの幸せを望んでいます。だから、もうシーニュの政治に関わってはいけません」
カミーユはそう言われて、エルネストの顔をヴェールごしに見つめた。
……この人はロラン殿下の「味方」なのだ。ドミニク三世に対して何をするつもりなのかわからないけれど……。
「……わたしはいつか母の生まれた地を訪ねたいです。皆様にもお会いしたい。だからその日までどうかご健勝で」
何とか言葉にできたのはそれだけだった。王太子妃としての立場から、他国の政治に安易に関わることはできない。でも、肉親としての立場で何か言えるのはそれだけだ。
……私はまだ塔の中にいた時となんら変わっていない。できることは少ないし、何の力もない。味方も兵も持たない。
そっと持って来ていたハンカチを差し出した。バルバラに教わった侯爵家の紋を刺繍したものだ。贈った相手に【加護】を与えられるようにと。
「これをどうか、お土産に。皆様によろしくお伝えください」
そのハンカチを見たエルネストが途端に涙腺がこわれたかのように泣き出してしまって、あまりの感激ぶりにその場にいた全員が引いてしまったのだった。
「妃殿下からのお招きをいだだけるとは光栄でございます」
そう言ってから少し不思議そうな顔をする。
「今日は王太子殿下はご一緒ではないのですね」
「多忙な身ですので、後から時間が空けばおいでだと思います」
カミーユの身につけているヴェールは視覚阻害と声の響きを変える術がかけられている。普通に話しても低めの女声に聞こえるはずだ。今日はアレクが同席できなかった。だからカミーユが話す必要がある。
上手く聞き出せるかどうか自信はないけれど、バルバラから聞いた話では母上にメロメロだった侯爵家の人間は、わたしのことも無下にできないだろうというから正直に聞いたほうがいいかもしれない。
「わたしが侯爵閣下に帰国される前にもう一度お会いしたく思ったのです」
「そうでしたか。妃殿下、私のことは『エルネスト叔父さん』と呼んでいただいて構いません。いえ、むしろそうしていただきたい」
エルネストはそう言ってカミーユの反応を伺っている。
「よろしいのですか?」
「ええ。国に帰ったら一族郎党に自慢しまくりますから。シモーヌ様の御子からそう呼んでいただいたと聞いたら全員悔しがりますね」
母方の肉親とは接触がなかったから、忘れられているとさえ思っていた。たとえ母を可愛がっていたとしても、マルク王の汚名が母の名誉まで傷つけたと思っているかもしれないと。
けれど、どうやらドミニク三世が接触を禁じていたらしい。
そうやってわたしを孤立させて、あの人に頼るしかないと思わせたかったのだろうか。わたしがもし、か弱い王女であったら、あの人の側妃にと望まれれば拒むことはできなかっただろう。
「あまり大騒ぎになるのは恐ろしいですが、エルネスト叔父上とお呼びさせてください。わたしのこともぜひ、カミーユと」
カミーユがそう告げた途端、エルネストは全身を震わせて感動に浸っているようだった。
これでいいの? とバルバラに目を向けると、しれっとした顔で頷いていた。
「そういえばロラン殿下とお会いになったそうですね」
しばらくして平静を取り戻したエルネストはそう言ってから控えていた赤毛の青年に顔を向ける。
「こちらのジョエルはダルトワ領の出身で、今はロラン殿下の護衛をしています。その関係で耳にしたのです。そちらの侍女の孫に当たります」
青年が一礼する。カミーユは部屋の隅に控えていたバルバラが同じように一礼した。
「そうなのですか。わたしはあまりそうしたことに詳しくなくて。では、ダルトワ侯爵はロラン殿下とはご懇意なのですか?」
「そうですね。あの方は少々危ういところがありますので、心配ではあります」
「危うい……のですか?」
エルネストはドミニク三世のことは今も良くは思っていない口ぶりだった。ロラン王子は父と対立しているから、接点ができたのだろうか。
危うい、と言うからには、もしかしたら亡命希望のことも知っているのかもしれない。
「ロラン殿下は父君への反発心であれこれ調べていらっしゃるようでして。カミーユ様は『ディマンシュの虐殺』をご存じでしょうか」
「書物程度のことなら……」
「どうやらロラン殿下はあの事件に強く興味を引かれて、調べていらしたようです。それが父君に知られそうになったのが、『留学』を決めたきっかけだったようです」
ディマンシュという町で起きた亜人の大量虐殺事件。そう言い伝えられているけれど、詳細はあまり知られていない。
先代国王が国軍を送り込んで亜人の虐殺を命じた。それが民衆の反発を買い、暴動のきっかけになった。亜人たちもドミニクを支持した。
にもかかわらず、アレクが言うには隣国であるダイモス王国ではその事件はほとんど知られていないという。
「……どうして今さら……」
「ロラン殿下のお気に入りの亜人が、幼い頃ディマンシュに住んでいた記憶があると言っているのだそうですよ。それから親と引き離されて孤児院に放り込まれたと。調べたら該当する名前が実際住民台帳にあって、虐殺事件で殺されたことになっていたのだとか。まあ、一人二人運良く生きていることはあるでしょうが……それがわかったところでどうなるかと言ってしまえばそれだけです。深入りしてもしかたない」
カミーユは何となく察した。皆多かれ少なかれ、あの事件は何だったのかと疑念を抱いている。けれど、深入りすれば逆賊扱いされるかもしれないと口をつぐんでいるのかもしれない。
……疑惑はある。けれど深入りはできないということか。
「ロラン殿下はこの先しばらくこちらに滞在するのですから、また折を見て接触なさるでしょう。何か政治や歴史がらみの話題を振ってくるかもしれません。ですが、カミーユ様はもうシーニュの政治に関わらないほうがいい。……私はあなたが何者なのか、知っていますから」
エルネストがそう言ってわずかに口元に笑みを浮かべた。
何者なのか。この人はわたしが王女ではなく王子だと知っている?
そして、マルク王の子としてカミーユは王位を主張できる立場にあることも。
……シーニュの法では男子ならば側妃の子も王位継承権を認められる。正妃の子の次ということにはなるが。そもそも現王ドミニク三世も側妃腹だ。
だからこそ、カミーユをシーニュから遠ざけておきたいとエルネストは考えているのだろう。
「わたしも、関わるつもりはありません。ただ、ロラン殿下が何をお考えなのかは知っておきたいのです。この国に害をなすようなことであれば、王太子妃として看過できませんから」
「なるほど。ロラン殿下は良くも悪くも好奇心が強いお方だ。自分に関心を持たない父親が固執する相手に興味があったのでしょう。そして、あなたにマルク王の遺児として父の汚名を雪ぎたいという野心があるかどうかを聞きたかった……というあたりでしょうか。つまり味方になるかどうか探っているのです。乗る必要はありません」
エルネストは穏やかな口調でそう言った。
「あなたが危ない真似をしてまで汚名を雪いでも、父君もシモーヌ姉上も喜びません。あなたはこの国で妃としての務めを果たすべきです。シーニュのことは、十三年前マルク王をみすみす死なせてしまった我々が追うことなのですから。叔父として、あなたの幸せを望んでいます。だから、もうシーニュの政治に関わってはいけません」
カミーユはそう言われて、エルネストの顔をヴェールごしに見つめた。
……この人はロラン殿下の「味方」なのだ。ドミニク三世に対して何をするつもりなのかわからないけれど……。
「……わたしはいつか母の生まれた地を訪ねたいです。皆様にもお会いしたい。だからその日までどうかご健勝で」
何とか言葉にできたのはそれだけだった。王太子妃としての立場から、他国の政治に安易に関わることはできない。でも、肉親としての立場で何か言えるのはそれだけだ。
……私はまだ塔の中にいた時となんら変わっていない。できることは少ないし、何の力もない。味方も兵も持たない。
そっと持って来ていたハンカチを差し出した。バルバラに教わった侯爵家の紋を刺繍したものだ。贈った相手に【加護】を与えられるようにと。
「これをどうか、お土産に。皆様によろしくお伝えください」
そのハンカチを見たエルネストが途端に涙腺がこわれたかのように泣き出してしまって、あまりの感激ぶりにその場にいた全員が引いてしまったのだった。
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