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深いフードつきの外套を被った二人連れが、脚をもつれさせながら森を走っている。おそらく追い回されて疲労しているのだろう。どちらも男だが一人はやや細身だ。一瞬フードが脱げて、短く刈った銀色の髪が見えた。
「やはり銀髪狩りか」
ジュール・ラルカンジュは事情を察して呟いた。
ジュールにとってこの森は庭のようなものだ。毎日のようにキノコや薬草などを採りに入っていた。だから倒木や段差の場所さえわかっている。そして、彼らがこの森を歩くことに慣れていない様子なのも察した。
ジュールはその場に座り込んだ。深い下草にジュールの身体はすっぽりと隠れて見えなくなる。
……まあ、銀髪狩りなら他人事ではないからな。加勢してやらなくては。
小さく呪文を唱えて、握り込んだ小石に魔力を送り込む。
銀髪狩り、それは王家の生き残りであるティエリー王子を保護するという名目で出されたお触れに端を発している。
五年前、謀叛を起こしてフェルナン王を処刑したマルセル大公は、自ら新王と名乗って実質的に王宮を乗っ取っている。けれど、本来ならばフェルナン王が次期国王として指名していた甥のティエリー王子が正当な国王であるはずだった。
当時まだ十歳だったティエリー王子は母ともに王宮から姿を消した。そして同時に国王の証である玉璽と王冠も王宮から消えた。
……おそらく大公はティエリーが玉璽と王冠を持っていると思って探しているのだろうな。まあ、アレがないと戴冠式できないからな。
つまり大公の狙いは玉璽と王冠のありかであって、ティエリーを保護する気持ちなど毛頭ないのは明らかだ。民はその魂胆に気づいているのだろう。だからこそ、「銀髪狩り」などという物騒な呼ばれ方をしているのだ。
追っ手は何人だ? ……五人か?
ジュールは様子を窺った。
二人が走った方角を確かめてから、ジュールは手の中に握っていた石を逆方向に放り投げた。
「幻を映し出せ。【再生】」
それと同時に先ほどの二人連れの姿が現れて、逆方向に走っていく。さらにもう一つ、二つ、と石を投げた方向に逃げていく二人の幻影が走って行く。
追っていた対象がいくつにも増えて、追っ手たちが混乱して狼狽えているのがわかった。
幻影を森の外にむかわせてから、その隙にジュールは走り出す。
『サシャ。暇か? 柄の悪そうな輩が森に入り込んでいる。そっちにまかせていいか?』
ジュールが脳内で呼びかけると、すぐに応えがあった。
『わかりました。ちゃんと晩ご飯の時間までには戻ってきてくださいね』
サシャは全て見ていたかのようにのんびりとした口調だった。
これであの追っ手たちは気にしなくていい。
サシャは魔法の腕に関しては手放しで信用出来る男だ。
あの二人は明らかに森歩きに慣れていない。追いつくのは容易だろう。
しばらく進むと岩陰に気配があった。
ジュールの足音に気づいてか、向こうが警戒しているのがわかった。
「僕は君たちの敵じゃないよ。追っ手たちは別の方向に誘導しておいた」
どうやら二人のうち一人が足を痛めたのかもう一人が庇うように前に立って短剣を構えていた。
「敵ではないという証拠は?」
ジュールは帽子を脱いで頭に巻いた布を解く。腰までの長さがある銀色の髪が滑り落ちるように現れて、相手が息を呑んだ。
「これでどう?」
ジュールの言葉に相手は頷いた。そして二人とも被っていたフードを後に落とした。
二人の顔を見て、ジュールは驚いた。見覚えのある顔だった。
何故ここに。隣国に逃げたのではなかったのか。
銀色の髪を短く刈り込んだ十五歳くらいの若者と、その父親ほどの歳格好の黒髪の男。足を痛めていたのは若者の方だ。
「疑って申し訳ない。我らは旅の者だが、うっかり息子の髪色を見られてしまって」
「そう。足を痛めているようだけど、僕の家に来るかい? 手当くらいならできるから」
「ありがたいが……迷惑では……」
「僕の髪を見ればわかるだろう? 僕もそちらと立場は同じだ。暗くなる前に移動しよう」
そう言って怪我をした若者を二人がかりで支えながら森の外へ歩き出した。
……五年ぶりだが、侍従長であったシモン・ガダンヌに間違いない。ではやはり、彼は大人びてはいるがティエリーか。兄上に面差しがそっくりではないか。立派に育ったな。
ジュールは感慨深くそう思いながらも顔に出さないように努めた。全くの別人とはいえ、おかしな挙動を見せれば彼らは警戒するだろう。
ティエリーには母であった王子妃とともに隣国に逃げるよう指示していた。
侍従長と宰相に二人を託したが、どうしてこんなところに。
聞いてみたいことは沢山あったが、まずは傷の手当てだろう。
……しかし、少し気になることがあった。
ティエリーは今年十五歳。ジュールと同い年のはずだ。なのにティエリーの方が頭一つ背が高い。甥の成長は嬉しいのだが、納得行かなかった。
……やはりこの身体は年相応よりは小さいようだ。これでは叔父としての威厳が……いや、今は叔父ではないのだが、悔しいではないか。
村はずれの小さな家にたどり着いたら、家の前でサシャが腕組みをして待ち構えていた。
「……やれやれ、帰りが遅いと思ったら」
サシャは事情を聞くと家の前のベンチに客人二人を座らせて、家の中から薬を持ってきた。
「銀髪狩りですか、災難でしたね」
そう言うと若者の靴を脱がせて、腫れた足首に触れる。
「捻挫のようですね。固定して冷やしておけばすぐに治ります」
手際よく湿布を当てる様子に男はしばらく見とれていた。
「……あなたはお医者様ですか?」
「私はサシャ。この村で薬師をしております。あなた方は……?」
「私の名はシモン。こちらは息子のギャスパルです。旅の途中いきなりならず者に絡まれまして……彼らは息子を狙っているらしく、逃げ回っておりました」
サシャは穏やかに微笑んだ。
「息子さんがティエリー殿下に似ているからでしょう」
それを聞いてシモンは警戒したように眉を寄せた。
「それは、どういう意味ですかな?」
「噂に聞く殿下と歳格好も同じで水色の瞳の持ち主。さすがに私は殿下にお会いしたことはありませんが、髪色と瞳の色で関連づける人は多いでしょう。しばらくは人前に出ないほうがいい」
若者がぽつりと呟いた。
「では……私が王都に戻ることは難しいでしょうか」
ジュールはそれを聞いて驚いた。彼らは王都を目指していたのか。さすがにそれは危険すぎる。
「王都近くになると、銀髪狩りはもっとえげつないと聞いている。旅人からの聞きかじりだが、憲兵隊に色粉で髪を染めていないか確かめられるらしい。女性でも変装ではないかと服を脱がされたという話もある。やめたほうがいい」
「そこまで……」
シモンが愕然とした様子で呟いた。
銀髪狩りの名目で行われた暴挙は見逃されることも多いため、王都を始めとして治安が悪くなっている。王都から離れたこんな村までその噂が届くほどに。
「彼の言う通りですよ。ですから、年若い者を王都につれて行く人はいないそうで、王都からも若い人がどんどん流れ出ているようですよ。私もお勧めしませんね」
サシャがジュールの様子で何かを察したのかそう言い添えた。
二人とも沈んだ様子になって、黙り込んでしまった。
「そうまでして王都に行きたい理由があるのか?」
ジュールは二人に問いかけた。
「その前に……お二人は一体何者なのか伺ってもよろしいか?」
シモンはサシャとジュールに目を向けてきた。
「私はサシャ・ラルカンジュ。本当の職は魔法使いです。こちらのジュールは弟子ということにしていますが、私の愛する人で将来の伴侶です」
「おい」
ジュールが聞きとがめると、サシャは得意げに微笑んでジュールの肩を抱いて引き寄せる。彼がこう言うときは、「私のジュールに手を出すな」という牽制をしているのであって、相手がただ者ではないと気づいている場合だ。
「伴侶……では婚約者ということか。そして、お二人とも魔法使い……」
魔法使いは希有な存在だ。特にこの国のように教会の権力が強い国では迫害されることもあって堂々と魔法使いを名乗ることはしない。
それを明かした段階で、こちらの手の内を見せたに等しい。
シモンは頭の中で情報を整理していたのか少し間をあけてから不意に顔を上げた。
「いや、待って下さい。サシャ・ラルカンジュといえば、『翡翠の賢者』ではありませんか……? いや、まさか……」
「やはり銀髪狩りか」
ジュール・ラルカンジュは事情を察して呟いた。
ジュールにとってこの森は庭のようなものだ。毎日のようにキノコや薬草などを採りに入っていた。だから倒木や段差の場所さえわかっている。そして、彼らがこの森を歩くことに慣れていない様子なのも察した。
ジュールはその場に座り込んだ。深い下草にジュールの身体はすっぽりと隠れて見えなくなる。
……まあ、銀髪狩りなら他人事ではないからな。加勢してやらなくては。
小さく呪文を唱えて、握り込んだ小石に魔力を送り込む。
銀髪狩り、それは王家の生き残りであるティエリー王子を保護するという名目で出されたお触れに端を発している。
五年前、謀叛を起こしてフェルナン王を処刑したマルセル大公は、自ら新王と名乗って実質的に王宮を乗っ取っている。けれど、本来ならばフェルナン王が次期国王として指名していた甥のティエリー王子が正当な国王であるはずだった。
当時まだ十歳だったティエリー王子は母ともに王宮から姿を消した。そして同時に国王の証である玉璽と王冠も王宮から消えた。
……おそらく大公はティエリーが玉璽と王冠を持っていると思って探しているのだろうな。まあ、アレがないと戴冠式できないからな。
つまり大公の狙いは玉璽と王冠のありかであって、ティエリーを保護する気持ちなど毛頭ないのは明らかだ。民はその魂胆に気づいているのだろう。だからこそ、「銀髪狩り」などという物騒な呼ばれ方をしているのだ。
追っ手は何人だ? ……五人か?
ジュールは様子を窺った。
二人が走った方角を確かめてから、ジュールは手の中に握っていた石を逆方向に放り投げた。
「幻を映し出せ。【再生】」
それと同時に先ほどの二人連れの姿が現れて、逆方向に走っていく。さらにもう一つ、二つ、と石を投げた方向に逃げていく二人の幻影が走って行く。
追っていた対象がいくつにも増えて、追っ手たちが混乱して狼狽えているのがわかった。
幻影を森の外にむかわせてから、その隙にジュールは走り出す。
『サシャ。暇か? 柄の悪そうな輩が森に入り込んでいる。そっちにまかせていいか?』
ジュールが脳内で呼びかけると、すぐに応えがあった。
『わかりました。ちゃんと晩ご飯の時間までには戻ってきてくださいね』
サシャは全て見ていたかのようにのんびりとした口調だった。
これであの追っ手たちは気にしなくていい。
サシャは魔法の腕に関しては手放しで信用出来る男だ。
あの二人は明らかに森歩きに慣れていない。追いつくのは容易だろう。
しばらく進むと岩陰に気配があった。
ジュールの足音に気づいてか、向こうが警戒しているのがわかった。
「僕は君たちの敵じゃないよ。追っ手たちは別の方向に誘導しておいた」
どうやら二人のうち一人が足を痛めたのかもう一人が庇うように前に立って短剣を構えていた。
「敵ではないという証拠は?」
ジュールは帽子を脱いで頭に巻いた布を解く。腰までの長さがある銀色の髪が滑り落ちるように現れて、相手が息を呑んだ。
「これでどう?」
ジュールの言葉に相手は頷いた。そして二人とも被っていたフードを後に落とした。
二人の顔を見て、ジュールは驚いた。見覚えのある顔だった。
何故ここに。隣国に逃げたのではなかったのか。
銀色の髪を短く刈り込んだ十五歳くらいの若者と、その父親ほどの歳格好の黒髪の男。足を痛めていたのは若者の方だ。
「疑って申し訳ない。我らは旅の者だが、うっかり息子の髪色を見られてしまって」
「そう。足を痛めているようだけど、僕の家に来るかい? 手当くらいならできるから」
「ありがたいが……迷惑では……」
「僕の髪を見ればわかるだろう? 僕もそちらと立場は同じだ。暗くなる前に移動しよう」
そう言って怪我をした若者を二人がかりで支えながら森の外へ歩き出した。
……五年ぶりだが、侍従長であったシモン・ガダンヌに間違いない。ではやはり、彼は大人びてはいるがティエリーか。兄上に面差しがそっくりではないか。立派に育ったな。
ジュールは感慨深くそう思いながらも顔に出さないように努めた。全くの別人とはいえ、おかしな挙動を見せれば彼らは警戒するだろう。
ティエリーには母であった王子妃とともに隣国に逃げるよう指示していた。
侍従長と宰相に二人を託したが、どうしてこんなところに。
聞いてみたいことは沢山あったが、まずは傷の手当てだろう。
……しかし、少し気になることがあった。
ティエリーは今年十五歳。ジュールと同い年のはずだ。なのにティエリーの方が頭一つ背が高い。甥の成長は嬉しいのだが、納得行かなかった。
……やはりこの身体は年相応よりは小さいようだ。これでは叔父としての威厳が……いや、今は叔父ではないのだが、悔しいではないか。
村はずれの小さな家にたどり着いたら、家の前でサシャが腕組みをして待ち構えていた。
「……やれやれ、帰りが遅いと思ったら」
サシャは事情を聞くと家の前のベンチに客人二人を座らせて、家の中から薬を持ってきた。
「銀髪狩りですか、災難でしたね」
そう言うと若者の靴を脱がせて、腫れた足首に触れる。
「捻挫のようですね。固定して冷やしておけばすぐに治ります」
手際よく湿布を当てる様子に男はしばらく見とれていた。
「……あなたはお医者様ですか?」
「私はサシャ。この村で薬師をしております。あなた方は……?」
「私の名はシモン。こちらは息子のギャスパルです。旅の途中いきなりならず者に絡まれまして……彼らは息子を狙っているらしく、逃げ回っておりました」
サシャは穏やかに微笑んだ。
「息子さんがティエリー殿下に似ているからでしょう」
それを聞いてシモンは警戒したように眉を寄せた。
「それは、どういう意味ですかな?」
「噂に聞く殿下と歳格好も同じで水色の瞳の持ち主。さすがに私は殿下にお会いしたことはありませんが、髪色と瞳の色で関連づける人は多いでしょう。しばらくは人前に出ないほうがいい」
若者がぽつりと呟いた。
「では……私が王都に戻ることは難しいでしょうか」
ジュールはそれを聞いて驚いた。彼らは王都を目指していたのか。さすがにそれは危険すぎる。
「王都近くになると、銀髪狩りはもっとえげつないと聞いている。旅人からの聞きかじりだが、憲兵隊に色粉で髪を染めていないか確かめられるらしい。女性でも変装ではないかと服を脱がされたという話もある。やめたほうがいい」
「そこまで……」
シモンが愕然とした様子で呟いた。
銀髪狩りの名目で行われた暴挙は見逃されることも多いため、王都を始めとして治安が悪くなっている。王都から離れたこんな村までその噂が届くほどに。
「彼の言う通りですよ。ですから、年若い者を王都につれて行く人はいないそうで、王都からも若い人がどんどん流れ出ているようですよ。私もお勧めしませんね」
サシャがジュールの様子で何かを察したのかそう言い添えた。
二人とも沈んだ様子になって、黙り込んでしまった。
「そうまでして王都に行きたい理由があるのか?」
ジュールは二人に問いかけた。
「その前に……お二人は一体何者なのか伺ってもよろしいか?」
シモンはサシャとジュールに目を向けてきた。
「私はサシャ・ラルカンジュ。本当の職は魔法使いです。こちらのジュールは弟子ということにしていますが、私の愛する人で将来の伴侶です」
「おい」
ジュールが聞きとがめると、サシャは得意げに微笑んでジュールの肩を抱いて引き寄せる。彼がこう言うときは、「私のジュールに手を出すな」という牽制をしているのであって、相手がただ者ではないと気づいている場合だ。
「伴侶……では婚約者ということか。そして、お二人とも魔法使い……」
魔法使いは希有な存在だ。特にこの国のように教会の権力が強い国では迫害されることもあって堂々と魔法使いを名乗ることはしない。
それを明かした段階で、こちらの手の内を見せたに等しい。
シモンは頭の中で情報を整理していたのか少し間をあけてから不意に顔を上げた。
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