春に摘まれて。

ぽぽこ

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第1章

1話

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4月__日


高校の入学式


僕と彼女は同じ高校に進学した。
(これは卒業式の後に初めて知った。本当に。)


昨日の晩、あんなにも神様に願ったにもかかわらずクラスは別れてしまった。悲しい。





急で申し訳ないが僕の彼女はとても可愛い。


クラスメイトに言い寄られないか心配だ。
だから、今すぐにでも彼女は僕の女だと声を大にして叫びたい。
まぁ、そんなことする度胸もないが。


「、、、ぇ、、、、、、ねぇ、聞いてる?」


『、、、!ごめん、考え事してた。どうした?』


「大したことじゃないからいいや。」


『そう言われると気になるんだけどー?』


「きっと後で分かるよ。」


そう言い、んふふと笑う彼女は少し楽しそうに見えた。




_____クラスごとに教室に移動してくださーい




『、、、気になるから後で絶対教えてね。』


「うん。後でね。」

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