94 / 245
第三章『家督相続』
伊達政宗、弱みを握るのは伊達じゃない その伍
しおりを挟む
リハーサルもなしに唐突に始まった本番。俺はクロークとともに庭で衝撃波や爆音の発生する殴り合いを開始した。これはもちろん冗談の喧嘩だが、これで輝宗は本丸御殿から飛び出してくる。その内に仁和が本丸御殿を調べる。
計画は完璧だ。これなら輝宗の弱みを握れる!
クロークと拳を交え、何発もパンチを繰り出した。それにクロークも応じて、なかなかの名勝負となった。爆音も衝撃波も出て、周囲には人が集まりだしていた。
「かなり良い感じだな」
「すごいだろ? 俺の軍配士は」
「ああ、恐れ入るよ」
やがてこの喧嘩の仲裁に入る奴らが現れ始めた。だが、肝心の輝宗はまだここには来ていない。何でだよ!?
三十分に及ぶ喧嘩を演じ、やっと輝宗がやって来た。
「政宗! 何をやっておる」
「これは父上。私は今、この方と力比べをしていたとこれでございます」
「やめろ政宗。ここでは目立つ」
「申し訳ございません。すぐに終わらせます」
その後もごにょごにょ言ってから、本丸御殿へと帰っていった。
「成功か?」
「多分、成功だ」
クロークとハイタッチして、それから仁和と合流。仁和はメモ帳をパラパラめくっていた。
「どうだった、仁和?」
「あ、はい。何となくわかった気がしますが、弱みというわけではなかったです」
「弱みじゃなかったか。で、祭りの時になぜ怒鳴ったんだ?」
「そうですね......私の推理では、寝ていたのではないかと」
「寝ていた!? はぁ?」
「畳によだれがありました。祭りの最中に寝ていたんでしょう」
「なら何で、輝宗は怒ったんだよ」
「ほら、テレビとかを付けやがら寝て、起きてから音が大きいことに気付いたことはないですか? あれですよ」
「つまり、耳が騒音に慣れていたからうるさくは感じなかったが、寝ることで慣れていた耳がリセットされ、よりうるさく感じたということか?」
「はい。そういうことでしょう」
何ともくだらねぇな。弱みにはならないか。弱みにはなるかな、と考えていたがとんだ計算違いだぜ。輝宗を顎で使うのは難しいか。
これで残すは伊達家の家督相続。さっさと当主になっちまうか。
「ありがとよ、仁和。助かったよ」
「ええ、それなら良いのですが」
「江渡弥平を倒す時は、頼んだぞ。牛丸がいない今、お前が一番の頼りなんだ」
「頼られると困りますが......」
問題はまだ山積みだ。江渡弥平を倒さないと負の連鎖は止められない。伊達政宗もかなり大変だ。これだと奥州統一の前に過労死するかもしれない。気をつけておこう。
「仁和。未来人衆の奴らにも、助かった、と言っておいてくれ」
「わかりました。伝えておきます」
これで何とか一区切り付いた。弱みは握れなかったが、まあ良いだろう。
あとは相馬氏と戦って、輝宗が隠居する時をずっと待っていよう。
相馬氏との戦いはかなり続いた。史実だと、政宗は対相馬氏戦で大きな功績を挙げていない。が、それくらいの歴史なら変えてもいいとは思う。
そうして対相馬氏戦に貢献し、輝宗が望むような戦へと有利に進めていった。
予想はしていなかったが、未来人衆が役立って相馬氏戦はこちら側が不利になることはあまりなかった。
「進め!」
とか何とか言って、指揮を執っている風に見せてから、配下達の手柄をいただいた。未来人衆は手柄が欲しいようには見えず、ちゃっかりと未来人衆の手柄を横取り。俺の作った歴史では、政宗大活躍だ。
その貢献を認められたのか、史実よりちょいとばかり早く輝宗は隠居を宣言した。
「政宗。お前に家督を譲りたい」
確か政宗は最初は家督相続を固辞したんだったよな。
「父上。私では伊達の家を継ぐことは出来ません。私の力は不十分です」
「そうか? 相馬氏との戦では貢献してくれた。政宗以外に適任はいないぞ」
「ですが......」
と、ここで小十郎が入ってきた。小十郎に、家督相続をするように俺を説得してほしいと頼んでおいたのだ。
「若様! お屋形様の言うとおり、若様以外に適任な者は存在いたしません!」
「この私に、父上のように出来るのだろうか」
「若様ならば可能です! 自分を信じてみてください!」
「こ、小十郎がそこまで言うなら......」
小っ恥ずかしい演技を終えて、輝宗に顔を向ける。
「父上。家を継ぎましょう!」
「そうか! では直ちに家臣達にこの事実を発表しよう!」
「頑張って伊達家を守っていき、成長させます!」
「頼むぞ、政宗。信頼している」
こういうことがあり、俺が当主になることが家臣達に伝えられた。
天正12(1584)年、史実では10月近くに家を継ぐが、俺が変えた歴史の中では8月らへんとなっていた。それくらいでは何の支障も無いから大丈夫だ。
当主か。これでやっと戦国武将としての一歩を踏み出した。これから起こっていくイベントも楽しみだ。
「神辺。さっきは助かった」
「おめでとう、当主になったね」
「長い道のりだったが、何とか伊達家の当主になった」
俺は父である輝宗に感謝し、米沢城の本丸御殿から町を見下ろした。本丸御殿からだと、こうも景色が変わって見える。
ここまで来るのには、数年だった。けど、色々なことがたくさんあった。ヘルリャフカも倒した。牛丸を失ったが、その分頑張らねばならない。明日からは本格的に、どうやって豊臣秀吉と付き合っていくか考えなくては。史実通りで良いのか、それとも......。
計画は完璧だ。これなら輝宗の弱みを握れる!
クロークと拳を交え、何発もパンチを繰り出した。それにクロークも応じて、なかなかの名勝負となった。爆音も衝撃波も出て、周囲には人が集まりだしていた。
「かなり良い感じだな」
「すごいだろ? 俺の軍配士は」
「ああ、恐れ入るよ」
やがてこの喧嘩の仲裁に入る奴らが現れ始めた。だが、肝心の輝宗はまだここには来ていない。何でだよ!?
三十分に及ぶ喧嘩を演じ、やっと輝宗がやって来た。
「政宗! 何をやっておる」
「これは父上。私は今、この方と力比べをしていたとこれでございます」
「やめろ政宗。ここでは目立つ」
「申し訳ございません。すぐに終わらせます」
その後もごにょごにょ言ってから、本丸御殿へと帰っていった。
「成功か?」
「多分、成功だ」
クロークとハイタッチして、それから仁和と合流。仁和はメモ帳をパラパラめくっていた。
「どうだった、仁和?」
「あ、はい。何となくわかった気がしますが、弱みというわけではなかったです」
「弱みじゃなかったか。で、祭りの時になぜ怒鳴ったんだ?」
「そうですね......私の推理では、寝ていたのではないかと」
「寝ていた!? はぁ?」
「畳によだれがありました。祭りの最中に寝ていたんでしょう」
「なら何で、輝宗は怒ったんだよ」
「ほら、テレビとかを付けやがら寝て、起きてから音が大きいことに気付いたことはないですか? あれですよ」
「つまり、耳が騒音に慣れていたからうるさくは感じなかったが、寝ることで慣れていた耳がリセットされ、よりうるさく感じたということか?」
「はい。そういうことでしょう」
何ともくだらねぇな。弱みにはならないか。弱みにはなるかな、と考えていたがとんだ計算違いだぜ。輝宗を顎で使うのは難しいか。
これで残すは伊達家の家督相続。さっさと当主になっちまうか。
「ありがとよ、仁和。助かったよ」
「ええ、それなら良いのですが」
「江渡弥平を倒す時は、頼んだぞ。牛丸がいない今、お前が一番の頼りなんだ」
「頼られると困りますが......」
問題はまだ山積みだ。江渡弥平を倒さないと負の連鎖は止められない。伊達政宗もかなり大変だ。これだと奥州統一の前に過労死するかもしれない。気をつけておこう。
「仁和。未来人衆の奴らにも、助かった、と言っておいてくれ」
「わかりました。伝えておきます」
これで何とか一区切り付いた。弱みは握れなかったが、まあ良いだろう。
あとは相馬氏と戦って、輝宗が隠居する時をずっと待っていよう。
相馬氏との戦いはかなり続いた。史実だと、政宗は対相馬氏戦で大きな功績を挙げていない。が、それくらいの歴史なら変えてもいいとは思う。
そうして対相馬氏戦に貢献し、輝宗が望むような戦へと有利に進めていった。
予想はしていなかったが、未来人衆が役立って相馬氏戦はこちら側が不利になることはあまりなかった。
「進め!」
とか何とか言って、指揮を執っている風に見せてから、配下達の手柄をいただいた。未来人衆は手柄が欲しいようには見えず、ちゃっかりと未来人衆の手柄を横取り。俺の作った歴史では、政宗大活躍だ。
その貢献を認められたのか、史実よりちょいとばかり早く輝宗は隠居を宣言した。
「政宗。お前に家督を譲りたい」
確か政宗は最初は家督相続を固辞したんだったよな。
「父上。私では伊達の家を継ぐことは出来ません。私の力は不十分です」
「そうか? 相馬氏との戦では貢献してくれた。政宗以外に適任はいないぞ」
「ですが......」
と、ここで小十郎が入ってきた。小十郎に、家督相続をするように俺を説得してほしいと頼んでおいたのだ。
「若様! お屋形様の言うとおり、若様以外に適任な者は存在いたしません!」
「この私に、父上のように出来るのだろうか」
「若様ならば可能です! 自分を信じてみてください!」
「こ、小十郎がそこまで言うなら......」
小っ恥ずかしい演技を終えて、輝宗に顔を向ける。
「父上。家を継ぎましょう!」
「そうか! では直ちに家臣達にこの事実を発表しよう!」
「頑張って伊達家を守っていき、成長させます!」
「頼むぞ、政宗。信頼している」
こういうことがあり、俺が当主になることが家臣達に伝えられた。
天正12(1584)年、史実では10月近くに家を継ぐが、俺が変えた歴史の中では8月らへんとなっていた。それくらいでは何の支障も無いから大丈夫だ。
当主か。これでやっと戦国武将としての一歩を踏み出した。これから起こっていくイベントも楽しみだ。
「神辺。さっきは助かった」
「おめでとう、当主になったね」
「長い道のりだったが、何とか伊達家の当主になった」
俺は父である輝宗に感謝し、米沢城の本丸御殿から町を見下ろした。本丸御殿からだと、こうも景色が変わって見える。
ここまで来るのには、数年だった。けど、色々なことがたくさんあった。ヘルリャフカも倒した。牛丸を失ったが、その分頑張らねばならない。明日からは本格的に、どうやって豊臣秀吉と付き合っていくか考えなくては。史実通りで良いのか、それとも......。
0
お気に入りに追加
124
あなたにおすすめの小説
転生エルフによる900年の悠久無双記~30歳で全属性魔法、100歳で古代魔術を習得。残り900年、全部無双!~
榊原モンショー
ファンタジー
木戸 稔《きど・みのる》 享年30。死因:交通事故。
日本人としての俺は自分の生きた証を残すこともなく、あっけなく死んでしまった。
死の間際に、「次はたくさん長生きして、自分の生きた証を残したいなぁ」なんてことを思っていたら――俺は寿命1000年のエルフに転生していた!
だからこそ誓った。今度こそ一生を使って生きた証を残せる生き方をしようと。
さっそく俺は20歳で本来エルフに備わる回復魔法の全てを自在に使えるようにした。
そして30歳で全属性魔法を極め、100歳で古代魔術の全術式解読した。
残りの寿命900年は、エルフの森を飛び出して無双するだけだ。
誰かに俺が生きていることを知ってもらうために。
ある時は、いずれ英雄と呼ばれるようになる駆け出し冒険者に懐かれたり。
ある時は、自分の名前を冠した国が建国されていたり。
ある時は、魔法の始祖と呼ばれ、信仰対象になっていたり。
これは生ける伝説としてその名を歴史に轟かしていく、転生エルフの悠々自適な無双譚である。
毎日に18時更新します
科学チートで江戸大改革! 俺は田沼意次のブレーンで現代と江戸を行ったり来たり
中七七三
ファンタジー
■■アルファポリス 第3回歴史・時代小説大賞 読者賞受賞■■
天明六年(1786年)五月一五日――
失脚の瀬戸際にあった田沼意次が祈祷を行った。
その願いが「大元帥明王」に届く。
結果、21世紀の現代に住む俺は江戸時代に召喚された。
俺は、江戸時代と現代を自由に行き来できるスキルをもらった。
その力で田沼意次の政治を助けるのが俺の役目となった。
しかも、それで得た報酬は俺のモノだ。
21世紀の科学で俺は江戸時代を変える。
いや近代の歴史を変えるのである。
2017/9/19
プロ編集者の評価を自分なりに消化して、主人公の説得力強化を狙いました。
時代選定が「地味」は、これからの展開でカバーするとしてですね。
冒頭で主人公が選ばれるのが唐突なので、その辺りつながるような話を0話プロローグで追加しました。
失敗の場合、消して元に戻します。
S級騎士の俺が精鋭部隊の隊長に任命されたが、部下がみんな年上のS級女騎士だった
ミズノみすぎ
ファンタジー
「黒騎士ゼクード・フォルス。君を竜狩り精鋭部隊【ドラゴンキラー隊】の隊長に任命する」
15歳の春。
念願のS級騎士になった俺は、いきなり国王様からそんな命令を下された。
「隊長とか面倒くさいんですけど」
S級騎士はモテるって聞いたからなったけど、隊長とかそんな重いポジションは……
「部下は美女揃いだぞ?」
「やらせていただきます!」
こうして俺は仕方なく隊長となった。
渡された部隊名簿を見ると隊員は俺を含めた女騎士3人の計4人構成となっていた。
女騎士二人は17歳。
もう一人の女騎士は19歳(俺の担任の先生)。
「あの……みんな年上なんですが」
「だが美人揃いだぞ?」
「がんばります!」
とは言ったものの。
俺のような若輩者の部下にされて、彼女たちに文句はないのだろうか?
と思っていた翌日の朝。
実家の玄関を部下となる女騎士が叩いてきた!
★のマークがついた話数にはイラストや4コマなどが後書きに記載されています。
※2023年11月25日に書籍が発売しています!
イラストレーターはiltusa先生です!
※コミカライズも進行中!
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
【おんJ】 彡(゚)(゚)ファッ!?ワイが天下分け目の関ヶ原の戦いに!?
俊也
SF
これまた、かつて私がおーぷん2ちゃんねるに載せ、ご好評頂きました戦国架空戦記SSです。
この他、
「新訳 零戦戦記」
「総統戦記」もよろしくお願いします。
無職ニートの俺は気が付くと聯合艦隊司令長官になっていた
中七七三
ファンタジー
■■アルファポリス 第1回歴史・時代小説大賞 読者賞受賞■■
無職ニートで軍ヲタの俺が太平洋戦争時の聯合艦隊司令長官となっていた。
これは、別次元から来た女神のせいだった。
その次元では日本が勝利していたのだった。
女神は、神国日本が負けた歴史の世界が許せない。
なぜか、俺を真珠湾攻撃直前の時代に転移させ、聯合艦隊司令長官にした。
軍ヲタ知識で、歴史をどーにかできるのか?
日本勝たせるなんて、無理ゲーじゃねと思いつつ、このままでは自分が死ぬ。
ブーゲンビルで機上戦死か、戦争終わって、戦犯で死刑だ。
この運命を回避するため、必死の戦いが始まった。
参考文献は、各話の最後に掲載しています。完結後に纏めようかと思います。
使用している地図・画像は自作か、ライセンスで再利用可のものを検索し使用しています。
表紙イラストは、ヤングマガジンで賞をとった方が画いたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる