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序章『転生』
伊達政宗、隻眼になるのは伊達じゃない その壱
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俺はとある高等学校で歴史を生徒に教えている教師だ。好きな時代は戦国時代、好きな戦国武将は伊達政宗。隻眼ってのが格好いいんだよ。
などと思いながら、布団から抜け出した。現在の時刻は午前五時。六時には高校に出勤だ。
難なく勤めてきた教師という職業だが、夜型の俺にとっては早起きが辛い。目があまり大きく開かず、前がまったく見ることが出来ないのだ。
洗面台まで壁を伝って歩き、顔を水で洗うと何とかマシにはなる。ホッとため息をつくと、タオルで顔に付いた水を丁寧に拭き取った。
コンビニエンスストアで昨日の夜に購入した、うまいと噂のカップラーメンにお湯を注いだ。三分経過し、フタを開けて覗いてみた。確かに、香りだけでうまそうなことがビンビン伝わってきた。
割り箸を真っ二つに割ると、ラーメンを口に押し込む。もうすぐで出勤だからだ。
急いで車の鍵をつかむと、家を飛び出して車の運転席に乗りこんだ。一時間ほど車を走らせると、立派な門と広大な敷地面積を持つ学校が見えてくる。この絢爛豪華(けんらんごうか)な校舎を構える高校で俺は働いている。それに、好きな歴史を教えて金がもらえるなら願ったり叶ったりだ。
「──さて。これで歴史の授業は終わりだ」
俺は四限目の授業を終えて職員室に戻った。さぁて、今日の給食はハンバーグだ。箸を取り出して、ナプキンを机に敷いた。
目の前に給食が運ばれてくる。手を合わせると、即白いご飯に手を伸ばした。独身で家では毎日カップラーメンという生活を送る俺にとって、給食は唯一の栄養源なのだ。
白飯を口に運ぶと、箸の先をハンバーグに向けた。ちょちょいとハンバーグを等分すると、さっと口に放り込んだ。
毎日丁寧に磨いている歯でそれらを噛み砕き、喉の奥に飲み込む。おそらく、五限目くらいには胃に到達して溶かされるのだろうか? などと考えつつ、味噌汁を飲み始めた。
やがて給食を食べ終わり、食器諸々を台に乗せる。歯ブラシをつかむと、水道までいって鏡の前で歯の一本一本を小刻みに二十回程度磨き、口をゆすぐ。
自席に座り、そこに並べられた本を手に取った。俺は飯を食ったら歴史の本を読みたくなる性分なのだ。今熱中して読んでいるのは伊達政宗関連の書物だ。それに、職員室に生徒は来にくい。正直、教師は天職だと思う。
十ページほど読み進めたら、喉が渇いていることに気づいた。足元に置いてある水筒を持ちあげて、爪を立ててフタを引き上げた。この水筒は古く、フタのすき間に爪の先を滑り込ませて力をかなり入れなくては開かない。だが、思い出の品なのだ。
水筒のフタを開けたら、あとは口に当てて傾けるだけだ。途端、口の中にはお茶の味が広がった。
「ふぅ......」
喉が潤うまでお茶を流し込んだら、トイレに行きたくなってしまった。椅子から立ち上がって、職員室を出た。ふと、伊達政宗の隻眼について考えだした。右目が隻眼になったのは幼少期だったはずだ。問題は隻眼になった原因である。天然痘(てんねんとう)で失明したのか、はたまた違う理由だったのか......。悩ましい点だな。
「トイレだと、あっちの方が近いな。それで─────」
急に頭がクラッとした。耐えきれなくなり、床に倒れた。
頭が痛い。どうやら、寝ていたようだ。体を起こして、周囲を見回した。辺り一面が真っ白だ。
「目覚めましたか?」
誰かに呼びかけられ、声がした方向に振り返った。そこには、黒衣に身を包んだ女がいた。
「誰だ!」
「私は人柱の一柱である女神・アーティネスです」
「女神? なら、なんで黒衣を?」
「人柱は皆、この黒衣を着衣する決まりがありますから」
「人柱?」
「人柱は人間界では生け贄ですが、私達の場合は『人間界でいう人柱』が転生して君臨した神のようなものです。俗に『犠牲神』とも呼称されます」
「なるほど。で、人柱の女神がいるところに、俺。......つまり、俺って死んだ?」
「はい」
「かなり淡泊な反応だな......」
「ええ」
「死んだことは受け入れる。でも、人柱の女神が俺に用があるのか?」
「人柱は生け贄の辛さがわかります。『死』は辛い。あなたも、随分と辛い死因ですよ? ですから、死んでからは好きなことをやれるようなアフターケアをあなたに提供しようと思って、閻魔大王に無理言って私の部屋に招きました」
「辛い死因?」
アーティネスは額から汗を垂らし、こくり、と一回うなずいた。「あなたは、殺されたのです!」
その瞬間、俺の頭の中は死因のことで一杯になった。トイレに行こうと学校の廊下を歩いている途中で記憶がなくなっている。多分、そこで外部から何らかのアクションがあったのだろう。集中するために右手親指の爪を噛んだ。
人は急に死ぬ時、糞尿を漏らすという。あの時は尿意もあったし、死体の状況も非常に気になる。しかし、そんなことを聞いた時には恥ずかしくて一歩も歩けなくなる。漏らしたどうかを尋ねるのはやめておいた方が良さそうだな。
「俺の死因は? 犯人は誰なんだ?」
「そうですね」アーティネスは顎に手を当てた。「死因と犯人を当てることが出来たら、あなたに転生の権利を与えましょう」
「転生?」
「輪廻転生です。あなたは新たに人生をやり直せます」
「それって、偉人とかにも転生出来たりする?」
「はい。偉人にも転生は可能です。しかし、転生は生まれた時からスタートなので、偉人になれるかはあなた次第でしょう」
「なら」俺は歯を食いしばった。「俺は伊達政宗に転生したい」
「いいでしょう。死因と犯人を当ててみなさい。質問は受け付けます」
「ちなみに、転生後は前世の記憶あります?」
「記憶を維持した状態での転生も出来ますが、そうしますか?」
「もちろん!」
これで歩む道は確定した。まずは転生の権利、つまりスタートラインに立つことのみ。条件は俺を殺した犯人と死因を推理すること。間違えた時のペナルティは───聞いてみよう。
「ペナルティってあるのか?」
「死因と犯人、そのどちらかを間違えたら即地獄行きになるように閻魔大王に働きかけます」
転生か地獄行きか。どうやら今は、崖っぷち、断崖絶壁に立っているようだ。絶対に死因と犯人を推理で的中させなくてはいけなくなった。
必ず隻眼になってやる。天然痘は伊達じゃなくても、伊達政宗は隻眼だ。
などと思いながら、布団から抜け出した。現在の時刻は午前五時。六時には高校に出勤だ。
難なく勤めてきた教師という職業だが、夜型の俺にとっては早起きが辛い。目があまり大きく開かず、前がまったく見ることが出来ないのだ。
洗面台まで壁を伝って歩き、顔を水で洗うと何とかマシにはなる。ホッとため息をつくと、タオルで顔に付いた水を丁寧に拭き取った。
コンビニエンスストアで昨日の夜に購入した、うまいと噂のカップラーメンにお湯を注いだ。三分経過し、フタを開けて覗いてみた。確かに、香りだけでうまそうなことがビンビン伝わってきた。
割り箸を真っ二つに割ると、ラーメンを口に押し込む。もうすぐで出勤だからだ。
急いで車の鍵をつかむと、家を飛び出して車の運転席に乗りこんだ。一時間ほど車を走らせると、立派な門と広大な敷地面積を持つ学校が見えてくる。この絢爛豪華(けんらんごうか)な校舎を構える高校で俺は働いている。それに、好きな歴史を教えて金がもらえるなら願ったり叶ったりだ。
「──さて。これで歴史の授業は終わりだ」
俺は四限目の授業を終えて職員室に戻った。さぁて、今日の給食はハンバーグだ。箸を取り出して、ナプキンを机に敷いた。
目の前に給食が運ばれてくる。手を合わせると、即白いご飯に手を伸ばした。独身で家では毎日カップラーメンという生活を送る俺にとって、給食は唯一の栄養源なのだ。
白飯を口に運ぶと、箸の先をハンバーグに向けた。ちょちょいとハンバーグを等分すると、さっと口に放り込んだ。
毎日丁寧に磨いている歯でそれらを噛み砕き、喉の奥に飲み込む。おそらく、五限目くらいには胃に到達して溶かされるのだろうか? などと考えつつ、味噌汁を飲み始めた。
やがて給食を食べ終わり、食器諸々を台に乗せる。歯ブラシをつかむと、水道までいって鏡の前で歯の一本一本を小刻みに二十回程度磨き、口をゆすぐ。
自席に座り、そこに並べられた本を手に取った。俺は飯を食ったら歴史の本を読みたくなる性分なのだ。今熱中して読んでいるのは伊達政宗関連の書物だ。それに、職員室に生徒は来にくい。正直、教師は天職だと思う。
十ページほど読み進めたら、喉が渇いていることに気づいた。足元に置いてある水筒を持ちあげて、爪を立ててフタを引き上げた。この水筒は古く、フタのすき間に爪の先を滑り込ませて力をかなり入れなくては開かない。だが、思い出の品なのだ。
水筒のフタを開けたら、あとは口に当てて傾けるだけだ。途端、口の中にはお茶の味が広がった。
「ふぅ......」
喉が潤うまでお茶を流し込んだら、トイレに行きたくなってしまった。椅子から立ち上がって、職員室を出た。ふと、伊達政宗の隻眼について考えだした。右目が隻眼になったのは幼少期だったはずだ。問題は隻眼になった原因である。天然痘(てんねんとう)で失明したのか、はたまた違う理由だったのか......。悩ましい点だな。
「トイレだと、あっちの方が近いな。それで─────」
急に頭がクラッとした。耐えきれなくなり、床に倒れた。
頭が痛い。どうやら、寝ていたようだ。体を起こして、周囲を見回した。辺り一面が真っ白だ。
「目覚めましたか?」
誰かに呼びかけられ、声がした方向に振り返った。そこには、黒衣に身を包んだ女がいた。
「誰だ!」
「私は人柱の一柱である女神・アーティネスです」
「女神? なら、なんで黒衣を?」
「人柱は皆、この黒衣を着衣する決まりがありますから」
「人柱?」
「人柱は人間界では生け贄ですが、私達の場合は『人間界でいう人柱』が転生して君臨した神のようなものです。俗に『犠牲神』とも呼称されます」
「なるほど。で、人柱の女神がいるところに、俺。......つまり、俺って死んだ?」
「はい」
「かなり淡泊な反応だな......」
「ええ」
「死んだことは受け入れる。でも、人柱の女神が俺に用があるのか?」
「人柱は生け贄の辛さがわかります。『死』は辛い。あなたも、随分と辛い死因ですよ? ですから、死んでからは好きなことをやれるようなアフターケアをあなたに提供しようと思って、閻魔大王に無理言って私の部屋に招きました」
「辛い死因?」
アーティネスは額から汗を垂らし、こくり、と一回うなずいた。「あなたは、殺されたのです!」
その瞬間、俺の頭の中は死因のことで一杯になった。トイレに行こうと学校の廊下を歩いている途中で記憶がなくなっている。多分、そこで外部から何らかのアクションがあったのだろう。集中するために右手親指の爪を噛んだ。
人は急に死ぬ時、糞尿を漏らすという。あの時は尿意もあったし、死体の状況も非常に気になる。しかし、そんなことを聞いた時には恥ずかしくて一歩も歩けなくなる。漏らしたどうかを尋ねるのはやめておいた方が良さそうだな。
「俺の死因は? 犯人は誰なんだ?」
「そうですね」アーティネスは顎に手を当てた。「死因と犯人を当てることが出来たら、あなたに転生の権利を与えましょう」
「転生?」
「輪廻転生です。あなたは新たに人生をやり直せます」
「それって、偉人とかにも転生出来たりする?」
「はい。偉人にも転生は可能です。しかし、転生は生まれた時からスタートなので、偉人になれるかはあなた次第でしょう」
「なら」俺は歯を食いしばった。「俺は伊達政宗に転生したい」
「いいでしょう。死因と犯人を当ててみなさい。質問は受け付けます」
「ちなみに、転生後は前世の記憶あります?」
「記憶を維持した状態での転生も出来ますが、そうしますか?」
「もちろん!」
これで歩む道は確定した。まずは転生の権利、つまりスタートラインに立つことのみ。条件は俺を殺した犯人と死因を推理すること。間違えた時のペナルティは───聞いてみよう。
「ペナルティってあるのか?」
「死因と犯人、そのどちらかを間違えたら即地獄行きになるように閻魔大王に働きかけます」
転生か地獄行きか。どうやら今は、崖っぷち、断崖絶壁に立っているようだ。絶対に死因と犯人を推理で的中させなくてはいけなくなった。
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