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番外編 サミュエル
⑥
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「それで?どうなったの?」
「陛下、主語が抜けておられます」
「奥さんと上手くいってる?」
サリナとは、少しずつ距離が近づいてきていると思う。
バーナードに薦められ、菓子などを買って帰ると、大袈裟なくらい喜んでくれる。
あの日以来、一緒に食卓も囲むようになった。
それまでは、美味いかどうかもあまり考えず出されたものをただ口に運ぶだけだったが、今はちゃんと味わって食べるようになった。
それもこれも、サリナとリアムが美味しいと言って食べるからだ。
トバイアス子爵家では、かなり質素な食事しか摂れていなかったのだそうで、俺からすると普通の食事が二人にとってはご馳走なのだそうだ。
「……上手くいっている、と思います」
「息子さんとはどう?」
リアムは突然養父になった俺に戸惑い、距離を計りかねているようだった。
俺も父がいなかったから、リアムとどう接したものかわからない。
とりあえず、”旦那様”ではなく”父上”と呼ばせることにして、ぎこちないながらも少しずつ関係を築いていくことにした。
サリナが取りなしてくれることもあり、リアムとの距離も近づいてきている。
「なんとか、やっています」
「きっとあのハンカチの効果だよね。やっぱりナディアさんの加護はすごいなぁ」
朗らかに笑う陛下に、俺は眉を寄せた。
「陛下は、いつ俺の婚姻届けに署名をなさったのですか」
「ナディアさんのハンカチを将軍が受け取った直後だよ。
バーナードに預けておけば、いいタイミングで使ってくれると思ってね。
おかげで、助かったでしょう?」
俺は渋々ながら無言で頷いた。
あの婚姻届けがあったから、リアムを救出し、ついでにトバイアス子爵の罪を明らかにする大義名分ができたのだ。
婚姻届けもバーナードが手を回したのかと思っていたが、これに関してだけは陛下自らの思惑で署名をしたということか。
ブリジット王女のこともあるとはいえ、俺も随分と陛下に心配をかけてしまっていたようだ。
今更ながらそのことに気がついて申し訳なくなってしまった。
これでやっぱり離縁、なんてことになったら、とてもがっかりさせてしまうだろう。
そうならないためにも……サリナに、全部打ち明けないといけない。
俺は、今日帰宅したら、ナディアのことをサリナに伝えることを決意した。
「お帰りなさいませ、旦那様」
「……ただいま」
笑顔で出迎えてくれたサリナは、いつもと違う俺にすぐに気がついた。
「どうなさったのですか?どこかお加減でも?」
「いや……」
怖気づきそうになる自分自身を必死で叱咤して、なんとか言葉を紡いだ。
「少し、話したいことがある……着替えてくるから、サロンで待っていてくれないか」
「かしこまりました。お茶の準備をしておきますわ」
素直にサロンへと向かうサリナを見送って、俺は溜息をついた。
「旦那様、それで、お話というのは?」
俺が向かい側のカウチでサリナの淹れてくれた茶を一口飲んだところで、サリナから切り出した。
「……俺の、昔のことだ。妻となったきみには、話しておかないといけないと思ってな。
知っていると思うが、俺は元平民で、田舎育ちの孤児だ。
ちょうどリアムくらいの歳で、捨てられた」
俺は、ナディアの祝福のことと、アーレン殿下のこと以外は全て隠さず打ち明けた。
まだ十代の頃、サリナと同じ菫色の瞳の婚約者がいたこと。
結婚直前で徴兵されて思いがけず出世し、そのまま迎えに行くこともしなかったこと。
いざ迎えを送ったら、迎えに行った騎士が婚約者を犯罪者だと勘違いし、危害を加えようとしたこと。
なんとか逃れた婚約者を、今度は俺自身で迎えに行ったが、激しく拒絶されて諦めるしかなかったこと……
「俺は、英雄将軍などと言われているが……実際は、ただの卑怯な男なんだ。
華やかな生活に目が眩んで、恋人を裏切って……本当に馬鹿だった。
ブリジット王女との結婚も、全く上手くいっていなかった。
王女があんなことになってしまったのも……きちんと向き合わなかった俺にも責任がある」
サリナは両手をぎゅっと膝の上で握りしめ、じっと俺の言葉に耳を傾けている。
「俺は、大切なひとを傷つけてしまった。
決して許されることではない。
こんな俺では……きみを、幸せにできる自信がない」
サロンが沈黙に包まれた。
幻滅されただろうか。
これでサリナが俺の元を去るというのなら、俺は黙って受け入れるつもりだ。
その後の生活も困ることのないよう援助もするし、リアムが士官学校に行きたいなら、その手助けもしよう……
そんなことを俺が考えていると、サリナがすくっと立ち上がった。
「旦那様。お見せしたいものがございます。
部屋からとってまいりますので、少々お待ちくださいませ」
速足でサロンを出て行ったサリナは、古びた封筒を手に戻ってきた。
「これは、わたくしの宝物です」
トバイアス子爵家が取り潰しになった際、少しだけ残されていたサリナとリアムの私物を取り返すことができた。
宝飾品などは売られてしまっていたが、それ以外は物置に放置されていたのだ。
どうやらサリナの宝物は、幸いにもその中に紛れていたらしい。
サリナは丁寧な手つきで封筒の中から一枚の紙をとりだし、テーブルの上に広げて見せた。
それは、俺が将軍になった時に描かれた姿絵だった。
まだ若い俺が軍服の胸に勲章をいくつもつけて、実物よりかなり美化されて描かれているもので、同じ絵がたくさん複製されて広く市井にまで配られた。
調子に乗った若造だった当時でも気恥ずかしかったが、これも将軍の務めだと言われて諦めたのだった。
こんなものを、よりによってサリナが宝物として保管していたとは。
「旦那様は……わたくしの初恋なのです」
あまりに予想外の言葉に、俺は思わず瞬きをした。
「わたくしはまだ子供でしたけど……平民から成り上がったという英雄の武勇伝を聞いて、なんて素敵なんだろうと思っていて……一度、遠くから偶然にもお姿を拝見する機会があって、それで憧れから初恋になりました」
初恋……俺が、初恋?
「オークションの会場で、旦那様が目の前に現れた時、夢を見ているのかと思いました。
その後も、わたくしたちを引き取って下さって……メイドになれただけでもとても幸せだったのに、結婚までしてくださって……
言葉では言い表せないくらい、旦那様の側で、わたくしは幸せに暮らしております」
サリナの頬が赤くなっていく。
多分、俺も同じようになっている。
「過去にいろいろとあったのでしょうけど……それは、わたくしも同じことです。
わたくしから見た旦那様は、頼りがいがあって、わたくしとリアムと向き合おうと努力をしてくださる、そんな優しい方です。
わたくし、今までの人生で、今が一番幸せなのです。
仮初の妻でも構いませんから……旦那様のお側においてくださいませ。
わたくしは……旦那様を、お慕いしております」
サリナは、幸せなのか。
俺を慕ってくれているのか。
こんな俺でも、サリナを幸せにできているのか。
それは……おれにとっても、幸せなことではないだろうか。
「サリナ…… きみが俺の隣で幸せでいてくれるなら、それが俺の幸せになる。
これからも、俺の側にいてくれるか。
仮初でなく、本当の妻として」
サリナの菫色の瞳からきれいな涙がぽろりと零れた。
サリナの隣に移動してそっと肩を抱き寄せると、胸に温かなものが広がるのを感じた。
それは、ずっと忘れていた愛しいという感情だった。
それから一年と少し経った頃、サリナは可愛い女の子を産んだ。
すっかり仲良くなった俺とリアムは先を競って可愛がり、たまにやりすぎだとサリナに怒られるくらいだった。
サリナに懐かしい面影が重なることはもうない。
サリナはサリナで、俺のただ一人の妻なのだから。
俺がこんなにも幸せな家庭を得ることができたのは、多くの人たちに支えられたおかげだ。
俺は家族を大切にしながら、将軍としての務めを果たすことで恩返しをしていくつもりだ。
俺の感謝の気持ちが、いつか遠くまで届くことを祈っている。
「陛下、主語が抜けておられます」
「奥さんと上手くいってる?」
サリナとは、少しずつ距離が近づいてきていると思う。
バーナードに薦められ、菓子などを買って帰ると、大袈裟なくらい喜んでくれる。
あの日以来、一緒に食卓も囲むようになった。
それまでは、美味いかどうかもあまり考えず出されたものをただ口に運ぶだけだったが、今はちゃんと味わって食べるようになった。
それもこれも、サリナとリアムが美味しいと言って食べるからだ。
トバイアス子爵家では、かなり質素な食事しか摂れていなかったのだそうで、俺からすると普通の食事が二人にとってはご馳走なのだそうだ。
「……上手くいっている、と思います」
「息子さんとはどう?」
リアムは突然養父になった俺に戸惑い、距離を計りかねているようだった。
俺も父がいなかったから、リアムとどう接したものかわからない。
とりあえず、”旦那様”ではなく”父上”と呼ばせることにして、ぎこちないながらも少しずつ関係を築いていくことにした。
サリナが取りなしてくれることもあり、リアムとの距離も近づいてきている。
「なんとか、やっています」
「きっとあのハンカチの効果だよね。やっぱりナディアさんの加護はすごいなぁ」
朗らかに笑う陛下に、俺は眉を寄せた。
「陛下は、いつ俺の婚姻届けに署名をなさったのですか」
「ナディアさんのハンカチを将軍が受け取った直後だよ。
バーナードに預けておけば、いいタイミングで使ってくれると思ってね。
おかげで、助かったでしょう?」
俺は渋々ながら無言で頷いた。
あの婚姻届けがあったから、リアムを救出し、ついでにトバイアス子爵の罪を明らかにする大義名分ができたのだ。
婚姻届けもバーナードが手を回したのかと思っていたが、これに関してだけは陛下自らの思惑で署名をしたということか。
ブリジット王女のこともあるとはいえ、俺も随分と陛下に心配をかけてしまっていたようだ。
今更ながらそのことに気がついて申し訳なくなってしまった。
これでやっぱり離縁、なんてことになったら、とてもがっかりさせてしまうだろう。
そうならないためにも……サリナに、全部打ち明けないといけない。
俺は、今日帰宅したら、ナディアのことをサリナに伝えることを決意した。
「お帰りなさいませ、旦那様」
「……ただいま」
笑顔で出迎えてくれたサリナは、いつもと違う俺にすぐに気がついた。
「どうなさったのですか?どこかお加減でも?」
「いや……」
怖気づきそうになる自分自身を必死で叱咤して、なんとか言葉を紡いだ。
「少し、話したいことがある……着替えてくるから、サロンで待っていてくれないか」
「かしこまりました。お茶の準備をしておきますわ」
素直にサロンへと向かうサリナを見送って、俺は溜息をついた。
「旦那様、それで、お話というのは?」
俺が向かい側のカウチでサリナの淹れてくれた茶を一口飲んだところで、サリナから切り出した。
「……俺の、昔のことだ。妻となったきみには、話しておかないといけないと思ってな。
知っていると思うが、俺は元平民で、田舎育ちの孤児だ。
ちょうどリアムくらいの歳で、捨てられた」
俺は、ナディアの祝福のことと、アーレン殿下のこと以外は全て隠さず打ち明けた。
まだ十代の頃、サリナと同じ菫色の瞳の婚約者がいたこと。
結婚直前で徴兵されて思いがけず出世し、そのまま迎えに行くこともしなかったこと。
いざ迎えを送ったら、迎えに行った騎士が婚約者を犯罪者だと勘違いし、危害を加えようとしたこと。
なんとか逃れた婚約者を、今度は俺自身で迎えに行ったが、激しく拒絶されて諦めるしかなかったこと……
「俺は、英雄将軍などと言われているが……実際は、ただの卑怯な男なんだ。
華やかな生活に目が眩んで、恋人を裏切って……本当に馬鹿だった。
ブリジット王女との結婚も、全く上手くいっていなかった。
王女があんなことになってしまったのも……きちんと向き合わなかった俺にも責任がある」
サリナは両手をぎゅっと膝の上で握りしめ、じっと俺の言葉に耳を傾けている。
「俺は、大切なひとを傷つけてしまった。
決して許されることではない。
こんな俺では……きみを、幸せにできる自信がない」
サロンが沈黙に包まれた。
幻滅されただろうか。
これでサリナが俺の元を去るというのなら、俺は黙って受け入れるつもりだ。
その後の生活も困ることのないよう援助もするし、リアムが士官学校に行きたいなら、その手助けもしよう……
そんなことを俺が考えていると、サリナがすくっと立ち上がった。
「旦那様。お見せしたいものがございます。
部屋からとってまいりますので、少々お待ちくださいませ」
速足でサロンを出て行ったサリナは、古びた封筒を手に戻ってきた。
「これは、わたくしの宝物です」
トバイアス子爵家が取り潰しになった際、少しだけ残されていたサリナとリアムの私物を取り返すことができた。
宝飾品などは売られてしまっていたが、それ以外は物置に放置されていたのだ。
どうやらサリナの宝物は、幸いにもその中に紛れていたらしい。
サリナは丁寧な手つきで封筒の中から一枚の紙をとりだし、テーブルの上に広げて見せた。
それは、俺が将軍になった時に描かれた姿絵だった。
まだ若い俺が軍服の胸に勲章をいくつもつけて、実物よりかなり美化されて描かれているもので、同じ絵がたくさん複製されて広く市井にまで配られた。
調子に乗った若造だった当時でも気恥ずかしかったが、これも将軍の務めだと言われて諦めたのだった。
こんなものを、よりによってサリナが宝物として保管していたとは。
「旦那様は……わたくしの初恋なのです」
あまりに予想外の言葉に、俺は思わず瞬きをした。
「わたくしはまだ子供でしたけど……平民から成り上がったという英雄の武勇伝を聞いて、なんて素敵なんだろうと思っていて……一度、遠くから偶然にもお姿を拝見する機会があって、それで憧れから初恋になりました」
初恋……俺が、初恋?
「オークションの会場で、旦那様が目の前に現れた時、夢を見ているのかと思いました。
その後も、わたくしたちを引き取って下さって……メイドになれただけでもとても幸せだったのに、結婚までしてくださって……
言葉では言い表せないくらい、旦那様の側で、わたくしは幸せに暮らしております」
サリナの頬が赤くなっていく。
多分、俺も同じようになっている。
「過去にいろいろとあったのでしょうけど……それは、わたくしも同じことです。
わたくしから見た旦那様は、頼りがいがあって、わたくしとリアムと向き合おうと努力をしてくださる、そんな優しい方です。
わたくし、今までの人生で、今が一番幸せなのです。
仮初の妻でも構いませんから……旦那様のお側においてくださいませ。
わたくしは……旦那様を、お慕いしております」
サリナは、幸せなのか。
俺を慕ってくれているのか。
こんな俺でも、サリナを幸せにできているのか。
それは……おれにとっても、幸せなことではないだろうか。
「サリナ…… きみが俺の隣で幸せでいてくれるなら、それが俺の幸せになる。
これからも、俺の側にいてくれるか。
仮初でなく、本当の妻として」
サリナの菫色の瞳からきれいな涙がぽろりと零れた。
サリナの隣に移動してそっと肩を抱き寄せると、胸に温かなものが広がるのを感じた。
それは、ずっと忘れていた愛しいという感情だった。
それから一年と少し経った頃、サリナは可愛い女の子を産んだ。
すっかり仲良くなった俺とリアムは先を競って可愛がり、たまにやりすぎだとサリナに怒られるくらいだった。
サリナに懐かしい面影が重なることはもうない。
サリナはサリナで、俺のただ一人の妻なのだから。
俺がこんなにも幸せな家庭を得ることができたのは、多くの人たちに支えられたおかげだ。
俺は家族を大切にしながら、将軍としての務めを果たすことで恩返しをしていくつもりだ。
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番外編でそのあたりの伏線も回収できて、スッキリしました。
また面白いと言っていただけるような小説を投稿できるよう頑張ります!
番外編まで一気読みでしたが、幸せと人を思う優しい気持ちに溢れた素敵な作品で心があたたまりました。素敵な作品をありがとうございます。皆が末永く幸せに過ごせますように願います☺♥
感想ありがとうございます!
番外編で気になっていたキャラも救済できたので、私としても満足しています♪
こんにちは
とても面白かったです
ナディアとアーレンが相思相愛で読んでて幸せでした
感想ありがとうございます!
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