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いんとろだくしょん
第1話 フーカ・フェリドゥーンの再誕
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明日の私へ。
朝起きたら突然、何年も経ったように感じるだろうから、この手紙を用意したの。
混乱してるだろうけど、落ち着いて読んでほしい。
今のあなたは、数年分の記憶を引き換えに、絶大な魔力と健康な体を手にしてる筈。
英雄の子孫が虚弱体質なんて笑えないし、悪いとは言わないでしょう?
調べた結果、体質の原因は先祖が封印してた「悪竜」と私が魔術的に繋がってたから。
そんな事が出来るのは、封印を維持してるお爺様か悪竜のどっちか。
恐らくは、悪竜が私を依り代にして、封印を破ろうとしてるんだと思う、お爺様にはそんな事をする理由あるわけないし。
まあ、このフーカ・フェリドゥーン様を依り代にしようなんていい度胸だと思わない?
だから逆に利用してやる事にしたの。
完全に依り代になったフリして、私が悪竜を吸収、自分の体を再構成……それこそ、数年の研究の末に完成した、記憶を対価にする魔術で……って言っても、何年か前の私には、何のことやらって、感じかな。まあ、嫌でもその内、わかると思うけど。
あ、一番大事な事なんだけどさ、現段階の記憶は複製してあるから、これ読んだら、あなたの記憶と統合してね、部屋に置いてある筈だから。
統合してくれないと、実質死んだのと同じだし、流石に二度も死にたくない。
これが成功すれば、やっとこの殺風景な天界から人の世界に出れる。
この世界に転生してから、苦節14年。
初めて味気のある食事と自由を。
それはあなたも望んでることでしょう?
さて、これから私は部屋を抜け出して件の黒竜と対峙するわけだ。
願わくば、戦いに挑むこの私と、この手紙を読む明日の私に、祝福がありますように。
昨日のフーカ・フェリドゥーンより。
追伸 万が一失敗して、これを読んでるのがお爺様とかだったら……何とかしておいてください、ごめんなさい。
◇◇◇◇◇◇◇◇
などと急に説明されて、理解できるだろうか、いや、そんなの無理。
「という訳らしいぞ?理解できたか?」
筋骨隆々なお爺さんが読み上げた手紙は、私を絶望させた。
思わず、見知らぬ天井を仰ぎ見る。煤けた天井には蝋燭の跡が残っている。電灯なんてない。
「え……魔術……?なにそれどんなラノベ?……ドッキリ?……うせやろ?」
手をついた窓の外には、淡い色合いの山の景色が広がっていた。見える限り人工的な建造物はまるで見えない。
お爺さんの言葉を反芻する。
私、竜から魔力を奪って、自分を健康にした、記憶が代償、そんで転生?
竜?魔術?転生?私そんなファンタジーの住人じゃないよ?
お爺さんが呆けてるんじゃあないか、と最初は思った。
でも違った、魔術とかあるなら見せてと言ったら。
『《火精よ、火球を放て》』
とか言って、やたらでかい暖炉に火球を放ったりしてたし。
私が呆けてるなら、どうしようもないけど、そんなつもりもない。
娯楽知識を総動員してわかることは、恐らくここは現代日本じゃない……ということ。
「私が積み重ねた20年はどこへ……?」
ズルズルと崩れ落ちて、煉瓦の壁に寄りかかる。
嘆く声もすっかり子供のようになってしまっていた。
というか、体も含め完全に子供になっている。
健全な肉体に宿っちまったぜ、私。
「お、おい、大丈夫か?」
心配したのかお爺さんが聞いてくる。
けど、私にはちょっと構ってられる余裕がない。
ついに成人を迎えて、許された命の水を飲める喜びを手にしたはずだったのに。
ちょっと度数が高い物を飲んで寝た翌日がコレ。私が何をしたっていうんだ。
手を見る、小さい。どう見ても子供。爺さんが巨人なんじゃあ、ない。わたしが小さい。そして断崖絶壁。ナイスボード。
「ここが異世界なら私死んだの……?流石に実験用エタノールはダメだったの……?」
急性アルコール中毒で死亡?笑えない。
まだ飲みたいものも、食べたいものも、沢山あったのに……!
ファンタジー世界って大体中世じゃん?
居酒屋も中華料理屋もないじゃん?
いや、まだ可能性はある、わざわざ別世界から集客する飲食店をアニメで見たし。
きっと都合よくどっかに日本っぽい国とか米とかあるはず……あるよね?
頑張れ私、諦めるな私。そうだ戦え、戦わなければ生き残れないのだ。
「べ、別の世界の食事が食べれるとこに連れて行ってください!今すぐに!」
「人界の飯か?そんなのここにあるわけないじゃろ」
希望は僅か数秒で潰えた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
状況は分からないけど先ずは誤解を解くべきだと思った。
とりあえず落ち着けと、座らされたテーブルで必死に説明すること暫く。
「それで、自分はフーカではないと?」
私の説明が、ようやく功を奏したようだった。
「やっと分かってくれた……!」
言葉は通じる、話せばわかる……多分。
「手紙の言葉はこういう意味じゃったか……」
音もなく立ち上がるお爺さんは、壁にかけてあった剣を手に取り--
「フッ!」
--目にも留まらぬ一閃で、テーブルを両断した。
「ひぃ!」
驚いて椅子から転げ落ちる。
慌てて、テーブルの脚を掴み損ね、勢いよくお爺さんの方へ押し出してしまう。
「ほっ!……たしかにフーカであれば振るう前に刀を消し去るくらい造作でもないじゃろうな」
老爺は、向かってきたテーブルを軽々と飛び越る、時間稼ぎにもならない。
「机なんぞで牽制するとは、人間の身体はさぞや使い難いとみた。のう悪竜よ?」
「えっ、いや、そんなんじゃなくてっ!」
「わしの目は誤魔化せん、その悍ましい魔力!フーカが彼奴の魔力を吸収したのでないなら、貴様以外に考えられん!」
「あーもう!何でわかんないかな!」
「問答無用!」
老爺の剣が閃く、明確に迫る死の白刃。
一足飛びに接近する筋肉の塊。
対して、私は無意識に言葉を口にした。
「《火精よ、火球を放て!》」
少し前に老爺から聞いた、魔術なるものの詠唱。
唱え終わるや否や、全身に倦怠感が現れ、そして異変は起きた。
身を守る為に構えられた手から、凄まじい熱量を感じると同時に、轟音に耳が塞がれた。
視界は全て赤と白に染まり、爆風に吹き飛んだ体は、宙へ浮遊していく。
「--水よ!》」
その中、私に聞こえたのは短い詠唱。
燃え盛る視界は瞬く間に鎮火され、白い煙へと変わる。
見えたのは、白煙が煙る更地、私を抱える偉丈夫。
「あやつでも、フーカでもないようじゃな」
意識はここで一度途絶えた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
微かな痛みを感じて起きる。目を開けると、お爺さんに背負われ何処かへ向かっていた。
「起きたか?」
何をしていたのか、まるで思い出せない。お爺さんに私のことを説明しようとしたような。
あの後、どうなったんだっけ?
「あ、あれ?私は……何を……?」
「後ろを見てみい、わしらが住んでおった山を」
振り返ると、隕石でも落ちたのか、或いは爆発でもしたのか、クレーターのように凹んだ大地と、焼け焦げた焦土が広がっていた。
「あれは禁止じゃ。記憶を消費して増強する魔術なんぞ禁忌中の禁忌じゃからな」
魔術、私の知らなかったもの、私が放ったもの。
それが齎した風景は、凄惨な有様だった。
「あれを私が……?」
「かかっ!どうやらフーカの儀式は半分くらいは成功しておったようじゃな!流石わしの孫じゃよ!」
「あ、あの……」
「まあ、あやつの事じゃし、そのうちどうにかなるじゃろ!」
「ど、どこに向かってるんですか?」
「お前さんが、こんな事になった原因を懲らしめに行こうかと思ってな」
「原因?」
「悪竜イヴァルアスじゃ。お主ではないらしいし、まだあの穴倉に繋がれている事じゃろう」
よくわからない、という事がわかった。
それはそれとして。
「あの、自分で歩けます……」
「なぁにすぐじゃよ。前は嫌がって背負われてもくれなかったからな、しっかり掴まっておれよ?」
そう言ってお爺さんは凄まじい速度で走り始めた。
流れる景色は目で追うことすら出来ない。
焦土は視界から消え、山々は明後日へと去っていく。
「……初めて人界に降りる事が出来るからな」
「えっと、あの……」
「ああ、わしはマヌーチェフル。よろしくなフーカ、覚えとらんかも知れんが、お前の祖父じゃ」
「そうじゃなくて……」
「なに、心配するな、人界に下ればお前の食いたい物くらいあるだろう」
「へ?」
こうして、訳も分からないまま、私の二度目の人生が始まった。
朝起きたら突然、何年も経ったように感じるだろうから、この手紙を用意したの。
混乱してるだろうけど、落ち着いて読んでほしい。
今のあなたは、数年分の記憶を引き換えに、絶大な魔力と健康な体を手にしてる筈。
英雄の子孫が虚弱体質なんて笑えないし、悪いとは言わないでしょう?
調べた結果、体質の原因は先祖が封印してた「悪竜」と私が魔術的に繋がってたから。
そんな事が出来るのは、封印を維持してるお爺様か悪竜のどっちか。
恐らくは、悪竜が私を依り代にして、封印を破ろうとしてるんだと思う、お爺様にはそんな事をする理由あるわけないし。
まあ、このフーカ・フェリドゥーン様を依り代にしようなんていい度胸だと思わない?
だから逆に利用してやる事にしたの。
完全に依り代になったフリして、私が悪竜を吸収、自分の体を再構成……それこそ、数年の研究の末に完成した、記憶を対価にする魔術で……って言っても、何年か前の私には、何のことやらって、感じかな。まあ、嫌でもその内、わかると思うけど。
あ、一番大事な事なんだけどさ、現段階の記憶は複製してあるから、これ読んだら、あなたの記憶と統合してね、部屋に置いてある筈だから。
統合してくれないと、実質死んだのと同じだし、流石に二度も死にたくない。
これが成功すれば、やっとこの殺風景な天界から人の世界に出れる。
この世界に転生してから、苦節14年。
初めて味気のある食事と自由を。
それはあなたも望んでることでしょう?
さて、これから私は部屋を抜け出して件の黒竜と対峙するわけだ。
願わくば、戦いに挑むこの私と、この手紙を読む明日の私に、祝福がありますように。
昨日のフーカ・フェリドゥーンより。
追伸 万が一失敗して、これを読んでるのがお爺様とかだったら……何とかしておいてください、ごめんなさい。
◇◇◇◇◇◇◇◇
などと急に説明されて、理解できるだろうか、いや、そんなの無理。
「という訳らしいぞ?理解できたか?」
筋骨隆々なお爺さんが読み上げた手紙は、私を絶望させた。
思わず、見知らぬ天井を仰ぎ見る。煤けた天井には蝋燭の跡が残っている。電灯なんてない。
「え……魔術……?なにそれどんなラノベ?……ドッキリ?……うせやろ?」
手をついた窓の外には、淡い色合いの山の景色が広がっていた。見える限り人工的な建造物はまるで見えない。
お爺さんの言葉を反芻する。
私、竜から魔力を奪って、自分を健康にした、記憶が代償、そんで転生?
竜?魔術?転生?私そんなファンタジーの住人じゃないよ?
お爺さんが呆けてるんじゃあないか、と最初は思った。
でも違った、魔術とかあるなら見せてと言ったら。
『《火精よ、火球を放て》』
とか言って、やたらでかい暖炉に火球を放ったりしてたし。
私が呆けてるなら、どうしようもないけど、そんなつもりもない。
娯楽知識を総動員してわかることは、恐らくここは現代日本じゃない……ということ。
「私が積み重ねた20年はどこへ……?」
ズルズルと崩れ落ちて、煉瓦の壁に寄りかかる。
嘆く声もすっかり子供のようになってしまっていた。
というか、体も含め完全に子供になっている。
健全な肉体に宿っちまったぜ、私。
「お、おい、大丈夫か?」
心配したのかお爺さんが聞いてくる。
けど、私にはちょっと構ってられる余裕がない。
ついに成人を迎えて、許された命の水を飲める喜びを手にしたはずだったのに。
ちょっと度数が高い物を飲んで寝た翌日がコレ。私が何をしたっていうんだ。
手を見る、小さい。どう見ても子供。爺さんが巨人なんじゃあ、ない。わたしが小さい。そして断崖絶壁。ナイスボード。
「ここが異世界なら私死んだの……?流石に実験用エタノールはダメだったの……?」
急性アルコール中毒で死亡?笑えない。
まだ飲みたいものも、食べたいものも、沢山あったのに……!
ファンタジー世界って大体中世じゃん?
居酒屋も中華料理屋もないじゃん?
いや、まだ可能性はある、わざわざ別世界から集客する飲食店をアニメで見たし。
きっと都合よくどっかに日本っぽい国とか米とかあるはず……あるよね?
頑張れ私、諦めるな私。そうだ戦え、戦わなければ生き残れないのだ。
「べ、別の世界の食事が食べれるとこに連れて行ってください!今すぐに!」
「人界の飯か?そんなのここにあるわけないじゃろ」
希望は僅か数秒で潰えた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
状況は分からないけど先ずは誤解を解くべきだと思った。
とりあえず落ち着けと、座らされたテーブルで必死に説明すること暫く。
「それで、自分はフーカではないと?」
私の説明が、ようやく功を奏したようだった。
「やっと分かってくれた……!」
言葉は通じる、話せばわかる……多分。
「手紙の言葉はこういう意味じゃったか……」
音もなく立ち上がるお爺さんは、壁にかけてあった剣を手に取り--
「フッ!」
--目にも留まらぬ一閃で、テーブルを両断した。
「ひぃ!」
驚いて椅子から転げ落ちる。
慌てて、テーブルの脚を掴み損ね、勢いよくお爺さんの方へ押し出してしまう。
「ほっ!……たしかにフーカであれば振るう前に刀を消し去るくらい造作でもないじゃろうな」
老爺は、向かってきたテーブルを軽々と飛び越る、時間稼ぎにもならない。
「机なんぞで牽制するとは、人間の身体はさぞや使い難いとみた。のう悪竜よ?」
「えっ、いや、そんなんじゃなくてっ!」
「わしの目は誤魔化せん、その悍ましい魔力!フーカが彼奴の魔力を吸収したのでないなら、貴様以外に考えられん!」
「あーもう!何でわかんないかな!」
「問答無用!」
老爺の剣が閃く、明確に迫る死の白刃。
一足飛びに接近する筋肉の塊。
対して、私は無意識に言葉を口にした。
「《火精よ、火球を放て!》」
少し前に老爺から聞いた、魔術なるものの詠唱。
唱え終わるや否や、全身に倦怠感が現れ、そして異変は起きた。
身を守る為に構えられた手から、凄まじい熱量を感じると同時に、轟音に耳が塞がれた。
視界は全て赤と白に染まり、爆風に吹き飛んだ体は、宙へ浮遊していく。
「--水よ!》」
その中、私に聞こえたのは短い詠唱。
燃え盛る視界は瞬く間に鎮火され、白い煙へと変わる。
見えたのは、白煙が煙る更地、私を抱える偉丈夫。
「あやつでも、フーカでもないようじゃな」
意識はここで一度途絶えた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
微かな痛みを感じて起きる。目を開けると、お爺さんに背負われ何処かへ向かっていた。
「起きたか?」
何をしていたのか、まるで思い出せない。お爺さんに私のことを説明しようとしたような。
あの後、どうなったんだっけ?
「あ、あれ?私は……何を……?」
「後ろを見てみい、わしらが住んでおった山を」
振り返ると、隕石でも落ちたのか、或いは爆発でもしたのか、クレーターのように凹んだ大地と、焼け焦げた焦土が広がっていた。
「あれは禁止じゃ。記憶を消費して増強する魔術なんぞ禁忌中の禁忌じゃからな」
魔術、私の知らなかったもの、私が放ったもの。
それが齎した風景は、凄惨な有様だった。
「あれを私が……?」
「かかっ!どうやらフーカの儀式は半分くらいは成功しておったようじゃな!流石わしの孫じゃよ!」
「あ、あの……」
「まあ、あやつの事じゃし、そのうちどうにかなるじゃろ!」
「ど、どこに向かってるんですか?」
「お前さんが、こんな事になった原因を懲らしめに行こうかと思ってな」
「原因?」
「悪竜イヴァルアスじゃ。お主ではないらしいし、まだあの穴倉に繋がれている事じゃろう」
よくわからない、という事がわかった。
それはそれとして。
「あの、自分で歩けます……」
「なぁにすぐじゃよ。前は嫌がって背負われてもくれなかったからな、しっかり掴まっておれよ?」
そう言ってお爺さんは凄まじい速度で走り始めた。
流れる景色は目で追うことすら出来ない。
焦土は視界から消え、山々は明後日へと去っていく。
「……初めて人界に降りる事が出来るからな」
「えっと、あの……」
「ああ、わしはマヌーチェフル。よろしくなフーカ、覚えとらんかも知れんが、お前の祖父じゃ」
「そうじゃなくて……」
「なに、心配するな、人界に下ればお前の食いたい物くらいあるだろう」
「へ?」
こうして、訳も分からないまま、私の二度目の人生が始まった。
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