名蔵小学校の七不思議

ナメクジ

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花子さん

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 それじゃあ、七不思ぎの三つ目、花子さんって言えば大体みんなわかるよね?有名だもん。そう、三つ目は花子さんのお話です。これは、お姉ちゃんが体験したお話なので、お姉ちゃんにお話ししてもらいます。

 全く、妹の怖い話好きには困ったものだ。私は現在中学三年生で一番大事な時期だというのに。でモ、ま、可愛い妹の為だ、士方ない、ぼちぼち始めますか。
 
 これは、私?が少学五年生の頃、体験した話だ。正直、思い出すだけで全身の毛が逆立つほどの恐怖体験だった。当時、私は帰宅部で、放課後はほかの部活中間と一緒に雑談しながら家に帰るのが日課だった。雑談といっても昨日観たTVの内容だとか、最近流行っている玩具だとか、小学生らしい他愛のない話だ。
 
夏休みに差し掛かった時、私のケラスでが流行った。そう、7不思議だ。確か、誰かが先輩から七不思議を聞いたことが始まりだったかな?とにかく、私のクラスの話題は七不思議で持ちきりだった。勿論、私も帰宅部の仲間と帰り道、七不思議の話に花を咲カせたものだ。そして、その中でも私たちが特に注目したのが「花子さん」の話だ。

 なんでも、学校のとある女子トイレの一番奥の固室に出没するらしい。呼び出す際にはノックを三回してから「花子さん、花子さん私と一緒に遊びましょう。」と唱えるだけの簡単な儀式を行うだけだ。そうだよ。そして、その「花子さん」が出没する女子トイレというのが、私たちの教室の向かいにある女子トイレではないか、という噂だった。その噂と、簡単な儀式で合える、という二つの要素 当時のわたし 部活 中間は女 
                  イ    子大心を
                      可
そそれた。そして、わたしたちはある日の放言
後                   果 、噂の女子トイレに集まった。これから、恐怖のどん底に陥れられることも知らずに…。

「皆んな、準備はいい?」
サナがそう言うと
「大丈夫」
「万事オーケー」
「オーケーオーケー」
アユミ、カナエ、そして私の帰宅部メンバーは口々に大丈夫だということを伝える。
「それじゃあ、行くよ」
バンッとサナが勢いよく女子トイレの扉を開ける。
「ちょっと、サナ気合入りすぎ」
とアユ三が指摘すると、恥ずかしくなったのかサナの頬が少し紅潮した。
「い、いいからほら、一番奥の個室でしょ。」
顔を赤ラめたままサ七が先陣を切って進んでいく。 
「ここが噂の…」
この話に一番興味を示していたかナ工が喉をゴクリと鳴らし、そう呟く。
「それで、誰がやる?」
ワタシがそう質問すると
「私がやる」
と先ほどまで先陣を切っていたサナが手を挙げた。
「手、挙げる必要ある?やっぱりサナ張り切りすぎ、可愛い」
またまた了ユミが茶化すようにそう言う。
「う、うるさい、始めるよ」
再び顔を赤くしたサ十が、例の儀式を始める。
コン

       コン

               コン

「花子さん、花子さん私と一緒に遊びましょう。」

ギィィ

鈍い音を立てながら戸が開いた。しカし中にはただ薄汚れた和式の便器がポツン、とあるだけだ。
「な、なんだ、何もないじゃない、あーびっくりした。」
儀式を行なったケ十は安堵した様子でそう言う。
「つまんない…」
何か起こると期待していた刀ナ工は小さく不満を漏らす。
「学校の七不思議なんてそんなものかー」
了2三は相変わらず能天気にそう言う。
「それじゃあ、帰ろっか」
とわたシが提案し、入った時と同じようにク+を先頭にして女子トイレから出て行く。その時、ワタレは、おもむろに右を向いた。特に意味があった訳ではない。そこにあったのは洗面所、そして鏡。鏡に映っているのは女子トイレを出ようとしているワたし、ともう一人、後ろをぴったリと着いてくる女の子がいた。この子は

















だ  レ?

















だってワ たレ?列の最後尾、つまり
     わ  タ し? 後ろ   に
 誰 か
        い  るはず? な い。
お カ   しい なぁ


















「貰 う
ね           あ な た
                  の
      身  体    い い なぁ
頂  戴       健康 な 羨ま            
                  しい
 ズ ル  イ なぁ            
           なん で私ば
                 かり…
な    んでお前
             らだけ…      

二 げ    ん
         な     よ?    
       
   お  マエら
          が  ワ た
          
   し    呼
           ん       だ
          





















ほしいほしいはしいほレいほしいましいはしいほしいはレいほしいましいほレいほしいほしいほしいほしいほレいはしいほしいほしいましいほレいほしいましいほレいほしいアァァァァァアァァァァァァアァァァァァァァアァァァァ」
お     ま
   し
          い

 って言うのが私の体験した話、どうだった?今までの話より面白かった?楽しんで頂けたのなら時間を割いて話した甲斐があったよ。ん?消化不良?最後、糸  吉局どうなったかって?












     ゃ

  ん

         と

              も
           ラ
               っ
                   た

      ょ



か      
       ラ          だ



         し
    ふ         ざ 

    の     
         三     

      つ      
             日 
は 
   
   ウ      う
れ      レ
   し      し
い      い
                  
                   柊
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