トモダチ以上コイビト未満

こつぶ

文字の大きさ
上 下
3 / 4

鈍感ガール

しおりを挟む

「相談相手が本人だったら、意味ないだろ。」
「え?」
「お前なんだよ、俺の好きな奴。」
「…!」


「今までずっと言えなかったけど。」
「なんで…?いつから?」
「直人と付き合うずっと前から、俺はお前しか見てなかった。」
「…。」


「こんな時にこんなこと言うつもりなんてなかったけど。…ごめんね。」
「うぅん。すぐには難しいけど…あたしもシンゴのことは好きだよ。」
「え?」
「でも、その好きが異性として好きというより
 多分兄弟とか家族としての好きみたいな気がする。」
「それって近いようで一番遠い存在じゃね?」
「だって、昔から知ってるし、今更ドキドキとかないし…。
 それに今は直人の友達っていう…っ?!」
「こんなことしても、ドキドキしない?」


「っ…!!」



そう言ってふいにマリを押し倒した。
自分でも何やってんだと突っ込みたくなったが、
今一番比べて欲しくない直人の名前が出てきたら男として黙ってられなかった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

いちごみるく…好き?

こつぶ
恋愛
一個上の先輩と恋する女の子の話。 付き合って三ヶ月、何もしてこない彼にドギマギ。 今日こそは彼と…。 先輩の家で、急展開する甘々青春ストーリー。 それほどエロくはないと思いますが、 一応R指定つけときます。

【ショートショート】おやすみ

樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
恋愛
◆こちらは声劇用台本になりますが普通に読んで頂いても癒される作品になっています。 声劇用だと1分半ほど、黙読だと1分ほどで読みきれる作品です。 ⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠ ・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します) ・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。 その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。

一夜の男

詩織
恋愛
ドラマとかの出来事かと思ってた。 まさか自分にもこんなことが起きるとは... そして相手の顔を見ることなく逃げたので、知ってる人かも全く知らない人かもわからない。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

結構な性欲で

ヘロディア
恋愛
美人の二十代の人妻である会社の先輩の一晩を独占することになった主人公。 執拗に責めまくるのであった。 彼女の喘ぎ声は官能的で…

初めてなら、本気で喘がせてあげる

ヘロディア
恋愛
美しい彼女の初めてを奪うことになった主人公。 初めての体験に喘いでいく彼女をみて興奮が抑えられず…

美少女幼馴染が火照って喘いでいる

サドラ
恋愛
高校生の主人公。ある日、風でも引いてそうな幼馴染の姿を見るがその後、彼女の家から変な喘ぎ声が聞こえてくるー

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

処理中です...